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2022年10月

2022年10月31日 (月)

ブルジョアジーからも離反が始まった黒田日銀総裁

寺島実郎氏 日銀の政策に私見「黒田日銀の罪深さがいよいよ極まってきた。経済の現場を知らないというか」

[ 2022年10月30日 15:04 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

 評論家の寺島実郎氏が30日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。日銀は28日の金融政策決定会合で、2022年度の消費者物価の上昇率見通しを2・9%に上方修正した一方、現行の大規模金融緩和策の維持を決めたことに言及した。

 黒田東彦総裁は記者会見で「今すぐ金利の引き上げや(金融緩和の)出口が来るとは考えていない」と述べ、2%の物価安定目標の達成には時間がかかるとの考えを改めて示した。最近の円安進行については「急速かつ一方的。わが国経済にマイナスで望ましくない」と指摘した。日銀の超低金利政策が円安を招いているとの指摘に対しては「金融政策は為替が目的ではなく、あくまで物価目標の達成だ」と反論。「新型コロナウイルス禍からの回復途上にある経済をしっかりと支え、賃金の上昇を伴う形で物価安定の目標を持続的に実現するため」に大規模緩和を続けると説明した。

 寺島氏は「単独でいくら介入しても焼け石に水ですよねっていうのが1つ。それから黒田日銀なるものの罪深さというのがいよいよ極まってきたなと。経済の現場を知らないというか、出口に出ようとしても出られない、金利を上げたら一気に景気後退するんじゃないかってとこにいっちゃう。財政がですね、つまり赤字国債に対する利息負担、金利負担がバーンと重くなってくる。動けない、金縛りになってる」と指摘。そして、「その結果が、日本経済、日本財政に対する信頼、この前に英国のポンドが浴びせかけられましたけれど、売られてね。同じような構造を日本も持っているわけですよ。経済というのは信頼から成り立っているわけで、日本経済に対する信頼感がぐっと傾いてきている。その結果がこの円安150円」と持論を展開した。

 そのうえで「政治の小道具に日銀があまりにも利用され続けたために、黒田さんの言ってることもおかしくなってきている。役割意識肥大症じゃないけれども、ついに賃金の引き上げまで言い始めている。つまり日銀って何のためにある中央銀行なんですかねえ。役割意識をしっかり整理してですねえ」と言い、「日本国というのが今本当に安売りに入っちゃってるわけですよ。一時に比べたら9割円安になったんです、アベノミクスに入る前に比べて。外国の方と向き合うことが最近多いんだけど、なぜ日本にやってくるか。9割引きになってるからですよ。買い物なんかに来てんじゃないです。企業を買ったり水資源を買ったり、ものすごい勢いで現場が動いてきている。分かってるんでしょうかね、と思います」と自身の見解を述べた。

●琉球新報社説を支持する!――与那国島・沖縄島ー琉球列島での日米共同統合演習を即刻やめよ!

●琉球新報社説を支持する!
――与那国島・沖縄島ー琉球列島での日米共同統合演習を即刻やめよ!

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――与那国島・沖縄島ー琉球列島での日米共同統合演習を即刻やめよ!

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――与那国島・沖縄島ー琉球列島での日米共同統合演習を即刻やめよ!
*与那国島での16式機動戦闘車の演習は、与那国島ー琉球列島に配備された陸自への、16式機動戦闘車を配備する布石だ。
16式機動戦闘車は、従来の戦車に替わる機動性(装輪装甲車)を重視し、「島嶼戦争」のために導入された装備(105ミリライフル砲搭載の戦車)であり、今、全国の陸自の「島嶼防衛部隊」である「即応機動連隊」の主力装備として配備されつつある。
重要なのは、従来の陸自の普通科連隊に、「戦車」という重装備部隊を配備しようとしているのが「島嶼戦争」態勢であり、宮古島などの「警備部隊」だ(この警備部隊は、有事には「連隊」に昇格することが決まっている、指揮官も1佐職)。
だからこそ、宮古島・石垣島・奄美大島ー沖縄島などへの、この16式機動戦闘車の配備は不可避であり、そのための布石として、与那国島での日米共同統合演習に投入しようとしているのだ!
――琉球列島の島々を蹂躙し、戦車で踏み潰そうとする日米共同統合演習、そして「台湾有事」を煽る、これらの演習に反対しよう!
●琉球新報社説を支持する!
――与那国島・沖縄島ー琉球列島での日米共同統合演習を即刻やめよ!

2022年10月30日 (日)

旧統一教会“癒着”で岸田政権またも大揺れ…最側近の木原官房副長官もズブズブだった

旧統一教会“癒着”で岸田政権またも大揺れ…最側近の木原官房副長官もズブズブだった

日刊ゲンダイDIGITAL - 昨日 13:42
木原官房長官、凄まじい眼光(C)日刊ゲンダイ
木原官房長官、凄まじい眼光(C)日刊ゲンダイ© 日刊ゲンダイDIGITAL

副大臣ら6人に旧統一教会との接点が浮上

一難去ってまた一難、いやいや身から出たサビだ。

自民党と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着の解明がちっとも進まない中、瀬戸際大臣(山際大志郎前経済再生相)の更迭で局面打開を図った岸田政権が早くも大揺れしている。教団の関連団体「世界平和連合」や「平和大使協議会」から事実上の「政策協定」である推薦確認書を提示され、署名していた副大臣が次々に判明。首相最側近の木原誠二官房副長官も推薦状を受け取ったことが明るみに出たからだ。言うまでもなく、すべて自民党の議員だ。

旧統一教会サイドと推薦確認書を交わしていたのは、消費者担当副大臣を兼務する大串正樹デジタル副大臣と、山田賢司外務副大臣。いずれも、昨年10月の衆院解散前に署名していた。憲法改正実現や安全保障体制の強化、同性婚合法化への慎重な対応など、教団が関連団体と一体化して掲げる政策の推進を約束したということだ。井出庸生文科副大臣は提示されたものの、署名は断ったという。

政権にとって、瀬戸際大臣を上回るインパクトなのが木原氏だ。28日の衆院内閣委員会で共産党の塩川鉄也議員から追及され、推薦状の受け取りについて「私、スタッフ、事務所を含めて当時の認識が不足していた。正しくなかった。深く反省し、おわびしたい」と認めた。直近4回の衆院選で受け取った約1000枚の推薦状のリストをチェックし、確認したという。推薦確認書への署名は否定し、「具体的に政策要望などを受けたことはない」などと釈明したが、推薦状をもらったのは、すでに官邸の要である官房副長官の任に就いていた昨秋の衆院選のタイミング。脇が甘かった、じゃ済まされない。

安倍・菅政権以降も旧統一教会は官邸に入り込んでいた

2016年12月に関連団体主催の会合に参加していたことも、報道を受けて「記憶が呼び覚まされた」とか言って渋々認めたくらいだから、濃厚な接点が後から後から出てくる可能性がある。

政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「官房副長官は首相の外遊にも同行する官邸の要職。安倍・菅政権以降も統一教会が官邸にまで入り込んでいた衝撃は大きい。霊感商法などの被害防止策を練っている消費者庁担当の副大臣が利害関係者と近しかったのもヒドい話です。岸田首相は〈国民の声を受け止め、一つ一つ結果を出す〉なんて言っていますが、世間から見れば言っていることとやっていることは真逆。茂木幹事長に押し返され、党内の膿を出し切らなかったツケが回っている」

中川貴元総務政務官は昨秋の衆院選で教団関係者に電話かけを手伝ってもらい、井野俊郎防衛副大臣は16年11月に後援会メンバーだった教団関係者を法務省内を見学させた可能性を認めている。

木原氏は今や懐かしい小泉チルドレンの1人。野党から寝返った井出氏と当選1回の中川氏を除く3人は安倍チルドレンだ。地盤が弱い連中が教団票にすがった構図が浮かび上がる。

2022年10月29日 (土)

市東孝雄さんの農地などの強制収用への動き 関実・三里塚ブログより

市東孝雄さんの農地などの強制収用への動き

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三里塚の市東孝雄さんと萩原富夫さん(三里塚反対同盟)に上の写真のような書類が、千葉地裁から10月26日に届いた。農地法裁判の判決と新ヤグラ裁判の仮執行宣言のついた判決を根拠に、市東さんの自宅の前にある天神峰の農地にある作業小屋(3枚目の写真、この9月4日の集会で市東さんが発言している)、離れ(写真はありません)、ヤグラ(4枚目)、大看板(5枚目)、看板(6枚目)を国家権力が破壊し、その土地と隣接する天神峰の農地を強制収用するというものです。断じて許されません。2294_20221028160402 2294_20221028160301 2294_20221028160401 2294_20221028160601 7枚目の写真は、作業小屋で作業をされている市東孝雄さん(昨年9月撮影)です。 

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この27日の千葉日報は、「NAA、千葉地裁に申し立て 反対派の工作物撤去目指し」と題して以下のように報じました。
ーー成田国際空港会社(NAA)は26日、空港用地内の農地に反対派が建てたやぐらや看板などの工作物を撤去するため、強制執行の権限を執行官に授けるよう求める申し立てを千葉地裁に行ったと発表した。地裁の決定の後、工作物撤去の強制執行の手続きが可能になる。申し立ては18日付け。
 NAAなどによると、昨年6月、同農地の明け渡し命令が確定していた市東孝雄氏(72)が強制執行を認めないよう求めた訴訟が最高裁で退けられた。今年9月には東京高裁が強制執行が可能となる仮執行宣言を出した。NAAはこれらの判決に基づき、今回の申し立てを行った。
 反対派は三里塚芝山連合空港反対同盟北原派。関係者は「NAAによる土地取得に不正があるのに、裁判所はそれを不問にしている」と批判した。
 NAAの田村明比古社長は20日の定例記者会見で「どこかの時点で執行する必要はある。円滑かつ確実に実施するため、関係各方面と検討している」などと話していた。農地明け渡しの強制執行に今回の申し立ては必要ないという。—

千葉地裁は、当事者の反論などをまって(審尋、24日から14日間)、結論を出して強制執行を行う予定だという。このような暴挙は断じて許されない。市東さんの生活と営農、農地を守るために直ちに抗議の闘いに起とう!

当面の行動日程  

当面の行動日程                  阪神社会運動情報資料センター掌握分

定例行動  毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅前

阪神間の行動 

 

※1029日(土) 檻の中のライオン講演会 10時 西宮大学交流センター(阪急「西宮北口」北東2分 アクタ東館6階) 講演:楾大樹弁護士  事前申し込み:09039727292

10月30日(日) 老朽原発動かすな!実行委 9時半 PLP会館

10月30日(日) 伊丹自衛隊申し入れ行動 10時半 陸上自衛隊第3師団西門前

10月30日(日) なくそう!官製ワーキングプアー大阪集会 10時~1645分 ドーンセンター

※111日(火) 尼崎市長選勝利に向けた、松本眞総決起大会 18時半 アルカイックホール・オクト(阪神「尼崎」駅北東7分)

※113日(木・休) 連続市民講座第2回 伊丹 14時 人権啓発センター・フラット 久保敬(元木川南小校長)  交流会

113日(木・休) 輝け憲法!大阪集会・デモ 14時 扇町公園

11月6日(日) 「骨格提言」の完全実現を求める2022大フォーラム 13時 尼崎女性センター・トレピエ

※116日(日) 連続市民講座第3講座  14時 宝塚男女共同参画センター(阪急「宝塚」直結ソリオ2 4階)  小野元裕(日本ウクライナ文化交流協会) ウクライナ戦争を考える

※11月9日(水) さようなら原発1000人集会実行委 19時 川西アステ

※11月12日(土) 宝塚宗教者・市民平和会議 講演会 14時 日本基督教団宝塚教会 小林聖(日本キリスト教団豊岡教会牧師)「国」が「葬る」ということ~カルト化する国家

11月12日(土) 梅田解放区 17時半 ヘップ5前

◎1113日(日) 尼崎市長選公示

11月14日(月) 世直し研究会 人の世に熱と光を~水平社創立の思想に学ぶ 18時半 大阪市中央会館(地下鉄「心斎橋」東12分)

11月18(金) 宝島裁判判決 13時半 大阪地裁大法廷

※11月19日(土) 核廃絶へ声上げ続ける高橋悠太さんと交流しよう 13時 ラスタホール(阪急「稲野」北西8分)

◎1120日(日) 尼崎市長選投開票

11月20日(日) 改憲反対市民フォーラム 12時 JR大阪駅前

1120日(日) 伊丹マダン 10時 伊丹三軒寺広場

※1120日(日) さようなら原発1000人集会 14時 いたみホール 今中哲二京大研究所員
 おしどりまこ・けん(芸人)

2022年10月28日 (金)

ひろゆき氏を「論破王」としてもてはやすのは、どのような人たちなのか?


ひろゆき氏を「論破王」としてもてはやすのは、どのような人たちなのか?



 


西村博之(ひろゆき)氏拡大西村博之(ひろゆき)氏のツイッターより

 

 これは、本土から過剰に基地を押し付けられている沖縄の人々を踏みにじるものだと思います。Twitterでは、「#沖縄の人々への侮辱を許さない」「#ENDひろゆき」「#ひろゆき離れ」等、関連ワードが連日トレンド入りしていましたが、反発も当然でしょう。

 ところが、西村氏は謝罪するどころか反論を続け、自身のYouTubeでは「沖縄の人って文法通りしゃべれない」「きれいな日本語にならない人の方が多い」などと発言しました。これは明らかなヘイトスピーチです(沖縄タイムス『ひろゆき氏「沖縄の人って文法通りしゃべれない」 県民の“日本語”めぐり発言』2022年10月12日)。

ひろゆきに「いいね」は沖縄の人々に対する集団的イジメの問題だ

 西村氏による一連の言動についての論点は多々ありますが、私が個人的に一番恐怖を覚えたのは、最初の投稿に対しておよそ30万近く(2022年10月26日時点)ものアカウントが「いいね」をつけたことでした。

 つまり、これだけの人々が、沖縄の人々を踏みにじるような西村氏の“加害行動”に“加担”したわけです。もはや西村氏個人の発言にとどまらず、「社会的弱者に対する集団的イジメ」の問題だと思います。

 おそらく、基地問題について日頃から反対派を攻撃しているような、いわゆる「ネット右翼」と呼ばれる人々だけが同調したのではなく、さらに広い層にも西村氏の投稿に共感を覚えた人が一定数いたのでしょう。だからこそ、由々しき問題だと感じるのです。

議論の弱さや情報リテラシーの低さを露呈したひろゆき氏

 


 

 一方で、西村氏の一連の言動は、以下のように非論理的で、詭弁・デマも目立ち、彼の情報リテラシーの低さも露呈したと思います。

 (1)現地の住民との口論で「座り込み」の定義に話が及んだ際、「24時間していないと座り込みと言わないという定義がどこにあるんですか」と問われて、「辞書に書いてあります」と答えたものの、「どこの会社の辞書に?」という反論に答えることができなかった。

 (2)自説を強化するために、日頃から不確かな情報を流しているとよく指摘される「アノニマスポスト」や沖縄の右派インフルエンサー・ボギーてどこん氏の投稿を引用してしまう(Twitter、2022年10月9日、Twitter、2022年10月15日、文春オンライン『《辺野古ピース騒動で場外乱闘》ひろゆきがリツイートした“要注意右派インフルエンサー”の正体「投稿動画の裏では撮影する側の挑発行為がある」と地元保守派さえも批判』2022年10月17日)。

 (3)自身のYouTubeで、「もともと普天間の基地があった。周りに住宅を造っちゃった」「もともと何にもなかった」という、定番のデマを配信してしまう(沖縄タイムス『ひろゆき氏「沖縄の人って文法通りしゃべれない」 県民の“日本語”めぐり発言』2022年10月12日)。

 これらを見て、「西村氏は論破王と言われているけれど、議論は全然強くないし、情報リテラシーも低いじゃん……」と気がついた人も多かったのではないでしょうか?

