またもぶり返した。文春オンラインは9日、小池百合子東京都知事のカイロ大学卒業を巡る学歴詐称騒動で元側近の新証言を報じた。側近の寝返りで、7月の都知事選で3選を目指すとみられる小池氏にとっては頭を抱える事態となってきた。

 

「私は学歴詐称工作に加担してしまった」と10日発売の月刊「文芸春秋」で、小池氏を告発したのは都民ファーストの会で事務総長を務めた小島敏郎氏だ。

 

 同誌によれば、4年前の都知事選直前に小池氏のカイロ大卒の虚偽疑惑が持ち上がった際、小島氏や小池氏周辺はカイロ大による潔白を証明する文章の作成を画策。カイロ大学長の声明文が駐日エジプト大使館のフェイスブックに投稿されたというものだ。

 

「小池氏のカイロ大にまつわる騒動は、首席卒業の触れ込みなのに卒業すらしていなかったというもの。国会議員時代から脚光を浴びるたびに取りざたされ、2020年の都知事選では暴露本も出版されたことで、再選出馬に暗雲が漂ったが、小池氏は卒業証書を公開し、カイロ大学長の声明で騒動は収まっていた」(永田町関係者)

 

 火消し工作に奔走した小島氏が実名で内情を告発したことも衝撃を与えている。

 

「小島氏は環境省時代から小池氏のブレーンを務め、築地市場の豊洲移転問題でプロジェクト座長や都政改革本部特別顧問、都民ファーストの会の事務総長などを歴任した最側近。小池都政や都民ファーストの会の内情、小池氏の変節ぶりを明かし、退場を迫っています。これまでブラックボックスにされていた小池氏の闇がほかにも暴かれる可能性がある」(同)

 

 小池氏は都知事選に出馬するかはまだ明かしていないが、再び学歴詐称で騒がしくなることは必至。小池氏が支援する東京15区衆院補選(28日投開票)に出馬する乙武洋匡氏の選挙戦にも影響しそうな雲行きだ。