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2022年12月

2022年12月28日 (水)

学術会議巡る政府方針「任命拒否上回る介入」 守る会が撤回要望

学術会議巡る政府方針「任命拒否上回る介入」 守る会が撤回要望

政府による日本学術会議の改革方針に反対の声を上げる佐藤学・東京大名誉教授(右端)ら=東京都千代田区九段北4で2022年12月27日、池田知広撮影拡大
政府による日本学術会議の改革方針に反対の声を上げる佐藤学・東京大名誉教授(右端)ら=東京都千代田区九段北4で2022年12月27日、池田知広撮影

 政府が今月公表した日本学術会議の改革方針に対し、学者や作家ら文化人127人でつくる「学問と表現の自由を守る会」は27日、方針の撤回を要望する声明を公表した。東京都内で記者会見した佐藤学・東京大名誉教授は「(会員候補6人の)任命拒否に匹敵する、あるいは上回るほどの介入が始まった」と危機感をあらわにした。

 政府は会員の選考に意見を述べる第三者委員会を設置する方針で、実質的な首相の任命権を強調している。さらに学術会議側の自主的な改革の結果を待たず、来年3月末までに日本学術会議法の改正法案を国会に提出する方針だ。

 声明では「会員選考と活動の独立性は、世界のアカデミー(学術機関)の常識」とした上で、「この原則を蹂躙(じゅうりん)し学術会議を政府の御用機関に改変することは、国民の幸福と人類社会の福祉に反することになりかねない」と指摘した。

 海外のアカデミーに詳しい隠岐さや香・東京大教授は記者会見で、ロシアのプーチン大統領が2010年代に科学アカデミーを改革していた例を挙げ、「独裁的な方向に向かう時は学者の任命権や発言権が真っ先に攻撃の対象になる。民主主義では政府の人事・任命などにおびえずに自由に発言できることが大事。先例として未来に残すべきではない」と述べた。

 今回の政府方針は、自民党のプロジェクトチーム(PT)が政府側に強く働きかけてまとまった。佐藤名誉教授は「拙速、強引であり、法案を作ること自体に無理がある。自民党内の暴走だとみているが、今の岸田内閣にこの暴走を止める力があるのか。突っ走ってしまう前に、早い段階で反対の声を上げるのが重要だ」と狙いを話した。

 他の団体からも、政府方針に異議を唱える声が上がっている。

 医学・医療を担う141学会の連合体「日本医学会連合」(会長・門田守人元大阪大副学長)も23日、「独立性を毀損(きそん)する法制化に強く反対する」とする声明を出した。

 声明では「学術団体に求められる使命は、深い学術により裏付けられ、多様で長期的な視点から編み出されるビジョンの提出だ。必ずしも政府と問題意識や時間軸を共有するものではなく、むしろそれとは独立に『あるべき姿』を提示するものでなければならない」などとした。

 政府は20年に菅義偉首相(当時)が6人の会員候補を任命拒否したことをきっかけに学術会議の改革を始めた。この任命拒否を巡り、法学者と弁護士1000人以上のグループが21年4月、拒否の理由が書かれた文書を開示請求したが、政府は不開示を決定。グループは政府の情報公開・個人情報保護審査会に不服を申し立てている。

 この申し立ての弁護団を務める弁護士11人は25日、今回の政府方針に抗議を呼びかける文書を出した。「政府の意向に沿う人を会員にし、政府が気に入らない人を排除することを可能とする法律を作り、学術会議の独立性・自律性を完全に失わせようとするもの」と批判した。【池田知広】

2022年12月27日 (火)

差別・歴史修正主義者=杉田水脈が間もなく更迭

杉田水脈政務官も交代へ 事実上の更迭 過去の差別的発言に批判

配信

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毎日新聞

杉田水脈総務政務官

 

 

 

2022年12月26日 (月)

「軍拡のしわ寄せ、弱い人々に」 れいわ新選組参院議員 舩後靖彦氏 外交努力が足りていない

「軍拡のしわ寄せ、弱い人々に」 れいわ新選組参院議員 舩後靖彦氏 外交努力が足りていない

2022年12月26日 06時00分
<安保政策大転換 私はこう考える>
安保3文書改定について書面で答えた、れいわ新選組の舩後靖彦参院議員=東京・永田町の参院議員会館

安保3文書改定について書面で答えた、れいわ新選組の舩後靖彦参院議員=東京・永田町の参院議員会館

 政府が目指す「対国内総生産(GDP)比2%」の防衛費が現実となれば、現在と比べ、年5兆円もの増額になる。日本はロシアを超え、世界第3位の軍事大国になる。このことが国際社会にどのようなメッセージとなるか、国民的な議論が必要だ。本年度の障害保健福祉の関係予算は約2兆4000億円。その2倍相当が短期間で増額されることは、理解できない。
 敵基地攻撃能力をいくら「抑止力」「反撃能力」に言い換えても、相手からすれば軍事的な脅威であり、威嚇だ。「専守防衛」から逸脱する、事実上の憲法改正だ。これほどの転換なのに、憲法学者が入らない一部の「有識者」を隠れみのにして議論し、安保3文書も国会閉会後に改定した。
 現政権は抑止力強化一辺倒で、外交努力が足りていないのではないか。11月の東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に日本の防衛相は不参加だった。北朝鮮の非核化を含む北東アジア非核兵器地帯構想の推進や核兵器禁止条約批准など、戦争を防ぐための行動が今こそ必要だ。
 戦争できる国に向かおうとする軍拡の前に、戦争がもたらしてきた現実に目を向けるべきだ。ロシアのウクライナ侵攻を見ても明らかなように、戦争は社会で最も弱い人々にしわ寄せが向かう。第2次大戦下のナチスドイツは「生きるに値しない」と障害者、同性愛者らを組織的に虐殺した。
 日本でも障害者は「国家の米食い虫」扱いされた。肢体不自由の子らが通う東京都内の学校が児童を疎開させようとしたが、「障害児は将来、国の役に立たない」と言われ、受け入れ先が見つからなかった。ようやく疎開できたが、疎開先で何かあったら子どもたちに飲ませるようにと、軍将校が校長に青酸カリを渡したという話が残っている。戦争は障害が発生する原因の最たるものでもある。
 今この瞬間も、国内に貧困や病などに苦しむ人々がいる。そうした一人一人を守れずに、国を守ることはできない。(大野暢子、取材は書面で行った)
 

 ふなご・やすひこ 参院比例、1期。れいわ新選組副代表。商社員だった42歳の時、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、人工呼吸器と胃ろうを装着。全身の筋力が低下し言葉を発することが難しく、対話は文字盤への視線動作を介助者が読み取って行う。チューブを歯でかんでセンサーを反応させてパソコンを操作し、文書などを作成する。岐阜市生まれ。拓殖大卒。65歳。

自公政権復帰から10年 信任なき政策決定が常態化

自公政権復帰から10年…この国の政治はどう変わったか 信任なき政策決定が常態化 野党は低迷続く

2022年12月26日 06時00分
 自民、公明両党は26日、政権復帰から10年を迎えた。この間、重要政策を国会や国民に十分説明しないまま進めることや、国政選挙で信任を得ることなく方針を決定・転換することが常態化し、社会の分断も深まった。権力監視を担う野党は離合集散を繰り返し、「政権批判の受け皿」になりきれていない。一方、デモやネットで声を上げ、民意を政治に反映させようとする動きは根付きつつある。 (佐藤裕介、市川千晴、曽田晋太郎)

◆社会の分断助長した安倍氏の手法

 「日本を、取り戻す」
 民主党から政権を奪還した2012年12月の衆院選でそう訴えた安倍晋三元首相が真っ先に取り組んだのは、日米同盟の強化に向けた安全保障政策の転換だった。
 米国から軍事機密を得やすくする目的で13年、国民の知る権利を侵害する恐れがある特定秘密保護法を与党の賛成だけで成立させた。14年、憲法解釈で禁じられていた集団的自衛権行使を認める閣議決定を行うと、翌15年には法的な裏付けとなる安保関連法を制定。野党の反発だけでなく、多くの憲法学者らが違憲と指摘し、国会前の反対デモには10万人超とされる国民が参加。だが、政権は異論に耳を傾けなかった。
 「敵」をつくることで「味方」から強固な支持を得る安倍氏の政治手法は社会の分断を助長した。「悪夢の民主党政権」と連呼し、街頭演説でやじを飛ばす聴衆を「こんな人たちに負けない」と挑発した。戦後最長となる7年8カ月の在任中、国政選挙で連勝し「安倍一強」の政治状況となったことも、民意と乖離かいりした政策決定の一因となった。
 安倍路線の継承を掲げ、19年9月に就任した菅義偉前首相は、新型コロナウイルス対応や東京五輪開催を巡る説明軽視の姿勢に批判が集まり、1年で退陣に追い込まれた。後を継いだ岸田文雄首相は両氏を反面教師に「聞く力」を標榜ひょうぼう。経済政策「アベノミクス」の修正にも言及するなど、政策と政権運営の両面で刷新を打ち出した。
 しかし、今年9月には国論を二分した安倍氏の国葬を野党の意向も確認せず、法的根拠もあいまいな中で実施。選挙公約に掲げていない防衛費確保のための増税や原発の60年超運転、次世代型への建て替えを相次いで表明した。民意をないがしろにし、国民の信任を得る手続きも度外視するような政権運営が続く。
 公明党はタカ派に傾きがちな政権の「歯止め役」を自任する。自民党候補への選挙支援が影響力の源泉だが、支持母体・創価学会の会員の高齢化で集票力には陰りが見え、安保政策などでは譲歩も目立つ。

◆自ら声を上げる国民の姿が日常に

 10年前に惨敗した民主党の流れをくむ勢力は、分裂と合併、協調と対立の歴史を刻む。憲法や安保などの主要政策の違いのほか、共産党も含めた「野党共闘」を巡る考え方に差があり、与党に対峙たいじする「大きな塊」になれずにいる。安倍政権下の森友・加計学園や「桜を見る会」の問題など、権力私物化疑惑の追及で成果はあったが、その後の国政選挙で批判票を取り込むことはできなかった。
 野党が低迷する中、国政にすくい上げられない民意を届けようと、有権者が直接声を上げる機会は増えた。重要政策の決定などに先立ち、官邸や国会前でデモが行われるのは日常的な光景になった。交流サイト(SNS)の利用も活発で、安倍氏の国葬では30万筆近い反対署名が集まった。間接民主主義を補完する動きは着実に広がっている。

◆「政権選択型の国政選挙が機能しなくなった」

 後房雄・愛知大教授(政治学)の話 この10年で自民党と公明党が一つの盤石な政治勢力として固まった。公明はタカ派的な政策を進める自民に対し、与党内でチェック機能を果たしてきた面もあるが、ほとんどの政策決定は国会内の論戦ではなく、与党内の調整で完結している。政権交代がない政治の弊害だ。
 強い自民に、さらに強力な組織をもった公明がつき、自公と対等に戦える勢力をつくることが難しくなり、政権選択型の国政選挙が機能しなくなった。複数の選択肢があるという実感が必要だ。自公の勝利が揺るがなければ、わざわざ投票に行く気にはならず、市民の政治への関心を弱めている側面もある。どう「二大勢力型」の政治にするかという課題が残されている。

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長井秀和

 

 

 

 

 

 

2022年12月25日 (日)

2022年振り返り「今年のバカ」番外編 旧統一教会と安倍派、ほんこん

2022年振り返り「今年のバカ」番外編 旧統一教会と安倍派、ほんこん

公開日: 更新日:

 

「事実として確認」できなくても書く杉田水脈議員(C)日刊ゲンダイ
「事実として確認」できなくても書く杉田水脈議員(C)日刊ゲンダイ
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2022年振り返り「今年のバカ」トップ10(後編)統一教会、三浦瑠麗を抑えてのトップは? 三浦瑠麗はバカとデマゴーグの「ハイブリッド型」 メディアはなぜ使い続けるのか 杉田水脈議員「逆転敗訴」にネット民は戦々恐々…うっかり《いいね》押したらアウトになる?