ひろゆき氏を起用したハフポストの記事をめぐってレスバに

 ちなみに、私が西村氏に詭弁が目立つと実感したのは、2020年のことでした。その年の2月に、ハフポスト日本版が「#私たちのフェミニズム をみんなで語ろう」という企画を始めたのですが、その第1回で西村氏を起用したのです(ハフポスト日本版『ひろゆきさん、どうして「今の日本では“フェミニズム”って言葉を使わないほうがいい」のですか?』2020年2月7日)。

 フェミニズムに反する発言すらしていた西村氏を起用したことに疑問を投げかけるTwitterを投稿したところ、西村氏から引用リツイートが来て、「レスバ」に発展しました(※レスバとは、SNS上で他人と口論することを意味するネットスラング。西村氏がしているのは議論ではなく、あくまで「レスバ」だと思うのであえてそう表現しました)。

 具体的な「レスバ」の内容は私の個人ブログnoteに掲載しましたので、ここでは省きますが、最終的に彼は、以下のような投稿を私に飛ばしてきたのです。

男女平等を目指すのであれば、「レディースデイの撤廃」や「男性専用列車の実現」に賛成してくれると思うので、書いてみました。

「男女平等というのは、性別による差を無くすこと」
https://getnews.jp/archives/2399021
Twitter、2020年2月12日)

「レディースデイ」「男性専用列車」という最弱の反論

 「レディースデイ」や「男性専用列車」といえば、ジェンダー平等反対派が用いる最もレベルの低い反論の一つでしょう。

 賃金格差という巨大な男女格差が存在し、365日毎日が「メンズデー」である状況の中で、たとえば週に1回程度、些細な割り引きをするに過ぎないレディースデイを取り上げて、「ジェンダー平等」の話題に入れ込むことは、女性差別の矮小化にほかなりません。また、「男性専用列車」に関しては、痴漢の加害・被害に圧倒的に男女差がある以上、その対応策に違いがあるのは当然です。

 社会学者の倉橋耕平さんは、このように規模やレイヤーの全く異なるものを同じ土俵に乗せることを「偽の等価性」と表現していましたが、本当にその通りだと思います(朝日新聞デジタル『歴史修正主義を扇動した「論破」文化 感情に訴える言葉の危険性』2021年12月6日)。

議論が弱いのにどうして論破王として支持されるのか

 


ハチ公前で「2ちゃんねる」創設者・西村博之さんと演説に臨む乙武氏=2022年6月18日午後5時3分、東京都渋谷区拡大参院選東京選挙区に立候補した乙武洋匡氏(手前)の応援に駆けつけた西村博之(ひろゆき)氏(中央)=2022年6月18日、東京都渋谷区

 

 ここで疑問に思うのは、このように議論に弱く情報リテラシーも低い人物が、なぜ「論破王」として世間からもてはやされるのかということです。日頃から「ネット右翼」や「アンチフェミニズム」の活動に勤しむアカウントならまだしも、ある程度の社会的地位にある人物ですら、西村氏に共感を示したり尊敬の念を抱いたりする人は少なくありません。

 おそらく、日本の教育課程では議論(ディベート)についてほとんど学ばないため、「詭弁を詭弁だと認識できる能力」が育ちにくいというのがその理由の一つでしょう。ですが、そのような構造的な理由よりも心理的な理由として、いまの日本では「社会問題に声を上げる人々を冷笑したい」という感情が優先されているように思えてならないのです。

 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)というカルトに対して「激甘」な態度を取るコメンテーター等が少なくない理由について、近年強くなる一方の「自己責任論」と、それに基づく「ウィークネスフォビア(弱さに対する嫌悪)」が社会的背景にあると以前寄稿した記事で述べました(論座『カルトと政治家の癒着に「激甘」な人たちが増殖した背景にあるのは……──権力ある者の不適切性を過小評価する「ゆるふわ権威主義」』 2022年7月22日)。

 それは西村氏を支持する人々にもそのまま当てはまるように思います。つまり、「自己責任論」と「ウィークネスフォビア」が強いために、声を上げる社会的弱者に対する嫌悪(プロテストフォビア/アクティビズムフォビア)や、社会が彼らの主張を認めて包摂することに対する嫌悪(インクルーシブフォビア)のほうが、詭弁・デマに対する嫌悪感よりも強い。それゆえ、西村氏の詭弁に対してマイナス評価をしないのではないでしょうか。

なぜ日本は欧米よりも冷笑の傾向が強いのか

 ちなみに、インクルーシブフォビアやアクティビズムフォビアは、オルタナ右翼や極右勢力による「反・反差別運動」のような形で欧米社会でも近年見られる現象ですが、日本がやや異質なのは、「冷笑」の傾向が強いことでしょう。

 その背景には、(1)「正論と民主主義の敗北」と(2)「“真面目さ”の敗北」にあると思います。

 日本は、正しい知識を身に着けて正論を主張し、説得し、周囲が納得し、皆で改善を進めるという「民主主義的な社会の改善プロセス」がまだまだ根付いておらず、社会の様々な物事が、権力者のパワーゲーム、コネクション、ネポティズム(縁故主義)、因習、非論理的な“空気”等で決まることが非常に多いのです。

 さらに、真面目に勉強して、真面目に働き、真面目に消費するという「日本的な真面目さ」を武器にして経済成長した昭和のモデルが世界で通用しなくなり、日本の国力が相対的に衰退したこともあります。とりわけ、構造的に不利益を被った氷河期世代には、「真面目にしても報われない」という感覚が非常に強いことでしょう。

 これら2つの背景があるために、「正論を吐いても意味がない」「(まだ表立っては言えないけれど)真面目にするのは馬鹿馬鹿しい」「どうせ社会は変わらない」「だったら自分たちの利益だけを求めたほうが賢い」という感覚が非常に強くなったと思います。つまり、一種の「学習性無力感」です。

 その結果として、正論を訴えて真面目に社会改善に取り組む人たちに対して馬鹿馬鹿しさを感じ、「冷笑したい」というマインドに陥ってしまう人が増えたように思います。そのような人々の心をつかんだのが、詭弁を上手に用いて「正論を言う人」や「真面目な人」を“打ち負かしてくれる”西村氏だったのではないでしょうか。

 なお、これと似た「学習性無力感」に関する話は、以前書いた記事でも少し触れましたので、ご参照ください(論座『学習性無力感が日本の衰退で強まり、低い投票率と野党伸び悩みを招いている──参画と議論なき環境では政治的な「自己効力感」は育たない』2021年11月18日)。

詭弁やデマが増殖する負のスパイラルに対抗するためには

 

Victoria Yarkshutterstock拡大Victoria Yark/Shutterstock.com

 

 では、詭弁、デマ、冷笑を流布するインフルエンサーが活躍できてしまう社会状況に対して、私たちはどのように対抗していけばよいのでしょうか?

 西村氏の発言を問題視したジャーナリストには、「しっかりと事実を伝えていくしかない」という発言が多かったと感じます。確かに、「社会問題についてただ知識が無いだけの人」には有効だと思いますが、それだけでは詭弁や冷笑による攻撃を弱めることはできません。

 そこで提案したいのが、彼らの言動の悪質性についてしっかりと学習するよう啓発していくことです。以前、「子供がひろゆき氏の動画を見ているので、詭弁を見抜くための良い教材にしている」という方がいました。私たちがやるべきことはまさにそれだと思います。

ワクチンのように社会の詭弁に対する免疫を作り上げよう

 たとえば、「論破カルチャー」の人々は以下のような戦術を駆使します。

・相手を小ばかにするような態度を取り、自分のほうが有利であるかのように演出する

・前提になる知識が必要な社会問題の実情について論じるのを避けて、方法論等に論点を逸らすことで、知識がある人と同じ土俵に乗るのを避ける(例「そんなやり方じゃ支持されないぞ!」)

・言葉を独自に定義づけ、捻じ曲げることで、相手を噓つきに仕立て上げ、カウンターを繰り出す(例「お前こそ差別している!」)

・例外に過ぎない事例を「チェリー・ピッキング」(自説に都合のよいものだけを選び取って全体を論じること)して相手を噓つきに仕立て上げる

・レイヤーの全く異なるものを同じ土俵に乗せ、話の前提にある制約条件を無視することで、相手の主張が前後で矛盾しているように偽装し、バカにする

・自分自身に関する不利なことは正面から反論せず、相手にレッテル貼りをして印象を悪くしようとする

 これまで、「情報リテラシーを高めよう!」という啓発は、主に「フェイクや詐欺に流されないようにしよう!」というものが中心でした。そのフェーズから一歩進めて、これらの詭弁や論理的誤謬を見抜き、問題点を指摘できることも情報リテラシーであるという啓発が必要だと思うのです。

 こうした“ワクチン接種”を通じて、詭弁に対する社会全体の免疫を作り上げて、「詭弁に乗せられることはトンデモ医療やカルトに騙されるのと同様に恥ずかしい」という社会的な価値観の醸成が、冷笑主義や「論破カルチャー」とその詭弁に対する有効な手段であり、唯一の対抗策ではないでしょうか。

2022年10月27日 (木)

「プーチンによる侵略戦争反対!」―戦争に反対する在日ロシア人らがアピール行動

「プーチンによる侵略戦争反対!」―戦争に反対する在日ロシア人らがアピール行動

 

2022年10月22日、東京・新宿において、「戦争に反対する在日ロシア人」らのアピール行 動がありました。結集したのは、日本在住のロシア人、タタール人、そして彼らに連帯す る日本人ら約15名で、ウクライナにおける戦争反対の思いを、日本社会に強く訴えました 。2月24日に開始された戦争は、ウクライナ軍が反転攻勢する中、ロシアがウクライナ東 南部4州を併合し、そこでは戒厳令が出されています。また、クリミヤ橋が爆破され、キ エフなど数都市が空爆されています。他方、ロシア国内では部分動員令が出されて、反対 運動が再燃する中、国外脱出する若者も少なくありません。

「戦争に反対する在日ロシア人」は開戦直後から新宿や渋谷で街宣行動を続けてきました が、ウクライナ情勢の展開や世界経済への影響に伴い、コールやプラカードの種類が増え ています。また、最近では周囲の日本人の注目を集め、この日は街宣の隊列に加わる人も いました。そこは国境を超えた、情報交換や意見交換の場にもなっています。「戦争のた めに危険をおかすのではなく、平和のために危険をおかすべき」「プーチンの戦争に協力 するのではなく、動員拒否こそ勇気ある行動だ」「平和憲法をもつ戦後の日本人は、戦争 に反対のはず。共に行動しましょう」など、様々な意見が出されました。以下、主催者の ビラから転載します。

<主催者アピール>

 

日本に住む私たちロシア人は、様々な理由でこの国に来ています。異文化を受け入れたい と思った人、仕事のチャンスに恵まれた人、現在のロシア政府のイデオロギーに耐えられ なかった人。今、ロシア政府によって始められたウクライナに対する酷い戦争はとても卑 劣で、私たちはこの悲劇を黙って見ている訳にはいきません。

私たちロシア人は、この戦争を決して望まず、ウクライナ領のルハンスク、ドネツク、ザ ポリージャ、ヘルソンの占領も望みません。そして、占領地の住民投票は支持できず、認 められません。自国民に自由で公正な投票を保障しない政府が、他国の領土を決して奪っ てはいけません。

私たちは、ロシア政府の行動を非難しています。プーチンの独裁や行動と、一緒の括りで 見られたくありません。私たちは、私たちが世界平和を願う同盟者であると世界に認識さ れることを望みます。

私たちは、ロシア連邦の領土にいる国民が、部分的に動員されるという、最近のニュース に恐怖を感じています。プーチンの演説は、国に対する利己的な権力を守るために行われ た、情報操作に過ぎません。ロシア国民は、無意味な戦争のために捨てられる政府の駒で はなく、自分の命、家族、信念を持った人間なのです。動員発表以来、大規模な抗議行動 が始まっています。私たちは、ロシア政府の行動に全面的に反対し、ロシアにいる親族、 家族、大切な人たちを守るために立ち上がりました。

また、ロシア国民を擁護し、プーチン政権に反対して投獄されている、政治家アレクセイ ・ナワリヌイの自由を要求します。現在、彼は弁護士と顔を合わせることすら禁じられて おり、二人の間のガラスにはテープが貼られ、顔を見ることすらできません。また、ナワ リヌイは服のボタンを外し、「人の肉は戦争に使うべきではない」と発言したことで、常 に理不尽な懲罰を与えられています。私たちは、彼のおかれた状況に、恐怖を感じていま す。

プーチンの人質である限り、彼の身は常に危険にさらされていることを、人々に知って欲 しいです。私たちの抗議活動に参加し、協力してくれた、すべての日本国民に深く感謝し ます。表現の自由は、私たちの母国では否定されている権利です。日本では、平和的な抗 議活動を行える。

私たちの感情を表現する自由を与えてくれたことに感謝しています。また、プーチンの軍 隊として戦いたくないロシア人に、日本で難民資格が取得できることも要望しています。 一人でも多くの命が救われるよう、どうかご協力をお願い致します。

【戦争に反対する在日ロシア人】 https://yasoprotivlenie.com/

【参加報告・編集・訳】佐藤和之 (佼成学園教職員組合)

2022年10月26日 (水)

「冷笑系」はなぜ活動家を嫌うのか

「冷笑系」はなぜ活動家を嫌うのか



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ニューズウィーク日本版


<ひろゆき氏が沖縄で基地反対の座り込みをしている人たちを揶揄したとき、それが「クール」だと便乗する人の心理>



宮古島へのミサイル部隊配備に抗議する長年の反戦活動家・清水早子さん(4月21日) Issei Kato-REUTERS

 

 

 

 

 

 

 

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2022年10月25日 (火)

内閣支持率下げ止まらずついに27%! 旧統一教会解散命令「請求すべき」は82%に=毎日調査

内閣支持率下げ止まらずついに27%! 旧統一教会解散命令「請求すべき」は82%に=毎日調査

公開日: 更新日:
24日午前、衆院予算委員会に臨む岸田文雄首相(C)日刊ゲンダイ
24日午前、衆院予算委員会に臨む岸田文雄首相(C)日刊ゲンダイ
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岸田首相“政党支持率>内閣支持率”なら党内政局で年内退陣か 反転攻勢の材料なく四面楚歌 岸田首相「旧統一教会調査」指示の姑息な魂胆 有田芳生氏「追及かわし」と本気度に疑問符 岸田政権「発足1年動画」SNSでケチョンケチョン…“8分超大作”も「いいね」は菅政権以下

 岸田内閣の支持率下落に歯止めが利かなくなっている。毎日新聞が22、23日に実施した世論調査で内閣支持率は前回調査(9月17、18日実施)から2ポイント減の27%と続落。不支持率は1ポイント増えて65%となった。背景にあるのは自民党と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とのズブズブの関係、高騰する物価に対する無策などに対する厳しい評価だ。

 政府が旧統一教会への解散命令を裁判所に請求すべきかの質問に「請求すべきだ」との回答は82%に達した。教団との接点が次々に発覚する山際大志郎経済再生担当相は「辞任すべきだ」と回答した人は71%、教団との関係について「紙回答」だけで逃げ続ける細田博之衆院議長が「説明責任を果たしていない」と考える人は81%に上った。

 上昇が止まらない物価への政府の対策に関しては「評価しない」が75%、急激な円安ドル高の原因となっている日銀の金融緩和政策に関しては「見直すべきだ」が55%と厳しい数字が並んだ。安倍元首相の国葬に関しては「実施するべきではなかった」が60%に達した。

 首相就任から1年たった岸田首相の仕事ぶりを625人に100満点で採点してもらったところ平均は40点。「赤点で落第、退陣しろ」というのが国民の声のようだ。

2022年10月24日 (月)

当面の行動日程    

当面の行動日程                  阪神社会運動情報資料センター掌握分

定例行動  毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅前

※阪神間の行動 

 

10月24日(月) 関生滋賀コンプライアンス公判・結審 10時~17時 大津地裁)(JR「大津」北1分 

10月24日(月) 田中徹さんとのお別れ会 17時半 滋賀県教育会館(JR「大津」北東3分)

10月25日(火) 優生保護法問題の全面をめざす1025全国集会 12時半 日比谷野外音楽堂

10月27日(木) 木曜行動   

10月27日(木) 尼崎共同行動相談会 18時半 小田北生涯学習プラザ

1029日(土) 檻の中のライオン講演会 10時 西宮大学交流センター(阪急「西宮北口」北東2分 アクタ東館6階) 講演:楾大樹弁護士  事前申し込み:09039727292

10月30日(日) 老朽原発動かすな!実行委 9時半 PLP会館

1030日(日) 堀越けいにんさんお話会 13時半 いたみホール5階会議室

10月30日(日) なくそう!官製ワーキングプアー大阪集会 10時~1645分 ドーンセンタ

 

111日(火) 尼崎市長選勝利に向けた、松本眞総決起大会 18時半 アルカイックホール・オクト(阪神「尼崎」駅北東7分)

112日(水) 阪神センター情勢研究会 18時半 阪神センター

113日(木・休) 連続市民講座第2回 伊丹 14時 人権啓発センター・フラット 久保敬(元木川南小校長)  交流会

113日(木・休) 輝け憲法!大阪集会・デモ 14時 扇町公園

116日(日) 「骨格提言」の完全実現を求める2022大フォーラム 全国ズーム中継 13時 尼崎女性センター・トレピエ(阪急「武庫之荘」南4分)

