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2021年5月

2021年5月31日 (月)

尼崎市議選 立憲民主党綿瀬和人さん、頑張れ!

尼崎市議選初日。立憲民主党綿瀬和人候補。80人余りで出発式。必勝!






  綿瀬市議が「支持者が次々亡くなられた。」とあいさつするのでシンミリしてしまいました。塩見さん以来の支持者だった尾浜町の義父が昨年暮れに亡くなり、挨拶に印象深かったです。事務所には故・塩見さんの大きな写真も、綿瀬議員を見守るように掲示してありました。「皆様の想いを胸に、勝利めざし頑張ります!」と綿瀬市議が決意表明されました。勝利するよう、全力尽くします。
   もう一つ嬉しい事が。社民党兵庫代表の梶川みさお宝塚市議(社民党兵庫県連代表)があいさつに立ち、社民党の論議経過を簡潔に話され、全面支援します、と言ってくれました。社民党所属市議も来ていて、これまた感無量でした。



昨日から始まった尼崎市議選 山本太郎3箇所を駆ける

 Img_2656 昨日5月30日、尼崎市議選が始まった。阪神センターは既報どおり6人の候補を、それぞれ張り付いたり、ポスター貼りに行ったり、事務所仕事をしたりで応援しているが、初日はれいわ新選組の山本太郎代表が来るということで、その関係を記事配信したい。
 13時前に阪神尼崎に行くと、県会議員丸尾牧さんが応援する田中じゅんじさんを山本太郎個人が応援する(れいわは都議選以外自治体選挙の公認は出さないらしい)ということで、れいわ支持者などがピンクのTシャツなどを着て、すでにおおくの人がまちかまえていた。13時前から県会議員丸尾牧さんや、れいわ兵庫8区総支部長のつじ恵さんが田中じゅんじさんの応援演説。そこへ山本太郎さんが到着し、一気に盛り上がる。っ通行人も足を止め、密にならないように配慮しながら、その数100人余り。
 Img_2661 そのあと阪神尼崎から中央商店街を練り歩きとなったが、人通りが多いため練り歩き隊は5人限定に。
 続いて1時45分頃、JR立花駅南のミスタードーナッツ前。ここは田中さんの地元ということもあり、商店主らも待っていてくれた。ここでも山本太郎さんは人気で、演説終了後、何人かから記念写真をせがまれ、気さくに応じていた。 
 最後は14時45分からJR尼崎駅北のキューズモール前で。ここは尼崎一番の人通りの所だが、残念なことにこの日は休日で緊急事態江宣言下ではお休み。通例ならキューズモール下での演説と、空中デッキでのビラまきがコラボするのだが、この日はなかわず。それでも空中デッキを通る人はそこそこいて、結構話を聞いてくれていた。
 Img_2678 こうして尼崎市議選は今週土曜日まで、本当に厳しいセリ落とし戦となっている。
 阪神センターでは、田中じゅんじ、さこた敬一、山崎けんいち、つづき徳昭、宮城あや、わたせ和人を全力で応援していきたい。

 なお、JR尼崎では田中じゅんじの前に、維新のA候補の応援で片山大介参議院議員が演説をしていた。大阪の吉村がすばらしいとばかり言うので、終わってから「何で大阪はコロナ死者数が日本一なんや?」と聞くと、「ほかの所も多い、大阪のことは良く知らない」と菅首相並みの「質問に答えない質疑応答」。「大阪は維新が医療や保健所を減らしたことが原因では? 人口270万人の大阪には保健所が昔は24あったが、今はいくつあるか知ってる?比例(全国区)参議院議員やったらそれくらい知っとかなあかんやろ」と聞くと、「そんな事知らん。私は兵庫県選出。事実誤認で意見するな」と1ポイントとったかのように発言。「あんたの発言、公人の発言だからとブログに載せるよ」と言ったら、「事実に基づかない記事なら告訴する」と息巻いた。
 自己の不勉強を反省することのない、何ともちっちゃいちっちゃい参議院先生でした。

個人の幸せより国威発揚 阿川佐和子さん「運動会が出来ないのに何で五輪は出来る?」 机叩いて感情あらわ「メチャクチャやん」


阿川佐和子さん「運動会が出来ないのに何で五輪は出来る?」 机叩いて感情あらわ「メチャクチャやん」

[ 2021年5月30日 16:21 ]



阿川佐和子さん
Photo By スポニチ

 エッセイストの阿川佐和子さん(67)が30日放送のテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演し、東京五輪開催の是非について私見を述べた。

 番組出演者はコロナ禍での五輪開催に関して討論。その中で、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が「東京五輪を実現するために我々はいくつかの犠牲を払わなけらばならない」(IOCは日本国民ではなく五輪自体に向けたものと説明)、IOC調整委員長、ジョン・コーツ氏が「緊急事態宣言下であるかどうかは関係なく安全かつ安心な大会になります」と発言したことが紹介された。

 阿川さんは2人の発言に触れたうえで、「例えば、外国の選手が日本に来て競技をやっている最中、コロナになって最悪の場合、重症化しちゃったという時にその責任は誰が取るんですか?」と疑問を口に。元宮崎県知事で衆院議員も務めたタレント、東国原英夫(63)は「組織委員会の東京都です」と答え、「規約の中にそれが入っている。災害で中止に出来るかっていう規約がないんですよね」と説明した。

 これに対して「メチャクチャやん」「規約、規約っておかしくないですか?これ自体がおかしいでしょ!」と、机を叩いて感情を表現した阿川さん。「(IOC関係者が)5つ星とか4つ星とかのホテルに泊まれるのも規約?ばっかじゃないの、信じられない」と話し、あきれ顔だ。

 さらに、米国務省日本に対する渡航警戒レベルを4段階で最も厳しいレベル4に引き上げ、米国民に「渡航中止」を勧告したことに言及。「米国は日本に行っちゃいけないって言っているのに、米国の五輪委員会は『大丈夫、日本には行ける』って、何言っているかよく分からないんですけど」とコメントした。

 東国原が「一般観光客はレベル4で、行かないでください。ただ、五輪の派遣する選手団は特別ですよ」と返すと、阿川さんは「今、日本はいろんな学校で運動会が出来ないのに…何で五輪は出来るんですか?」と嘆き節。東国原の「五輪は、特別なんです」の言葉を受け、苦笑いするしかなかった。

 阿川さんは今月14日に東京五輪の聖火リレーで山口県内を走る予定だったが、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言の延長を理由に辞退した。

2021年5月30日 (日)