 年末の恒例企画「今年のバカ」。一部から「あのバカが漏れている」といったお叱りを受けたので、番外編をお届けする。

【細田博之】

 2019年10月、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)系の団体「UPF(天宙平和連合)」の国際会議で「安倍(晋三)総理に早速ご報告したいと考えております。韓鶴子総裁の提唱によって実現したこの国際指導者会議の場は、大変意義が深いわけでございます」と発言。

【岸信夫】

「統一教会に手伝ってもらったというよりは、メンバーの方にお力をいただいたということだ」と発言。岸は「私は、幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」と言った安倍晋三の弟。

【萩生田光一】

 統一教会との深いつながりを報道されると「2009年から12年の間に、毎月2回教会を訪れて私が講演をしたり、青年部の皆さんに説教していたと書いてあるんですけど、こういう事実は全くありません」と否定。TBS「報道特集」は萩生田が統一教会の青年部の若者らを相手に講演を行っていた記録を入手。嘘がバレた。

【ほんこん】

 安倍銃撃事件当日のニュース映像に映りこんでいた商業ビルの屋上に、白いテント小屋が映っており、これが3時間後になくなっていたことから、「小屋はプロのスナイパーが狙撃のために利用した」というデマが発生。これを真に受けて拡散したのがネトウヨのほんこん。過去のネット記事が発掘されたのも面白かった。「ツイッターで発信するうえでは、どんなことに気をつけていますか?」という質問に対し、「計算に基づいた数字的な根拠を出してツイートすること。文系だと感情論でツイートする方も多いけど、ツイッターは理系のやり方でやった方がいいと思います。そしてフェイクに騙されない。これが一番大事やね」。

【杉田水脈】

 保育所の待機児童問題に関し「子供を家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をする。旧ソ連が共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデルを21世紀の日本で実践しようとしているわけです」などとコラムで述べていたが「事実として確認できず、不用意な発言だった」と国会で認めた。「事実として確認」できないことを書く国会議員とそれを掲載する産経新聞。

2022年12月24日 (土)

岸田首相の長男・翔太郎氏“ド素人”秘書官は限界? 官邸機密情報ダダ漏れ騒動で“犯人”扱い

岸田首相の長男・翔太郎氏“ド素人”秘書官は限界? 官邸機密情報ダダ漏れ騒動で“犯人”扱い

日刊ゲンダイDIGITAL - 昨日 14:00
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やっぱり「身びいき」すべきじゃなかった。岸田首相が10月に総理秘書官に起用した長男・翔太郎氏(31)を巡る“醜聞”が飛び出し、永田町で騒動が起きている。官邸内で数人しか知り得ない機密情報を、翔太郎氏が民放の記者に漏洩させたというのだ。

“身内”以外を起用すべきだった(岸田首相と総理秘書官の長男・翔太郎氏)/(C)日刊ゲンダイ
“身内”以外を起用すべきだった(岸田首相と総理秘書官の長男・翔太郎氏)/(C)日刊ゲンダイ© 日刊ゲンダイDIGITAL

月刊誌「FACTA」が22日、号外速報として〈「官邸極秘情報ダダ漏れ」 情報源は首相長男・岸田翔太郎氏か〉と報じた。

記事によると、民放キー局が10月24日、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係を批判されていた山際前経済再生相の「辞任」をいち早くスクープ。「山際辞任」情報は官邸内でも一握りのメンバーにしか共有されていなかったため、他メディアが「最重要情報が筒抜けになっている」と大騒ぎ。各社が「リーク元」を探ったところ“犯人”に浮上したのが翔太郎氏だったというのだ。リーク先は民放キー局の女性記者だったという。

事実なら驚きだが、翔太郎氏は本当にこんな大ポカをやらかしたのか。

「FACTA」に名指しされた民放キー局に問い合わせると「そのような事実はございません」と回答。首相官邸に問い合わせると「事実無根で、FACTAには強く抗議する方向」(総理秘書官付室)と答えた。

■「合コン大好き」と報じられた

永田町でも「漏洩話はスクープを抜かれたライバルメディアが“腹いせ”で周囲に言いふらしたもの」とか、「そもそも、翔太郎氏は機密情報を知らされていない」などと“漏洩事件”を否定する解説も流れている。

翔太郎氏といえば、過去、週刊文春に〈秘書官「長男」合コン大好き「女子アナ紹介して」〉と報じられている。慶大卒業後に入社した三井物産時代によく合コンに参加していたそうで、〈元CAの女性らとの飲み会では、ザ・商社マンのノリ〉で、〈「デートに行くなら誰がいい?」という話題になると、女の子にプレゼン〉していたという。

問題は、“情実”で翔太郎氏を秘書官にしたが、案の定、総理秘書官として機能していないことだという。

「岸田総理は、自分の後継ぎとして勉強させるために翔太郎氏を秘書官に起用したようですが、さすがに政治経験ゼロの30代の若者には、官邸を仕切るのは無理ですよ。せいぜい孤立する総理の“精神安定剤”としての役割を果たすくらいでしょう。そもそも、総理秘書官は、霞が関に睨みを利かせ、自民党幹部と連絡を密にして国会日程を回し、時にはメディアを懐柔するといった水面下での調整力が問われるポストです。安倍政権では今井尚哉秘書官が、小泉政権では飯島勲秘書官がその役割を務めていた。今井氏は東大出身のキャリア官僚で、飯島氏は政界の裏を知り尽くしたベテラン秘書でした。“素人”の翔太郎氏にはとても無理。官邸との連携不足が原因で、臨時国会は日程を巡って大混乱。野党にペースを握られるありさまでした」(永田町関係者)

“身内”以外の人物に任せるべきではないか。

2022年12月23日 (金)

当面の行動 23年2・11まで

当面の行動日程                  阪神社会運動情報資料センター掌握分

定例行動  毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅前

阪神間の行動 

 

 

12月24日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5

※12月25日(日) 自衛隊第3師団申し入れ行動 10時半 陸上自衛隊第3師団西門前

※12月26日(月) さようなら原発1000人集会実行委員会 19時 川西アステ(阪急「川西能勢口」南1分)

※12月26日(火) 連続市民講座総括会議 19時 高原クリニック2F会議室(阪急「武庫之荘」南4分)

 

11日(日)  関生弾圧粉砕元旦闘争 10時 大阪府警本部前

1月6日(金) 戦争あかん!ロックアクション 御堂筋デモ 18時半 新町北公園(地下鉄「本町」南西7分)

1月9日(月・休) 内田樹講演会 15時 東灘区文化センター

1月15日(日) 憲法改悪反対市民フォーラム 12時 JR大阪駅前

1月16日(月) 関生公判 控訴審 第1回公判 15時 大阪高裁

1月21日(土) まだ止められる大阪カジノ 路上からの反撃 大阪府民の集い 14時 中央会館(地下鉄「心斎橋」東12分)

122日(日) 高橋ひでのり第4回サポーター集会 14時  垂水区文化センター(レバンテ垂水2番館)3F多目的ホール(JR/山陽垂水駅より東へ徒歩3分)

※1月23日(月) 映画『轟音』上映会 14時 芦屋市民センター(JR「芦屋」西南5分)

1月28日(土) 市民デモHYOGO世話人会 10時 神戸市中央文化センター

        市民デモHYOGO学習会  14時半 神戸市中央文化センター

128日(土) ドキュメンタリー映画『金福童』上映会 15時 こうべまちづくり会館(阪急「花熊」南3分)

129日(日) いのちとくらしの映画祭with枝元なほみ講演会 12時半 県民会館・けんみんホール(「元町」北5分)

 

※1月30日(月) 新自由主義徹底批判=雑誌『世界』から学ぶコモンの会 学習会 18時半~ 西宮市民交流センター(阪急「西宮北口」東南5分)

23日(金) 連帯議員ネット総会 学働館・関生(地下鉄「阿波座」西8分)

211日(土・休) 競争・強制でなく、命と人権を守る教育を! 13時半 港区民センター(「弁天町」西5分)  講演:酒井隆史(大阪公立大教授)

2022年12月22日 (木)

ミンスイさんらが講演〜第34回「多田謡子反権力人権賞」受賞発表会

ミンスイさんらが講演〜第34回「多田謡子反権力人権賞」受賞発表会

久下格

 

 夭折した故多田謡子弁護士の遺産で発足し、その後多くの皆さまの支援を受けて活動している多田謡子反権力人権基金は、2022年12月17日、東京お茶の水・連合会館で第34回反権力人権賞受賞発表会を開催し、85人の参加者を前に、受賞した2団体1個人が講演しました。
 受賞された方がたには、それぞれ正賞として多田謡子の著作「私の敵が見えてきた」と副賞30万円が贈られました。下記サイトでは当日の写真、詳しい受賞理由などがご覧になれます。
https://tadayoko.net/index.html

 

<<受賞者の講演から>>

● ミンスイさん  (在日ミャンマー人の生活、権利擁護活動。ミャンマー民主化運動)

 

 1988年の民主化闘争への弾圧を逃れて来日したミンスイさんは、長年、在日ビルマ市民労働組合の会長として在日ミャンマー人の人権と祖国民主化のために闘ってきました。スクリーンに、昨年2月の軍部によるクーデターに抗議する圧倒的な人びと、平和的な抗議運動に対して、整列し水平に銃をかまえる軍隊、そして、傷つき斃れた人びとが写されると、会場から大きな抗議の声があがりました。ミンスイさんは「日本政府は、安倍首相一人の国葬にミャンマー軍事政権を招待したが、ミャンマーでは少なくとも2500人が殺されている。日本政府が軍事政権を支えることを認めない。自分のことを自分たち自身で決めることのできる民主的な権利を獲得するまで闘う」と述べ、最後に初代委員長のティンウィンさん(写真左)も登壇して挨拶されました。

● SOSHIREN女( わたし)のからだから  (産むこと・産まないことへの国家管理に抗議する活動)

「SOSHIREN女(わたし)のからだから」は中村早苗さん、長沖暁子さん、岩崎眞美子さんの3人が登壇しました。1982~3年の優生保護法改悪阻止闘争で、国家が女性に生むことを強制することへの反対から出発したSOSHIRENは、その後、子どもを産む権利を奪われている障害者や移民、少数民族などの問題にも目を向け、一貫して、産むのは私たち、産まないと決めるのも私たちという、女性の自己決定の権利を主張してきました。
 WHOが推奨し、海外で700~1000円で手に入る経口避妊薬は日本では承認されず、認可のさいは10万円と言われています。報告をとおして3人は、女性が自分の体のことを自分で決めることのできる社会のための課題はとても大きいと訴えました。

● いのちと暮らしを守るオバアーたちの会  (石垣島での軍事基地反対運動)