116日(日) 連続市民講座第3講座  14時 宝塚男女共同参画センター(阪急「宝塚」直結ソリオ2 4階)  小野元裕(日本ウクライナ文化交流協会) ウクライナ戦争を考える

119日(水) さようなら原発1000人集会実行委 19時 川西アステ

11月11日(金)~13日(日) 市民デモHYOGO沖縄ツアー

1112日(土) 宝塚宗教者・市民平和会議 講演会 14時 日本基督教団宝塚教会 講演:小林聖(日本キリスト教団豊岡教会牧師)「国」が「葬る」ということ~カルト化する国家

11月12日(土) 梅田解放区 17時半 ヘップ5前

1113日(日) 尼崎市長選公示

11月14日(月) 世直し研究会 人の世に熱と光を~水平社創立の思想に学ぶ 18時半 大阪市中央会館(地下鉄「心斎橋」東12分)

11月17日(木) 木曜行動

11月18(金) 宝島裁判判決 13時半 大阪地裁大法廷

1119日(土) 核廃絶へ声上げ続ける高橋悠太さんと交流しよう 13時 ラスタホール(阪急「稲野」北西8分)

1120日(日) 尼崎市長選投開票

11月20日(日) 改憲反対市民フォーラム 12時 JR大阪駅前

1120日(日) 伊丹マダン 10時 伊丹三軒寺広場

1120日(日) さようなら原発1000人集会 14時 いたみホール 今中哲二京大研究所員
 おしどりまこ・けん(芸人)

1120日(日) 『夢みる小学校』上映会 9時半~ 13時半~ 伊丹市立児童館こらくる(伊丹市御願塚6丁目)

11月20日(日) 108プロジェクト集会 14時 エルおおさか視聴覚室(地下鉄「天満橋」西5分)

 

1123日(水) ハナマダン 11時 阪神尼崎駅前・中央公園

11月24日(木) 木曜行動

11月25日(金) 労働組合つぶしを許さない兵庫の会第3回総会と映画 18時半 神戸市中央文化センター10階(JR「三宮」南5分)

11月26日(土) 市民デモHYOGO世話人会

         辺野古神戸行動 

11月26日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5

11月26日(土) 原発・核燃からの撤退を!集会 1350分 エルシアター(地下鉄「天満橋」西5分) 講演:鎌田慧  報告:森田敏也 

1127日(日) 芦屋九条の会」講演会 非戦の誓い「9条の輝き」 14時 芦屋市民センター401JR「芦屋」西5分) 渡辺治(一橋大名誉教授)

11月29日(火) 連帯兵庫みなせん世話人会 18時 長田文化センター

11月30日(水) 阪神センター情勢研究会 18時半   

12月1日(木) 琉球遺骨返還訴訟 控訴審第2回口頭弁論 10時半 大阪高裁大法廷

12月1日(木) 木曜行動  

124日(日) 老朽原発動かすな!関電包囲全国集会 13時 関電本店前 

124日(日) 連続市民講座第4回 農業消滅!?~今食の未来を考える 鈴木宣弘東大教授   14時 キセラメッセ(能勢電「絹延橋」西5分)

2022年10月23日 (日)

中傷ツイートに「いいね」で名誉毀損判決の杉田水脈氏 総務政務官続投でも「いいね」なの?






中傷ツイートに「いいね」で名誉毀損判決の杉田水脈氏 総務政務官続投でも「いいね」なの?

2022年10月22日 12時00分



 性暴力被害を公表した伊藤詩織さんが、杉田水脈みお総務政務官を訴えていた名誉毀損きそん訴訟の控訴審で、逆転勝訴した。争点はツイッターで伊藤さんを誹謗ひぼう中傷する投稿に、杉田氏が「いいね」ボタンを押したことの是非。東京高裁は、「いいね」までの経緯などに着目して「名誉感情を毀損する」と判断した。誹謗中傷が飛び交うツイッターに一石を投じる新判断だが、一方で、こんな判決を受けた杉田氏が総務政務官でいいのか、という点も改めて問われそうだ。(特別報道部・山田祐一郎、岸本拓也)
【関連記事】中傷ツイートに「いいね」 杉田水脈衆院議員に賠償命令 東京高裁 伊藤詩織さん側敗訴の地裁判決を変更【動画あり】
判決後の記者会見で「インターネット上の誹謗中傷に対する第一歩」と喜びを語る伊藤詩織さん(右)ら=20日、東京都内で

判決後の記者会見で「インターネット上の誹謗中傷に対する第一歩」と喜びを語る伊藤詩織さん(右)ら=20日、東京都内で

◆誹謗中傷の厳罰化の流れをくんだ判決

 「いま、誹謗中傷を問題視する声が上がってきている。その社会の変化がこの判決をもたらしてくれた」。20日の判決後原告の伊藤さんはこう語った。
 提訴は2020年8月。元TBS記者の男性から性暴力を受けたと訴える伊藤さんを中傷する複数のツイッター投稿に対し、「いいね」をした杉田氏を相手取り損害賠償を求めた。今年3月の1審・東京地裁判決は「『いいね』が押されたとしても、どの部分に好意的・肯定的な評価をしているかが明確ではない」「ブックマークなどの目的で使用することもある」などとして違法性を否定した。
 ツイッターの場合、別の利用者の投稿に「いいね」を押すと、自分のプロフィール欄に表示される。「リツイート」は、自分をフォローしている人に同じ投稿を拡散することができる。
 中央大の宮下紘教授(憲法)は「情報を拡散する『リツイート』が積極的な加害意図を認定しやすいのに対し、これまでは『いいね』は抽象的、多義的で意図までは見えないという判断が多かった」と話す。今回の高裁判決を「杉田氏の発言など前後の文脈で意図があったと認定した点が重要。その上で、回数の多さや国会議員としての影響力も評価した」と分析する。
 そして今回の判決をこう位置付ける。「『いいね』について賠償を認める判断は初とみられる。インターネット上の誹謗中傷の厳罰化が進んでおり、その流れをくんだ判決だ。社会的評価を下げたかという客観的要件ではなく、名誉感情を害したという主観的要件を認定したのも踏み込んだ判断だ。比較的高い賠償額からも裁判所のメッセージが読み取れる」

◆杉田氏の加害の意図を認定した「特殊なケース」との見方も

 SNSでの誹謗中傷が社会問題化する中、匿名の投稿者を特定しやすくするプロバイダー責任制限法が改正され、刑法の「侮辱罪」に懲役刑が導入された。「いいね」や「リツイート」行為について裁判で責任が争われるケースも相次ぐ。
 リツイートをめぐり元大阪府知事の橋下徹氏がフリージャーナリストの岩上安身氏を訴えた訴訟は、20年6月に2審の大阪高裁が岩上氏に賠償を命じた。松井一郎大阪市長は、現参院議員の水道橋博士氏を提訴。ツイッターで、経歴についての動画を紹介した水道橋氏の投稿に対し、松井氏は「リツイートされた方も同様に対応致します」と書き込んだ。19年に茨城県の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件で、無関係の女性をあおり運転の車に同乗していたとするデマを引用し、SNSで拡散させたとして、賠償を命じたケースもある。
 SNSのトラブルに詳しい中沢佑一弁護士は「今回の判決は、過去の発言などを検討し、杉田氏の加害の意図を認定した特殊なケース。一般の匿名ユーザーの場合は難しい」と話す。ただ、フォロワーが多く影響力があるユーザーの場合は「いいね」が「リツイート」と同様の拡散効果もあるとし、こう指摘する。「SNSでの発信には責任が伴う。悪口や真偽不明の情報などに『いいね』『リツイート』をすることのリスクを認識する必要がある」

◆同性カップルは「生産性ない」、性暴力被害「女性はいくらでもうそつける」

2019年4月の衆院内閣委員会で、野党議員の質問を聞き、自席から声を上げる自民党の杉田水脈議員

2019年4月の衆院内閣委員会で、野党議員の質問を聞き、自席から声を上げる自民党の杉田水脈議員

 特殊なケースとして、「いいね」が誹謗中傷と認定されるほど、杉田氏による伊藤さんへの攻撃は執拗しつようだった。この異様さは杉田氏による数々の差別・中傷発言に通底する。
 2018年には、月刊誌「新潮45」8月号に寄稿し、同性カップルを念頭に「彼ら彼女らは子供をつくらない、つまり『生産性』がない。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」などと持論を展開。猛烈な批判を浴びて、後に「不適切な表現」と認めたが、謝罪や撤回はしなかった。新潮45は、この問題を受けて休刊した。
 20年9月の自民党会合では、性暴力被害者の相談事業を巡って、「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言。杉田氏の謝罪と議員辞職を求めるインターネット上の署名は13万筆余に上ったが、杉田氏はブログで「女性を蔑視する意図は全くない」と釈明したのみだった。
 選択的夫婦別姓導入を巡って、20年1月の衆院本会議で、国民民主党の玉木雄一郎代表が夫婦別姓を選べず悩みを抱える男女の例を紹介した際、議場で「だったら結婚しなくていい!」とやじが飛んだ。野党側は目撃証言などから、杉田氏のやじだとして自民党に事実確認と謝罪を求める騒動になったこともある。
 兵庫県出身の杉田氏は、住宅メーカーや西宮市役所勤務を経て政界入り。日本維新の会や次世代の党などを渡り歩き、17年の衆院選で自民党の比例中国ブロックから出馬し、現在3期目。今年8月の内閣改造では総務政務官に就いた。

◆総務省は誹謗中傷のない健全なSNS利用を呼びかける官庁なのに…

 数々の問題があったのになぜ岸田首相は、大臣、副大臣に次ぐ要職に杉田氏を起用したのか。背景には故安倍晋三元首相との関係の近さがあるという。
 「安倍さんが、保守的な考え方が近い杉田さんをかわいがっていたのは有名な話」と話すのは政治ジャーナリストの泉宏氏。「私が得た情報では、首相も側近も、杉田さんを総務政務官に起用するかどうかを含めて全部党任せにしていた。党内で安倍さんに近い人たちが、結果的に配慮する形で杉田さんを推したのではないか」とみる。
 性的少数者や選択的夫婦別姓などに否定的な杉田氏の言動は、現在解散命令請求に向けて動きが加速している世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の主張と重なる部分も少なくない。16年に米国の教団関連施設で講演したり、19年に行った熊本の講演会の主催者が教団の関連団体だったとの報道もあったが、杉田氏は8月の政務官就任会見で「関係団体を含め、旧統一教会から金銭的、人的支援を受けたことは一切ない」と関係を否定した。
 教団に詳しいジャーナリストの藤倉善郎氏は「現時点で、杉田氏は自民党の中では教団との関係が薄い方だ。しかし、根本的な人権感覚に問題がある人に、政務官がふさわしい役職とは思えない」と話す。
 総務省といえば、電波、情報通信行政をつかさどり、誹謗中傷のない健全なSNS利用を呼びかける側の官庁だ。その政務官がSNS上で中傷を行っていたと裁判所に認定されたのでは示しが付かない。職務の適格性も疑われる。
 ネット上の言説に詳しい評論家の古谷経衡氏は「杉田氏は今の地位以前に、国民の代弁者たる国会議員にふさわしくない」と切り捨てた上で続ける。「杉田氏にはもともと保守的な思想の核がみられない。後発で保守ムラに入り、ムラの男性に気に入られたいために過激なことを言う典型的な『過剰同化』の人。こうした女性は、地方議員を含めてまだまだいる。男性優位の保守ムラの構造がある限り、第2、第3の杉田氏が出てくる」

◆デスクメモ

 判決文には、杉田氏が「いいね」をつけた投稿が掲載されているが、とても新聞には載せられないほど下品な差別語・侮蔑語ばかりだ。こんなに汚い日本語で人を攻撃する品性は、健全な保守思想に合致するとは思えない。杉田氏と、それに同調する人々は本当に「保守」なのだろうか。(歩)

安倍氏国葬「実施するべきではなかった」60% 毎日新聞世論調査

毎日新聞
 
日本武道館で行われた安倍晋三元首相の国葬=東京都千代田区で2022年9月27日午後2時16分(代表撮影)© 毎日新聞 提供 日本武道館で行われた安倍晋三元首相の国葬=東京都千代田区で2022年9月27日午後2時16分(代表撮影)

 毎日新聞の世論調査では、9月27日に実施された安倍晋三元首相の国葬についても尋ねた。国葬を「実施するべきではなかった」が60%で最も多く、「実施してよかった」は18%、「問題はあったが、実施しないよりはよかった」は17%にとどまった。「実施してよかった」は、若い世代ほど多く、18~49歳では2割を超えたが、70歳以上では1割以下だった。「実施するべきではなかった」は、30代以下では5割を下回ったが、40代以上は5割を超え、60代以上では約7割だった。

 国葬実施前の9月の前回調査では、国葬に「賛成」は27%、「反対」は62%だった。【伊藤奈々恵】

2022年10月22日 (土)

10・19国会前闘争

「統一協会癒着徹底追及!軍拡反対!」10.19 国会前行動に800人
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「統一協会癒着徹底追及!改憲発議反対!軍拡反対!いのちと暮らしをまもれ!19日国会議員会館前行動」が、10月19日18:30に開会した。10/3に臨時国会が始まり、岸田首相が所信表明演説で「改憲発議」に言及、軍拡の道を歩むことを表明した。深刻な経済情勢の下で、人びとの命と暮らしが危険にさらされ、市民と野党の共闘が重要になっている。(報告=宮川敏一)

【開会】18:30
◆司会者 山本さん
 これから国会前19日行動を開始します。

【主催者挨拶】
◆菱山南帆子さん
 自民党参院議運の石井委員長が「野党はだらしない」と、どっちがだらしないか酒を飲んでいて。内閣支持率が下がり、野党は上がらない。維新やカルト教にはやれない。物価が上がり生活にこまる庶民がいる。軍事費にお金を使わず物価対策が優先でしょう。国会正門前の国葬反対行動に15000人が抗議に集まった。短期間にデマが広がる怖さを知った。あれは500人の集まり、野鳥の会でもカウントしてわかった。マスコミまで事務所に問い合わせがあった。みんな嘘だとわかった。でも、嘘の勢いはマスコミまで動かす。まして庶民は流される。それが相手の狙いです。アベ政治ののやり方は、辺野古新基地建設でも暴力右翼が妨害行為を繰り返す。闘いをあざ笑う。今こそ団結です。連帯で、世界平和を臨時国会力で合わせ頑張りましょう。

【立憲野党挨拶】

◆近藤昭一衆議院議員(立憲民主党)
 憲法違反、国葬決行、反対の声が上がるが強行した。覆い隠す背景が政治利用にあった。国葬反対は民主主義を守ること。旧統一教会があった。政権を維持、自民党と統一教会と癒着、もたれあい、多くの被害者が出ています。救済は民主主義と平和を守ることです。頑張りましょう。

◆福島瑞穂参院議員(社民党)
 解散請求を勝ちとる。やりましょう。首相は調査するも考慮しないと言ったのに「民事考慮すると1日でコロリと撤回した。自民党は、考えてやっているのか? 山際大事などは、指摘されると記憶が戻るおかしいでしょう。マイナカードの義務化。あの河野太郎大臣がこれまでの政府答弁に相反して、違反をしてい任意だったものを原則に、おかしいでしょう。「保険証つかるえるの聞くとか返事をしないで終わらせる。無責任です。

◆井上哲士参院議員(共産党)
 野党の追求の中で民事介入もあるに変わった。国民の怒りの声が政府を動かした。ズブズブの関係を明らかにした。大軍拡、敵地攻撃等々、軍事力を上げる。直接責められていなくて攻撃する集団自衛権のもとで、日米軍事訓練! 力のない外交はできないと自民党小野寺元防衛大臣は言う。安保法制反対を強く強くする。

◆沖縄の風メッセージ 伊波洋一参議院議員
 アベノミクスを引きずる財政に狂乱物価は止まらない。ジェンダー、バッシング多様化否定に抗しています。台湾有事は日本の有事だと自民党は戦火を煽る。南西シフトの防衛強化に「日中平和条約」があり、台湾有事に参加できない。それでも威勢のいいことを吹聴して軍事力強化をやめない。絶対に阻止しましょう。

