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2022年1月 7日 (金)

大谷昭宏氏が“古巣”を激怒批判! 読売新聞が大阪府と包括提携の衝撃「彼らはジャーナリズムの誇りを打ち捨てた」

大谷昭宏氏が“古巣”を激怒批判! 読売新聞が大阪府と包括提携の衝撃「彼らはジャーナリズムの誇りを打ち捨てた」

社会・政治 投稿日:2022.01.06 14:00FLASH編集部

大谷昭宏氏が“古巣”を激怒批判! 読売新聞が大阪府と包括提携の衝撃「彼らはジャーナリズムの誇りを打ち捨てた」

すべての画像を見る2021年12月27日午後、大阪府庁で、読売新聞大阪本社の柴田岳社長(中央)は、大阪府の吉村洋文知事(左)包括連携協定を結んだ(写真・共同通信)

 

 暮れも押し迫った12月27日、日本のジャーナリズム界を揺るがす“大事件”が起きた。

 

 読売新聞大阪本社と大阪府が、情報発信など8分野で連携・協働を進める「包括連携協定」を結んだのだ。協定は「府民サービス向上」と「大阪府域の成長・発展」を目的に、教育・人材育成、情報発信、安全・安心、子ども・福祉、地域活性化、産業振興・雇用、健康、環境の8つの連携事項を掲げているが、問題は報道機関が公権力と協力関係を結ぶという極めて異常な事態が現実となったことにある。つまりは、取材する側と取材される側の「一体化」だ。

 

 

「本来、権力を監視するのがメディアの役割なのに、行政と手を結ぶとは、とんでもない話です。大阪読売はこれ以上落ちようがないところまで落ちた。もう『新聞』とか『全国紙』と名乗るのはやめて、はっきりと『大阪府の広報紙』と言ったほうがいい。そこまで自分たちを貶めるんだったら、もはや大阪読売はジャーナリズムの範疇には置けませんよ」

 

 静かに、だが怒りを含んだ声で語るのはジャーナリストの大谷昭宏氏(76)。大谷氏は1968年4月、読売新聞社に入社し、1970年に大阪読売社会部へ移動。上司である黒田清氏(故人)とともに「黒田軍団」の一員として数多くのスクープ記事をものにした。1987年、黒田氏が当時、論説委員長だった渡邊恒雄氏(現主筆)との対立から大阪読売を退社した際、行動をともにした経緯がある。

 

「我々が出た時点でいずれ大阪読売は落ちぶれていくだろうなとは思っていましたが、最近の紙面を見ても、独自性が失われていて東京読売の植民地のようになっていますね。だから期待はしていなかったんですが、それにしても行政機関と提携するとは、ジャーナリズムとしてあり得ない。そこまでジャーナリズムの誇りを打ち捨ててしまうのか。OBの一人として哀れというしかないですね」

 

 吉村洋文大阪府知事は記者会見で、「協定締結にあたり、報道活動への制限、優先的な取り扱いがないことを双方確認している」と語った。一方、読売新聞大阪本社の柴田岳社長は、協定を結ぶことでメディアに自己規制が働くのではないかとの質問に「懸念をもたれる向きはわかるが、読売はそうそう、やわな会社ではない。記者の行動規範には『取材報道にあたり、社外の第三者の指示を受けてはならない』『特定の個人、団体の宣伝のために事実を曲げて報道してはならない』と定められ、これに沿って公正にやるとなっている」と大見得を切った。

 

 これに大谷氏は反論する。

 

「『やわな会社じゃない』というのは、当然、そういう質問が出ることを予想していたから出た言葉で、報道機関として後ろめたい気持ちが多少はあったのでしょう。そもそもなぜ協定などを結ぶ必要があるかの答えになっていない。今回、読売が協定を結んだのは、明らかに部数増と大阪府からの見返りを期待しているからです。大阪府の職員は、朝日や毎日よりも、府と協力関係にある読売を読むようになるでしょうし、読売に優先的に取材上の便宜を図ろうとするでしょう。まさにギブ&テイクです。

 

 会見では、一部の地方紙も行政と協定を結んでいると言い訳していましたが、痩せても枯れても読売は全国紙ですから、影響力の大きさが比較にならない。しかも、大阪府が、朝日や毎日や産経にも声をかけて、結果的に読売だけが応じたというならまだしも、今回は読売のほうから大阪府に提案したんです。吉村知事は『報道内容に何ら影響されることはない』と言うが、ゴロニャンとにじり寄った側が相手を叩くことなんかできるわけがないじゃないですか。

 

 たとえば、賛否半ばする大阪万博やカジノを含むIR(統合型リゾート)開発に関する報道にも影響が出てくるでしょう。推進派の言い分ばかりが報道され、反対派の言い分は報道されなくなるのではないか」

 

 さらに、政治的な中立性も失われると危ぶむ。

 

「大阪は府市ともに維新が政権を取っている。その維新の現代表と副代表のいる行政機関と連携するというのはどういうことなのか。たとえば、朝日新聞が石原都政や舛添都政と連携すると考えれば、その異常さがわかります。

 

 大阪府と大阪市は常に一体で、何回も性懲りもなく大阪都構想の住民投票をやってきた。維新は3度目の住民投票をやりたい。今回の読売との協定の根っこにはそれがあると思います。前回は公明党を味方につけたが、3度目の住民投票では読売を味方につけるはずです」

 

 読売新聞も加盟する日本新聞協会の「新聞倫理綱領」には、「国民の『知る権利』は民主主義社会をささえる普遍の原理である。この権利は、言論・表現の自由のもと、高い倫理意識を備え、あらゆる権力から独立したメディアが存在して初めて保障される」と記されているが、大谷氏は「柴田社長は元々、東京読売の論説委員ですから、もちろん知らいないはずはありませんが、『新聞倫理綱領を読んだことがあるのか』とあえて聞いてみたいですね」と、語気を強めた。

 

 今月末、大谷氏も名を連ねる「ジャーナリスト有志の会」は、改めて記者会見を開き、連携協定反対の声明文を発表する予定だ。

 

(SmartFLASH)

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