 いのちと暮らしを守るオバアーたちの会からは、体調を崩された会長の山里節子さん(写真上)にかわり内原節子さん(下)が上京してくださいました。講演はネットで石垣島と結んで行われ、石垣会場には山里節子さんの他に会員の皆さんが参加してくださり、1955年頃の石垣島の生活と風景を記録した貴重なフィルムが上映されました。
 ミサイルは車両に載せられ島中を移動しながら発射される。島の人たちは逃げられませんと山里さんは訴えました。戦(いくさ)と言う言葉を持たなかった石垣島に突然ミサイル基地が作られることに、嫌なものは嫌と立ち上がったオバアーたちの会は7年間にわたってスタンディングを続けています。多田謡子のため山里さんが安里屋ユンタを歌うと、会場のみなが続きました。

2022年12月21日 (水)

大阪地裁が反動的決定 即日抗告

美浜原発3号機、運転差し止め認めず 稼働中「40年超」 大阪地裁

関西電力美浜原発3号機=福井県美浜町で2022年12月12日、本社ヘリから北村隆夫撮影拡大
関西電力美浜原発3号機=福井県美浜町で2022年12月12日、本社ヘリから北村隆夫撮影

 運転開始から40年を超えて稼働している関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)について、大阪地裁(井上直哉裁判長)は20日、運転の差し止めを認めない仮処分決定を出した。稼働中の「40年超原発」の運転可否を巡る初の司法判断として注目されていた。

 仮処分は、福井、滋賀、京都3府県の住民9人が申し立てた。住民側は決定を不服として、大阪高裁に即時抗告する可能性もある。

 原発の運転期間を巡っては2011年の東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故後、「原則40年、最長20年延長」と定めるルールができた。美浜3号機は福島事故後に定期検査で運転を停止していたが、21年6月に40年超原発として再稼働した。国内で唯一稼働中の40年超原発としても知られている。

 住民側は関電が3号機の耐震設計で想定する最大の揺れ(基準地震動)について、原発周辺の活断層の影響を正確に反映していないと主張。老朽化に伴う想定外の劣化で重大事故を起こす危険性が高まっているうえ、周辺自治体の避難計画には不備があると訴えた。

 関電側は国の原子力規制委員会に運転延長の認可を申請する際、震源として想定する断層の長さや面積を大きく見積もって基準地震動を策定したと反論。「必要な対策を講じており、安全性は十分に確保されている」として申し立てを退けるよう求めていた。

 一方、経済産業省は11月、60年超の原発運転を可能とする新ルール案を公表。現在は最長60年としているが、規制委の安全審査などで停止した期間を算入せず、実質的に60年超の運転を容認する内容。政府は年末の「グリーントランスフォーメーション(GX)実行会議」で正式決定する見通しになっている。【安元久美子】

2022年12月20日 (火)

美浜3号機運転禁止仮処分、本日12月20日14時に決定文交付 大阪地裁へ!

「老朽美浜3号運転禁止仮処分」
裁判の決定交付は1220()14

福井、関西の9人が大阪地裁に申し立てていた「老朽美浜3号運転禁止仮 処分」裁判について、大阪地裁は、1220()14時に決定を交付すると発 表しました。

「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、決定交付の日(1220)に、 次のような行動を行うことを決定しています。

決定文を受け取るための入廷行進の1時間前より、大阪地裁前(裏面参 照)で前段集会を開催し「美浜3号うごかすな!」を訴える。決定を受け取 り、旗出しの後には、地裁前で、弁護団からの簡単な報告を受け、関電本 店前に移動して、「老朽原発うごかすな!」を訴える集会を開催する。た だし、一部は、記者会見および報告集会に参加する。

決定交付当日、交付1時間前に大阪地裁前に!

市民運動と裁判闘争が結合した闘いの構築によって、原発のない、 人の命と尊厳が大切にされる社会に向かって前進しましょう!

老朽原発うごかすな!実行委員会

連絡・問合わせ先:090-1965-7102(木原)

2022年12月19日 (月)

絶対に「戦争する国」にさせてはならない!〜閣議決定に抗議、官邸前で声上げる

絶対に「戦争する国」にさせてはならない!〜閣議決定に抗議、官邸前で声上げる

 

動画(5分)

 「戦争する国」に道を開く安保3文書の閣議決定が、12月16日夕方に強行された。文書には「敵基地攻撃能力(反撃能力)」保有が明記されており、憲法の平和主義を投げ捨てる「歴史的」大転換である。当初は午前の閣議決定が予想されていたため、市民たちは午前8時半から官邸前に続々と集まり抗議の声を上げた。

 早朝の寒さにもかかわらず約300人が集まった。手作りプラカードの中でひときわ大きいプラカードを持っている人がいた。そこには大きく開いた口が描かれ、「武器は要らない、食料が欲しい」の文字があった。「安保3文書」は大軍拡に道を開くものだが、それは同時に人々に莫大な経済的負担と貧困化を押しつけるものである。

 

 最初に主催者である「総がかり実行委員会」の高田健さんがマイクを握った。「この国を戦争する国、侵略する国にしてはならない。攻められたらどうするという言葉が氾濫しているが、大事なことは戦争になる前にどうやって戦争を止めるか、である。これしかない。絶対に再び東アジアで戦争が起きる状況をつくってはならない」と厳しい表情で語った。

 山添拓参院議員(共産)、福島みずほ議員(社民)も駆け付けた。「敵基地攻撃を容認することは憲法では絶対に認められない。国会を開かず閣議決定で決めるなどとんでもない」と二人は怒りをこめてスピーチした。

   コールを担当した菱山南帆子さんは、「通行人でシュプレヒコールをうるさく思う人もいるかもしれない。でも現実にそうなってわかった時にはもう遅い。絶対に“戦争する国”にさせないために行動を続けよう!」と訴えた。閣議決定に反対する行動は、これから全国各地で展開される予定だ。(M)

岸田内閣支持率25% 政権発足以降で最低 毎日新聞世論調査

岸田内閣支持率25% 政権発足以降で最低 毎日新聞世論調査

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岸田文雄首相拡大
岸田文雄首相

 毎日新聞は17、18の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は25%で、11月19、20日の前回調査の31%から6ポイント下落し、2021年10月の政権発足以降最低となった。不支持率は69%で前回(62%)より7ポイント増加した。岸田文雄首相が防衛費増額の財源について、1兆円強を増税で賄う方針を示したことが支持率低下につながったとみられる。

 防衛費を大幅に増やす政府の方針については、「賛成」が48%で、「反対」の41%を上回った。「わからない」は10%だった。政府は防衛力強化のため、23~27年度の防衛費の総額を計43兆円とする。男女別でみると、男性は「賛成」が56%、「反対」が38%だったが、女性は「賛成」が35%、「反対」が46%だった。年代別でみると、50代以下は「賛成」が「反対」より多かったが、60代以上は「反対」が「賛成」を上回った。

 防衛費増額の財源として、増税は「賛成」が23%で、「反対」の69%を大きく下回った。社会保障費などほかの政策経費を削ることについては「賛成」が20%で、「反対」の73%を大幅に下回った。国債発行は「賛成」が33%、「反対」が52%だった。

 防衛費増額について「賛成」と回答した層でも、「増税」と「政策経費の削減」は、いずれも「反対」が5割を超えた。「国債発行」は「賛成」が5割を上回った。

 政府は防衛費増額に伴い、27年度時点で財源が約4兆円不足するとして、うち1兆円強を増税で賄う方針。残りの約3兆円については、歳出改革や、決算剰余金、税外収入などで賄うと説明している。

 政府が相手国のミサイル発射拠点などをたたく反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を決めたことについては、「賛成」が59%で、「反対」が27%だった。質問の仕方が異なるため単純に比較できないが、5月21日の調査では、保有について「賛成」は66%、「反対」は22%だった。

 政党支持率は、自民党25%(前回29%)▽日本維新の会12%(同12%)▽立憲民主党11%(同12%)▽共産党5%(同3%)▽れいわ新選組5%(同4%)▽国民民主党5%(同4%)▽公明党3%(同3%)▽NHK党2%(同1%)▽参政党2%(同3%)――などで、「支持政党はない」と答えた無党派層は29%(同26%)だった。

 調査は、携帯電話のショートメッセージ(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯602件・固定411件の有効回答を得た。【伊藤奈々恵】

2022年12月17日 (土)

統一地方選で自民・公明・維新に壊滅的打撃を与えよう!

茨城県議選で公明4人全員当選も得票ガタ減り…統一地方選は苦戦必至、結党以来最大の窮地

配信

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日刊ゲンダイDIGITAL

前哨戦の驚くべき結果に真っ青(公明党の山口那津男代表)/(C)日刊ゲンダイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西宮市議会議長、統一教会と深い関係

今日の関電本店前!寒かったです。
   午後、早めに関電前を離れ、西宮市議会傍聴へ。議会運営委員会で陳情の審査があり、賛成少数で受け入れられませんでした。
 陳情は2件、陳情第30号「旧統一教会とのかかわりについて全議員の調査を求める陳情」、陳情第31号「統一協会との親密な関係を報じられ、西宮市議会の名誉を棄損した坂上明議員は議長職に留まるべきではないことの確認を求める陳情」
 31号は私が提出したもの、反対が多数になることは分かっているけど、議長の前で読み上げられること、反対会派の意見を発言させるだけでも提出した目的は果たせます。なお、議会最終日の19日(月)10時~、まだ続きがありますので興味のある方は傍聴を・・・   OさんFBより

2022年12月16日 (金)

本日、カルト癒着の政治を終わらせ、統一地方選挙勝利・岸田退陣拓く討論集会

 

白井、雨宮集会_0001
◎12月16日(金)18:30~
福島区民センター
(JR[環状線「野田」北、JR東西線「海老江」南、阪神「野田」南西、地下鉄千日前線「野田阪神」南西、それぞれ5~8分)
会場費・資料代:800円 先着300人まで 電話予約優先
感染症対策を:マスク着用、高熱者不可

第一部 カルト癒着の政治を終わらせよう
 白井聡さん(政治思想家・政治学者・京都精華大教員)
 雨宮処凛さん(作家・社会運動家、『週刊金曜日』編集委員)
 司会進行:つじ恵(弁護士・元衆議院議員)

第二部 維新・岸田と対決し、統一地方選挙勝利へ
 丸尾牧(兵庫県議) 木村真(豊中市議)
立候補予定者からのアピール
国会報告(ビデオ):大石あきこ(衆議院議員)

 9月の安倍の国葬を前にした9・23シンポジウムに続き、12月16日にカルトゆ着の政治を終わらせる討論集会を開催します。テーマは地方議会にまで及ぶ統一協会と自民党の癒着をあぶりだし、カルト癒着の政治支配を終わらせることです。そのためには臨時国会・通常国会闘争を闘うとともに、来年4月の統一地方選挙の勝利が必要です。
 12・16集会は、第1部では白井聡さん(政治学者)、雨宮処凛さん(社会運動家)の討論を、つじ恵さん(弁護士・元衆議院議員)の司会でおこないます。第2部は、統一地方選の政治課題を、木村真さん(豊中市議)と丸尾牧さん(兵庫県議)に提起を受け、その後立候補予定者がアピールを行います。アピールは政党・政派を問いません。国政報告は大石あきこさんのビデオ報告です。
 岸田政権は1カ月に3閣僚が辞任し、支持率は全マスコミで30%台の危機にあります。この政権を追い込み、退陣させる討論・アピールから2023年の闘いに突入していこう。