【市民の発言】

◆瀬戸大作さん(反貧困ネットワーク)
 コロナから3年、相変わらず所持金が100円しかない。多いです。政治の責任は重い。一度も楽しいことがない。一度も正規社員になれない。派遣や日雇いで繋いできた。信頼できる友達がいない。ネットの中で話し、希望など生まれない。命を絶ち、改めて生き返りたい。苦しい社会で親も貧困、子供たちも貧困。いろいろ虐待も起きて東京に出て、私たちの所にたどり着く。新自由主義の世代が困窮、そして今、その子供たちも困窮におちいる。そんな社会を放置してきた責任は重い。北海道から出てきて期間工です。派遣で雇い止めに。ある駅で販売をしていると通行人から客から「臭いからいなくなれ」。そして私のところにきた。「秋葉原の無差別事件」自分自身が捕まる。かまわないと。つらい相談をやらざる得ない。女性の相談が多く、内容が深刻です。公的支援住宅が全く無い。難民認定されない外国人の問題。申請も女性多い。行くとこなく、医療も受けられない。放置されている。こんな時、軍事費など増やすのどんでもない。各党は選挙公約実行してほしい。政府は入管改正法を出すだろう。入管で力づく抑える。これ以上やめてもらいたい。

◆新倉裕史さん(非核市民宣言運動ヨコスカ)
 リンパック訓練で横須賀に軍艦が帰港、自衛隊の防衛出動は戦争です。リンパックは訓練でなく、軍事発動です。米軍機給油活動は戦争です。日米軍事行動が99回もやられている。防衛大臣の号令だけで政府、国会承認なしで出動できる大変な状況になっている。

◆山本淑子さん(全日本民医連事務局次長)
 保険が2割になりました。そのため生活をを切りつめる。負担軽減処置があるが知らされていない。当事者の声はヤメロ!感染症法案がある。大変な状況。ベッドが一杯、医療現場はつらい。政治の責任!病床と医療人員確保が不十分。臨時国会で改善する指針もない。軍事予算に流れ医療がますます不安に戦前の日本に戻る。

◆行動提起(小田川さん)
 本日の参加は800名!支持率下がり、統一教会の民事介入もいわざる得ない岸田首相。力を寄せ合い頑張りましょう。

2022年10月21日 (金)

杉田水脈氏に賠償命令 中傷投稿に「いいね」 伊藤詩織さん逆転勝訴

伊藤詩織さん逆転勝訴、杉田水脈氏に賠償命令 中傷投稿に「いいね」

配信

コメント502件
毎日新聞

杉田水脈衆院議員への訴訟で逆転勝訴の判決言い渡し後、記者の囲み取材に心境を語る伊藤詩織さん(左から2人目)=東京都千代田区で2022年10月20日午後1時52分、幾島健太郎撮影

 

 

 

2022年10月20日 (木)

当面の行動

当面の行動日程                  阪神社会運動情報資料センター掌握分

定例行動  毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

Img_4742-003_20221020093401 木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅前   ※阪神間の行動 

 

1022日(土) 市民デモHYOGO世話人会 10時 神戸市文化センター(神戸市役所西)

辺野古行動 13時 三宮マルイ前  市民デモ学習会 14時半 神戸市文化センター 

10月22日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5前

1022日(土) とめよう!戦争への道 めざそう!アジアの平和2022秋 関西の集い
13
50分 エルシアター 新垣邦男(参議院議員)、佐々木寛(新潟国際情報大教授) 終了後デモ行進

1023日(日) みんなでつくろう宝塚エネルギー(続編) 14時 宝塚男女共同参画センター交流室3・4(阪急「宝塚」直結ソリオ2 4階)

 

311610988_5652353038178330_1909691506223 10月24日(月) 関生滋賀コンプライアンス公判・結審 10時~17時 大津地裁)(JR「大津」北)

10月24日(月) 田中徹さんとのお別れ会 17時半 滋賀県教育会館(JR「大津」北東3分)

10月25日(火) 優生保護法問題の全面をめざす1025全国集会 12時半 日比谷野外音楽堂

1027日(木) 尼崎共同行動相談会 18時半 小田北生涯学習プラザ

1028日(金) TYK高槻生コン闘争勝利!ナイト$サウンドデモ 18時半 高槻城公園

1029日(土) 檻の中のライオン講演会 10時 西宮大学交流センター(阪急「西宮北口」北東2分 アクタ東館6階) 講演:楾大樹弁護士  事前申し込み:09039727292

1030日(日) 老朽原発動かすな!実行委 9時半 PLP会館

1030日(日) 堀越けいにんさんお話会 13時半 いたみホール5階会議室

10月30日(日) なくそう!官製ワーキングプアー大阪集会 10時~1645分 ドーンセンタ

16966765740259111日(火) 尼崎市長選勝利に向けた、松本眞総決起大会 18時半 アルカイックホー
ル・オクト(阪神「尼崎」駅北東7分)

113日(木・休) 連続市民講座第2回 伊丹 14時 人権啓発センター・フラット 久保敬(元木川南小校長)  交流会

113日(木・休) 輝け憲法!大阪集会・デモ 14時 扇町公園

11月6日(日) 「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラム 13時 尼崎女性センター・トレピエ

◎※116日(日) 連続市民講座第3講座  14時 宝塚男女共同参画センター(阪急「宝塚」直結ソリオ2 4階)  小野元裕(日本ウクライナ文化交流協会)ウクライナに平和を

119日(水) さようなら原発1000人集会実行委 19時 川西アステ

〇※1112日(土) 宝塚宗教者・市民平和会議 講演会 14時 日本基督教団宝塚教会 講演:小林聖(日本キリスト教団豊岡教会牧師)「国」が「葬る」ということ~カルト化する国家

11月12日(土) 梅田解放区 17時半 ヘップ5前

1113日(日) 尼崎市長選公示

11月14日(月) 世直し研究会 人の世に熱と光を~水平社創立の思想に学ぶ 18時半 大阪市
中央会館(地下鉄「心斎橋」東12分)

11月18(金) 宝島裁判判決 13時半 大阪地裁大法廷

1119日(土) 核廃絶へ声上げ続ける高橋悠太さんと交流しよう 13時 ラスタホール(阪急「稲野」北西8分)

1120日(日) 尼崎市長選投開票

11月20日(日) 改憲反対市民フォーラム 12時 JR大阪駅前

1120日(日) 伊丹マダン 10時 伊丹三軒寺広場

1120日(日) さようなら原発1000人集会 14時 いたみホール 今中哲二京大研究所員
 おしどりまこ・けん(芸人)

Img_41571120日(日) 『夢みる小学校』上映会 9時半~ 13時半~ 伊丹市立児童館こらくる(伊丹市御願塚6丁目)

11月20日(日) 108プロジェクト集会 14時 エルおおさか

1123日(水) ハナマダン 11時 阪神尼崎中央公園

本の紹介 『ウクライナ戦争日記』~加藤直樹=レイバーネット日本

侵略がもたらす混乱、破壊、恐怖、怒り

Stand with Ukraine Japan編『ウクライナ戦争日記』(左右社、2022年)評者:加藤直樹

 

オルガ・アネンコ
43歳 女性
キーウ在住

 2022年2月24日朝5時、私は2つの大きな爆発によって目を覚ました。それから次々に爆発が起こった。…窓の外から、黄色と赤の光線が2つ見えた。だが、息子はまだすやすや眠っている。…寒気がして、手が小刻みに震えている。私は、ベッドのそばにあったブランケットの上にいるのに、体が真っ二つになりそうなくらい胃が痛んだ。…

 それから這いつくばって携帯に近づき、手に取った。でも手がひどく震えていて、携帯のパスワードをうまく打つことができない。くそ!手が言うことを聞かない!…母はどうやらこの電話で目が覚めたみたいだ。母には聴覚障害があるのだ。

「あらオルガ、何かあった?」
「お母さん、戦争だよ。戦争が始まった」
すると、母は落ち着き払った様子で言った。
「どうしたらいい? 私があなたのところに行ったらいい? それともあなたがこっちに来る?」
(『ウクライナ戦争日記』p222)

 本書は、2月24日以降、ウクライナの人びとがどのように生きてきたかを、「日記」という形式で伝える本である。日本に暮らすウクライナ人たちが、本国に暮らす人々に呼びかけて集めたもので、24人の「日記」が収められている。ウクライナ戦争に関心がある人、いや、戦争と平和というテーマに関心がある人すべてにお勧めしたい一冊だ。

 私の目から見て、ウクライナ戦争についての議論は、その大部分がもどかしいものに思える。その最大の理由は、そこでは当のウクライナの人びとの存在や思いが無視されているからだ。その代わりに、ひたすら国際政治や戦況の話をしている。だが、この侵略戦争の被害国がウクライナであり、戦争の被害を最も被っているのがウクライナの人びとである以上、まずは彼らについて敬意をもって知ろうとするべきではないのか。

 その意味で、この本はその原点となる。ウクライナ戦争が始まって以降に出版された無数の本の中でも、第一に読むべきもののように思う。ここでは、ウクライナの普通の人びとが戦争の中で経験していることが語られている。

 もちろん、私たちはTVニュースを通じて、コンクリの塊にまで破壊され尽くした団地や、家族を失った悲嘆を訴える人といった映像を数多く見て来た。だが、この本を読むことで読者が経験するものは、それとは全く別のものだ。

 「日記」という形式の本書では、すべては一人称で語られる。だから読者は、侵略がもたらす混乱や破壊、恐怖や怒りを、24人の「私」の目と心を通して垣間見ることになる。

 それはニュースからは見えないことの連続だ。たとえば冒頭に紹介した文章がそうだが、ある朝とつぜん、窓の外で戦争が始まっていることを知る瞬間なんて、想像したことがあるだろうか。

 遠くの村に一人で暮らす老母に電話したら、ロシア軍が迫っているというのに今日も職場に出勤していたことを知って愕然とする経験。家から15分のところにあるショッピングモールが燃えている映像を見て、他の土地の破壊された建物を見たときには感じなかったショックを受けて涙が止まらなくなること。破壊された街を徒歩で脱出した妹が送って来た「私はもう生きていたくない」というメール。ロシア兵たちが店を襲って略奪し、さらには学者や映画監督、活動家たちが人知れず連行されていく恐怖。あるいは友人が一人、また一人と脱出していく様子を伝えるフェイスブックを眺めながら、家の中から動けないまま占領地に取り残されている女性の気持ち。私たちはそれらをテレビからは想像できなかった。

 そして、これらの「日記」は、ウクライナ人が受け身の犠牲者であるだけでなく、状況に立ち向かう主体でもあることを伝えている。彼らは侵略に怒り、呪う。地下室を掃除して近所の人たちと集まり、避難生活の態勢について会議を開く。占領地に残された友人の家族を助けるために地雷原を超えて車を走らせる。避難民を支えるボランティアを始める。こうした主体的行動には、国外避難もあれば、火炎瓶の製造から軍への志願に至る抵抗も含まれる。

 この本は、ウクライナの人びとが受動的な犠牲者であるだけはなく、それぞれの人生の主体であり、ウクライナという国をつくる民衆でもあるという事実を、個々の人間の生きる重量のままに伝えている。私たち一人ひとりがそうであるようにだ。それを感じ取り、その経験や思いと向き合うことからしか、遠い日本に住む私たちがウクライナについて考えることはできないだろうと思う。

本の紹介 『ウクライナ戦争日記』~加藤直樹=レイバーネット日本

   この本は、ウクライナの人びとが受動的な犠牲者であるだけはなく、それぞれの人生の主体であり、ウクライナという国をつくる民衆でもあるという事実を、個々の人間の生きる重量のままに伝えている。私たち一人ひとりがそうであるようにだ。それを感じ取り、その経験や思いと向き合うことからしか、遠い日本に住む私たちがウクライナについて考えることはできないだろうと思う。

2022年10月19日 (水)

“お前の言っていることは間違っているけど、お前がそれを言う権利は俺は命をかけてでも守る”~玉川問題への辛坊治郎の態度

マスコミ界の右傾化が激しい仲、ミヤネ屋と辛坊治郎がなぜかリベラルに見える。
玉川徹問題への辛坊治郎発言を紹介する

辛坊治郎氏「民主主義の風上にもおけない」 怒りの矛先は玉川徹氏へではなく…

[ 2022年10月17日 18:05 ]

辛坊治郎氏
Photo By スポニチ

 キャスター辛坊治郎氏(66)が17日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、番組内での事実に基づかない発言で謹慎処分を受けたテレビ朝日報道局社員の玉川徹氏について言及した。

 玉川氏は先月28日に出演した「羽鳥慎一モーニングショー」で、安倍晋三元首相の国葬での菅義偉前首相の弔辞の内容に大手広告代理店が関与していたかのように発言。翌日の放送で「この発言は事実ではありませんでした」と謝罪し、4日から出勤停止10日間の処分を受けた。

 辛坊氏は玉川氏について、「かなり左派系の発言を繰り返しているという話を聞いたことあるけど、リアルに聞いたことは1回もない」という程度の認識であることを明かした。

 その上で、「私はそういう発言について、規制しようとまったく思わないんです。どんなとんでもないやつのどんなとんでもない発言でも、“お前の言っていることは間違っているけど、お前がそれを言う権利は俺は命をかけてでも守る”というのが、私の立場ですから」と自らの見解を披露。「玉川さんがどれだけ連日とんでもないこと言って、社会を混乱に陥れようとも、それが言論である限りは、そいつのとんでもないことを言う権利を俺は守るよと」と、言論の自由を尊重する姿勢を示した。

 玉川氏の発言を受け、テレビ放送を検証している一般社団法人が放送倫理・番組向上機構(BPO)への申し入れ書を提出すると報じられたり、国会でも取り上げられるなどした。辛坊氏の怒りは、玉川氏よりもむしろそういった人たちへ向いているという。「そんなことに政治家が口を出したり、BPOが、とか言うやつは、でえっきれえ(大っ嫌い)だよ。そういう奴らは民主主義の風上にもおけないよね。ものすごく大きく勘違いしているんじゃないの?って気がする」とまくし立てた。

プーチン大統領の〝失脚と内戦〟露元外交官が予測「侵攻は大失敗」 国家分裂で「1917年のロシア革命以上の混乱に」

プーチン大統領の〝失脚と内戦〟露元外交官が予測「侵攻は大失敗」 国家分裂で「1917年のロシア革命以上の混乱に」配信

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夕刊フジ

ロシア国旗

 

 

 

 

 

 

 

2022年10月18日 (火)

本日、衆議院予算委員会

 Img_4742-003 本日衆議院予算委員会があり、NHKで中継されます。
 質問バッターは、9時から立憲民主党の長妻昭衆議院議員。夕方5時に終わる最終バッターはれいわ新選組の大石あきこ衆議院議員。
 予算委員会は、本会議と違い一問一答の対決です。
 安倍の国葬と統一教会の問題をはじめ、岸田政権の原発再稼働、軍事大国化=防衛費2倍化と対決する舌戦を期待しましょう。

 

2022年10月17日 (月)

川西市長選・市議選終わり、次は尼崎市長選

 10月16日投開票の川西市長選・市議選が終わった。
 市長選は、旧民主党の越田現職市長の変節ぶりに告示1週間前に立候補した山下候補(元立憲民主党市議)が健闘。名前の入った選挙カーすらなく(名前の所にポスターが張ってあった)、市議候補1人しか応援せず、ダブルかトリプルスコアと思われたが、対越田の4割近くの票を集めた。越田候補は8時半に当確が出たが、短期日の間に反越田が広まったことに危機感を持ち、最終日ドコモ前では開き直り的な演説をしていた。特に、朝鮮学校へ通う生徒への補助金打ち切り、全国にImg_4804 先駆けた子どもオンブスパースンの破壊(100%越田市政に責任があるわけではないが)、そして保育所の統廃合が今夏以降広まり、当センターや関係者は前回越田候補を応援したが、今回は支持表明をしなかった。もちろん当センターごときの表明が情勢を決めるとは思わないが、短期日の間に越田批判票が広がったのは、これ以外にも強権的で新自由主義的政治手法が、かなり広く市民に知れ渡っていたのだと想像する。最終日、ドコモ前で、ヘイトのお鶴こと中曾千鶴子(朝鮮学校への補助金打ち切り策を何度も何度も議会に提案)が横のいるのを意識して、「朝鮮学校生徒への補助金打ち切りは正しかった」と言い切ったのは、旧民主と言いながらどこかの維新の政治家から評論家になった人物と全く同じ心根をもった人物であるということを、現場証人としてここに報告しておきたい。
 今次川西市議選の最大の成果は、そのオツル(徳島県教組を襲撃、大型マイクで「〇〇人をたたっ殺せ」とわめく、宝塚教会の講演会に押しかけ妨害=これは現場生き証人、関西圏でも有名なヘイトの親玉)が、N党党首の立花某が連日駆けつけ、ドコモ前を風体の悪い輩が威圧的に制圧しまくっていたが、ものの見事に落選したことである。
 当センターの応援したかも文子は2600票余りで上位当選(写真右上)、もう一人の谷正充は残念ながら次点で落選。9月の高砂市議選も次点で落選で、改めて市民派と言われる人々が、日常的な市民運動の上に、投票行動=集票行動をさらに今一歩必死で闘う必要があることを思い知らされた。