1週間後の6月6日は、老朽原発うごかすな!大集会inおおさか

老朽原発うごかすな!大集会inおおさかのお知らせ

 40年超えの原発、美浜三号機が6月23日再稼働に向け燃料装填が完了したと報道される中、6月6日(日)に老朽原発うごかすな!大集会inおおさかが開かれるので、ご案内。
老朽原発うごかすな6・6集会_0001
 6月6日(日)
開会 午後1時
デモ 午後2時半~
うつぼ公園(大阪地下鉄四ツ橋線・中央線 本町駅下車 ㉕~㉘番出口 ㉖㉘番出口はエレベーターあり)※公園内にトイレは2カ所あります
主催:老朽原発うごかすな!実行委員会原発うごかすな!実行委員会

6・6「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」
老朽原発廃炉を突破口に、原発のない社会を実現しよう!
 福島原発事故から10年、今でも避難者の多くが故郷を失い、苦難の生活を続けておられます。事故炉内部は未だに不明で、増え続ける放射性汚染水は太平洋に垂れ流されようとしています。原発は、現在科学の手に負える装置でないことは明らかです。
 それでも、関電と政府は、運転開始後45年を超え、超危険な老朽原発・高浜1、2号機、美浜3号機の再稼働を画策しています。
 原子力規制委員会(規制委)が、老朽原発の運転を認可したのは2016年ですが、認可以降に、関電の原発に関して、蒸気発生器配管の減肉・損傷、再稼働準備工事中の人身事故、原発関連工事費の不正還流など、トラブル、事故、不祥事が頻発しています。
 一方、関電は、使用済み核燃料中間貯蔵候補地を福井県外に探すとした約束を度々ホゴにして、原発を運転し、使用済み核燃料を増やし続けています。原発の40年超え運転が理不尽であり、関電が原発の安全運転に足る資質、体制、企業倫理を持たず、また、新規制基準が極めて不完全で、規制委の審査が
いい加減であることを示しています。なお、去る12月4日の大阪地裁判決は、規制委審査のいい加減さを端的に指摘しています。規制委が原発運転の審査に使用した原発敷地の地震規模が過小であるとして、大飯原発3、4号機の設置許可の取り消しを命じたのです。同様な方法で推定された老朽原発敷地の地震規模も過小評価していることになります。老朽原発は “想定外”の大地震で重大事故を起こしかねません。
 ところで、水戸地裁は、3月18日、老朽原発・東海第2原発の運転差し止めを命じました。誰もが不可能だと考える避難の問題を真っ向から取上げた、民意に支えられた判決です。若狭の老朽原発から100 km 圏内には、福井のみならず、京都、滋賀のほぼ全域、大阪、兵庫、奈良、岐阜の多くの部分が含まれます。このことと、福島原発事故では事故炉から約 50 km 離れた飯舘村も全村避難になったことを考え合わせれば、高浜原発で重大事故が起これば、何100万人もが避難対象になりかねないことになります。避難は不可能です。
 しかも、今、新型コロナウイルスの感染終息の兆しも見えません。この中で、超危険な老朽原発が稼働され、重大事故を起こしたら、避難のバスの中で、長期にわたる避難生活の中で、感染を防ぐことは不可能です。
 水戸地裁判決を追い風として、老朽原発廃炉を勝ち取りましょう!老朽原発廃炉を突破口に、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!

●● カンパのお願い ●●
「6・6大集会 in おおさか」へのご支援をおねがいします。
カンパ振り込み先(郵便振替)
口座記号・番号: 00990-4-334563
   加入者名: 老朽原発うごかすな!実行委員会

【東京五輪】れいわ・山本太郎代表「完全に常軌を逸した世界」 菅首相&IOCの強硬姿勢に怒り爆発

【東京五輪】れいわ・山本太郎代表「完全に常軌を逸した世界」 菅首相&IOCの強硬姿勢に怒り爆発

 

2021年05月27日 23時33分

山本太郎代表

 れいわ新選組の山本太郎代表(46)は27日に国会内で行われた不定期会見の中で、菅義偉首相(72)が新型コロナウイルスが収束しない状況でも、東京五輪パラリンピック開催に強い意欲を示すことに怒りを爆発させた。

 日本国内では東京五輪開催の中止の声が大多数を占めている。だが政府や国際オリンピック委員会(IOC)は、国民の声にはまったく耳を貸さず、強行姿勢を貫いている。

 山本氏は「完全に常軌を逸した世界に入っていますね。漫画のような世界です。(政府やIOCは)早くこの場から退場していただきたい。これ以上、国が壊されることは許されないわけです」と批判した。

 れいわ新選組は、都議会選挙(7月4日投開票)で3人の候補者を正式に公認。選挙戦では東京五輪開催の中止を焦点に訴えていくのか。

「五輪中止は、コロナがあってもなくても絶対にやらないというのが私たちのスタンスです。今年3月の時点で政策のビラにも入れています。これがニュースにならないのは、私たちの存在が小さすぎるからなんでしょうかね」(山本氏)

 政府は9都道府県に発令している緊急事態宣言を6月20日まで延長する方針を固めた。

 山本氏は緊急事態宣言が都議会選挙への活動に影響が出るかについて「一人ひとりが(コロナ感染に)気をつけて、粛々とやられるだろうということです」と話した。

2021年5月29日 (土)

明日から始まる尼崎市議選

 いよいよ明日30日から尼崎市議選が始まる。
 既にわが阪神センター関係者は、新社会・立憲・みどり系の6人の候補者の応援の配置につき、全員の当選向け奮闘中。
 その上で明日30日、れいわ新選組の応援を受ける田中じゅんじ候補の応援に、山本太郎代表が尼崎にやって来る。
 蜜を避けながらの応援演説ということで、15時前からのJR尼崎=キューズモールは広い所なので、十分間隔をとって演説がきけると思うので、案内する。以下のメールが回ってきたので紹介する。

 下記の通り、れいわ新選組の山本太郎さんが田中淳司さんの応援に尼崎入りされます。よければ覗いてくださるよう、お知らせ申し上げます。内々のご連絡です。

 530日(日)田中じゅんじ 街宣スケジュール

 13時 ~阪神尼崎駅

13:00~丸尾牧さん

13:05~辻恵さん

13:08~山本太郎さん

13:15~田中じゅんじ

13:25~商店街挨拶練り歩き

13:35~車 移動

 

JR立花駅南側

13:45~丸尾牧さん

13:50~辻恵さん

13:55~山本太郎さん

14:05~田中じゅんじ

14:15~商店街挨拶練り歩き

14:25~車移動

 

JR尼崎北側キューズモール前

14:40~丸尾牧さん

14:45~山本太郎さん

14:55~田中じゅんじ~山本太郎さん途中離脱

15:05~辻恵さん

 15:10終了予定。

 

土地規制法案、衆院委員会強行採決 わずか12時間の審議で

土地規制法案、衆院委員会強行採決

わずか12時間の審議で

動画(6分42秒)

 