主催:12・6討論集会実行委員会
 連絡先 尼崎市西御園町113₋3 つじ恵政治経済研究所 携帯:090₋9213₋5291松田

大軍拡・大増税に反対し、木曜行動やりぬく

  20221215 12月15日(木)14:30~16:00、三宮マルイ前にて定例行動に取り組みました。今季一番の寒さの中、19名(先週15名)が参加しました。れいわ新選組の街頭アピールが16:15からマルイ前であるそうで、私たちより先にスタッフ10名ほどが来られて設営されていました。いつもの場所より少し三宮センター街寄りにして、ノボリ、横断幕、ポスター、署名板を設置しました。
   チラシは200枚用意し、ほぼ全て撒き切りました。署名は、改憲反対署名が17筆、統一教会解散署名が30筆の計47筆(先週43筆)でした。シール投票は、「軍事費を2倍にし、軍事力を強化(米中に次ぎ世界第3位)すれば、日本の平和を守れると思いますか?」を問い、「思います」が4票、「思いません」が55票、「わかりません」が1票の計60票(先週54票)でした。自由意見欄には、「軍事費を上げても国は守れないと思います」、「軍事拡大は戦争への道、核戦争への道。戦争が国民の命・生活を守ったためしなし。『非戦の安全保障』平和外交の努力こそ、未来へつなぐ道。戦争・軍拡絶対反対!」、「外交がダメ。外交に力を!」と3人の方が書き込まれました(先週も3人)。統一教会の解散を求める署名に、「絶対、解散させなアカン」と積極的に応じてくれた70歳くらいの女性に、改憲反対署名もお願いしたら、「こっちの署名はアカン。軍事力は強くしないとアカン」とのこと。

2022年12月15日 (木)

いよいよ明日はカルト政治を終わらせる討論集会

カルトゆ着の政治を終わらせ、統一

地方選勝利・岸田退陣拓く討論集会

12月16日(金) 18時半~ 

福島区民センター            

JR環状線「野田」北、JR東西線「海老江」南、阪神「野田」

南西、地下鉄千日前線「野田阪神」南西、それぞれ58分)

会場費・資料代:800円 先着300人まで 電話予約優先

感染症対策を:マスク着用、高熱者不可 

 

第一部:カルト癒着の政治を終わらせよう         

白井 聡さん(政治思想家・政治学者・京都精華大教員)     

雨宮処凛さん(作家・社会運動活動家、『週刊金曜日』編集委員)         

司会進行:つじ恵(弁護士・元衆議院議員)

第二部:維新・岸田と対決し、統一地方選勝利へ

丸尾 牧(兵庫県議)  木村 真(豊中市議)

 立候補予定者からのアピール

国会報告(ビデオ):大石あきこ(衆議院議員)

 

9月の安倍の国葬を前にした923シンポジームに続き、1216日にカルトゆ着の政治を終わらせる討論集会を開催します。テーマは地方議会にまで及ぶ統一教会と自民党の癒着をあぶりだし、カルト癒着の政治支配を終わらせることです。そのためには臨時国会・通常国会闘争を闘うとともに、来年4月の統一地方選挙の勝利が必要です。

 1216集会は、第1部では白井聡さん(政治学者)、雨宮処凛さん(社会運動家)の討論を、つじ恵さん(弁護士、元衆議院議員)の司会でおこないます。第2部は、統一地方選の政治課題を、木村真さん(豊中市議)と丸尾牧さん(兵庫県議)に提起を受け、その後立候補予定者がアピールを行います。アピールは政党・政派を問いません。国政報告は大石あきこさんのビデオ報告です。

 岸田政権は1カ月に3閣僚が辞任し、支持率は全マスコミで30%台の危機にあります。この政権を追い詰め、退陣させる討論・アピールから2023年の闘いに突入していこう。

主催:1216討論集会実行委員会
連絡先:尼崎市西御園町1193 つじ恵政経研究所 携帯:090-9213-5291松田

 

2022年12月14日 (水)

12月20日大阪地裁前で、際限の無い老朽原発の再稼働と運転延長にストップをかけるため声をあげよう!

12月20日大阪地裁前で、際限の無い老朽原発の再稼働と

運転延長にストップをかけるため声をあげよう!

・・老朽美浜3 号運転禁止仮処分裁判について、大阪地裁は、12月20日(火)に決定書を交付すると発表

12月8日、経済産業省の審議会(1)は、原発のリプレース(建替え)や運転期間延長な

どを内容とする行動指針案を決定し、国会審議も行わず、年内に決定しようとしています。

特に、「既設炉の最大限活用」(2)では、現在の「原則40年・最大60年」という運転期間

を、「安全対策」などで停止していた期間は運転期間から除外できるとし、60年超え運転

を可能にします。さらに、「一定期間に制度を見直す」(2)と明記し、運転期間上限を撤廃す

ることを狙っています。

こうした際限の無い老朽原発の再稼働と運転延長にストップをかけることができるかが

最大の争点となっている裁判が、大阪地裁に提訴された、美浜原発3号機の運転差止めを求

める「老朽美浜3 号機運転禁止仮処分」裁判です。

昨年(2021年)6月21日、住民ら(福井7名、滋賀1名、京都1名)が関西電力に

対して、美浜原発3号機の運転差止め仮処分を大阪地裁に申し立てし、7月4日までに5回

の審尋期日が開かれ、審理されてきました。

その裁判について12月13日、大阪地裁保全部秘書官より、「決定告知日が12月20

日(火)である」との連絡がありました。しかし、時間については、午前か午後かについて

も明らかにしていません。決定書交付の準備が整ったら、双方代理人に連絡するとのこと

で、井戸弁護士が、時間をはっきり示すよう強く申し入れたところ、「前日になれば、時間

を指定できるかもしれない」とあいまいにしたといい、不可解極まりない事態です。

裁判体(裁判所側)が何を考えているのか不明ですが、いよいよ裁判所の判断が示されま

す。申し立てが認められれば、直ちに美浜原発の運転は停止となります。

この裁判の申立人らも参加する「老朽原発うごかすな!実行委員会」と「反原発オール福

井連絡会」は、決定書交付の12月20日に、決定書を受け取るための入廷行進の1 時間前

より、大阪地裁前で「前段集会」を開催し「美浜3 号うごかすな!」を訴えます。決定書を

受け取り、旗出しの後には、地裁前で、弁護団からの簡単な報告を受け、集会参加の一部は、

関電本店前に移動して「老朽原発うごかすな!」を訴える集会を開催します。また、集会参

加の一部で、記者会見および報告集会を開催します。(会場は、大阪中央公会堂か堂島ビル

ヂングのどちらか)

市民運動と裁判闘争が結合したたたかいいによって、原発のない、人の命と暮らしが大切

にされる社会にするため、ともにたたかうことを呼びかけます。

1)第35回総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 原子力小委員会

2)今後の原子力政策の方向性と実現に向けた行動指針(案)(修正反映版)

 

2022 年12 14 日 申立人共同代表 山本雅彦__

12・4「老朽原発うごかすな! 関電包囲全国集会」決議


12・4「老朽原発うごかすな! 関電包囲全国集会」決議
超危険な老朽原発を廃炉にし、原発のない明日を実現しよう!

Img_4963 今、岸田政権は、原発の60年超え運転を画策するだけでなく、「革新」や「小型」の言葉をもてあそび、人々をだまして、原発の新増設も企てています。また、60年以上も膨大な研究費を投下してきたにも拘らず、実用化の兆しも見えない高温ガス炉や核融合、破綻が明らかな高速炉を新しいテーマのごとく取り上げて、さらに膨大な予算を投下しようとしています。「原子力ムラ」の経済的救済のためであり、福島原発事故の犠牲と教訓を軽んじ、人の命と尊厳を蹂躙するものです。
一方、関電と政府は、運転開始後48年、47年、46年を超えた老朽原発・高浜1、2号機、美浜3号機の稼働に躍起です。
このうち、昨年6月に再稼働したものの特定重大事故等対処施設の設置が間に合わず、わずか4カ月の稼働の後に停止していた美浜3号機については、8月10日再稼働を目指していましたが、目前の8月1日、放射性物質を含む水7トンが漏洩していることが発覚し、再稼働は延期されました。
また、次の再稼働を目論んだ8月23日の直前の21日に、「緊急時に、1次冷却系に注入するほう酸水を蓄えているタンク」の圧力低下が確認され、再稼働はさらに延期され、8月30日になってやっと再稼働に漕ぎつけました。
トラブルによる再稼働延期は、運転開始後40年に満たない高浜原発4号機でも発生しています。関電は、去る10月21日、伝熱管損傷などのトラブル多発の高浜4号機の再稼働を画策しましたが、私たちの予測通り(??)、さらにトラブルを発生させ、再稼働は11月4日にずれ込みました。トラブルは『1次冷却系の加圧器に設置されている「圧力逃し弁」の異常』です。
これらの原発過酷事故を招きかねない極めて深刻なトラブルの原因は、あきれ返るほど稚拙なミスです。下請け任せの上、責任感と科学的常識の乏しい、技術者、作業者、監督者などが原発を動かそうとしていることを示します。原発を動かそうとする体制自体も老朽化しているのです。
その関電は、老朽原発・高浜1、2号機の来年6月、7月稼働も画策しています。許してはなりません。
今、電気は足りています(余っています)。一時的な電力需給のひっ迫はあっても、節電によって乗り越えることができます。したがって、放射線被ばくを強い、過酷事故で人々に塗炭の苦難を与えかねず、何万年もの未来にまで負の遺産・使用済み核燃料を残す原発を稼働させる必要は全くありません!
本日、「老朽原発うごかすな!」を合言葉に関電を包囲した私たちは、老朽原発の完全廃炉を勝ち取り、それを突破口に、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会の実現に向けて邁進することを決議します。
2022年12月4日 「老朽原発うごかすな! 関電包囲全国集会」参加者一同

美浜原発3号機差し止め訴訟、20日に決定 大阪地裁にかけつけよう

美浜原発の運転差し止め、大阪地裁が20日判断へ 稼働中の老朽原発

森下裕介
写真・図版
関西電力の美浜原発3号機=2022年9月16日、福井県美浜町、朝日放送テレビヘリから、飯塚悟撮影
  • 写真・図版

 運転開始から40年超の老朽原発として稼働中の関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)について、大阪地裁が20日、運転を差し止めるかどうかの仮処分決定を出すことになった。差し止めを求めている地元住民側が13日、明らかにした。

 仮処分はただちに法的な拘束力を持つ。住民側の訴えを認め、稼働中の原発の運転を差し止める判断が出れば、2016年の関電高浜原発3、4号機(同県高浜町)以来2例目で、老朽原発では初めて。決定の内容次第では、老朽原発の運転期間を延長する政府方針にも影響する可能性がある。

 仮処分は、福井県京都府滋賀県の住民が申し立てた。住民側は、原発周辺の活断層や敷地直下の断層によって、地盤がずれる危険性があると主張。被曝(ひばく)の危険性などから大規模な更新・修繕作業が難しく、老朽化に伴って、重大事故が起きる可能性が高まっているとしている。

 また、想定される最大の地震の揺れである「基準地震動」は、計算して出される「平均値」よりも上乗せすべきか検討する必要がある▽周辺自治体の避難計画は、事故時の避難場所や経路に他の原発周辺が含まれるなど複合的な災害を想定したものではなく、実効性がない――など、原発を巡る過去の判決や仮処分決定が指摘した点についても、争点にしている。