 Img_4802 10月16日の午後は尼崎で中川智子前宝塚市長講演会&松本眞尼崎市長選予定候補のアピール会でもあった。10月10日の事務所開きも盛会であったが、反維新の一点で自民党良心派(昨年県知事選でも反維新を表明し、自民党県議団は分裂、その際の反維新派)とも連携し、11月尼崎市長選に勝利しよう。

2022年10月16日 (日)

『武庫川髭の渡しコスモス園』開園 尼崎市

阪神間最大規模のコスモス園

『武庫川髭の渡しコスモス園』開園 尼崎市

10月15日、武庫川河川敷にある「武庫川髭の渡しコスモス園」が開園します。11月中旬ごろまで、期間中無休。
『武庫川髭の渡しコスモス園』開園 尼崎市 [画像]
かつて旧西国街道の武庫川の渡し場があり、近くにある茶屋の主人の顔にちなんで「髭の渡し」と呼ばれている場所に、ボランティアが中心となって2003年から毎年秋にオープンしている同園。阪神間で最大規模のコスモス園として7区画のコスモス畑に約550万本が咲き誇り、例年、約4万人以上が来園するなど注目のスポットです。



この場所は、ゴミの不法投棄などで一時は荒れ果てていましたが、地域住民が中心となるボランティアグループ「髭の渡し花咲き会」のメンバーをはじめとする多くの人の努力により、今では秋には見事なコスモス園となっています。およそ1万3000平方メートルの植栽面積に、センセーション、ダズラ、オレンジフレアの3品種・約550万本が色鮮やかな花の絨毯を演出します。

開園期間中は、臨時駐車場がオープンし、午前9時から午後4時まで(入庫は午後3時半まで)利用することができます。利用の際には、1台500円の協力金が必要となっており、これは運営費や維持費に充てられるとのこと。閉園後も公共交通機関や自転車、徒歩等での来園は可能ですが、駐車場はありません。

同市によると見ごろは10月下旬から11月上旬ごろとのことです。

<記者のひとこと>
地域住民の手により、素敵なコスモス畑に生まれ変わったという同園。
その思いを感じつつ、美しい花々を鑑賞したいですね^^

開園期間
2022年10月15日(土)~11月中旬ごろ
時間
武庫川髭の渡しコスモス園
(尼崎市常松2丁目及び西昆陽4丁目の武庫川河川敷)
GoogleMapで探す
時間
駐車場は9:00~16:00
(入庫は15:30まで)
入園料
無料
※ただし臨時駐車場利用の場合は1台500円
問い合わせ
尼崎市都市整備局 土木部 公園計画・21世紀の森担当
TEL 06-6489-6530

2022年10月15日 (土)

岸田内閣の支持率続落が止まらない 国葬強行の失敗がその後も響いている

9・19 安倍元首相の国葬反対!大阪集会

高作正博さんの講演(抄録)

 

「民主主義を破壊」?

岸田首相は、「卑劣な蛮行」「民主主義を守る」と言うが、犯行の動機は「政治信条に恨みはない」だから、政治的動機ではなく民主主義の破壊ではない。公文書の改ざん・隠蔽・破棄をおこない民主主義を破壊してきたのは、安倍自身。自衛隊の日報問題(2016年)で、日報は破棄したと回答したが、破棄されず隠蔽されていた。森友問題で公文書改ざん。加計問題では面会記録を破棄。民主主義は共通の事実がなければ成り立たない。その事実をなかったことにするという根本破壊。

9月8日閉会中審査で、国葬実施の理由として挙げられた点についてはどうか。①「歴代最長の政権をになった」は、長ければいいというわけではない。②「多くの業績を残した」は、多くの「負の」業績を残したのみ。③「諸外国が弔意を示している」は、外交上の儀礼として当然のこと。④「国として民主主義を守る姿勢を示す」は、上記より「民主主義を守る」こととは無関係だ。いずれも理由にならない。岸田首相は、今こそ「決断と実行」をして国葬をやめるべきだ。

 

国葬の問題点

①法的根拠がない―政府は、内閣府設置法にもとづいて実施することが可能と言う。同法第4条第3項にある「国の儀式並びに内閣の行う儀式」という言葉を根拠にしているが、「前条第2項の任務を達成するため」と規定されているので、3条2項の「皇室、栄典・・・に関する事務」のことである。皇室の儀式でいうと、大喪の礼、即位の礼が法律上規定されていて、しかも別に皇室典範という法律的根拠があるからやれる。ここに挙げられてない事項について国や内閣の儀式として説明するのは問題だ。

以前は国葬令というものがあった。1947年に失効。日本国憲法が成立した後に、国葬令は民主主義に合わないということで廃止された。従って根拠法令はない。吉田茂元首相が国葬としておこなわれた際にも「法治主義に反する」と指摘されていた。

②国葬の費用を予備費から支出―予備費は国会の統制が及びにくい財政処理。「国会の議決で予算は執行可能」が大原則。法的根拠がないこと・予備費支出、いずれも国会のコントロールをまぬがれるやり方であり、民主主義の観点から大きな問題だ。葬儀の金額は、吉田茂の時で1804万円(今の価値では7692万円)、今回16億6千万円。過去の葬儀と比較しても今回は突出している。

 

国葬に反対する理由

①内心の強制・動員

松野官房長官は強制ではないという説明を繰り返している。政府が強制ではないと言いながら、現場に下りていくと強制性が強まる事例が過去に多くある。日の丸・君が代問題。国旗国歌法を制定する時は、政府は「強制性はない」と言っておきながら、文科省や教育委員会を通して下に下りてくると、反対する教師を処分している。新型コロナ対策についても、あくまでも要請であるといっておきながら、現場におりていったら「自粛警察」などによって結局は強制力をもつものになっている。

②さらなる「分断」

岸田首相は、国葬をおこなうことで国民統合を狙った。それを通じて自らに対する支持率を上げようとした。ところがむしろ分断が深まるのではないか。それは安倍本人が分断をもたらしてきたからだ。国会でのヤジや不誠実な答弁を繰り返した。「募ってるが募集していない」とはどういうことか。「外交の安倍」と言われるが、何の成果も上げなかった外交戦略ではなかったのか。拉致被害者問題、北方領土の問題。4島返還がもともとの主張だったのに、2島返還に後退しそれもうまくいかなかった。

③旧統一教会との密接な繋がり

統一教会は、その宗教活動、信者の勧誘や募金活動が違法であるという判決が出ている。選挙活動に関わっていたが、これも信者が繰り返し公職選挙法違反の行為をやっていた。非常に大きな問題のある団体だ。それを知りながら、教団の活動を利用してきたのが安倍元首相。そういう問題を解決しないままで、国葬をおこなうことは許されない。

当面の行動日程     

当面の行動日程                  阪神社会運動情報資料センター掌握分

定例行動  毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅前

阪神間の行動 

 

※10月11日~15日 川西市議選支援行動

※1015日(土) ウクライナに心を寄せる市民のつどい 14時 西宮市民会館・大ホール(JR「西宮」南西5分) 小野元裕さん(日本ウクライナ文化交流協会会長)

10月15日(土) 映画『夜明け前のうた』上映会 14時 うはらホール(JR「住吉」南東3分)

◎1016日(日) 川西市長選・市議選投開票

※1016日(日) 連続市民講座第1回 尼崎 14時 総合文化センター7階会議室(阪神「尼崎」北東5分) 講演:中川ともこ前宝塚市長「地方自治の現場で12年」

※10月16日(日) 「原発の実相」と「人々の姿」 14時 宝塚市立男女共同参画センター(阪急「宝塚」直結) 講演:大島秀利(毎日新聞編集委員)

1016日(日) 「変えよう!日本と世界」京都反戦・反核・反差別集会・デモ 14時 丸山野外音楽堂(阪急「京都河原町」東15分) 講演:木戸衛一大阪大教授  特別挨拶:重信房子

 

10月17日(月) 連帯兵庫みなせん世話人会 18時 長田文化会館(JR「新長田」南西3分)

※10月18日(火) 情勢研究会 18時半 阪神センター

※10月19日(水) さようなら原発1000人拡大集会実行委 19時 川西アステ(阪急「川西能勢口」南1分)

10月22日(土) 市民デモHYOGO世話人会 10時 神戸市文化センター(神戸市役所西)

辺野古行動 13時 神戸・三宮マルイ前  

10月22日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5前

1022日(土) とめよう!戦争への道 めざそう!アジアの平和2022秋 関西の集い1350分 エルシアター 新垣邦男(参議院議員)、佐々木寛(新潟国際情報大教授) 終了後デモ行進

10月23日(日) 伊方原発現地集会 10時 伊方原発ゲート前

※10月23日(日) みんなでつくろう宝塚エネルギー(続編) 14時 宝塚男女共同参画センター交流室3・4(阪急「宝塚」直結ソリオ2 4階)

 

10月24日(月) 関生滋賀コンプライアンス公判・結審 10時~17時 大津地裁)(JR「大津」北1分 

10月24日(月) 田中徹さんとのお別れ会 17時半 滋賀県教育会館(JR「大津」北東3分)

10月25日(火) 優生保護法問題の全面解決をめざす1025全国集会 12時半 日比谷野外音楽堂

※10月29日(土) 檻の中のライオン講演会 10時 西宮大学交流センター(阪急「西宮北口」北東2分 アクタ東館6階) 講演:楾大樹弁護士  事前申し込み:09039727292

10月30日(日) 老朽原発動かすな!実行委 9時半 PLP会館

※10月30日(日) 堀越けいにんさんお話会 13時半 いたみホール5階会議室

10月30日(日) なくそう!官製ワーキングプアー大阪集会 10時~1645分 ドーンセンター

 

※111日(火) 尼崎市長選勝利に向けた、松本眞総決起大会 18時半 アルカイックホール・オクト(阪神「尼崎」駅北東7分)

※11月2日(水) 情勢研究会 18時半 阪神センター

※113日(木・休) 連続市民講座第2回 伊丹 14時 人権啓発センター・フラット 久保敬(元木川南小校長)

113日(木・休) 輝け憲法!大阪集会・デモ 14時 扇町公園

11月6日(日) 「骨格提言」の完全実現を求める2022大フォーラム

※116日(日) 連続市民講座第3講座  14時 宝塚男女共同参画センター(阪急「宝塚」直結ソリオ2 4階)  小野元裕(日本ウクライナ文化交流協会) ウクライナ戦争を考える

※11月9日(水) さようなら原発1000人集会実行委 19時 川西アステ

11月12日(土) 梅田解放区 17時半 ヘップ5前

◎1113日(日) 尼崎市長選公示

11月14日(月) 世直し研究会 人の世に熱と光を~水平社創立の思想に学ぶ 18時半 大阪市中央会館(地下鉄「心斎橋」東12分)

11月18日(金) 宝島裁判判決 13時半 大阪地裁大法廷

※11月19日(土) 核廃絶へ声上げ続ける高橋悠太さんと交流しよう 13時 ラスタホール(阪急「稲野」北西8分)

◎1120日(日) 尼崎市長選投開票 

1120日(日) 伊丹マダン 10時 伊丹三軒寺広場

※1120日(日) さようなら原発1000人集会 14時 いたみホール 今中哲二京大研究所員おしどりまこ・けん(芸人)

※11月20日(日) 『夢みる小学校』上映会 9時半~ 13時半~ 伊丹市立児童館こらくる(伊丹市御願塚6丁目)

11月20日(日) 108プロジェクト集会 

2022年10月14日 (金)

川西市議選、あと2日

 16日投開票の川西市議選ですが、かも文子候補は12日に個人演説会を川西小学校で行い、谷正充候補は13日にアステデッキで街頭演説会を行い、残すところ金曜・土曜の2日間の最終決戦に突入しました。
 Img_4782 12日のかも文子個人演説会には、子どもも含めて50人が参加。かもさんはこれまで川西南部の勤務ばかりで、中部・北部のことは知らなかったが、地域の皆さんの声を聞かせてもらい、川西に抱える課題が本当に明らかになってきた。1人の力でできることは限られているかもしれないが、津田加代子議員の蓄積を受け継ぎ、子どもにやさしい街を作っていきたいと20分以上の熱弁をふるいました。津田議員は限られた時間ながら、問題点を突き出し、かもさんが議会におれば前に進むと訴え。19時35分から、川西小学校を出発し、阪急川西能勢口をへて、事務所前まで30人でモモタロウを行いました。
 13日の谷正充街頭演説会は、暗くなったアステデッキに最大50人が集まり、谷さんと応援弁士Img_4786 の訴えを聞きました。応援弁士は、県会議員の北上さん、伊丹市議のおおつるさん、箕面市議の中西さん、能勢町議の難波さんと、常日頃から駆けつけてくれる近隣市議たち(遅れて豊中の木村市議も~発言はせず)。谷さんや応援弁士は短かめながら、2期目の厳しさながら、市民の声を聴き政策に反映する議員が絶対必要だと訴えました。通行人は急いでの帰宅ながらチラシを受け取る人も多く、何としても2期目の当選に押し上げようともりあがりました。
 ヘイト候補も含めて右派跳梁の川西市議選ですが、かも・谷の当選は、川西だけでなく、11月尼崎市長選、23年4月統一地方選にも大きな影響を与えます。最後まで2人の当選のため頑張っていきましょう。

内閣支持続落27% 初の3割割れ、不支持43%―時事世論調査

内閣支持続落27% 初の3割割れ、不支持43%―時事世論調査

2022年10月13日19時33分

【図解】内閣支持率の推移

【図解】内閣支持率の推移

  • 【図解】政党支持率の推移
  • 閣議に臨む岸田文雄首相(中央)=11日、首相官邸

 時事通信が7~10日に実施した10月の世論調査で、岸田内閣の支持率は、政権発足後最低だった前月と比べ4.9ポイント減り27.4%となった。政権維持の「危険水域」とされる20%台に落ち込んだのは初めて。菅内閣で最低だった2021年8月の29.0%も下回った。

物価高対応「評価しない」64% 時事世論調査

 不支持率は43.0%(前月比3.0ポイント増)。2カ月連続で不支持が支持を上回り、その差は前回の7.7ポイントから15.6ポイントに拡大した。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党の関係、安倍晋三元首相の国葬実施、物価高騰などをめぐり、国民の根強い批判が背景にあるとみられる。
 岸田文雄首相は4日で就任から1年を迎えた。この間の仕事ぶりを尋ねたところ、「あまり評価しない」45.8%と「まったく評価しない」13.9%を合わせ、6割弱が否定的な見方を示した。「ある程度評価する」は32.1%、「大いに評価する」は1.6%だった。
 旧統一教会の問題で、首相の対応を「評価しない」は67.6%(前月比4.9ポイント増)となり、「評価する」の7.4%(同5ポイント減)を大きく上回った。支持政党別に見ると、自民支持層でも「評価しない」が60.4%を占めた。
 9月27日の国葬実施をめぐっては、「よくなかった」が49.5%、「よかった」が24.4%だった。自民支持層は「よかった」が47.7%、「よくなかった」が28.2%だったものの、他の政党支持層と無党派層はいずれも「よくなかった」の方が多かった。
 内閣を支持する理由(複数回答)は、「他に適当な人がいない」11.5%、「首相を信頼する」6.0%、「首相の属する党を支持している」5.1%の順だった。支持しない理由(同)は、「期待が持てない」23.9%、「リーダーシップがない」17.1%、「政策がだめ」15.2%。
 政党支持率は、自民党23.5%(前月比1.1ポイント増)、日本維新の会4.0%(同0.6ポイント増)、立憲民主党3.6%(同0.4ポイント減)。以下、公明党2.9%、共産党1.9%、国民民主党1.1%、れいわ新選組0.7%、参政党0.6%、社民党0.4%、NHK党0.3%だった。「支持政党なし」は58.9%。
 調査は全国18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は63.3%。

2022年10月13日 (木)