5月28日、午前11時すぎ。衆議院内閣委員会で「土地規制法案」が可決された。最後の質疑者は、立憲民主党の後藤祐一議員。注視区域、特別注視区域内の事業所に対する「報告聴取」の「命令勧告」の基準についての質問の最中であった。担当の小此木大臣は、「後日政令で定める」との答弁。木原誠二内閣委員長は、「大臣は答弁している」「質疑時間が来ました」として後藤議員の質問を制止し、採決作業に入った。原案には、立憲民主党、日本共産党が反対した(付帯決議が、自民、公明、維新、国民の共同提案で可決)。12時間の討論時間の末の出来事である。


国会前では、この間座り込みを続けてきた一坪反戦地主会関東ブロックの皆さんが抗議の声をあげた。

12時15分からは、安保廃棄中央実行委員会他8団体が抗議行動を行った。同法案は、6月1日衆議院本会議にかけられる。(湯本雅典)

2021年5月28日 (金)

世界的知性が続々苦言「なぜ日本人は、東京五輪を中止できないのか」

世界的知性が続々苦言「なぜ日本人は、東京五輪を中止できないのか」



配信


現代ビジネス




写真:現代ビジネス

 


日本の評価は地に落ちた



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五輪は「危険なバクチ」


カネの亡者たち


令和の「不平等条約」だ



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どう転んでも損をする

30日から尼崎市議選 つづき、わたせ、たなからの勝利を実現しよう

 いよいよ30日の日曜日から、尼崎市議選が始まる。
 阪神社会運動情報資料センターでは、これまで社民党と新社会党の3人を応援してきたが、今回は社民党から立憲民主党になった、わたせ和人さん、宮城あやさんと、新社会党のつづき徳昭さんを応援するとともに、みどり系統の、山崎けんいちさん、さこた敬一さん、田中じゅんじさんを応援することを確認している。
 これまでポスティングや集会参加などの上に、30日にはポスター貼りなどを手伝うべく、各種配置についている。
 維新系候補が多数立候補するようで、吉村との2連ポスター(のぼり)を各所で見るが、吉村はコロナ対策が不十分なため大阪のコロナ感染死者数日本一を招いたた張本人。既に維新は落ち目に入っていて、勢いだけで多数を立てれば共倒れは必至の情勢だ。そのことを広く浸透させ、6人の候補の勝利をかちとっていこう。

2021年5月27日 (木)

スポーツ界からも、五輪開催に疑問の声

何もかも行き当たりばったりの日本に、五輪をやる資格なんてあるんやろか

[ 2021年5月26日 08:00 ]

鳥内秀晃氏
Photo By スポニチ

 【名将鳥内秀晃の人間話 頼むでホンマ】ホンマ驚くわ。政府は五輪をやりたいって、頑張っとるわな。それはええねんけどな、その割には、何の準備もできてへんやん。

 そんだけ熱意があるなら、1年延期した昨年の時点で、国民のPCR検査を大規模にするとか、お医者さん、病院、ベッドを確保するとか、いろいろやっとかなあかんやん。せやのに、今になって急に動いとるやろ。状況に応じてプランA、B、Cとか想定しとくのが普通やのに、全くあらへんのやろな。

 大会のために、約10万人の外国人が来るわけやん。輸送は観光バス、タクシーでとか言うてるけど、何千台も必要やのに、そんだけの台数を確保してんの?病院やお医者さん、看護婦さんも何とかするって、日本人からしたら、「そんな用意できるんなら、今、医療が逼迫(ひっぱく)してるとこ、助けたれや」ってなるわな。

 これだけの人数を一遍に入国させて、水際対策なんかホンマにできんの?台湾ではパイロット1人から300人以上が感染してんねん。空港、ホテル、会場と具体的な対策マニュアル作らんかったら、感染は爆発的に広がるで。

 JOCの理事かて、あかんわ。ほとんどがスポーツ団体の偉いさんやろ。元五輪選手もいっぱいいてるやん。そのトップが集まってるのに、現状に何の疑問も感じてへんのかな。「具体的な対応策は?」って誰もツッコんでへんて、集まるだけでは意味ないわ。

 結局な、ワクチン接種にも同じことが言えるねん。今、慌てて、大がかりでやってるやろ。昨年の時点でコロナ禍を収束させるには、ワクチンしかないって分かってたのに、今頃になって打つ地域、順番、打ち手の手配に奔走してるやん。そんだけ一生懸命やるんやったら、昨年から重症者のベッドも、どんどん増やせたんちゃうの。菅首相が「安心、安全」って会見で言うてる間に一体、何人の人が亡くなってると思ってんのかな。全くプランがない国に、五輪やる資格なんてあるんやろか。

 その一方で、五輪で来る10万人には、PCR検査を義務づけて…。日本人を納得させるための実施やろうけど、それやったら何で昨年からやらへんねん。民間の機関、病院、大学も使って必死で検査して、JOCが政府に「五輪を開催したい」という姿勢を行動で示しとったら、国民も「何で急に五輪直前にそんなことすんの?」と言わへんやん。

 すべてがプランなしの行き当たりばったり。リーダーは不在やし、危機管理も何もあらへん。日本は平和ボケしすぎとるんやろな。頼むで、ホンマ。(関西学院大アメリカンフットボール部前監督)

2021年5月26日 (水)

5月23日 狭山再審を求めて、JR神戸駅前で座り込み 

 Img_2617 1963年の5月23日、狭山事件で無実の石川一雄さんが不当逮捕されてから58年になる。
 毎年5月23日前後には全国各地で狭山集会がおこなわれてきた。
 神戸では。狭山再審を求める市民の会・こうべが、JR神戸駅前にテントを張って、終日の座り込み行動を始めて8年になる。
 この日も兵庫県下や関西の各地から、狭山再審を求めて座り込み、アピール行動に30人を越す人が集まった。
 午前10時から、夕方3時半まで、めいめいが都合のいい時間にあわせての参加だが、それぞれの思いは強い。1970年代から狭山を闘ってきた人、職場で解放研活動をおこないながら東京にも狭山現地にも行き、今は退職でも駆けつける人。現在反原発を闘いながらもこの行動には必ず駆けつける人など多士済々。
 立ち止まってアピールを聞く人、署名をする人など市民の関心のそれなりに高く、狭山は決して風化してはいない。
 あくまで最新・無罪を求める82歳になる石川一雄さんと連帯し、証拠調べをおこなわせる再審の門を切り開こう。

署名偽造事件 、高須・河村、田原総一朗からも論難 2人とも責任をとれよ!

