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2022年7月14日 (木)

維新の「限界」参院選で露呈…全国政党の野望またも砕け散り“ポスト松井”も不透明

維新の「限界」参院選で露呈…全国政党の野望またも砕け散り“ポスト松井”も不透明

公開日: 更新日:
  • いつになくしおれた雰囲気(記者の質問に応じる吉村洋文副代表、右は松井一郎代表=10日、参院選・日本維新の会開票センター)/(C)日刊ゲンダイ

 あの鼻息の荒さは何だったのか。昨秋の衆院選で“躍進”した勢いに乗り、参院選で立憲民主党を蹴散らし、野党第1党の座をモノにすると息巻いていた日本維新の会が振るわなかった。獲得議席数は選挙区4、比例8の計12議席。改選6議席から倍増の「最低でも12人以上」とした目標にはギリギリ届いたものの、選挙区では散々だった。

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 10日夜、大阪市内で会見した松井代表(大阪市長)は、いつになくしおれた雰囲気で「われわれは力不足。負けを認めざるを得ない」と敗戦の弁。全国政党化の野望はまたも砕け散った。

東京、京都、愛知で落選

 維新が擁立したのは19選挙区に20人。比例票上積みを狙い、比例区は前回の倍近い26人に上った。しかし、「最、最、最、最重点区」と位置づけ、松井代表と吉村副代表(大阪府知事)が精力的に遊説した京都(改選数2)も首都の東京(6)も敗北。2トップは茨城(2)、栃木(1)、埼玉(4)、愛知(4)、奈良(1)、福岡(3)にも出張ったが、いずれも敗れた。

 新規開拓は1議席もならなかった。

 フタを開けてみれば、議席を取ったのは現職がいる大阪(4)の2議席、兵庫(3)の1議席、神奈川(4+1)の1議席のみ。「二枚看板」に偽りアリだ。

 新人が追い上げていた奈良では最終盤、演説中の安倍元首相が銃撃されて死去。前代未聞の事件発生の影響はゼロではないだろうが、それにしても、の体たらくだ。

 在阪ジャーナリストの吉富有治氏はこう言う。

「維新は議席数こそ伸ばしたものの、胸を張って『勝った』とは到底言えない結果です。松井市長と吉村知事が各地を回って『大阪の実績』を訴えたところで、しょせんローカルな話に過ぎず、ヨソの有権者には響かなかったということ。京都府民からすれば、『私らにはよう分からん』でしょう。そもそも、維新が大阪で圧倒的な強さを誇っているのは、行政、議会、マスコミを牛耳るトライアングルがあってこそ。10年以上にわたって知事と市長のポストを独占し、府内の市町村の半数近くが維新系列の市長や町長らで、地方議員は200人を上回る。組織力は抜きんでています。強権政治を前に、在阪マスコミの忖度が常態化している。こんな現象は他では見られません」

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コメント

確かに東京、愛知、京都で維新が落選しましたが、いずれも2〜4万票の差ですから次は判らないと思います、埼玉、広島、福岡のように10万〜19万票くらいの差がつけばともかく。

神奈川は維新が2位当選、それにしても多くの選挙区で共産党が維新の後塵を拝している事が
情け無いです。
大阪は立憲候補の知名度不足、兵庫の立憲候補は議員辞職のタイミングの悪さや県議時代に
維新推薦知事の予算案に賛成するなどあまりにも候補者が問題ありと言わざるを得ません。

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