玉川徹が処分されるなら貴方たちは? 玉川を攻撃する橋下徹、三浦瑠麗、ほんこんのもっと悪質なデマを垂れ流した過去

玉川徹が処分されるなら貴方たちは? 玉川を攻撃する橋下徹、三浦瑠麗、ほんこんのもっと悪質なデマを垂れ流した過去

玉川徹が処分されるなら貴方たちは? 玉川を攻撃する橋下徹、三浦瑠麗、ほんこんのもっと悪質なデマを垂れ流した過去の画像1
『羽鳥慎一モーニングショー』番組HPより


 テレビ朝日玉川徹氏に対する批判が激しさを増している。

 玉川氏は9月28日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』のなかで、安倍晋三・元首相の「国葬」における菅義偉・前首相の弔辞について「これこそが国葬の政治的意図だと思う」「僕は演出側の人間として、テレビのディレクターをやってきましたから、それはそういうふうに作りますよ。政治的意図がにおわないように、制作者としては考えますよ。当然これ、電通が入ってますからね」とコメントし、翌日の放送で「電通はまったく関わっていないということがわかりました」と事実誤認を認めて謝罪した。

 だが、謝罪後も著名人をはじめとして玉川批判は収まらず、10月4日にはテレビ朝日の篠塚浩社長が玉川氏を出勤停止10日間の謹慎処分に、さらに番組責任者の報道局情報番組センター長と番組担当チーフプロデューサーの2人も譴責処分にしたと発表した。しかも5日に配信された「FRIDAY」(講談社)の記事では、玉川氏の“降板”はすでに既定路線で、番組改編期に合わせて早ければ12月いっぱい、遅くとも来年3月いっぱいで交代となると報じている。

 いくら批判が高まっているとはいえ、あまりにも素早いテレビ朝日の対応──。無論、背景にあるのは大手メディアにとってタブー中のタブーである電通への配慮、そして菅前首相への忖度だろう。

 本サイトでは繰り返し指摘してきたが、菅前首相といえば官房長官時代、テレ朝の『報道ステーション』に圧力をかけた張本人。その上、テレ朝政治部には菅前首相の横浜市議時代からの付き合いとなる私設秘書の夫が在籍しているとも言われている。さらに、統一教会問題の報道をテレ朝が抑え込んでいるのは何らかの政治的圧力がかかっていると見られているが、その黒幕として自民党萩生田光一政調会長と並んで菅前首相の名前も取り沙汰されている。

しかも、玉川氏の処分を発表したテレ朝の篠塚社長は、報道局長時代から安倍元首相とベッタリだったテレ朝の“ドン”早河洋会長の腰巾着的存在であり、安倍官邸の意を受け、早河会長の名代として報道現場に露骨な圧力をかけてきたことで知られている人物だ。舌鋒鋭い玉川氏のコメントは毎日のようにネットニュースになるなど話題性も高く、高視聴率の『モーニングショー』の顔でもあったために交代させられることはなかったが、政権批判を厭わない玉川氏を今回の問題を機に“厄介払い”しようと篠塚社長が考えてもまったく不思議はない。(つづきはリテラで)

2022年10月12日 (水)

半世紀、筋の通った生き方貫く〜ドキュメンタリー映画『日本原 牛と人の大地』

半世紀、筋の通った生き方貫く〜ドキュメンタリー映画『日本原 牛と人の大地』

森 健一(岡山県牛窓町在住)

 


 イントロは、逆子で生まれる仔牛を主人公の内藤秀之(1947年~)と監督の黒部俊介(1980年~)が引っ張りだすシーンだ。岡山県津山市と奈義町にまたがる日本原演習場の町道のゲートでなぜ日米共同訓練の際は、入会地や自家耕作地にも地元農民が入れないのか、と内藤の長男・大一が陸上自衛隊の幹部を糾す場面がある。憲法が変われば、土地収用も勝手にできる、今はまだ貴方〔自衛隊〕と対等な交渉ができるが放っておけば、戦前〔旧帝国陸軍〕と同じく、問答無用になる、と。

 1969年11月、大阪扇町公園での反安保闘争で内藤は、デモに誘った糟谷〔かすや〕孝幸(1948年生まれ、当時21才)を機動隊の暴行で失う。内藤は岡山大学の医学生であることを辞め、 日本原演習場反対闘争で演習地内に残った農家である内藤太・勝野夫妻の次女、早苗さん結婚、婿養子となった。

 内藤家は、乳牛を飼い、低温殺菌の「山の牛乳」は地元で親しまれていた。心に病をもつ次男・陽さんらが各戸に牛乳配達する。旧友の水田では合鴨農法で有機米が作られ、演習地内ではサツマイモを育てる。地元の宮内地区では区長を務め、神社祭礼を守る。演習地内の入会地を管理し、地元の消防団を担う。中国山地からの局地風「広戸風」に備える。

 保守系も強固で自衛隊と「共存共栄」の奈義町だが、“ヒデさん”の筋の通った生き方を見て、陰口を言う人はいない。

 私は、4年半前、同じ岡山県でも南部の地にUターンして、2021年の市長選挙の裏方を務めて感じたのだが、全国の町村にあっては、その人物を地元の立場から見なければ、政治信条で優れていても直ちには聞いてはもらえないことだ。

 生家の向かいに見える香川県小豆島でもオリーブ栽培で地域に定住できる雇用を創り、都会地に農産品を送り出す、中堅の経営があってこそ一目置かれている。内藤(旧姓、青井)は隣の鏡野町から婿入り、代々で酪農業を営み、地元で心の問題を抱える若者らに「山の牛乳」の配達という雇用の場を創っている。

 総じて、保守系とされる地方議員らは代々、地元で家業を営む。津山市や奈義町は、岡山3区、戦前の平沼騎一郎から戦後の平沼赳夫、正二郎と親・子・孫、3代の国会議員らと結ぶことで補助金、給付金など(「箇所付け」と呼ぶ)を得る。奈義町も自衛隊駐屯地ゆえに地元に交付金は多く、洒落た現代美術館もある。この映画の作中にあるように奈義町の夏祭りには、国会議員の阿部俊子が自衛隊員の家族らに声援をかける。

 こうした地域の政治構造に対抗することを先の「政治の季節」が青春であった者の多くは関心を払わなかったのではないか。水俣や原発、地域の問題に深く根差そうとした者たちが時代をつないだと言えよう。内藤は日本原闘争で現地入りした学生で一人残った。義母となる内藤勝野は早くから見抜いていたという。

 岡山での封切りに際して、内藤を古くから知る同窓生や作品中の弁護士、僧侶らが上映館に駆けつけていた。満員立ち見の会場(110席)の熱気といい、やはり半世紀もの間、芯の通った生き方をして息子たち、さらに若い農業移住者に戦前、旧帝国陸軍の土地収用、戦後も演習地化に反対した内藤家の父祖、祖母らの抵抗の志は脈々と伝わっている。

 エンドロールは、雪降る中、岡山県北の地区労(県教組美作支部、国労岡山など)が主催する日本原演習場・日米共同訓練反対の「2・11」集会での、内藤の切々としたスピーチだった。参加者には温かい「山の牛乳」が紙コップでふるまわれていた。黒部監督の2020年2月にかけて1年間の内藤家への泊まり込み取材、そして編集を介して、平和、いのち、土地、食、ノーマライゼーション・・多様な視点から各々のテーマが意外なエピソードやおかしみを加えながら通じ合うものへと仕上げられていた。

*映画『日本原 牛と人の大地』公式サイト|監督:黒部俊介 (nihonbara-hidesan.com)言い放つ陸自幹部

2022年10月11日 (火)

当面の行動日程     

当面の行動日程                  阪神社会運動情報資料センター掌握分

定例行動  毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅前

阪神間の行動 

 

10月11日~15日 川西市議選支援行動

※10月15日(土) ウクライナに心を寄せる市民のつどい 14時 西宮市民会館・大ホール(JR「西宮」南西5分) 小野元裕さん(日本ウクライナ文化交流協会会長)

10月15日(土) 映画『夜明け前のうた』上映会 14時 うはらホール(JR「住吉」南東3分)

◎1016日(日) 川西市長選・市議選投開票

※1016日(日) 連続市民講座第1回 尼崎 14時 総合文化センター7階会議室(阪神「尼崎」北東5分) 講演:中川ともこ前宝塚市長「地方自治の現場で12年」

※10月16日(日) 「原発の実相」と「人々の姿」 14時 宝塚市立男女共同参画センター(阪急「宝塚」直結) 講演:大島秀利(毎日新聞編集委員)

1016日(日) 「変えよう!日本と世界」京都反戦・反核・反差別集会・デモ 14時 丸山野外音楽堂(阪急「京都河原町」東15分) 講演:木戸衛一大阪大教授  特別挨拶:重信房子

 

10月17日(月) 連帯兵庫みなせん世話人会 18時 長田文化会館(JR「新長田」南西3分)

※10月19日(水) さようなら原発1000人集会実行委 19時 川西アステ(阪急「川西能勢口」南1分)

10月22日(土) 市民デモHYOGO世話人会 10時 神戸市文化センター(神戸市役所西)

                        辺野古行動 13時 神戸・三宮マルイ前  

10月22日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5前

1022日(土) とめよう!戦争への道 めざそう!アジアの平和2022秋 関西の集い   1350分 エルシアター 新垣邦男(参議院議員)、佐々木寛(新潟国際情報大教授)

10月23日(日) 伊方原発現地集会 10時 伊方原発ゲート前

※10月23日(日) みんなでつくろう宝塚エネルギー(続編) 14時 宝塚男女共同参画センター交流室3・4(阪急「宝塚」直結ソリオ2 4階)

 

10月24日(月) 関生滋賀コンプライアンス公判・結審 10時~17時 大津地裁)(JR「大津」北1分 

10月24日(月) 田中徹さんとのお別れ会 17時半 滋賀県教育会館(JR「大津」北東3分)

84800337da2d40b44b5b1dec99a0e80fbf250ff4 10月25日(火) 優生保護法問題の全面解決をめざす1025全国集会 12時半 日比谷野外音楽堂

※10月29日(土) 檻の中のライオン講演会 10時 西宮大学交流センター(阪急「西宮北口」北東2分 アクタ東館6階) 講演:楾大樹弁護士  事前申し込み:09039727292

10月30日(日) 老朽原発動かすな実行委 9時半 PLP会館

※10月30日(日) 堀越けいにんさんお話会 13時半 いたみホール5階会議室

10月30日(日) なくそう!官製ワーキングプアー大阪集会 10時~1645分 ドーンセンター

※111日(火) 尼崎市長選勝利に向けた、松本眞総決起大会 18時半 アルカイックホール・オクト(阪神「尼崎」駅北東7分)

※113日(木・休) 連続市民講座第2回 伊丹 14時 人権啓発センター・フラット 久保敬(元木川南小校長)

113日(木・休) 輝け憲法!大阪集会・デモ 14時 扇町公園

11月6日(日) 「骨格提言」の完全実現を求める2022大フォーラム

※116日(日) 連続市民講座第3回講座  14時 宝塚男女共同参画センター(阪急「宝塚」直結ソリオ内)  小野元裕(日本ウクライナ文化交流協会) ウクライナ戦争を考える

 

※11月9日(水) さようなら原発1000人集会実行委 19時 川西アステ

11月11日(金)~13日(日) 市民デモHYOGO沖縄ツアー

11月12日(土) 梅田解放区 17時半 ヘップ5前

◎1113日(日) 尼崎市長選公示

◎1120日(日) 尼崎市長選投開票

 

1120日(日) 伊丹マダン 10時 伊丹三軒寺広場

※1120日(日) さようなら原発1000人集会 14時 いたみホール 今中哲二京大研究所員
 おしどりまこ・けん(芸人)

クローズドで極右たちが集まっている会議を、まだまだやってるんだ

高市早苗氏の講演内容をツイートした三重県議にロザン菅「処分したら発言はあったことになる」

配信

東スポWEB

ロザンの宇治原史規(右)と菅広文

 

 

 

 

 

2022年10月10日 (月)

川西市議選始まる 谷正充候補と、かも文子候補の必勝を!

Img_4774 昨日午後からは秋雨の降る中、川西市長選・市議選が始まりました。

 市長選は元民主党現職の変節(朝鮮学校生への補助打ち切りなど)の中、現職圧倒的優位で選択肢がない(対抗馬も信用できない)のが辛いところです。

 市議選では、地域に生きる川西市民の会代表の谷正充(無所属)の再選と、無所属で保育士歴40年のかも文子(教組出身津田議員の後継者)の当選を目指して、それぞれが元気よく出発式を行いました。谷さんの出発式には桜井周衆議院議員や木村真豊中市議など10人を超す各級議員が応援に駆けつけ、かもさんの応援には坂本三郎部落解放同盟兵庫県連委員長などが応援にかけつけました。

 ただ今年の参議院選以降の情勢は自治体議員選挙でも厳しいものがあります。維新は4人が立候補し、いれかわり駅前を制圧。参議院選兵庫選挙区に出たN党のヘイト候補も再度市議返り咲きを狙い(T党首が来ていた)、「日本を守れ」の参政党も候補を出しています。いわば国難怒号・Img_4766 新型右派総決起の中で、憲法とくらしを守る自治体議員を地域の中から作る闘いで、市民運動の飛躍が求められています。川西に友人のいる方は、谷正充(食の安全と反原発、さようなら原発1000人集会実行委事務局長)か、かも文子(保育所所長も含め40年の保育士歴、子どもが住みやすい街=みんなが住みやすい街を目指す)に投票するよう訴えてください。

 川西は南北に長く、ターミナルスポットは阪急「川西能勢口」しかありませんので、駅周辺のアステ川西2階デッキか、ドコモ前に行けば各政党・各候補者の選挙カーが必ずいます(N党がよくいる)。両候補に事務所は、谷候補は能勢電「滝山」から南へ5分の道路沿い、かも候補は阪急「川西能勢口」駅北5分の道路西側にあります。右派のちょうりょうをはねのけ、当選目指すぜ2人のために力を貸してください(写真上は谷候補を応援する木村真豊中市議、左はかも候補の出発式)。

 

 

 

内閣支持続落、最低の35% 細田氏の説明「不十分」87%

内閣支持続落、最低の35% 細田氏の説明「不十分」87%

岸田文雄首相

 共同通信社が8、9両日に実施した全国電話世論調査によると、岸田内閣の支持率は続落し、前回9月調査より5.2ポイント減の35.0%となった。昨年10月の内閣発足以降、過去最低を更新した。不支持率は1.8ポイント増の48.3%。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との関係を自民党調査の発表後に相次ぎ公表した細田博之衆院議長の説明が「十分ではない」は87.0%で、「十分だ」は8.1%にとどまった。

 食料品や光熱費などの値上げが生活に「非常に打撃になっている」「ある程度打撃になっている」が計78.8%だった。

 有効回答者数は固定電話421人、携帯電話646人。

内閣支持率の推移

© 一般社団法人共同通信社

2022年10月 9日 (日)

高市早苗「国葬反対8割が隣の大陸から」発言否定も疑念だらけ! しかも騒動で統一教会・日本会議・自民党の“魔合体”が明るみに

高市早苗「国葬反対8割が隣の大陸から」発言否定も疑念だらけ! しかも騒動で統一教会・日本会議・自民党の“魔合体”が明るみに


高市早苗「国葬反対8割が隣の大陸から」発言否定も疑念だらけ! しかも騒動で統一教会・日本会議・自民党の魔合体が明るみにの画像1
高市早苗Twitterより


 三重県議が「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ていると高市早苗さんが話した」と述べていた件について、発信者である三重県議が訂正・謝罪会見をおこなったことにつづき、本日7日になって高市早苗経済安保担当相も閣議後会見で発言を否定した。

 高市氏といえば、軍事力強化や改憲による国防軍の明記を声高に叫んできた“安倍晋三の後継者”であり、現役の閣僚だ。そんな人物が「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸=中国」などという陰謀論めいた話を吹聴していたとなれば、玉川徹の誤報コメントどころではない大問題であることは言うまでもない。しかも、双方が揃って訂正・否定をおこなったことによって、幕引きを図ろうという意図がミエミエだ。

 しかし、高市氏が発言を否定したいまも疑念は払拭されないばかりか、膨らむばかりだ。

 まず、騒動をおさらいすると、今月2日、自民党三重県連の副幹事長を務める小林貴虎・三重県議が〈国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという。今日の講演で伺った話〉とTwitterに投稿。さらに4日には〈私が総理大臣になって頂きたいと強く願っている高市早苗先生が、政府の調査結果としてお伝えいただいた内容です〉と投稿、報道陣の取材に対しても「誰が話したかって話ですよね。高市早苗さんです」と回答し、2日におこなわれた名古屋市での日本会議の会合で実施された高市氏の講演のなかで話されたものであると説明した。

 詳しくは後述するが、そもそも小林県議は同性愛者攻撃や韓国ヘイトまがい投稿をおこなってきた“ネトウヨ議員”であり、「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだと高市氏が話した」と明かしたのも、「高市さんが素晴らしい話をした!」といった想いで投稿したと思われるものだったわけだが、当然、現役閣僚がこんな発言をしていたのかと大騒ぎに。そんななか、高市氏は4日夜、このようにツイートをおこなった。