田原総一朗「バカげた署名偽造事件 高須、河村両氏を信用できるか」

連載「ギロン堂」


田原総一朗週刊朝日#田原総一朗





田原総一朗・ジャーナリスト (c)朝日新聞社

田原総一朗・ジャーナリスト (c)朝日新聞社


イラスト/ウノ・カマキリ

イラスト/ウノ・カマキリ

 大村愛知県知事へのリコール運動での署名偽造事件。ジャーナリストの田原総一朗氏は、団体の会長、応援団として活動していた高須、河村両氏について言及する。

【この記事のイラストはこちら】

*  *  *
 一体なぜ、このようなことが起きたのか。事件が報じられたときから、こんなバカげたことを起こす人間たちの神経が信じられなかった。

 愛知県の大村秀章知事への解職請求(リコール)運動での、大量の署名偽造事件である。約43万5千人分の署名の8割超の約36万2千人分が偽造だったのだ。

 2019年の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展の展示内容に問題ありとして、実行委員会の会長だった大村知事の解職の賛否を問う住民投票の実施を求めていたのである。この企画展は、右派勢力から大攻撃され、一時会場を閉鎖していた。

 私自身、「あいちトリエンナーレ」の会場に行き、責任者である津田大介氏に案内してもらって視察したが、右派勢力の攻撃はわかるが、言論・表現の自由として問題はないと捉えていた。

 リコール運動団体の会長は美容外科「高須クリニック」の高須克弥氏で、名古屋市長の河村たかし氏は応援団として参加していた。

 今回逮捕されたのは、リコール運動団体の事務局長で、元県議の田中孝博容疑者ら4人であった。

 田中容疑者は日本維新の会の元衆院選公認候補予定者であった。

 20年10月に名古屋市の広告関連会社に依頼して、佐賀市内で署名偽造のためのアルバイトによる名簿の書き写し作業が行われたということだ。

 アルバイト集めの発注書には、約474万円の費用が記載されているということである。

 金銭を払って署名を偽造させたというのは極めて悪質で、資金の出所を究明すべきである。

 しかも、こんな悪質な不正を行いながら、運動団体が署名期間中に集めた署名は計約43万5千人分で、解職を問う住民投票に必要な法定数約86万7千人分の半分でしかない。

 田中容疑者は逮捕されたとき、駿河湾を望む静岡県伊豆市内のホテルに滞在していたが、取材に対して次のように語っている。

「そもそもリコールの成立に必要な署名数に達していないのに調べるほうがおかしい」「成立していないのだから、署名はただのメモのようなものだ。偽造という指摘はおかしい」「逮捕されても最高裁まで闘う」

 つまり、悪いことをしたという意識がまるでないのである。

 大村知事は田中容疑者らが逮捕されたことを受けて、記者団の取材に応じ、「犯罪行為そのもので、日本の民主主義を壊す暴挙だ」と怒りをあらわにした。

「誰が何の目的でどのようにしてやったのか。お金がどこから出たのか。捜査当局には全容解明と関係者の厳正な処断をお願いしたい」と強調した。

 リコール運動団体会長の高須氏は取材に対して、「まったく知らなかった」と答え、大村知事に「首謀者」と指摘された河村市長は、「運動を支持した人間がなぜ事件の首謀者なのか。国語の勉強をしてこい」と強く反発した。

 だが、高須氏や河村市長の主張を信用する人間はほとんどいないのではないか。

 それにしても、河村氏を市長に当選させた名古屋市民は、この事件をどのように捉えているのだろうか。

田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数

週刊朝日  2021年6月4日号

2021年5月25日 (火)

IOC“ぼったくり&はったり男爵”コンビを支えるだけの全国紙たち 「論」を述べた地方紙とスポーツ紙の気概



IOC“ぼったくり&はったり男爵”コンビを支えるだけの全国紙たち 「論」を述べた地方紙とスポーツ紙の気概

プチ鹿島



「今度ははったり男爵登場」。

 IOCのコーツ副会長のことだ。緊急事態宣言が出されていても東京五輪を開催するのか?との質問に対して「答えはイエスだ」。コーツ氏のこの態度に東スポが名付けた。

 すると、“ぼったくり男爵”のバッハ会長のほうは五輪のために「犠牲を」と発言した(共同通信5月24日)。

 この理不尽、悪役感すごい。東スポはもう「ぼったくり&はったり男爵」とコンビで報じ始めました。

やりたい放題のIOC

 かつてプロレス報道が華やかだった頃、東スポは来日する外国人レスラーの異名を付けるのが得意だった。その伝統がいま、大ヒールとなったIOC相手に発揮されている。

 ただあの頃と違うのは悪役を迎え撃つ日本のエースがいないことだ。それどころか日本の政治家は揉み手で迎え、主な全国紙はスポンサーとしてバッハやコーツを支えている。当然IOCはやりたい放題となる。観客(=国民)の8割近くは“もうその興行はやめたほうがいい”と言っているのにお構いなし。これぞ本当の無観客試合である。


「ぼったくり男爵」ことIOCのトーマス・バッハ会長 ©JMPA

 何がすごいって3度目の緊急事態宣言の期間をバッハ会長の来日に合わせていたことだ(どの新聞を読んでもふつうにそう報じていた)。そして宣言延長となったらバッハはあっさり来ない。

 サンスポのコラム「甘口辛口」はその理不尽さについてこう書いた。

「何が何でも五輪を開くというなら、バッハさん、今回は何が何でも来るべきじゃないですか?」

「日本の国民が五輪に対しどういう感情をもっているのか、医療体制はどうなのか、自分の目で確かめるべきだ」

「来られないならその理由をはっきりすべきだ。開催国の現状を見ないで断固開催を言い張る人に、五輪を開く資格があるのかと問われても仕方ない」(5月10日)

 全国紙よりスポーツ紙のコラムのほうがハッキリ書いているではないか。


蜜を吸おうと思っていたら…吸われつくしていた!

 しかし実際に視察に来たら来たでこんな感じだった。『週刊文春』によれば5月上旬に世界陸連会長・IOC委員のセバスチャン・コー氏が来日したが、

『費用は数千万円か 五輪組織委がIOC委員の札幌移動にチャーター機提供』(5月27日号)という。

 ああ、しゃぶり尽くされている。

 先ほどの「甘口辛口」は、週明け5月24日のコラムでは「五輪の蜜を吸おうと群がる国々から神様の如くあがめられおごり高ぶった揚げ句、地に落ちたのがIOCではないか」と書いていた。

 その通りの指摘だと思うが、蜜を吸おうと思っていたら吸われつくしていたという現実が重い。

 いやぁ、たちの悪いのに引っかかっちゃったな。


 IOCは東京に対してなぜここまで冷酷なのだろう。昨年11月のバッハ来日時の記事にヒントがないだろうか? ちょっと調べてみた。

 すると…

《IOCが気をもむのは、放映権料と共に財源の両輪を成すスポンサー収入への影響だ。東京五輪の約半年後の2022年2月には、北京冬季五輪が控える。》(毎日新聞2020年11月17日)

 北京五輪のスポンサーにはアリババグループや乳業大手の中国蒙牛乳業が名を連ねる。世界のなかでも「太い」スポンサーである。

もはや東京ではなく、次の北京に影響が及ぶことを懸念

 記事の中でIOCに詳しい関係者は、

「東京と北京は同じ東アジアで開催時期も近く一蓮托生。IOCは、東京が倒れたら、北京にまで影響が及ぶことを懸念している」

 つまりバッハは昨年秋に日本に来たときには顔と心はすでに中国のほうを向いていた可能性がある。東京がどんな状況であろうと北京のためにやれ、と。こういう心境なら「犠牲を」とか「緊急事態宣言下でも」と平気で言うのも想像できる。

 ここまで日本(東京)を軽んじられて、ふだん日本を思う国士の方々はどう感じているのだろう。その点も気になります。

 さらに私が気になるのはやはり「新聞」だ。

全国紙はまず、自らの立場を示さねばならないのでは?