 一方、関電側は、敷地直下の断層は動く可能性はなく、地盤がずれることもないと反論。老朽原発で重大事故が起きる可能性を巡る住民側の主張についても「人が近づいて点検するのが難しい設備では、水中カメラや超音波を使って劣化状況を把握し、必要な設備は取り換えている」とし、安全性は十分に確保されているとしている。

 また、基準地震動は、策定の際に震源として想定する断層の長さや面積を大きく見積もっており、高めに設定していると主張。多数の原発が同時に事故を起こす複合的な災害が起こるとは考えられず、避難計画を含めた防災対策も法令に基づいて適切に整備されているとし、請求の却下を求めている。(森下裕介)

美浜原発3号機とは

 関西電力が1976年、福井県美浜町で運転開始。出力82・6万キロワット。東京電力福島第一原発が事故を起こした後の2011年5月に定期検査のため停止し、21年6月に老朽原発としては事故後初めて再稼働した。その後、原発の新規制基準で設置が義務づけられたテロ対策施設の建設のため再び停止したが、今年8月30日に原子炉を起動し、9月1日に発送電を再開した。

2022年12月13日 (火)

ウクライナ軍、ロシアの雇い兵組織「ワグネル」の拠点攻撃か ルハンスク州知事が発表

ウクライナ軍、ロシアの雇い兵組織「ワグネル」の拠点攻撃か ルハンスク州知事が発表

A hotel in the town of Kadiivka, Luhansk region, was hit by Ukrainian forces

画像提供,SERHIY HAIDAI

画像説明,

破壊されたウクライナ・ルハンスク州カディフカのホテル

ウクライナ・ルハンスク州のセルヒィ・ハイダイ知事は11日、ウクライナ軍がロシアの雇い兵組織「ワグネル」の本部を攻撃したと発表した。

ハイダイ知事は、ルハンスク州カディフカにある「ワグネル」の拠点となっているホテルが攻撃を受け、ロシア側が「大きな損失」を被ったと説明。医療の不足から、生存しているワグネル部隊の「少なくとも50%」は死亡するとみているとした。

BBCはこのホテルに「ワグネル」がいたかどうか独自に検証できていない。

西側の専門家たちは「ワグネル」について、ロシア政府の後押しを受け、同政府の利益のために活動する雇い兵組織だとしている

元レストラン経営者でウラジーミル・プーチン大統領に近いエフゲニー・プリゴジン氏が創設した民間軍事会社「ワグネル」は、戦争犯罪や人権侵害を行っているとして繰り返し非難されてきた。

ワグネルの部隊はこれまで、ウクライナ南部クリミア半島やシリア、リビア、マリ、中央アフリカ共和国に派遣されている。

ホテルへの攻撃は、ロシア軍がオデーサをドローンで攻撃し、ウクライナ軍がメリトポリで反撃するなど、ウクライナ南部で戦闘が激化している最中に起きた。

エネルギー施設にドローン攻撃

ウクライナ軍は10日、オデーサでドローン10機を撃墜したが、複数のエネルギー施設が別のドローン5機による攻撃を受けたと発表した。この攻撃で停電が発生し、約150万人に影響が出ているという。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は毎晩定例のビデオ演説で、「オデーサ地域の状況は非常に厳しい」と述べた。

「残念ながら被害は甚大で、電気の復旧には数時間ではなく数日かかる」

ウクライナ当局によると、主要インフラを攻撃したのはロシアに提供されたイラン製ドローンだという。

動画説明,

プーチン氏、ウクライナのエネルギー設備破壊認める 「始めたのは誰だ」と

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Presentational white space

メリトポリの攻防

メリトポリでは親ロシア派当局が、ウクライナ軍のミサイル攻撃により、2人が死亡し、10人が負傷したと発表した。ロシア政府に任命された当局者が公表した画像には、大規模な火災が写っている。

Fire in Melitopol, 10 December

画像提供,BALITSKYEV

画像説明,

ロシア政府が支援するメリトポリ当局が投稿した火災の画像

ロシア政府に任命されてザポリッジャ州のロシア占領地を統括するエフゲニー・バリツキー氏はメッセージアプリ「テレグラム」で、「防空システムがミサイル2発を破壊し、残り4発は彼ら(ウクライナ側)の目標物に到達した」と述べた。

また、人々が食事をしていた「レクリエーションセンター」が攻撃で破壊されたとし、ウクライナ軍がアメリカから供給された高機動ロケット砲システム「ハイマース」を使用したと付け加えた。

ハイマースはロシア側の司令部など前線から離れた場所を狙う際に使用され、ウクライナ軍の反攻で重要な役割を果たしている。

3月初旬からロシア軍の占領下にあるメリトポリのイヴァン・フェドロフ市長は「侵略者」数十人が死亡したと述べた。

メリトポリは南東部にとどまるロシア軍にとって主要な物流拠点となっている。街の東にマリウポリ、西にヘルソンとドニプロ川、南にクリミア半島があり、戦略的に重要な都市でもある。

メリトポリを重要視

ウクライナは冬の到来を迎えたいまも、占領地奪還を目指し反攻を続けている。

ここ数週間、戦闘のほとんどはウクライナ東部、とりわけドネツク州バフムト市周辺で起きている。

しかし10日夜、ゼレンスキー大統領の顧問を務めるオレクシー・アレストヴィッチ氏は、メリトポリがウクライナ軍の主要な目標になる可能性があると示唆した。

「メリトポリが陥落すれば、ヘルソンまで続く防衛線全体が崩壊する」と、アレストヴィッチ氏は述べた。

そして、もしそうなれば「ウクライナ軍はクリミア半島へ直接続くルートを獲得できる」と付け加えた。

ウクライナは、ロシアが2014年に一方的に併合を宣言したクリミア半島を奪還すると誓っている。

ウクライナ南部の戦況
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2022年12月12日 (月)

まさかここまで!? 「世襲」が蔓延する日本政治、驚きの現実


まさかここまで!? 「世襲」が蔓延する日本政治、驚きの現実

データが明かす政治の私物化

世襲議員が多いということは、誰もが漠然と感じているだろう。

いまの総理大臣、岸田文雄も世襲の三代目である。

その前の菅義偉は、「世襲政治家ではない」ことがセールスポイントのひとつだった。つまり「非世襲」は自民党では珍しい。

さらに前の安倍晋三は、世襲の三代目、しかも、父方・母方双方の祖父が政治家だった。

そこで、戦後の総理大臣全員について調べ、『世襲 政治・企業・歌舞伎』(幻冬舎新書)にまとめてみた。

戦後の総理は75%が世襲政治家

現在の憲法のもとでの最初の総理大臣は吉田茂で、岸田文雄まで33人の総理がいる(戦後の首相だが、東久邇宮稔彦王と幣原喜重郎は明治憲法の下での総理なので除外)。

そのなかで、2親等内の親族(祖父母、父母、兄弟姉妹・子・孫)が国会議員の政治家は何人いるか。

実に、25人なのだ。33人中の25人、つまり、4人に3人が、親族も国家議員なのだ。

親族に国会議員がいないのは、就任順に、片山哲(社会党)、石橋湛山、海部俊樹、村山富市(社会党)、森喜朗、菅直人(民主党)、野田佳彦(民主党)、菅義偉の8人しかいない。うち、4人は自民党ではない。

 

政治家の子・孫だった総理大臣

さらに細かく見ていこう。

33人の総理大臣のうち、父も総理大臣なのは、福田康夫(福田赳夫の子)。

祖父が総理大臣だったのは、細川護熙(近衛文麿の女系の孫)、安倍晋三(岸信介の女系の孫)、麻生太郎(吉田茂の女系の孫)、鳩山由紀夫(鳩山一郎の男系の孫)の4人。なぜか女系が多い。

では、父が国会議員だったのは何人いるか。( )が父の名だ。

吉田茂(竹内綱)、芦田均(芦田鹿之助)、鳩山一郎(鳩山和夫)、宮澤喜一(宮澤裕)、羽田孜(羽田武嗣郎)、橋本龍太郎(橋下龍伍)、小渕恵三(小渕光平)、小泉純一郎(小泉純也)、安倍晋三(安倍晋太郎)、福田康夫(福田赳夫)、麻生太郎(麻生太賀吉)、鳩山由紀夫(鳩山威一郎)、岸田文雄(岸田文武)の12人。

このうち、祖父も国会議員だったのは、小泉純一郎(小泉又次郎)、安倍晋三(安倍寛)、麻生太郎(麻生太吉)、鳩山由紀夫(鳩山和夫)で、彼等は男系男子の三代目でもある。

岳父(妻の父)が国会議員だったのが、鳩山一郎(寺田栄の女婿)、池田勇人(廣澤金次郎の女婿)、三木武夫(森矗昶の女婿)、麻生太郎(鈴木善幸の女婿)の4人。

このうち、鳩山一郎と麻生太郎は、実の父と妻の父の両方が国会議員だった。

麻生太郎は、母方の祖父(吉田茂)と妻の父(鈴木善幸)が総理大臣である。

父は国会議員ではないが、祖父が国会議員だったのが細川護熙、兄が国会議員だったのが佐藤栄作。

以上16人が、自分よりも上に、国会議員がいる。

選挙区を継いでいない人もいるので、全員がいわゆる世襲議員というわけではないが、33人中16人、つまり半分が、「国会議員の子や孫や弟」として、国会議員になり総理大臣になった。

昭和の総理大臣は叩き上げ

こうした世襲は、いつから本格化したのか。

33人のうち、竹下登までが昭和の総理大臣で、15人。

昭和の総理大臣で、二世議員は、吉田茂、芦田均、鳩山一郎だけだ。このうち、吉田と芦田は父が亡くなってから数十年後にその選挙区から立候補しているので、地盤を継いだかどうかは微妙だ。

父の没後すぐに同じ選挙区から出て国会議員になったのは鳩山一郎だけである。

池田勇人、三木武夫は妻の父が国会議員だが、選挙区は継いでいない。三木は結婚する前にすでに議員に当選している。

佐藤栄作は岸信介の弟だが、同じ選挙区で競い合っており、地盤を継いだわけではなく、むしろ奪い合っている。

したがって、昭和の総理大臣は、実質的には「初代」ばかりだった。みな叩き上げというか、這い上がって総理大臣にまで登り詰めた。人間として迫力があったはずである。

だが、彼らの多くが、自分は叩き上げで頑張ったのに、子に世襲させてしまう。

平成・令和の総理大臣は世襲だらけ

時代が平成になると、一気に二世議員、三世議員が総理大臣の時代になる。

18人のうち、11人が父あるいは祖父が政治家である。

「世襲は昔から」というイメージがあるが、政界においては、最近のほうが多いのだ。

敗戦によって、日本社会はいったんリセットされたので、戦前からの政治家のかなりが淘汰されたのだろう。そのため、昭和の時代は、世襲政治家はむしろ少なかった。

その昭和戦後に政治家になった人たちが、自分の子に継がせるようになり、その子どもたちが政治家として大臣適齢期、総理大臣候補となったのが平成ということだ。

平成の総理で二世・三世議員は、宮澤喜一、羽田孜、橋本龍太郎、小渕恵三、小泉純一郎、安倍晋三、麻生太郎、鳩山由紀夫。

そのうち、羽田、橋下、小渕、小泉は、父が亡くなったので、その選挙区からの要請で、政治家になっている。それまでは政治家になるつもりはなかったのである。

総理大臣にはならなかったが、ある時期、実質的に政界を支配していた小沢一郎も、世襲議員だ。

彼らは、子どものころから、「僕はお父さんの後を継ぐんだ」という感じで育ったわけではない。したがって、政治家としての英才教育は受けていない。

「総理の学歴」の劣化

東大を出ていれば偉いというわけではないが、歴代総理33人のうち、10人が東大卒である。

だが、そのうち8人(吉田茂、片山哲、芦田均、鳩山一郎、岸信介、佐藤栄作、福田赳夫、中曽根康弘)が昭和の総理で、平成は宮澤喜一と鳩山由紀夫の2人しかいない。

ちなみに、宮澤喜一まではみな東京帝国大学法学部で、鳩山由紀夫だけが東大の理系の学部だ。

「総理の学歴」は明らかに劣化している。

これは、日本政治が劣化している象徴といえるだろう。

2022年12月11日 (日)