〈腕の耐え難い痛みでMRI検査を受けている間に、不正確な情報が。日本には情報操作(偽情報)対策の法律が無いので、政府が調査をすることは出来ません。海外機関による調査情報の収集は可能ですが。国防上の懸念もあり、法整備検討の必要性は3年前に党から提案しました。〉

 もし「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」などと一言も言っていないのであれば、「でっちあげ」「虚偽の流布だ」と否定すればいい。ところが、高市氏は発言自体を否定することも、小林県議に抗議することもせず、「不正確な情報」だと述べ、「政府の調査」だけを否定したのだ。

 これは毎日新聞が出した質問状に対する回答でも同様で、高市氏は「政府調査」の部分だけを否定し、「『国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという』という趣旨の発言をしたのか」という質問などには回答しなかったのだ。

 しかも、ネット上では“傍証”も発見された。というのも、「10月2日に名古屋で高市氏の講演を拝聴した」と投稿している人物が、講演がおこなわれた2日の夕方、〈「国葬儀反対」のツイートの8割が支那発だった、と聞いた。なるへそ!!〉と投稿をおこなっていたのである。

口裏合わせ? 高市早苗・経済安保相のはぐらかし対応 発言事実なら大臣辞任レベル

 

 発言を全面否定しない高市氏の明らかに怪しい態度、そして講演参加者のこの投稿──。こうしたことから、高市氏は「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸から」といった旨の発言をおこなっていたのではないか、という疑念がますます膨らむことになったのだ。

 だが、さらに怪しさが増したのは、ここからの連続した動きだ。小林県議は5日になって一連の投稿を削除。6日には記者会見を開き、「政府の調査結果に基づいて」という部分について誤りがあったとして「訂正したい」と述べた。会見当初は撤回や削除ではないとしていたものの、会見途中で誰かからの「撤回、撤回」という声を受け一転「撤回」としたが、高市氏の講演の内容については明らかにしなかった。投稿を撤回。そして、7日になって高市氏本人も閣議後会見において、ようやく「そのような発言をすることはない」と否定。「クローズ(な会合)だったから、私としては発言を控えてきた」「大陸という言葉、私は使いません」と述べたのだ。

「クローズな会合だったから発言を控えてきた」って、問題となっているのは会合の内容ではなく高市氏が講演で語った内容であり、高市氏には発言者として説明の責任がある。さらに、毎日新聞の質問状への回答やツイートの段階でも「そのような発言をすることはない」と否定できたし、小林県議に抗議することもできたはずだ。それをせず、いまごろになって発言を否定したのは、この間に小林県議との口裏合わせや関係者に対する箝口令が済まされたのではないかと勘ぐられても仕方がないだろう。

 言っておくが、もし仮に高市氏が「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」と発言していたとすれば、これは大臣辞任レベルの発言だ。まず、高市氏が言うように政府にそのような調査をおこなう法律がないならば、数字の根拠はどこから得たというのか。根拠がないまま閣僚がでっちあげの数字を口にしていたとしたら、閣僚としての資質が問われるのは当然だ。

 いや、そもそも国葬の実施についてはメディア各社の世論調査でも半数以上が反対という結果が出ていたのだ。当然、それだけの国民が反対していたのだから、SNS上でも多くの反対の声があがるのは因果関係としてはっきりしている。それを根拠もないまま“中国の仕業だ”というネトウヨそのものの陰謀論を現役閣僚が展開していたのであれば、これは反対する国民を国民だと認めない冒涜行為だと言っていいだろう。

 実際、高市氏は当初から「情報操作を対策する法律がないから政府はそうした調査はできない」と否定してきたが、これ自体、まるで国葬に反対するSNS投稿が情報操作によるものだと疑っているかのような言い草だ。

 ともかく、いまなお高市氏には疑義の念を抱かずにはいられないが、しかし、今回の騒動では、さらにあぶり出された大きな問題がある。

 それは、自民党統一教会、そして日本会議がいかに“魔合体”しているのか、という問題だ。

高市発言の発信源になったネトウヨ自民党県議と統一教会の関係を小川さゆりさんが証言 関連団体勤務歴

 

 今回の騒動の発端となった「高市支持者」である小林県議は、過去に韓国ヘイトまがいの投稿をおこなっているほか、2021年に同性カップルの住所や氏名をブログで晒すというアウティング行為をおこなって問題になった議員なのだが、じつは統一教会の信者や関係者ではないのかという指摘がなされてきた。

 というのも、立憲民主党の旧統一教会被害対策本部が8月23日におこなったヒアリングでは、統一教会の元二世信者で、7日に日本外国特派員協会で会見した小川さゆりさん(仮名)がこう証言をおこなったからだ。

「(三重県で)県議会議員をしている小林貴虎さんという方が私の通っていた教会の教会員でして、そこでよく挨拶したり、礼拝に参加しているのも見ていた」
「市議会議員に立候補した当時に貴虎さんの選挙活動を教会員が手伝った」
「母親が貴虎さんの選挙カーに乗ってウグイス嬢をしていた」

 この証言について小林県議は否定しているが、しかし、小林氏と統一教会の関係についてはほかにも情報が多々ある。たとえば、統一教会の関連団体である天宙平和連合(UPF)のHPに掲載されている2011年の記事では、小林氏について「UPF Japanで5年以上勤務し、三重県津市の市議会議員に当選した」と紹介されているのだ。

 統一教会の信者・関係者が、自民党県議団に所属する現役議員である──。こうした事例はほかの地方議員でも確認されているものだが、問題はこれではない。じつは、統一教会関係者ではないかと指摘されている小林県議は、日本会議の支部長を務めた「日本会議の関係者」でもあるという点だ。

 日本会議三重・津支部の報告によると、2016年5月14日におこなわれた初総会にて小林氏は支部長に選出。現時点でも支部長であるかは不明だが、日本会議の同支部で今年6月4日に自民党の杉田水脈・衆院議員の講演会や日の丸を片手にパレードなどをおこなう「和ふぇす」なるイベントを開催した際の、日本会議HPなどに掲載されている参加申し込み用紙に記載されている住所は、三重県議会HPに掲載されている小林氏の連絡先住所と同一だ。

 ようするに、小林県議は“統一教会と日本会議が合体した自民党所属の地方議員”であり、そうした議員が性的マイノリティへの攻撃や韓国ヘイトを繰り出し、「高市氏を総理大臣に!」などと叫んでいるのである。まさに“自民党の膿”を象徴するかのようではないか。

 6日におこなわれた参院本会議での代表質問では、自民党の世耕弘成・参院幹事長が、安倍晋三・前首相について「戦後70年談話で『戦争に関わりのない世代に謝罪を続ける宿命を負わせてはならない』とした政治家」だとし、「(統一教会とは)真逆の考え方に立つ政治家だった」などと噴飯モノの主張をおこなったばかりだが、ふだん攻撃している歴史観を持つ統一教会の関係者と思しき人物でも自民党議員になれるし、統一教会と日本会議、自民党はあらゆる場面で“一体化”してきたのである。

 選択的夫婦別姓制度の導入やLGBT差別解消、包括的な性教育の実施といった政策が潰されてきた背景に統一教会や日本会議といった宗教右派による影響があることは論を俟たない。「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸から」発言の真偽についてさらなる追及が必要であることは言うまでもないが、この騒動で図らずも露呈した統一教会と日本会議、自民党の一体化という問題についても追及が必要だろう。

2022年10月 8日 (土)

明日は川西市長選・市議選の開始とともに、三里塚現地闘争の日

20221009 三里塚全国集会_0001
 市東さんの農地を守ろう!  
 空港機能強化粉砕!
 岸田政権打倒!

10・9三里塚全国総決起集会
日時:10月9日(日)
会場:成田市・赤坂公園芝生広場
 アクセス
 ■JR成田駅西口より2㎞
 ■JR成田駅西口バス乗り場発中台線「赤坂公園」下車 中央通り線「保険福祉観」下車
 正午~集会
 14時半~成田市外デモ
主催:三里塚芝山連合空港反対同盟
 (連絡先)千葉県成田市天神峰63 市東方 ℡:0476-35-0087
20221009 三里塚全国集会_0001(1)
「空港を閉鎖せよ!」
強制執行を跳ね返し空港拡張を阻もう!
 成田空港会社(NAA)は反対同盟員・市東孝雄さんの農地を強制執行で奪おうとしています。
 3代100年耕し続け、完全無農薬有機野菜を育てる農地は、市東さんの命です。しかし、昨年6月最高裁は、NAAの農地法違反を問うことなく訴えを認め、農地取り上げの強制執行にお墨付きを与える不当判決を下しました。
 私たちは日々農作業に励む一方、強制執行実力阻止を構え、「樫の木まつり」や「天神峰カフェ」などの取り組みで農地を守る賛同の輪を広げています。
 強制執行をめぐる情勢は緊迫しています。10・9集会に集まり、強制執行を許さない陣形に加わって下さい。
空港機能強化の白紙撤回を
 航空需要の激減で、NAAは未曽有の経営危機、存亡の危機に陥っています。にもかかわらず、この秋からB滑走路の北延伸(3500m化)工事を行おうとしています。
 空港機能強化は現在の敷地を2倍化し、農地と自然を破壊し、住民を騒音と落下物の危険で苦しめる無用の拡張です。
 署名運動(下記)を推し進め、周辺住民と共に空港機能強化の白紙撤回をかちとりましょう。
軍事空港化を許すな!
 米バイデン政権はペロン下院議長の台湾訪問を強行し、岸田政権は「台湾有事」を想定した自衛隊の大規模軍事演習で戦争挑発を繰り返しています。台湾海峡をめぐる一触即発の戦争危機が高まっています。
 第3滑走路建設は、辺野古新基地建設や南西諸島へのミサイル配備と連動して、成田を米軍・自衛隊の巨大兵站(へいたん)基地にしようというものです。成田拡張=軍事空港化を許すわけにはいきません。
 岸田政権は安倍国葬で戦争・改憲に突き進もうとしています。10・9集会は戦争反対・岸田政権打倒を掲げた集会です。ぜひお集り下さい。

菅義偉氏、官房長官時代に「旧統一教会幹部を首相官邸に招待」疑惑 事務所は否定




菅義偉氏、官房長官時代に「旧統一教会幹部を首相官邸に招待」疑惑 事務所は否定

本当に関係はなかったのか?(時事通信フォト)


本当に関係はなかったのか?(時事通信フォト)


写真4枚

「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係については、国民の皆さまの声を正面から受け止め、説明責任を果たしながら信頼回復のために各般の取り組みを進めてまいります」

 岸田文雄・首相は臨時国会の冒頭に行なわれた所信表明演説でそう語ったが、なぜか記者会見で表明していた「関係を絶つ」という言葉はなかった。

 自民党の対応は泥縄だ。

 アンケート調査で同教団と接点があったことを自己申告した議員のうち121人の実名を公表したが、「調査が不十分」と批判されると岸田首相側近の木原誠二・官房副長官ら4人を追加公表。その後も、山際大志郎・経済再生相が会見で同教団主催の会合で教団トップの韓鶴子(ハン・ハクチャ)・総裁と面会していたことを認めるなど、次から次にボロが出る始末。

 だが、自民党には今なお教団との関係を公表していない大物がいる。菅義偉・前首相だ。

 安倍内閣で7年8か月にわたって官房長官を務めた菅氏は安倍晋三・元首相の国葬では「友人代表」として弔辞を読み、その言葉に昭恵夫人は涙し、会場から大きな拍手が湧いた。自民党ベテラン議員はこう言う。

「あの弔辞は安倍さんにお世話になった議員たちに感銘を与えた。菅さんはこれから親安倍勢力に一目置かれ、安倍派の跡目問題でも大きな発言力を持つ。いわば、安倍さんに代わるキングメーカーの座を手にした弔辞だった」

 その菅氏は同教団との関係を一切認めていないが、旧統一教会と自民党の関係を調査してきたジャーナリスト・鈴木エイト氏の取材で重大な疑惑が浮上している。

 2017年5月7日から12日にかけて、旧統一教会の金起勲(キム・ギフン)・北米大陸会長兼世界副会長が現役の米下院議員を含む世界平和国会議員連合のVIPたちを連れて来日、一行は自民党本部を表敬訪問し、自民党議員たちと懇談や晩餐会が開かれた。

 鈴木氏は近著『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館刊)でその来日イベントをこう書いている。

〈これらは、同月19日、韓国で開かれた『天地人真の父母様主管 韓・日・米希望前進大会勝利特別報告会』の場で直接、壇上の金会長からVIP席に鎮座する韓鶴子総裁に報告された。

「12日、ヨシヒデ・スガ官房長官が首相官邸に私どもを招待し、会いました。その日の夜はオモニム(韓鶴子)が17名の代表団をホテルニューオータニに招待し晩餐会を主催してくださいました」〉

 旧統一教会の大幹部である世界副会長が首相官邸を訪問していたとすればことは重大だ。鈴木氏はこう指摘する。

「菅氏はこの教団幹部一行を首相官邸に招待したという情報のほかに、2013年の参院選の際、教団から選挙支援を受けていた北村経夫・参院議員の教会施設での講演を手配したと言われている。官房長官として安倍元首相と誰よりも一緒に過ごした菅氏が、教団との関係をきちんと説明しないのはおかしい。自身と教団との関わりについて詳細を公表すべきでしょう」

 本誌・週刊ポストが菅事務所に事実関係の確認を求めると、「ご指摘の団体や関係団体とは、事務的にも繋がりは全くなく、関わりがありません。事務所で念のため確認しましたが、弊事務所が北村議員の講演の手配をした事実も、世界平和国会議員連合の官邸訪問の招待をした事実もありません」と否定した。

 岸田自民党は、安倍元首相を支えた菅氏の旧統一教会との関係を明らかにしようとはしない。岸田首相の教団との「絶縁宣言」は口先だけの批判逃れではないのか。

2022年10月 6日 (木)

臆測広がる「大陸8割」発言 識者「高市氏、事実関係の説明を」

臆測広がる「大陸8割」発言 識者「高市氏、事実関係の説明を」

毎日新聞 - 昨日 21:38
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 国葬反対を巡る「大陸8割」発言はあったのか、なかったのか――。渦中にいる高市早苗・経済安全保障担当相が明言せず、SNSを中心に臆測が広がっている。こうした事態に、ごまかし答弁を指す新語「ご飯論法」を広めた上西充子・法政大教授は「政府の信頼を取り戻すためにも、きちんと説明してほしい」と指摘する。

インタビューに答える高市早苗・経済安全保障担当相=東京都千代田区で2022年8月29日、猪飼健史撮影© 毎日新聞 提供

 騒動の発端は、三重県の小林貴虎県議(48)=自民=のツイッターだ。2日、次のように投稿した。

 <国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという。今日の講演で伺った話。ソースは以前三重の政治大学院でもご講演頂いた事のある現職。>

 投稿は拡散し、「いいね」は1万1000件以上(5日午後6時時点)付いている。これに対し、SNSでは「どこからそんな情報を手に入れたのですか?」「その方のお名前は?」などといった反応が相次いだ。

 すると小林氏は4日、「誰が話したかって話ね。高市早苗さんです」と報道陣の取材に答えた。保守系団体「日本会議」の会合が2日に名古屋市内であり、高市氏が安全保障問題について講演した際に「政府の調査結果」として話した内容を基に投稿したと説明した。

 また小林氏は4日、ツイッターにも次のように投稿した。

 <さて皆さん非常に関心が高い様なのでお答えすることにしました。私が総理大臣になって頂きたいと強く願っている高市早苗先生が、政府の調査結果としてお伝えいただいた内容です。ウクライナ戦争で明らかになった様に情報戦争の時代です。我が国も安全保障上取り組むべき課題だと言うお話でした。>

 これを受けて毎日新聞は高市氏の事務所に質問状を送り、高市氏が日本会議の会合で講演した事実はあるのか▽「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという」という趣旨の発言をしたのか▽発言をしたのであれば、その根拠は何か――について尋ねた。

 高市氏は4日夜、メールで「日本には、情報操作(偽情報)に対応する法律が無いので、政府は調査することができません。政府が出来るのは、海外の情報機関や企業による調査結果の収集くらいです」と回答し、小林氏が言及した「政府調査」について否定した。

 しかし、高市氏が日本会議の会合で講演したかや、その際「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸から」という趣旨の発言があったのか、については説明がなかった。

 また高市氏は4日、ツイッターに次のように「不正確な情報」と投稿したが、ここでも発言そのものの有無には触れなかった。

 <腕の耐え難い痛みでMRI検査を受けている間に、不正確な情報が。日本には情報操作(偽情報)対策の法律が無いので、政府が調査をすることは出来ません。海外機関による調査情報の収集は可能ですが。国防上の懸念もあり、法整備検討の必要性は3年前に党から提案しました。>