 朝日新聞はオピニオン欄で次の批評を載せた。

『ジャーナリズムの不作為 五輪開催の是非 社説は立場示せ』(山腰修三のメディア私評・5月14日)

 ジャーナリズムの不作為とはメディアが報じるべき重大な事柄を報じないことを意味する。「高度経済成長の時代に発生した水俣病問題は当初ほとんど報じられなかった」。

 今はそれが東京五輪の開催の是非をめぐる議論ではないか?と問うているのだ。

《5月13日現在、朝日は社説で「開催すべし」とも「中止(返上)すべし」とも明言していない。(略)社説から朝日の立場が明確に見えてこない。内部で議論があるとは思うが、まずは自らの立場を示さなければ社会的な議論の活性化は促せないだろう。》

 この批評を載せたあとも朝日の社説は応えていない。皮肉だ。

堂々と「論」を述べた信濃毎日新聞

 そんななか5月23日の日曜、ある地方紙の社説が注目を集めた。

『東京五輪・パラ大会 政府は中止を決断せよ』(信濃毎日新聞)

 この社説はSNSでも話題を呼んだ。

《病床が不足し、適切な治療を受けられずに亡くなる人が後を絶たない。医療従事者に過重な負担がかかり、経済的に追い詰められて自ら命を絶つ人がいる。7月23日の五輪開幕までに、感染状況が落ち着いたとしても、持てる資源は次の波への備えに充てなければならない。》

 そして、

《東京五輪・パラリンピックの両大会は中止すべきだ。》

 信濃毎日新聞の社説になぜ多くの人が注目したのか。開催中止を訴えたからだろうか?

 いや、新聞社として堂々と「論」を述べたからだと私は考える。開催賛成の新聞社はその理由を明確に訴えればよい。言論機関として賛否が分かれる案件をどう考えるのか。「答えはイエスだ」でいいのか。五輪スポンサーとしてずっとムニャムニャしているのか。カネは出すが口も出すではダメなのか。

 五輪の片棒を担いだ全国紙はダンマリで、地方紙のほうがきちんと言論を放つ。スポーツ紙のコラムのほうが元気。

 2021年の五輪の記憶として残しておく。

2021年5月24日 (月)

川崎で続くヘイトスピーチ・デモ ーー「不公正な社会を正し、差別をなくす」神奈川新聞記者 石橋学さんインタビュー


川崎で続くヘイトスピーチ・デモ ーー「不公正な社会を正し、差別をなくす」神奈川新聞記者 石橋学さんインタビュー



 川崎市内で今なお繰り広げられるヘイトスピーチ(差別と憎悪の扇動表現)・デモ。その現場を取材し続け、レイシスト(差別主義者)と対峙しているのが神奈川新聞の記者・石橋学さんだ。その現状と課題、取材のあり方についてインタビューした。

条例を使いこなせていない

 JR川崎駅前などヘイトスピーチ・デモの現場では、大勢の警察官に守られたレイシストたちが日の丸や旭日旗を掲げて演説を行い、道行く人たちは迂回を余儀なくされているのを目にする。「さんざん繰り返されてきたひどい差別がまだ続けられているという事実だけで、在日コリアンをはじめとしたマイノリティーの市民たちはとても傷ついている」と石橋さんは指摘する。

 川崎市では全国で初めてヘイトスピーチに刑事罰を科す「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」が昨年7月に全面施行。条例制定を求め続けてきた当事者や市民団体は「川崎の宝、日本一の条例だ」と喜んだ。にもかかわらず、レイシストによるヘイトスピーチやデモは一向に止むことはなかった。市内では4月26日までに無告知を含め30回のヘイト街宣が繰り広げられ、インターネット上では差別的な書き込みは後を絶たず、川崎区桜本の多文化共生施設「川崎市ふれあい館」には脅迫状が送りつけられた。

 こうした現状について石橋さんは「市は罰則規定に抵触するヘイトスピーチがあったかどうかという判断にとどまり、差別の根絶を掲げた条例の精神を十分に生かし切れていない。露骨なヘイトがなくても在日コリアンを迫害していることに変わりはない。『差別のないまちづくり』のため、目の前で起きている差別・迫害を非難する声明を出し、市民の安全と尊厳を守る姿勢を示さなければならない」との見方を示す。

 活動を活発化させるレイシストたち。その活動を阻止しようと、市民が立ち上がり、川崎駅前や新百合ヶ丘駅前などでは「ヘイトパトロール」が始まった。「休日ごとに川崎だけでなく千葉、横浜からも手弁当で駆け付けている。根底にあるのは、せっかくできた先進的な条例を何とか機能させたいという思い。ゲリラ的に行われるヘイト街宣を見つけ次第通報し、市に対応を求める。これこそ条例に魂を入れる活動で、レイシストたちの居場所をなくすことにつながっていく」と、その活動を紹介する記事を積極的に書いている。

差別に抗う出発点、川崎

 石橋さんは入社2年目に川崎総局に配属。当時、川崎市が一般職の採用試験で政令市として初めて国籍条項を撤廃するという大きなニュースがあり、連載記事にも取り組んだ。その取材で自分とは全く違う子ども・青春時代を送らざるを得なかった同世代の在日の青年と出会った。「同じ教室で机を並べているのに、国籍が違うというだけで、市の職員になり、自分の町を良くするために働きたいという夢が描けない。そうした差別に気付かずに生きてきたことを思い知り、理不尽な壁に突き当たることのない自分のマジョリティーとしての特権を見つめた」。差別に抗う出発点だという。

 同じ年、川崎市では外国人市民代表者会議も始まり、提言が市政に反映されるようになった。外国人地方参政権実現の機運も高まったがそこがピークだった。それから20年が経過。時計の針が巻き戻されるように「歴史修正主義」が始まり、気が付けばヘイトデモが行われるようになった。「入社早々、この社会に希望を見いだした思いだったが、甘かった。川崎でヘイトデモまでやられるようになって、いったい何をしてきたんだろうと記者としての仕事を振り返らざるを得なかった」という。