差別発言続ける杉田水脈氏の更迭求める抗議集会 野党議員も多数参加

差別発言続ける杉田水脈氏の更迭求める抗議集会 野党議員も多数参加

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「ヘイトスピーチをやめろ」などと書かれたプラカードを手に、自民党本部前で杉田水脈総務政務官の更迭を求める人たち=東京都千代田区で2022年12月10日午後1時45分、西夏生撮影
「ヘイトスピーチをやめろ」などと書かれたプラカードを手に、自民党本部前で杉田水脈総務政務官の更迭を求める人たち=東京都千代田区で2022年12月10日午後1時45分、西夏生撮影

 東京・永田町にある自民党本部近くで10日、マイノリティーへの差別発言を続ける杉田水脈(すぎた・みお)総務政務官の更迭を求める抗議集会が開かれ、約120人の市民が「差別発言をあやまれ」「杉田水脈を更迭せよ」と声を上げた。

 集会を主催したのは、有志団体「#STAND FOR LGBTQ+LIFE」。集会後に自民党本部に向かい、杉田氏の更迭と辞任を求める要望書を手渡した。被害者への直接謝罪も求めている。

 LGBTQ(性的少数者)、性犯罪被害者、在日コリアン、アイヌなどさまざまなマイノリティーを傷つける発言をSNS(ネット交流サービス)投稿やブログで発信してきた杉田氏。8日の国会で一部発言について「私のつたない表現で差別したかのように伝わってしまったことを重く受け止め、おわびし、取り消しをさせていただいた」と答弁したが、抗議集会では「反省していない」「発言が差別かどうかについて答えていない」などの怒りの声が相次いだ。

 野党政治家も多数参加。立憲民主党の塩村文夏参院議員や社民党の福島瑞穂参院議員が「差別や偏見をあおって票を得ることが政治の仕事か?」「岸田首相には任命責任がある」と批判した。筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で、れいわ新選組の舩後靖彦参院議員は「生産性で価値をはかることは障害者にとって脅威」と代読者を通じて訴えた。

 会社員のミヤコさん(31)は「私は子どもを産みたくないが、子どもの有無で格付けされているように感じる。(杉田氏のいう)生産性がない者の1人として連帯を示すために来ました」と話した。ドイツ人留学生の男性(21)は「あんな発言をしたらドイツでは制裁を受け、政治家ではいられない」と訴えた。その友人のオーストリア人の男性(20)は「オーストリアでは抗議集会は社会を変えるための良いことなのに日本では反社会的行為と見る人がいる」と驚いていた。

 杉田氏は2018年に月刊誌への寄稿で性的少数者について「子供を作らない、つまり生産性がない」と記した。同年、性被害を受けた伊藤詩織さんについて「女として落ち度があった」と英BBCへのインタビューで話した。

 16年に国連女性差別撤廃委員会に出席した際には「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」などと自身のブログに書いていた。【國枝すみれ】

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    総務相、杉田氏に発言の謝罪・撤回指示 「LGBT生産性ない」巡り

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2022年12月10日 (土)

まだまだ忙しい、年末攻防戦

当面の行動日程                  阪神社会運動情報資料センター掌握分

定例行動  毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅前

阪神間の行動 

 

1210日(土) 連帯兵庫みなせん討論集会 13時半 兵庫文化センター(JR「兵庫」北東2分)

※12月10日(土) 宝塚平和と人権を考える会 「伝えておきたい~私が子どもの頃の話」 13時 ぷらざコム21会議室(阪急「売布神社」東南5

12月10日(土) 安全でなかった南京国際安全区 14時 ドーンセンター・7Fホール(地下鐡・京阪「天満橋」東5分) 松岡環・笠原十九司

12月10日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ前

12月10日(土) 「今、宮古の空にブルーインパルスじゃない」1210講演会 宮古島市 伊勢崎賢治(東京外大教授)

1211日(日) 一度の人生、わくわくドキドキ 今聞きたい 中川前宝塚市長の本音 14時 豊中・ステップホール(阪急「豊中」直結)

※1212日(日) 雨宮処凛講演会 13時(?) 宝塚・ソリオホール(阪急「宝塚」東4分)

 

12月15日(木) 木曜行動 14時半 三宮・マルイ前

※12月15日(木) 尼崎共同行動相談会 18時半 小田北生涯学習プラザ(JR「尼崎」北東4分)

1216日(金) カルト癒着の政治を終わらせよう討論集会 白井聡×雨宮処凛 木村真・丸尾牧 
18
時半 福島区民センター(JR「野田」「海老江」、阪神「野田」、地下鉄「野田阪神」から58分)

12月17日(土) 老朽原発うごかすな!実行委員会 10時 国労会館

12月17日(土) 大逆事件学習会 「森近運平と神戸」 神戸学生青年センター・ウエスト100(本館)2Fホール(阪急「六甲」南西1分) 講演:森山誠一(金沢星稜大学名誉教授)

※1217日(土) 連続市民講座第5講座 ビッグイシューの果たした役割 14時 尼崎中央北生涯学習プラザ(阪神バス「尼崎総合医療センター」西2分 

12月18日(日) チェルノブイリ救援関西 31周年のつどい 13時半  大阪市生涯学習センター(JR「北新地」北3分)

12月18日(日) 憲法改悪反対市民フォーラム 12時 JR大阪駅前

※1218日(日) 小西純一郎さんをしのぶ会 13時半 尼崎中小企業センター(阪神「尼崎」北東5分)

熱気ムンムン!JAL争議の総決起集会〜新しい労働運動はここから

熱気ムンムン!JAL争議の総決起集会〜新しい労働運動はここから

 

ライブ動画(2時間)

 12年続いている165人のJAL解雇争議。2労組が「雇用によらない働き方」(業務委託)で妥結するなか、JAL被解雇者労働組合(JHU)は納得できる解決を求めて争議を継続している。32名まで増えたJHUは吹っ切れたように、JALを解決交渉に引っ張り出すために精力的に活動している。12月8日、東京・文京区民センターで開催された「JAL争議の早期全面解決をめざす12.8総決起集会」のスローガンは、「たたかいは新たなステージに」だった。集会には、続々と労働者が集まり、開会の6時半には文京区民センター3階会議室は超満員となり、立ち見になった。

 冒頭のDVD「あの空に帰ろう」(写真上)上映とフェニックス合唱団の歌声に、まず人々の心は揺さぶられた。そしてプログラムの本番では、国会議員メッセージ、連帯の挨拶、弁護団挨拶、学者のアピール、全国各地からの報告と続いたが、それぞれが心のこもった発言ばかり。それは不当な解雇は絶対に許さず、すじを通して闘っている労働者への熱い連帯の思いだった。「いろいろあってもクビを切られてたたかっている人を応援する、一緒にたたかう」というのは、労働運動の原点なのだろう。「JALのたたかいは元気のない日本の労働運動の再生の一歩になる」という発言もあった。

 最後に壇上に上がったのは、当該組合員22名でみんな自信にあふれた笑顔だった。大きな拍手が会場から起きた。そこで決意表明としたのは、鈴木圭子さん(客乗争議団長)、近村一也さん(乗員争議団長)、山口宏弥さん(JHU委員長)だった。「こんなにたくさんの人が集まってくれるとは思わなかった」と異口同音に語り、「納得できる解決」を目指して全力でたたかう、と決意を語った。ライブ中継で観ていた人からも、「熱気ムンムンが伝わってきました」「一緒にたたかいたい」とコメントが寄せられた。

 この集会の賛同は109団体と個人310人だった。国会議員では、自民・立憲・沖縄の風・共産・社民など14人がメッセージを寄せた。「JAL被解雇者労働組合(JHU)」のたたかいが大きく広がっていることを感じさせた集会だった。あとはどれだけ支援の輪を広げ、世論を喚起し、JAL経営に迫れるかだろう。なお、この日の集会参加者は400人を超え、ライブ視聴者は100人だった。(M)

〔追記〕集会では弁護士・学者などが多数登壇したが、司会は「先生」の呼称ではなく「さん」と呼んでいた。「先生」連発の労組系集会が多いなかで、とても新鮮だった。

JAL被解雇者労働組合(JHU)HP

「被害拡大の張本人動かず、声あげた」 小川さゆりさん、参院で陳述

「被害拡大の張本人動かず、声あげた」 小川さゆりさん、参院で陳述

朝日新聞社 - 昨日 18:47
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 「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の元2世信者で、宗教2世の子どもの窮状などを訴えている小川さゆりさん(仮名)が9日、被害者救済新法案を審議している参院消費者問題特別委員会に参考人として出席し、宗教2世の救済を訴えた。
参院消費者問題特別委員会に参考人として出席し、答弁する被害者の小川さゆりさん(仮名)=2022年12月9日午後5時4分、国会内、上田幸一撮影
参院消費者問題特別委員会に参考人として出席し、答弁する被害者の小川さゆりさん(仮名)=2022年12月9日午後5時4分、国会内、上田幸一撮影© 朝日新聞社

 小川さんは「今回の法案の最大の積み残しの課題は、子どもの被害が現実的には全く救済できないということ」と指摘。その上で、宗教2世の子どもの被害防止・救済のために、「来年の国会で宗教的な児童虐待を防止する法案を与野党で協力して成立させるようにお願いしたい」と訴えた。

 小川さんら被害者が自ら公の場に出て被害を訴えている現状にも触れ、「自分の経験を話すだけでも深く傷つき、体調を崩しながらも訴え続けてきた。それは被害拡大の張本人の与党側に(積極的な)動きが見られないから、被害者がそこまでやるしかなかったという事実を忘れないでいただきたい。今後は積極的な政府の被害救済に期待いたします」と述べた。

2022年12月 9日 (金)

名古屋刑務所の職員22人、受刑者3人に繰り返し暴行か 法相が発表

名古屋刑務所の職員22人、受刑者3人に繰り返し暴行か 法相が発表

朝日新聞社 - 4 時間前
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 斎藤健法相は9日に臨時会見を開き、名古屋刑務所(愛知県みよし市)で、22人の職員が3人の受刑者に対し、顔や手をたたいたり、アルコールスプレーを顔に噴射したりといった暴行を繰り返していた疑いがあると発表した。

名古屋刑務所=2019年1月、愛知県みよし市
名古屋刑務所=2019年1月、愛知県みよし市© 朝日新聞社

 発表によると、22人のほとんどは採用3年未満の若い刑務官。2021年11月上旬から今年8月下旬、60代、50代、40代の男性の受刑者3人に、顔や手をたたく▽アルコールスプレーを顔に噴射する▽尻をサンダルでたたく▽胸や腕などを手で押す――といった暴行を、個別に繰り返していた疑いがあるという。

