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2023年5月27日 (土)

維新が梅村みずほ議員を党員停止6カ月に

維新が梅村みずほ議員を党員停止6カ月に ウィシュマさん巡る質疑で

維新

山崎毅朗

 

 

 

 

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参院本会議を終え、議場を出る日本維新の会の梅村みずほ氏。左は音喜多駿政調会長=2023年5月26日午前11時32分、国会内、上田幸一撮影
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 日本維新の会は26日、国会での発言が批判を受けた同党の梅村みずほ参院議員を党員資格停止6カ月の処分にしたと発表した。同党では3番目に重い処分となる。藤田文武幹事長は会見で「ガバナンスを逸脱した行為。自分の勝手な判断で、質疑に立ってしまった」と説明したが、発言内容については処分の理由としなかった。

 梅村氏は12日の参院本会議などで、名古屋出入国在留管理局で2021年に亡くなったスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)について、支援者の言葉が死につながった可能性があるなどと指摘。支援のあり方に疑問を呈した。これに対し、「事実と異なる質問で遺族を傷つけた」などと批判の声があがっていた。

 維新側は、ウィシュマさんに言及しないように指示したが、梅村氏は16日の参院法務委員会でウィシュマさんのハンガーストライキによる死去の可能性にも言及。18日にも「(支援者の)善意の方向が違うことがあるのでは、と疑うのは立法府として当然のことだ」と主張するなどしていた。

 維新は同日、法務委の委員から梅村氏を外し、党としての処分を検討していた。

 梅村氏は12日の参院本会議で「よかれと思った支援者の一言が、ウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながったおそれも否定できない」などと発言した。

 さらに、遺族の弁護団が根拠をただすと、16日の参院法務委員会で「事実はない。しかし可能性は否定できない」と繰り返し、ハンガーストライキによる死去の可能性にも言及した。入管当局は詐病ともハンストとも認めていない。(山崎毅朗)

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