中立・公平は「保身のため」

 レイシストたちの「悪質さ」「狡猾さ」をさまざまな角度から報じる石橋さん。だが、最初に取材した2013年5月のヘイトスピーチ・デモでは「レイシストに絡まれ、面倒くさいことに巻き込まれるのではないか」と記事を書くことにためらいがあったという。頭をよぎったのは「新聞は中立でなければならないからレイシストの言い分も聞かなければいけない」「表現の自由は大切だから、慎重に議論するべきだ」という理屈。しかしその間にも在日コリアンを殺せ、死ねというヘイトスピーチが街中に垂れ流されていった。石橋さんは取材を重ねるうちに、「新聞の中立、公平は保身のための方便でしかない」ことに気付き、ヘイトを他人事のように放っておいた自分のずるさ、マジョリティーの傲慢さを反省した。「人は全て平等なのに社会が弱者をつくっている。そうした社会を決定づけているのは私を含むマジョリティー。マジョリティーが変わらなければ差別はなくならない。だからヘイトから目をそらしていた自分の至らなさを常に心にとめながら取材を行っている」

国が包括的法整備を

 県内では相模原市でもヘイトスピーチに規制をかける条例制定の動きがでている。「川崎市を孤立させないためにも続く自治体が出てくることが重要」と石橋さん。一方で「国が条例の後ろ盾となる包括的な人種差別禁止法を作る必要がある。川崎市の条例の運用にもどかしさはあるが、自治体だけでは限界がある」と力説する。

 2016年に成立・施行したヘイトスピーチ解消法は禁止・罰則規定のない理念法。川崎市の条例は国の法律を補う形で一歩踏み込んだもので、石橋さんは「規制をすれば反動としてレイシストが攻撃を強めるのは想定された事態。今度は国が応えるべきで、先駆的に取り組んでいる川崎市は法整備を求める権利も、責任もある」と強調。好例もある。昨年12月、市議会がインターネット上のヘイトスピーチを抑止する法整備を国に求める意見書を、賛成多数で採択した件だ。「条例を機能させるための試みの一つ。市民と行政、議会も全会一致で条例をつくった川崎だからこそ説得力がある」

   

2021年5月23日 (日)

日本政府の愚策…コロナ禍なのに、なぜ「消費税」を使ってでも「病床削減」を進めるのか?


日本政府の愚策…コロナ禍なのに、なぜ「消費税」を使ってでも「病床削減」を進めるのか?


政府が推進する「地域医療構想」

新型コロナウイルスの感染拡大が猛威を振るい、医療崩壊が叫ばれるウラで、政府による「病床削減」が着々と進んでいる。

5月21日、参議院本会議で病床を削減した病院への財政支援を盛り込んだ医療制度改革関連法が可決成立した。その上、この財政支援は消費税財源を使おうという計画だ。


photo by iStock

政府は、団塊の世代の全員が75歳以上になる2025年度に、必要なベッド数などを定めた「地域医療構想」を推進している。

これは少子高齢化により、集中的な医療が必要な「急性期」病床が過剰となり、リハビリや在宅医療につなげる「回復期」病床の需要が増加すると予測されるため、過剰な病床を削減しようというもの。

2025年に必要な入院ベッド数は、今より5万床ほど少ない119万床と推計されている。


そこで診療実績が少なく、非効率な医療を実施している病院を洗い出すため、重症患者向けの「高度急性期」、一般的な手術をする「急性期」に対応できる全国1652の公立・公的病院のうち、人口100万人以上の区域に位置する病院などを除いた1455病院の診療状況を分析。

この結果、2019年9月26日に424病院(公立257か所、公的167か所)が「再編統合について特に議論が必要」として病院名を公表した。

そして、新型コロナの感染拡大が猛威を振るっている中にあっても、「地域医療構想」に沿って、着々と病床の削減が進められているのだ。



コロナ禍でも削減の方針は変わらず

実は過疎化・人口減少などにより、病床数は減少の一途を辿っている。

1999年に164万8217床だった病床数は、2010年には159万3354床に減少。その後も減り続け、2019年には152万9215床に減少した。

病床の種類には様々なものがあるが、主に肺に発症する感染症である結核、その患者が入信する「結核病床」はウイルスを外に漏らさない「陰圧室」となっているため、新型コロナ感染患者にも使用できる。

だが残念なことに、結核の入院患者数減少により、結核病床は1999年の2万4773床→2019年には4370床に。また、「感染症病床」は同3321床→1888床に減少している。(表1)



この減少傾向が続いている中で、政府は「地域医療構想」を打ち出した。しかし、その直後に新型コロナの感染拡大という災厄が発生したのだ。それでも、政府は地域医療構想に基づいた病床数の削減を休止あるいは中止することはなかった。

コロナ禍にあっても、病床数は152万6638床(2020年1月)→150万7934床(2021年2月)と、1万8704床も減少している。特に、新型コロナの感染拡大が本格化し始めた2020年4月以降、5月の政府の初めて緊急事態宣言を受けても、病床の減少は続いたのだ。

感染症病床はほとんど変化がないものの、結核病床は2020年1月の4296床から2021年2月には4121床と175床減少しており、政府の「新型コロナ患者の病症確保に全力を尽くしている」というのは“虚偽”であることは明らかだ。(表2)




野党からも批判が相次ぐ

その上、新型コロナの感染拡大が政治の最重要課題となっているにもかかわらず、統廃合や病床削減をおこなう病院には、財政支援策として2020年度には84億円の予算を計上し、後押しをしてきた。

新型コロナの感染拡大により、医療崩壊が叫ばれる中でも、2020年11月26日に厚生労働省は地域医療構想に基づく補助金「病床削減支援給付金」の医政局長通知を各都道府県知事宛てに出し、病院統合・病床削減に“発破”をかけている。

当然、こうした事態に対して野党からは批判が相次いでいる。しかし、政府は2021年1月21日にも、各都道府県知事宛てに「病床機能再編支援補助金の国庫補助について」の事務次通知を出し、“ダメ押し”を行っている。


その上、驚くべきことに、2021年度予算には「自主的な病床削減や病院の統合による病床廃止に取り組む際の財政支援を実施する」ため、2020年度予算の2.3倍に当たる195億円の予算を計上している。

そして、その財源を「消費税」とすることを盛り込んだ医療制度改革関連法が21日、参議院本会議で可決成立した。

そもそも、消費税は1989年に当時の竹下登元首相が、税収の利用目的を「高齢化に向けた安定的な財源確保」として導入された。

1997年に税率を3%から5%に引き上げる際、橋本龍太郎元首相は、「福祉の充実」を理由とした。

消費税が「都合の良い」財源に

菅首相のコロナ対応はすべて後手に回っている…/photo by gettyimages

それが、2014年の税率5%から8%への引き上げ時に安倍晋三前首相により、税収の利用目的は「年金、医療、介護の 3分野」の社会保障の財源から逸脱し、「財政健全化への活用」も可能とし、さらに、8%から10%への税率引き上げの際に、安倍前首相は「少子化対策・子育て」を加えた。