 今年8月下旬、60代の受刑者が左目付近にけが(全治5日)をしているのを職員が見つけて確認したところ、暴力を振るわれたと申告した。名古屋矯正管区を中心に調査したところ、暴行が疑われる多数のケースが発覚したという。

 暴行した疑いがある職員らは、対象になった受刑者らが指示に従わずに大声を出したり、要求を繰り返したりしたため、暴行に及んだと説明しているという。

 名古屋刑務所では01~02年、男性受刑者(当時43)が肛門(こうもん)部に消防用ホースで放水された後に死亡する事件などが発生。刑務官らが特別公務員暴行陵虐致死罪などで有罪判決を受けた。

 この事件を機に、明治時代に制定された監獄法が全面改正され、06年に刑事収容施設法と名を変えて施行。処遇の原則を「改善更生の意欲の喚起と社会生活に適応する能力の育成」と位置づけていた。

2022年12月 7日 (水)

強制執行許すまじ  ー 11・27三里塚報告

強制執行許すまじ  ー 11・27三里塚報告

11月22日、千葉地裁から「授権決定」(NAAが市東さんの農地やそこにある建造物を撤去収用できることを認めたもの)が出されるという緊迫した情勢の中、11月27日に現地集会がもたれた。急な招請にもかかわらず市東さんの畑に思いをはせた280名の人々が駆けつけました。Photo_20221203173602(写真は、対象になっている天神峰の畑)

[空港との共存はない]

 まず反対同盟から3名の発言が続きました。伊藤信晴さんは「農地は農民のもの」という故戸村一作委員長の言葉通り、市東農地を必ず守る決意を述べました。
 萩原富夫さんはかつての円卓会議で強制的手段は取らないと約束したにもかかわらず(黒野元社長も表明した)「授権決定」を下した千葉地裁とそれを要請したNAAに怒りをぶつけ「気候変動が叫ばれている今日、B滑走路延長や第三滑走路建設を強行し、どんどん飛行機を飛ばすことなどありえない」と訴え、「空港機能強化」の真の狙いが成田の一大軍事空港化にあることを弾劾しました。また成田市長選に立候補の雨宮某が「成田新時代」と称し、空港を核にした成田の「経済特区」化を主張していることにも強い怒りを表明しました。

 思い起こせば関空建設が決定した時、地元泉佐野市では「バラ色の未来」が語られ、高層ビルや大型施設の建設が予定されていましたが、94年に開港した後は市は単なる通過都市にすぎず、空港に依拠した行政はことごとく空振りに終わり、挙句は「泉佐野市倒産?」が話題になったほどでした。
 萩原さんの指摘通り「空港と地元との共存」などありえません。

[出来ることをしよう]

 最後に当該の市東孝雄さんは「(9・2新やぐら裁判控訴審)誰が聞いてもおかしい判決。23日から座り込み、泊まり込み体制に入ってます。強制執行攻撃が来ても各自出来ることをしてほしい」と厳しい状況の中でもいつものように落ち着いた口調ながら強い決意が感じられる発言でした。(写真は市東孝雄さん)Photo_20221203173601
 動労千葉からは「車の両輪として闘ってきた。これからも労農連帯で強制執行阻止を」と、また関西を代表して松原康彦さんは「NAAに何の正当性もない。12月3日まで泊まり込んで全力で闘う」と決意を語りました。

[改ざん、偽造は犯罪]

 弁護団からは「強制執行は国家的強盗行為、執行しても空港に何のメリットもない。裁判所はNAAと一体となって社会の一般常識からずれた判断をしている」と判決の不当性を何度も指摘しました。
 あの森友改ざん事件でも赤木雅子さんが改ざんを主導した佐川元理財局長を訴えた裁判の判決が大阪地裁でありましたが「公務員個人が職務上の行為で他人に損害を与えた場合、国が賠償責任を負い個人には責任なし」と訴えを棄却しましたが「公文書を改ざんせよ」と命令することが「職務」と言えるのか、りっぱな犯罪ではありませんか。犯罪者佐川に何故責任がないのか、全く理解不可能です。(写真は、280名が結集した集会の様子)Photo_20221203173701
 翻って耕作権裁判でも空港公団(現NAA)は故市東東市さんの署名を偽造したり、農業以外の使用目的で旧地主から農地を買い取ったり(農地法違反!しかも耕作者に無断で)と明らかな犯罪行為が存在するにもかかわらず、森友事件同様行政側から一人の逮捕者も出ていません。
 弁護団の発言の通り、まさに裁判所は世間の常識から大きく乖離し、政権に忖度しているとしか考えられません。
 その後、各支援団体、共闘団体からの発言が続きましたが、その中に「芝山の郷土の空を守る会」とか「東海第二原発反対住民」と私が初めて聞いた団体名があり、改めて三里塚のすそ野の広さを感じました。
 集会を終えて空港ターミナルビルまでデモ行進したのですが、これまで何十年も三里塚に来ているのですが、まともにこのビルを見るのは初めてで少し不思議な思いがしました。(写真は空港へのデモ)Photo_20221203173702

[世の中の仕組みを変えよう] 

 反対同盟と支援の仲間は連日の座り込み、泊まり込み体制で強制執行と立ち向かっています。私たちも遠く離れた関西の地ではありますが、この闘いと連帯し、ことあらばまた現地に駆けつけようではありませんか。
 安倍が銃殺され、まさにパンドラの箱が開いたかのように閣僚や自民党議員と統一教会のどす黒い関係が次々と明らかになっています。また岸田政権では新閣僚たちも(そして岸田自身も)不祥事が続発しています。こんな連中が政治を牛耳っているのです。こんな腐敗した世の中の仕組みを私たちの力で、三里塚の力で変えて行こうではありませんか。(下写真は、これも対象となっている南台の畑)

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                           (弥永 修)
     三里塚関西実行委員会『実行委ニュース』第183号より転載

2022年12月 6日 (火)

東京五輪が残した人権問題〜えっ! 爆竹だけで懲役1年

レイバーネットTV(12/7) : 東京五輪が残した人権問題〜えっ! 爆竹だけで懲役1年
五輪の弾圧問題は大手メディアでは「やらない・やれない」内容です。闇に消されてはなりません。ぜひご覧ください。また年末恒例の「あなたの一押し映画と本」アンケートを現在、実施中です。ーーオリンピックはまだ金をめぐる犯罪の火がくすぶり続けるなか、正当に抗議し反対するの者を不当に逮捕し弾圧してきました。これに目をつぶってはこれから先、私たちの意志表示や表現さえが難しくなってしまうのではないかと危惧しています。東京・武蔵野競技場で行われた無観客の五輪「聖火」セレモニー(2021年7月16日)に抗議して爆竹を鳴らした黒岩大助さんが「威力業務妨害」で逮捕されました。黒岩さんは爆竹を鳴らしただけで「139日」も拘留され、起訴内容も「聖火イベントへの抗議」がいつの間にかセレモニーの整理誘導にあたっていた「イベント会社員への業務妨害」に変えられました。番組では当該の黒岩さんに、五輪反対の思いをじっくり伺います。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣放送チャンネル(12/7 19時半)映画本アンケート

2022年12月 5日 (月)

関電本店抗議行動、900人集まる

Img_4963 12月4日(日)13:00~14:30、関西電力本店前にて、「老朽原発うごかすな!全国集会」が開かれ、全国各地から約900人が集まりました。市民デモHYOGOからも約40名が参加し、14:30に近くのうつぼ公園に歩いて移動しました。そこから難波まで御堂筋を通って「老朽原発うごかすな!」、「美浜原発超危険!」、「賄賂より廃炉!」などとコールしながら、15:00~16:30、約1時間半のデモを行いました。別途詳報

2022年12月 4日 (日)

12月4日 本日関電包囲全国集会

当面の行動日程                  阪神社会運動情報資料センター掌握分

定例行動  毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅前

阪神間の行動 

 

12月4日(日) ハンセン病問題を学ぶ市民の会講座 10時 プレラにしのみや401403 (阪急「西宮北口」南3分)「重監房が私
たちに伝えること」

124日(日) 老朽原発動かすな!関電包囲全国集会 13時 関電本店前 

124日(日) 連続市民講座第4回 農業消滅!?  講師病気のため、中止

12月9日(金) 尼崎共同行動スタンディング 18時 JR尼崎北

1210日(土) 連帯兵庫みなせん討論集会 13時半 兵庫文化センター(JR「兵庫」北東)

※12月10日(土) 宝塚平和と人権を考える会 「伝えておきたい~私が子どもの頃の話」 13時 ぷらざコム21会議室(阪急「売布神社」東南5

12月10日(土) 安全でなかった南京国際安全区 14時 ドーンセンター・7Fホール 松岡環・笠原十九司

12月10日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ前

12月10日(土) 「今、宮古の空にブルーインパルスじゃない」1210講演会 伊勢崎賢治

12月11日(日) 一度の人生、わくわくドキドキ 今聞きたい 中川前宝塚市長の本音 14時 豊中・ステップホール(阪急「豊中」直結)

12月14日(水) 阪神センター情勢研究会 18時半 阪神センター

1216日(金) カルト癒着の政治を終わらせよう討論集会 白井聡×雨宮処凛 木村真・丸尾牧 18時半 福島区民センター(JR「野田」「海老江」、阪神「野田」、地下鉄「野田阪神」から58分)

12月17日(土) 老朽原発うごかすな!実行委員会 10時 国労会館

12月17日(土) 大逆事件学習会 「森近運平と神戸」 神戸学生青年センター・ウエスト100(本館)2Fホール(阪急「六甲」南西1分) 講演:森山誠一(金沢星稜大学名誉教授)

※1217日(土) 連続市民講座第5講座 ビッグイシューの果たした役割 14時 尼崎中央北生涯学習プラザ(阪神バス「尼崎総合医療センター」西2分 

12月18日(日) チェルノブイリ救援関西 31周年のつどい 13時半  大阪市生涯学習センター(JR「北新地」北3分)

12月18日(日) 憲法改悪反対市民フォーラム 12時 JR大阪駅前

※1218日(日) 小西純一郎さんをしのぶ会 13時半 尼崎中小企業センター(阪神「尼崎」北東5分)

12月24日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5

※12月26日(月) さようなら原発1000人集会実行委員会 19時 川西アステ

 

11日(日) 関生弾圧粉砕元旦闘争 10時 大阪府警本部前

23日(金) 連帯議員ネット総会

32日(木) 関生コンプラ裁判判決日 1315分 大津地裁

2022年12月 3日 (土)

関電の不正還流を告発する会が、大阪地検に抗議~高橋もと子FBより

★「関電の不正還流を告発する会」からの緊急呼びかけで、大阪地検前で抗議行動が行われました。
★マスコミでも報じられているように、関電元役員への「報酬補填」問題が「不起訴」となりました。
★急な呼びかけでしたが、各地から市民が駆けつけ、抗議の意思を表明、抗議の声を上げました。
★役員の金品受領など、次々と不正が発覚する関西電力。
市民11人から構成される検察審査会では7月に「起訴相当」と議決しました。
ところが、12月1日、特捜部は役員9人を不起訴にしたのです。
不起訴理由は「証拠が足りない。容疑不十分」でした。
★役員報酬補填問題とは、電気料金を値上げに対して、消費者には役員報酬をカットすることを公表していながら、経営陣には退任後、総額2億6000万円が支払われていました。腐り切った体質です。
★関電の次々と明らかになる不正を大阪地検特捜部が捜査しない背景には、大阪地検から関西電力役員への天下りという実態があります。
★一方、岸田政権は原発利用に積極的で新増設まで行おうとし、
関電は老朽原発の再稼働をすすめています。
まさに正念場です。
緊急抗議行動では、12月4日(日)関電前での「老朽原発動かすな」集会への参加が呼びかけられました。

杉田水脈を政治世界から追放しよう

杉田水脈氏が2つの「差別発言」を謝罪・撤回。でもそれ以外は…? 「明らかに女としての…」などの過去発言を振り返る

杉田水脈総務政務官が12月2日、「LGBTは生産性がない」などと表現したことについて撤回、謝罪をした。

杉田水脈総務政務官は12月2日の参院予算委員会で、過去に「LGBTは生産性がない」と月刊誌に寄稿したり、「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」などとブログに投稿したりしたことに対し、「傷付かれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消します」と述べた。

(注:この記事には差別表現が含まれます)

どんな発言について謝罪した?

