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2021年9月 6日 (月)

スガの自滅はアベ政治の終わり〜人々の声が退陣に追いこむ

スガの自滅はアベ政治の終わり〜人々の声が退陣に追いこむ


*9/4東京新聞より

 

●渡部通信(9/4) : 明けない夜はない(75)<「打ちてし止まん」の五輪強行反対行動(その23)

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2021年1月19日の明けない夜はない(26)<空虚なスガの施政方針演説>で私は以下のようなことを述べた。
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昨年1月20日の施政方針演説で、アベ前首相はそれまでの実績を自画自賛し、夏のオリンピックを前面に出し、「世界中に感動を与える最高の大会とする」と述べ、9条改憲を強調し、「国民一丸となって、新しい時代へと、踏み出していこうではありませんか」などと述べた。

しかし、足元ではモリトモ、サクラ問題が尾を引き、さらにコロナ禍も加わり、東京五輪は延期(3月)になり、彼は行きづまり、8月には辞任するに至った。彼の描いた「夢」はあえなく消えてしまった。

その後、9月15日に「安倍政権の継承」を掲げたスガ内閣が誕生、スガは10月26日に初の施政方針演説を行った中味は、自民党総裁選以来彼が述べてきたことを並べたものだった。
➀新型コロナウィルス対策と経済の両立
②デジタル社会の実現
③クリーン社会の実現
④安心の社会保障
⑤東日本大震災からの復興と災害対策
⑥外交・安全保障

その間に大きな問題となった学術会議問題については一言も述べず、アベがやろうとした敵基地攻撃能力の保有や改憲には言及した。しかし、その後コロナ感染は急速に拡大し、➀は破綻し、彼の「肝いり」のGO=TOキャンペーンは12月14日に一時停止せざるを得なくなった。さらに、感染は収まらず、今年早々1都3県(神奈川、埼玉、千葉)に対し緊急事態宣言(1月8日~2月7日)を出さざるを得なくなった。その際スガは「1か月後には必ず事態を改善させる」と述べた。

しかし感染は収まらず、さらに、2府5県(栃木、岐阜、愛知、兵庫、福岡)にも緊急事態宣言(1月14日~2月7日)を出さざるを得なくなった。そうしているうちにも、感染が広がり医療崩壊は現実化し、入院したくてもできない自宅療養者が多数生まれている。

1月8日からすでに10日、昨日(1月18日)スガ首相の施政方針演説があった。それは一言で言うなら、昨年10月の施政方針演説の繰り返しのようなものであった。昨年10月以来、コロナ感染が格段に広がっているにもかかわらず、➀についての総括はほとんどなく、一時停止したGO=TOキャンペーンに対しても一言も言及していない。

そうして、次のようなことを述べている。「今回、緊急事態宣言を発出しました。これまで1年近くの闘いの経験に基づき、効果的な対象に徹底的な対策を行っています。」。今さら何を言っているのか。これで、20日後の2月8日までに、「必ず事態を改善させる」ことができるのか。

他方で、「特別措置法を改正し、罰則や支援に関して規定し、飲食店の時間短縮の実効性を高めます」などといっている。この間の彼らの「コロナ対策と経済の両立」という誤った政策の反省もなく、「罰則」を持ち出してきた。入院を拒否するものにも罰を与えるという。しかしすでに入院したくてもできない人々が大量にいる。何をかいわんや、である。

また、東京五輪についても同様である。世論調査ではすでに8割が五輪は無理だと考えているのに、そうした声はどこ吹く風、「夏の東京オリンピック・パラリンピックは、人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして、また、東日本大震災からの復興を世界に発信する機会としたいと思います」などと、昨年3月五輪が延期になったときに、アベが言ったと同じことを述べている。

この間のコロナ対策の失敗への反省もなく、内外の諸情勢を全く理解せず、今後の見通しも立たない中で、平然とこのような言葉を繰り返す。誰が信頼するだろうか。(支持率も急降下している)空虚なスガの施政方針演説であったとしかいいようがない。

結局スガはそのような首相なのである。いずれ「時」はそのことをさらに明らかにするだろう。「『時』の利鎌の刈るや、何物も堪(た)える能(あた)わず」(シェークスピア『ソネット集』より)である。
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その後の動きは、ここで述べられている事の繰り返しのようなもので、7月からは命の綱の<打ちてし止まんの東京五輪>を強行したが、パラリンピック終了直前の9月3日に、スガは自滅してしまった。まさに「空虚なスガ」は、「『時』の利鎌の刈るや、何物も堪(た)える能(あた)わず」だったのである。シェークスピアは炯眼(けいがん)だった。

ところで彼に自滅をもたらした最大の力は何だったか。それは他でもなく、コロナ対策や五輪強行に対する多くの人々の反対の声や動きだったと言えよう。それがこの間一貫して支持率を低下させ、パラリンピックに至り、とくに「学校観戦」に反対する大きな動きとなってあらわれたと言えよう。

ところでスガ首相は「安倍政権の継承」を掲げたので、このスガの自滅はアベ政治(中身は戦前回帰)の終わりをも示すことになるだろう。しかも、東京五輪では日本社会の「古い体質」が暴かれた。したがって今後、日本社会の「古い体質」を打破し、「新しい体質」の日本社会を作り上げることが、これからの私たちに課せられた課題となるだろう。

全国の皆さん、「時」は止まりません。そのために引き続き共に闘いましょう。

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