このように、安倍前首相によって消費税は、本来の目的であった社会保障財源を“有耶無耶”にされ、政府の都合のいいように使える財源となってしまった。

そして、この新型コロナウイルスの感染拡大という国家的な危機状況にあって、そのセーフティネットである「病院の統廃合・病床数の削減」にまで、消費税収を利用しようという“愚策”に打って出ているのだ。

ドイツの哲学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェは、「ツァラトゥストラはかく語りき」の中で、「国家は、善と悪についてあらゆる言葉を使い、嘘をつく。国家が何を語っても、それは嘘だ。」と述べている。



2021年5月22日 (土)

独裁者気取りの松井、既に辞任を公言したのはあんただろ!

 
 
© 東スポWeb 松井一郎大阪市長

大阪市の松井一郎市長(57)が21日、緊急事態宣言下で市が独自に取り組んだオンライン授業に関し、大阪市立木川南小の久保敬校長(59)から書面が送付されたことについて、改めて持論を述べた。

久保校長は18日、端末の配備や通信環境の整備が不十分なままオンライン授業を導入し、現場を混乱させたなどとする書面を松井氏や市教育長に送付した。これに対し松井氏は20日、「考え方が違う」とした上で「校長だけど現場が分かってない。社会人として外に出たことはあるんかな」などと批判していた。

萩生田文科相はこの日の会見で「大阪市は大阪市で考えた上での結果だと思う。やってみて不具合があったという報告だとすれば、耳を傾けて改善すればどうか」と促した。

大阪市役所で取材に応じた松井氏は、萩生田氏の発言に「当たり前やん。前提としては対面(授業)が一番ふさわしい。オンラインは100%完璧じゃないけど、緊急事態であったのでスピード感を持って一人1台の端末を活用しようと判断した。改善点があれば、日々改善していくのは当然のこと」と語った。

一方で、教職員が意見を述べることについては「意見を言うことは問題ないが、大きな方針は組織として決定事項。決定事項の設計図に伴った職務を遂行してもらうのは当然。それを否定するなら、公務員としての職責を逸脱している」と改めて主張。「ルールから逸脱するような形で、教育振興基本計画と違う形で学校運営するとあればルール違反。辞めてもらわな」と処分の可能性について言及した。

さらに、「決めたことをやらないというなら処分の対象。考え方は違うけど、教育振興基本計画に沿って学校運営するのが当然の話。社会人として当然じゃないの?組織の決まったことを覆そうと言うのなら、自ら公約掲げて市長にならないと変えれませんよ」と話した。

土日の行動 明日の川西の街頭行動は中止

当面の行動日程                                                                                     

定例行動     

毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅南

◎ 重要行動  阪神間の行動  原発関連行動   斜字 実行委員会など ●:リモート

 

522日(土) 市民デモHYOGO 世話人会 神戸市勤労会館(JR「三ノ宮」駅東南4分)ズーム

522日(土) 白井聡講演会 14時 アルカィックホール・玉翔の間(阪神「尼崎」北東4分)

522日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5

画像

5月22日(土) かえせ!琉球人遺骨・大阪集会 14時半 PLP会館4F会議室(JR「天満」南7分)

※5月23日(日) 大津留求伊丹市会議員 議会報告&意見交換会
          10
時 稲野センター(阪急「稲野」南西5分)  
          15
時 いたみホール 中和室(阪急「伊丹」北3分)

※523日(日) 西宮ピースネット 11時 JR「西宮」駅南

中止  ※523日(日) 輝け憲法、平和が一番!市民と野党の大集会IN川西  川西アステ歩道橋
      12
45:歌 13時半:野党議員・候補者のアピール

523日(日) 石川一雄さん不当逮捕58か年 座り込み行動 10時 JR神戸駅北側
         カオリンズさんライブ 16時前

今日22日の夜、ヒメボタル鑑賞会

No82420215 今日22日の夜、ヒメボタル鑑賞会です。

猪名川公園北側の猪名川堤防で、19時50分集合です。

遅れての途中参加もOKです。

堤防を100mほど上流側に歩いたところでたくさんの光が見られます。

今年最後の鑑賞会です。

よろしければご参加下さい。

2021年5月21日 (金)

コロナ禍のもとで障がい者、高齢者の命が軽視され、「命の選別」が進んでいる(下)


コロナ禍のもとで障がい者、高齢者の命が軽視され、「命の選別」が進んでいる

選別を止め、生きられる社会をつくるために声を上げるふたりの訴え

松下秀雄 「論座」編集長



年齢、障がい、持病……属性で選別するのは「優生政策」

 古賀)年齢や持病、障がいの有無のような属性によって命を選別するのは、広い意味での優生政策だと思います。

 優生政策は「不良な子孫が生まれるのを防ぐ」とか、生まれる時の話として語られてきましたが、ナチスは「断種」に加えて「安楽死」と称して殺害することにまで手を染め、これも優生政策と呼ばれました。妄想で終わることを祈りますが、障がい児施設にまでDNARを確認させようとする現状をみると、社会がもう一回転、悪い方向に進んだ時に、どんなことが起こるのか。嫌な感覚をもちますね。

 【注】 ヒトラーは、治る見込みのない患者を殺害する権限を、指定された医師たちに与えるという命令を発出。この「T4作戦」で、精神や身体に障がいのある人や病人などが「生きるに値しない命」とみなされ、ガス室などで殺された。殺害の対象はさらに広がり、ユダヤ人やロマ人、同性愛者など様々な人たちに対する虐殺につながった。
 【注】 田中良・杉並区長は3月5日の区議会予算特別委員会で、「私の問題提起が優生思想を内包しているというように、一方的に決めつけて、レッテルを貼って批判するのは違う。私の考えはそれとは違う」と答弁した。

 


障がいのある人たちを虐殺したガス室が保存されている精神科病院=1998年、ドイツ・ハダマー拡大障がいのある人たちを虐殺したガス室が保存されている精神科病院=1998年、ドイツ・ハダマー

 

苦しさを強調するのは危険、「治療しない」に誘導する

 松下)杉並区長は文春オンラインのインタビューで、「特に高齢者の場合、どこまで『治療』してほしいのか、あらかじめ意思を示しておきたい人がいるかもしれません」ともいっています。でも、「意思」はそう簡単には定まらない。その人の耳にどんな情報が入るかによっても、「意思」が変わりそうな気がします。