 今のところ真相は不明だが、SNSでは小林氏の発言や投稿内容を疑問視する声が上がる一方で、高市氏の説明を不十分とみなす投稿も出ている。また、「(小林)県議と高市氏のどちらがうそをついているのかはっきりさせる必要がある」といった指摘も見られた。

 政治と報道のあり方についての著書もある上西教授は、毎日新聞の取材に「世論が他国によってゆがめられているのであれば、重要な問題です。デリケートな問題ですが、高市さんはそもそもどんな発言をしたのか、報じられているような発言をしたのなら、どんな根拠で発言したのか。政府の信頼を取り戻すためにも事実関係をきちんと説明してもらいたいです」と話した。

 そのうえで「仮に高市さんが間違ったことを言ってしまったと謝罪しても、辞職を求めるなど追い詰めることはしない方がいいと思います。もしかしたら、高市さんの発言を小林さんが誤解した可能性もある。大事なことは事実関係を明らかにさせ、国民が正しい情報を知り、今後不適切なことが起こらないようにさせることです」と述べた。

 真相が明らかになれば、小林氏や高市氏にとって不都合になる可能性もあるが「都合の悪いことも含めて説明をする。そういった姿勢も含めて国民は冷静に政治家を評価すべきではないでしょうか」と語る。

 また、企業の不正を例に挙げ「消費者が『もうこの会社の商品は買わない』となるか『ちゃんと検証しているのだからこれからは安心だろう』となるかは、謝罪と検証の仕方次第です。政治家もそれに倣ってほしい。『非を認めたら負け』のような風潮もありますが、そのせいで政治家が説明せず、事実関係がうやむやになることは不幸です。そのためには報道も政治家がいかに語ったかだけではなく、いかに語らなかったという点も伝えてほしいです」とした。

2022年10月 5日 (水)

少し遅くなったが国葬反対行動 26日、27日

Img_4742-003 大阪 国葬当日に400人のデモ
前夜 総がかりが1000人の集会

 9月27日大阪では〈やめろ! 安倍国葬 実行委員会〉の呼びかけで、中之島公園水上ステージに400人が集まり、御堂筋を北上し梅田までのデモ行進をおこなった。集会は実行委の主催者あいさつのあと大椿ゆうこ社民党副党首などの発言を受け、デモに出発。途中アメリカ領事館あたりから雨に見まわれたがものともせず、梅田OS劇場前まで抗議の声を上げ続けた。集会・デモには小さな市民グループが3人・5人と集まり、それぞれの旗とプラカードを持ち寄った。平日昼間ながら多数の結集に意気上がる行動となった。
 国葬前夜の26日、大阪中之島公園ではおおさか総がかり行動実行委員会の主催で、関西で最大規模の集会・パレードがおこなわれた。集会は主催者あいさつののち、立憲・共産・社民・れいわのImg_4694-003 4政党代表から国葬反対のアピールを受けた。7時10分からのパレードは先頭を〈戦争させない1000人委員会・大阪〉の労組。特に退職教員がそろいのゼッケンで多数参加。第2グループは政治団体、沖縄・原発などを闘う市民団体が300人で隊列をつくり意気軒高とデモ行進。最後尾を大阪憲法会議・共同センターが西梅田公園までデモ行進した。

2022年10月 4日 (火)

当面の行動日程

当面の行動日程                  阪神社会運動情報資料センター掌握分

定例行動  毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅前

阪神間の行動 

 

※10月5日(水) 情勢研究会 18時半 阪神センター

10月6日(木) 戦争あかん!ロックアクション 御堂筋デモ 18時半 新町北公園

10月8日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5

109日(日) 三里塚全国総決起集会 12時 成田市・赤坂公園

◎※109日(日) 川西市長選・市議選公示 谷正充 加茂文子立候補予定

※10月9日(日) 連続市民講座 116宝塚講座 実行委 15時半 日本キリスト教団宝塚(阪急「逆瀬川」北西7分)

 

※10月10日(月・休) 『食の安全を守る人々』上映会 10時~ 15時~  山田正彦講演会 13時半  猪名川町・イナホール(猪名川町白金1丁目)

三田市上映会 108日(土) 健康福祉センター 

西宮市上映会 109日(日) 13時半 市民交流センター

※10月15日(土) ウクライナに平和を講演会 14時 西宮市民会館・第8会議室(JR「西宮」南西5分) 小野元裕(日本ウクライナ文化交流協会会長)

10月15日(土) 映画『夜明け前のうた』上映会 14時 うはらホール(JR「住吉」南東3分)

◎1016日(日) 川西市長選・市議選投開票

※1016日(日) 連続市民講座第1回 尼崎 14時 総合文化センター7階会議室(阪神「尼崎」北東5分) 講演:中川ともこ前宝塚市長「地方自治の現場で12年」

※10月16日(日) 「原発の実相」と「人々の姿」 14時 宝塚市立男女共同参画センター(阪急「宝塚」直結) 講演:大島秀利(毎日新聞編集委員)

1016日(日) 「変えよう!日本と世界」京都反戦・反核・反差別集会・デモ 14時 丸山野外音楽堂(阪急「京都河原町」東15分) 講演:木戸衛一大阪大教授  特別挨拶:重信房子

 

10月17日(月) 連帯兵庫みなせん世話人会 18時 長田文化会館(JR「新長田」南西3分)

※10月19日(水) 情勢研究会 18時半 阪神センター

※10月19日(水) さようなら原発1000人集会実行委 19時 川西アステ(阪急「川西能勢口」南1分)

10月22日(土) 市民デモHYOGO世話人会 10時 神戸市文化センター(神戸市役所西)

                         辺野古行動 13時 神戸・三宮マルイ前  

10月22日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5前

1022日(土) とめよう!戦争への道 めざそう!アジアの平和2022秋 関西の集い1350分 エルシアター 新垣邦男(参議院議員)、佐々木寛(新潟国際情報大教授)

10月23日(日) 伊方原発現地集会 10時 伊方原発ゲート前

※10月23日(日) みんなでつくろう宝塚エネルギー(続編) 14時 宝塚男女共同参画センター交流室3・4(阪急「宝塚」直結ソリオ2 4階)

10月24日(月) 関生滋賀コンプライアンス公判・結審 10時~17時 大津地裁)(JR「大津」北1分 

10月24日(月) 田中徹さんとのお別れ会 17時半 滋賀県教育会館(JR「大津」北東3分)

10月25日(火) 優生保護法問題の全面解決をめざす1025全国集会 12時半 日比谷野外音楽堂

※10月29日(土) 檻の中のライオン講演会 10時 西宮大学交流センター(阪急「西宮北口」北東2分 アクタ東館6階) 講演:楾大樹弁護士  事前申し込み:09039727292

10月30日(日) 老朽原発動かすな実行委 9時半 PLP会館

※10月30日(日) 堀越けいにんさんお話会 13時半 いたみホール5階会議室

10月30日(日) なくそう!官製ワーキングプアー大阪集会 10時~1645分 ドーンセンター

※11月2日(水) 情勢研究会 18時半 阪神センター

※113日(木・休) 連続市民講座第2回 伊丹 人権啓発センター・フラット 久保敬(元木川南小校長)

113日(木・休) 輝け憲法!大阪集会・デモ 14時 扇町公園

11月6日(日) 「骨格提言」の完全実現を求める2022大フォーラム

※116日(日) 連続市民講座第3回講座  14時 宝塚男女共同参画センター(阪急「宝塚」直結)  小野元裕(日本ウクライナ文化交流協会) ウクライナ戦争を考える

 ※11月9日(水) さようなら原発1000人集会実行委 19時 川西アステ

11月12日(土) 梅田解放区 17時半 ヘップ5前

◎1113日(日) 尼崎市長選公示

11月16日(水) 情勢研究会 18時半 阪神センター  

◎1120日(日) 尼崎市長選投開票

 1120日(日) 伊丹マダン 10時 伊丹三軒寺広場

 ※1120日(日) さようなら原発1000人集会 14時 いたみホール(阪急「伊丹」北3分) 今中哲二京大研究所員、おしどりまこ・けん(芸人)

生活保護訴訟で将来目的の収入認める 熊本地裁「打ち切りは違法」

生活保護訴訟で将来目的の収入認める 熊本地裁「打ち切りは違法」

毎日新聞 - 昨日 21:16
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 看護専門学校に通う孫の収入増加を理由に、同居する夫婦への生活保護を打ち切った処分は違法などとして、世帯主の男性(73)=熊本県長洲町=が県に処分取り消しなどを求めた訴訟の判決で、熊本地裁は3日、処分の取り消しを命じた。中辻雄一朗裁判長は「収入増という表層的な現象しか見ておらず、県の判断は裁量を逸脱・乱用している」と指摘した。
生活保護打ち切り処分の取り消しを熊本県に命じた判決後、熊本地裁前で勝訴の旗を掲げる原告側弁護士ら=熊本市中央区で2022年10月3日午後2時5分、中村園子撮影
生活保護打ち切り処分の取り消しを熊本県に命じた判決後、熊本地裁前で勝訴の旗を掲げる原告側弁護士ら=熊本市中央区で2022年10月3日午後2時5分、中村園子撮影© 毎日新聞 提供

 男性は妻、孫の30代女性の3人暮らしで、2014年7月から妻と生活保護の受給を始めた。生活保護法に基づき、専門学校生だった女性は、同居家族らと別世帯とし、アルバイトなどをしても夫婦世帯の収入とみなさない「世帯分離」の対象となった。しかし県は17年2月、専門学校3年の女性について「16年4月から病院で准看護師としてアルバイト収入を得ており、夫婦の家計を助けられる」として世帯分離を解除。生活保護も打ち切った。

 原告側は「准看護師の資格は看護師になるための通過点。アルバイト収入も学費に充てることが目的で、生活に回せる余裕はない」などと主張。「生活保護法に基づく厚生労働省の通知では、看護学校などの専修学校で学ぶ場合、世帯分離の対象と明記している」と訴えていた。

 判決で中辻裁判長は「専修学校などに進学した人の経済的な負担を軽くし、同居しながら通学して能力を得ることで、本人や保護世帯の自立を促すことが目的」と世帯分離の趣旨を指摘。17年2月の時点でも、女性は学校の授業料をアルバイト代や奨学金で賄っており、「生活保護を打ち切れば原告夫婦が経済的に困窮し、自立しようとした孫に支障が生じる可能性が高いことは容易に予測できた」とした。その上で県の処分について「自立に効果的な状況が継続しているかという視点に欠け、著しく合理性を欠いたといわざるを得ない」として違法と判断した。

 判決について原告側弁護士は「世帯分離の要件を争った裁判は全国初ではないか。子どもの就学保障の重要性を明らかにした判決だ」と話し、男性は「二度と繰り返してほしくない」と訴えた。熊本県社会福祉課は「判決文を精査し、厚生労働省と協議した上で控訴するか決める」と話した。

 生活保護に詳しい花園大の吉永純(あつし)教授(公的扶助論)は、13年に「子どもの貧困対策法」が成立し、生活保護世帯の子どもの進学支援の充実を図る流れの中での判決だとして「生活保護家庭で育ち、高校を卒業後も『もっと勉強したい』『資格を取りたい』と願う子どもは多い。自立を志す子どもの願いに沿う判決だ」と評価し、「行政の恣意(しい)的な判断に警鐘を鳴らすものだ」と話した。県の処分については「家族単位の収入増加にしか目を向けないまま、生活保護を打ち切った」と批判した。【中村園子】

生活保護制度の世帯分離

 生活保護世帯の中で、大学や専修学校に進学する人などについて、同居家族らとは別の世帯として扱う仕組み。従来、国は生活保護を受給したままの義務教育修了後の就学は「ぜいたく」とみなして原則認めなかった。だが、高校進学率が高くなったことを受け、1970年に生活保護世帯の子の高校進学を「世帯内就学」として認めたうえで、大学や専修学校などに進学する場合については世帯分離をしたうえで就学を認めた。

2022年10月 3日 (月)

東京五輪の見事な破産 森の逮捕はあるのか スポーツ界の「ゆがみ」露呈 広告業界に過度な依存

スポーツ界の「ゆがみ」露呈 広告業界に過度な依存

配信

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産経新聞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年10月 2日 (日)

「戦争反対!」「動員反対!」―在日ロシア人らが緊急行動

「戦争反対!」「動員反対!」―在日ロシア人らが緊急行動

 

 9月24日、東京・渋谷のハチ公前広場において、ウクライナ戦争に反対する緊急集会が行われました。主催は「戦争に反対する在日ロシア人」で、首都圏在住のロシア人やタタール人、そして支援の日本人ら、約30名が結集。「プーチンは侵略と戦争犯罪を今すぐやめろ」と書かれた横断幕や、「兄は戦争に行かされた」などのプラカードを掲げ、「戦争反対!」「動員反対!」「ウクライナに平和を!」などと訴えました。足を止め、ともに祈り、涙する日本人の姿もありました。開戦直後から、「戦争に反対する在日ロシア人」は、世界各地のロシア人とも連帯しながら、繰り返し街頭で反戦・平和の声をあげています。今回の集会の呼びかけ文とアピールは次の通りです。

◆ロシアでは、動員が発表されました。すでに、全国で数千人が召喚状を受け取っています。彼らは、私たちの家族や友人です。プーチンは、自分の栄誉のために、彼らの命を犠牲にしたい。この栄誉は、彼の病んだ心の中にしか存在しない。この戦争を止めろ!
◆ウクライナ軍が領土をロシアの侵略者から、できるだけ早く解放することを願っています。住民投票をやめろ! 土地収奪をするな! 戦争反対! ウクライナに平和を! ロシアに自由を!
◆日本政府・外務省には、徴兵を拒否したロシア避難民の受け入れを、お願いしたいです。あるいは、第三国への移住を仲介・支援する法律を、制定して欲しいです。抗議デモに参加して政治的弾圧を受けているロシア人も、難民として受け入れて下さい。戦争のためではなく、平和のために危険をおかしているロシア人を、助けて下さい!

2月24日にロシア軍によるウクライナ侵攻が開始され、今も戦争は継続しています。そして、9月21日にロシアのプーチン大統領は、「部分的な動員を実施するための大統領令(部分動員令)に署名した」と、国営テレビを通じて演説を行いました。これは、「現役の軍人以外のロシア国民に招集をかけて、ウクライナとの戦いに参加させる」ことを意味しています。今回招集されるのは、軍務経験がある予備役30万人とされていますが、さらに今後、「総動員令」が出される可能性も否定できません。

現在ロシア連邦軍には約90万人が服務していますが、うち60万人弱が志願兵、残りの約30万人が1年の兵役にやってくる徴集兵で、毎年入れ替わる仕組みです。その結果、相当数の成人男性が、動員対象となり得ます。ロシアのショイグ国防相は、「ロシアには2500万人の動員リソースがあり、今回の30万人は1%余りにすぎない」と述べました。

2月の開戦時、ロシア兵19万人がウクライナに投入されました。その後、ロシア政府は、大規模な兵士の募集活動を行い、とくにシベリアやコーカサスなど貧しい地域から、兵力が追加されました。さらに8月、プーチン大統領は13万7000人を追加雇用する大統領令に署名しています。他方、ウクライナ軍の開戦時の規模は、現役兵が19万6600人でした。その後、ウクライナ政府は大規模な動員令を発令し、兵士の数を大幅に増やしています。さらに、外国からの義勇兵など、非正規戦闘員も加わっています。

現在、「部分動員令」による兵力の移送が開始される一方、ロシアからの脱出者が急増し、各地で抗議デモも再燃しています。また、プーチン大統領が核兵器の使用を示唆する中、9月23日-27日には、ウクライナ東南部のルガンスク人民共和国・ドネツク人民共和国・ザポリージャ州・ヘルソン州において、ロシアへの編入に関する「住民投票」が実施されました。情勢は急展開しています。日本からも反戦・平和の声をあげましょう!

【主催者Web】https://yasoprotivlenie.com/
【代理投稿・訳】佐藤和之(佼成学園教職員組合)

2022年10月 1日 (土)

国葬でも鮮明に?安倍晋三元首相が得意とした「対決型」政治手法

国葬でも鮮明に?安倍晋三元首相が得意とした「対決型」政治手法

配信

NEWSポストセブン

安倍晋三元首相を悼み、献花する人たち。9月27日午前、東京都千代田区の九段坂公園にもうけられた一般献花台[代表撮影](時事通信フォト)

 

 

 

 

 

 

 

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