杉田氏が謝罪と撤回したのは、自身が2つの文章で記した内容だ。

1つが、2016年にスイスで開催された国連女性差別撤廃委員会に参加した際につづったブログ。

参加者のアイヌや在日コリアンに対して「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」などと投稿していた。

2つ目が、月刊誌「新潮45」2018年8月号に寄稿した文章だ。

LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです

なぜ男と女、二つの性だけではいけないのでしょう

などと差別的な持論を展開した。この寄稿は当事者や支援者らの激しい批判を呼び、「新潮45」は2018年10月号で休刊となった。

杉田氏をめぐっては、人権意識を欠いた差別的な発言が度々問題視されており、国会で野党からの追及が続いていた。

こうした指摘を受け、松本剛明総務相は2日の記者会見で、杉田氏に対して発言への謝罪と撤回を指示したことを明らかにしていた。

杉田氏は2日の参院予算委員会で、「内閣の一員としてそれ(指示)に従い、傷付かれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消します」と述べた。

一方で、社民党の福島みずほ氏が、杉田氏が2014年12月に国会で「男女平等は絶対に実現し得ない反動徳の妄想です」と発言したことに対して説明を求めると、杉田氏は「当時現在とは異なる政党に所属をしており、私がその党を代表して内閣提出の法律案について質問をした際の発言でございます」などと釈明。杉田氏は当時、次世代の党に所属していた。

その上で、「現在は内閣の一員として、男女共同参画は我が国の重要かつ確固たる方針で、全ての人が生きがいを感じられる多様性のある社会を実現をするために重要だと思っており、その実現に向けて努力して参りたい」と続けた。

過去の問題発言の数々…

過去の問題発言への批判が絶えない杉田氏。これまでの発言を振り返る。

性暴力被害を訴えたジャーナリスト・伊藤詩織さんを取材した英BBCの番組(2018年6月放送)では、

彼女の場合は明らかに女としての落ち度があった。男性の前でそれだけ飲んで記憶を無くした」 

社会に出てきて女性として働いているのであれば、嫌な人からも声をかけられるし、それをきっちり断るのもスキル

などと言及し、批判を浴びた。

伊藤さんは2020年、杉田氏が自身を中傷するTwitter上の投稿に「いいね」を繰り返し、精神的苦痛を受けたとして、杉田氏に損害賠償を求めて提訴。一審の東京地裁は伊藤さんの請求を退けたが、東京高裁は2022年10月、杉田氏に55万の賠償を命じた。杉田氏は判決を不服として最高裁に上告している。

2020年9月には、自民党内の会議で、女性への性暴力被害をめぐる支援事業に関して、「女性はいくらでもウソをつけますから」と発言した。


杉田氏は当初、発言を否定していたが、一転事実であると認め、ブログで謝罪をした。

この発言をめぐっては、性暴力被害者の支援団体が杉田氏の辞職を求めて当時、抗議や署名活動を展開した。

2022年12月 2日 (金)

11・30国会包囲闘争

「軍事費増やして生活壊すな!改憲反対!カルト癒着の政治をただせ」をスローガンに「11・30in日比谷野音」が開かれた。
◆ よびかけ:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会。
集会は18:30に開会、立憲野党の国会議員、市民から「憲法守れ、軍事費増強反対、インフレ止める政治を」と訴えた。集会後は国会請願デモ行進に、1500名が参加した。(報告=宮川敏一)
【開会】18:30
◆司会 菱山南帆子さん
皆さん、岸田政権の無謀な戦争への道を打ち破り、元気に集会とデモ行進、国会請願をやり切りましょう。

【主催者挨拶】勝島一博さん
◆国会で憲法審査会が開かれ改憲の実績づくりを進めている。緊急事態条項創設を実行をしようとすることは許さない。緊急事態条項は憲法を停止させ、非民主主義行為だ。絶対反対、自公政権の蛮行を阻止しましょう。
【立憲野党議員挨拶】
◆近藤昭一議員(立憲民主党)
今、大切なことは何なのか?政治の役目は全ての皆さんの命を守ることです。それなのに政府のやることは真逆です。分断を煽ります。我々がやるべきことは、分断を乗り越えて、信頼を得ることです。国際強調と平和を守ることが力になります。平和を一緒に作る。平和憲法を守りましょう。
◆小池晃議員(日本共産党)
 岸田政権の大臣が次々に辞めた。スリーアウトチェンジだ。
カルト教団と自民党政治を終わりにさせる。トマホークなど平和憲法下で不必要!平和憲法をもつ日本がやるべきことでない。戦争をさせません。頑張りましょう!
◆櫛淵万里議員(れいわ新撰組)
軍拡競争を進める「敵基地攻撃」。戦争をさせない。平和外交で外国と強調する。自民党は平和憲法を本気に守らない。平和を大事にしない、こんな政府を変えよう。防衛費増強を許さない。頑張りましょう。
◆新垣邦男議員(社民民主党)
憲法審査会で平然と日本国憲法を否定する。沖縄を無尽に軍用車両が走り、空にはオスプレイが飛ぶ。沖縄は米国の何でもあり。みんなの力で平和を守るときだ。平和外交で戦争のない社会をつくりましょう。共に頑張りましょう。
◆伊波洋一議員(沖縄の風)
政府は、身勝手に日本各地で抑止力になると日米軍事訓練を繰り返している。日米軍事同盟など平和に寄与しない。戦時になれば日本は戦場になる。そんなことが日米同盟で合意されている。守りましょう平和を!守ろう憲法!
【特別報告】
有田芳生さん(ジャーナリスト)
 旧統一教会が史上最高の危機だと自民党幹部も述べている。この問題は、1958年段階に原点がある。1970年代で朴大統領時には、政治と癒着で文鮮明の機関が広がり、統一協会は軍事を兼ねた集団に台頭した。政治にも浸透、この事実を明らかにすることです。戦後にしてきた闇絵を暴くのです。カルト教団を無くしましょう。

◆馬毛島への軍事基地断固阻止市民団体連絡会
(代表)私たちは5人の代表団で種子島からやって来ました。馬毛島への米軍基地断固阻止するため訴えます。馬毛島を戦場にさせません。基地建設で環境は低下して、軍事的危険を増します。住民の半数以上が反対しています。艦載機の発着訓練は24時間やられ反対!
米軍基地させません。白紙撤回を要求しています。平和を愛する全国の皆さんと協力して、米軍基地断固阻止します。
◆池田良子さん(学校給食無償化を進める)
教科書が無償であるように給食も無償化すべき。子どもは未来そのものです。学校給食に予算を使うのはごく自然です。未来の為に頑張りましょう。
◆行動提起
本日の参加者は1500名です。今夜は久々の国会請願デモです。整然と行動で請願をします。
【衆議院請願】
◆デモ行進は日比谷公園から、国会に向けて梯団ごとにスタートした。はじめに衆議院、参議院の順に進め、両院で立憲野党議員が迎え入れ、各党議員から決意の発言を受けた。団結ガンバローで平和と安心生活の実現を誓った。

2022年12月 1日 (木)

何の反省もない杉田水脈

杉田水脈氏「当時は性被害者存在しなかった」答弁で批判殺到 伊藤詩織さんへの「女性として落ち度」発言問われる

  • 社会 2022年11月30日 17時00分
  •  
 30日の参院予算委員会で、立憲民主党の塩村あやか議員が、総務省の杉田水脈政務官に対し、過去の女性蔑視発言について追及。杉田政務官の発言に批判の声が集まっている。

 問題となっているのは、2018年にイギリスのBBCが制作したジャーナリストの伊藤詩織さんのドキュメンタリー番組での杉田政務官の発言。伊藤さんは元TBS記者の山口敬之氏からの性暴力を実名で訴えていたが、番組の取材に杉田政務官は伊藤さんが男性の前でお酒を飲んでいたという理由で「女として落ち度があった」とコメント。ネットから大きな批判が集まっていた。

 >>谷原章介「上司が女性ということで柔軟」W杯休暇男性への発言が物議「性別は関係ありません」指摘相次ぐ<<

 伊藤さんは2015年に準強姦被害で被害届を提出したものの、嫌疑不十分で不起訴に。検察審査会も不起訴相当と議決していたが、その後2022年7月の民事訴訟の判決で、山口氏が同意なく性行為に及んだ事実が認められている。

 この日の参院予算委員会では塩村議員が杉田政務官の過去の発言について追及。その中で、杉田政務官の「女として落ち度があった」発言について、「性暴力被害者にどんな落ち度があるんでしょうか?」と質問した。

 これに対し、杉田政務官は「性暴力被害者に対して申し上げていたことではありません」と答えたり、「そのようなことは言っておりません」「よく分かりません」とごまかしたりしていた。

 しかし、何度か追及されると、杉田政務官は「BBCのインタビューを受けたのは今から4年前でございまして。当時は刑事裁判におきまして不起訴ということになっています。また、検察の方も不起訴相当ということになっておりまして」と説明。その上で、「当時は性暴力というのはございませんで性被害者も存在しないというふうになってる」と答弁。国会内からは「ええ…」という困惑の声が上がっていた。

 この杉田政務官の発言に自身の公式SNSに疑問の声や批判が寄せられ、ネット上でも「不起訴は性暴力が存在しないってことではないでしょ」「刑法上の犯罪として起訴されなかったことと性暴力の有無は全然違う」「質問に対する答えになってない」「女性が泣き寝入りしたり事件化されない場合は性犯罪にはならないってことか?」「これはアウトすぎ」という批判の声が集まっている。

「保育所はコミンテルンの思想で洗脳教育」~杉田水脈の考え方そのものが不用意

杉田水脈氏、「保育所で洗脳教育」投稿を撤回…「不用意な発言だった」

 杉田水脈総務政務官(衆院議員)は30日の参院予算委員会で、保育所を巡る問題とコミンテルン(共産主義インターナショナル)を結びつけた過去のニュースサイトへの投稿について、「事実として確認できず、不用意な発言だった」として、撤回する考えを示した。

 杉田氏は議員落選中の2016年、保育所の待機児童問題などを巡り、「子どもを家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をするという旧ソ連が共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデルを日本で実践しようとしている。コミンテルンは息を吹き返しつつある」などと投稿していた。

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