表現の不自由展かんさい 今日からエルおおさかで
開催への妨害が、右翼ヘイトと吉村大阪府知事の連携で執拗に繰り返されていた「表現の不自由展」が、大阪高裁でも開催妨害が却下され、今日からエルおおさか7階展示室で開催される。
ぜひ見に行くとともに、右翼・ヘイト集団から会場を守るためにも、エルおおさか(地下鉄「天満橋」西4分 JR「大阪天満宮」南15分)に足を運ぼう。
16日(金)、17日(土) 10時~20時
18日(日)=最終日 10時~16時
【7・9大阪地裁の決定を受けて】
1.これは私たちみんなの勝利です
本日(7/9)、私たち表現の不自由展かんさい実行委員会は、大阪地裁から「施設の利用認める決定」を受けました。
裁判所は展示会について「憲法で保障された表現の自由の一環として開催が保障されるべきものだ」と指摘しています。
私たちは、この決定を、当然のものとして受け止めています。
あのような抗議で、表現の自由が侵害されてはならないということは、火を見るより明らかです。もし裁判所がエルおおさか側の訴えを認めるようなことがあれば、それはまさに「絶望の裁判所」であり、民主主義の死ともいえるものです。
そんな最悪の事態を迎えなかったということを、表現の不自由展かんさい実行委員会は、これまで応援してていただき、エルおおさかや大阪府に抗議していただいた支援者のみなさまと共に、喜びを分かち合いたいと思います。
これは私たちの民主主義の勝利です!
2.恥ずべきエルおおさかと吉村知事の対応
しかしエルおおさかはこれを不服として、即時抗告を行うそうです。
吉村知事はこのように述べています。
「明らかに差し迫った危険があると思っています。他の利用者も安全に利用してもらうのも管理者として責任を持っている。利用の停止を判断する権限はある」
私たちは吉村知事のこのような恥ずべき発言を、到底容認することはできません。
公の施設の利用不許可を巡っては、最高裁判例で「明らかに差し迫った危険の発生が具体的に予見されることが必要」と示されています。今回の裁判所の決定でも「警察の適切な警備などがあってもなお混乱が防止できないほどの特別な事情はない」と述べています。
危険性を排除する責任があるのは、吉村知事、あなたです。
そのための努力を何ら行わないまま、暴力的な妨害を容認して、暴力を受けた側の権利を侵害するようなことがあってはならないのは、当然です。
3.安全確保のための協議に応じないエルおおさかに抗議の声を
本日夕刻、開催に向けて安全確保などの協議を行いたいとエルおおさかに申し入れしましたが、エルおおさか側は即時抗告を理由に協議を拒否しました。
エルおおさかが即時抗告したとしても、執行停止の効力に影響はありません。開催日までにエルおおさかの主張を認めるような決定が出ない限り、当然、表現の不自由展かんさいは開催できることになります。
エルおおさかは安全確保の協議に応じる義務があると言えるでしょう。
みなさん、思い思いの方法で、エルおおさかに抗議を集中してください。
即時抗告に対して大阪地裁がエルおおさかの主張を認めるようなことがない限り、表現の不自由展かんさいは開催できるのです!
そして7月16日~18日には、エルおおさかでお会いしましょう。
芸術作品たちも、きっとあなたを待っています。
【追記】
7月13日、安全対策等について、エルおおさかと協議を行いました。
抗議をしていただいた方、ありがとうございます。
現在、即時抗告を受けているところではありますが、安全な開催にむけて実行委として準備を進めております。
« 北上あきひと県会議員がかなざわ和夫さん支援雄訴え | トップページ | 「バッハは帰れ」 原爆ドーム前などでデモ 一時騒然 »
コメント
« 北上あきひと県会議員がかなざわ和夫さん支援雄訴え | トップページ | 「バッハは帰れ」 原爆ドーム前などでデモ 一時騒然 »
弘川よしえ弁護士が2で「危険性を排除する責任があるのは、吉村知事、あなたです。」と言ったのは、まっとうで直球な主張であると思います。
維新政治は聞こえの良い主張のみを市民・府民にうったえ、都合の悪いことにはダンマリや無視をしています。
これからも維新政治の欠点・暗部をあばき、まっとうな直球勝負でぶちのめしてほしいと思います。
投稿: | 2021年7月30日 (金) 22時32分