 古賀)区長は3月5日の区議会で、朝日新聞の記事を引用しながら、人工呼吸器や胃ろうで挿管するのは患者さんに苦痛を与える、といっていました。記事にも、人工呼吸器をつけるために気管を切開すれば話せなくなると書いてある。だけど、コロナ感染の場合は一時的なものですから、もう一回縫い合わせれば声は出るんです。マイナスイメージを与える報道も、患者さんが治療を選択しない方向に導いてしまう可能性があるので、気をつけていただかなきゃいけない。

 「尊厳死」を推進する人はよく、「人工呼吸器をつけたり、胃ろうをしたりするのは苦しい」という言い方をします。でも、そうやって生活している障がい者はけっこういる。人工呼吸器をつけて「学校に行きたい」といっている障がい児もいるし、胃ろうで体力が回復したらまた口から食べられるようになる人もいます。そういうことを無視して、「そんなものをつけると苦しい」と宣伝するのは危険です。

「死にたい」といったら「ああそうですか」という社会

 


鷹林茂男さん拡大鷹林茂男さん

 鷹林)いまの社会でどういう「自己決定」をできるかというと、死を選ぶくらいしかない。「もうこれだけ生きたんだから、若い者にゆずらなくちゃ」といわれたり、家族の中でも邪魔にされたり。家族という小さな社会でも、国全体でも、いろんな圧力がかぶさってきて、そのもとで死を選ばざるを得なくなる。そんな「自己決定」でいいのかと問うていくことが必要じゃないでしょうか。

 

 古賀)親の介助とか、いろんな重荷を背負ってきた人が、「自分の子どもたちにはそういう苦労をかけたくない」と死を選ぶこともあるでしょう。でも、それは現状を良い方向に向かわせないと思うんですね。

 松下)公助を充実することもふくめ、しっかりと支え合う社会をつくれれば、家族に過重な負担をかけずに済む。ほんとうは、自分と同じ思いを子どもにさせずに済む社会をつくることもできるはずなんですよね。

 古賀)私はあんま鍼灸師ですが、高齢の人を治療していると、「もう自分は死んでもいい。長生きなんてしなくてもいい」なんておっしゃる。聞いていると、苦労されているんです。「せっかく生きてきたんだから、楽しんでくださいよ」というんですけど。

 私はやっぱり、どういう状態であっても「一緒に生きていこうよ」といえないのは変な社会だと思うんです。「死にたい」といったら「ああそうですか」という社会って、おかしな社会だと思うんですね。

 日本国憲法をみても、個人として尊重されることや、生命に対する権利、幸福追求の権利は最大限尊重されなければならないと書かれているわけです。それを文字通り実現することが、日本だけではなく、人類にとって重要なんじゃないでしょうか。

 【注】 日本国憲法13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

戦争に役立つ人を救った「トリアージ」

 松下)「トリアージ」は野戦病院で始まり、戦線に復帰できる者を優先して治療するようになっていったと聞きます。戦争の時代には、「国家のために戦えるかどうか」が人の価値を測る基準になりました。いまも健康で働ける人の治療が優先され、高齢者や障がいのある人が後回しにされているとすれば、「国家のために役立つかどうか」で人の価値を測る風潮がいまなお残っているということかもしれません。

 古賀)はい。

 


参院文教科学委員会で、文字盤を使用して介助者(中央)に質問を伝えるれいわ新選組の舩後靖彦氏=2019年11月7日拡大参院文教科学委員会で、文字盤を使用して介助者(中央)に質問を伝えるれいわ新選組の舩後靖彦氏=2019年11月7日

 松下)しかし、たとえば筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者である舩後靖彦さんは、同じALS患者のピアサポートにとりくむことで、体が動かなくても人の役に立てることに気づいた。その延長線上で、いまは参院議員として、障がいがあっても、高齢であっても、生きやすい社会をつくろうととりくんでいます。

 

 ほんとうはどんな状況であれ、社会の役に立てるはず。それなのに私自身、動けなくなったり、胃ろうをしたりするのはかわいそうだと感じるし、その先に「早く死なせてあげたほうがいいんじゃないか」と考える人まで出てきてしまう。どうしたら、そんな価値観を変えていけるのでしょうか。

「人間」をどう捉えるか……気づきを押し流しかねない「コロナの大波」

 古賀)人間の捉え方を転換しなきゃならないように思いますね。動けること、働けることを第一の価値としてきた方が動けなくなった時の精神的ダメージはすごく大きいと思います。でも、それを自分の人生経験として、若者や、同じように動けなくなった人と語り合う中で、人生は豊かになっていく。動けなくなった人と一緒に過ごすことも、大きな糧になる。そういうことを失った人間社会は貧困だし、若者も安心して人生を送れなくなる。動ける人、動けない人、いろんな人がいて協力していかないと、蹴落とし合う社会が続いてしまう。

 鷹林)どこか、気がついてきているとも思うんですけどね。木村英子さんや舩後さんが当選した参院選の人の集まり方はすごかった。共感するものがあったから、引きつけられたんだと思うんです。ただ、今回のコロナは、そういう気づきを大波で流してしまいかねない危険性がありますね。

生きるために、声を上げなければ

 松下)「命の選別」の背景には、高齢化と国の財政の悪化が進み、医療費をふくむ社会保障費の抑制が続いてきたことも影響しているようにみえます。

 古賀)コロナ感染下の命の選別について、「新楢山節考だ」とたとえた人もいます。1990年代以降、とくに21世紀に入ってから、命を選別しようという国レベルの動きが緊縮財政と一体で強まってきた気がしますね。もう一方では障がい者が運動し、施設ではなく地域で自立して生活できるよう、必要な介助時間を確保してきた面もありますが。

 【注】 『楢山節考』 老人を山に捨てる因習のある貧しい村で、山にいこうとする年老いた母とその子を描いた深沢七郎氏の小説と、同名の映画。

 松下)これからの時代、黙っていたら、生きていくための条件がどんどん損なわれるかもしれません。それだけに、障がいのある人たちが声を上げて闘い、一歩ずつ権利をかちとっていった歴史を振り返って、声を上げることの大切さを感じます。おふたりが障がい者運動に足を踏み入れたきっかけは?

 古賀)私は高校生だったのは70年代中盤で、ほとんどの駅に点字ブロックも何もない時代でした。転落して死ぬ方は、いまよりもっと多かったと思いますし、みんないろんな転落の経験をなさっている。

 そういう中で、転落した方が当時の国鉄を訴えた裁判があって、盲学校の社会科見学で傍聴につれていってもらったんです。それまで私は、障がい者は何かを主張するんじゃなくて、この社会に適応しなきゃいけないと考えていたんですが、「どうも適応するだけでは生きていけなさそうだぞ」と感じて、自分たちで駅の調査をしたりしたことが最初だったと思います。

 鷹林)ぼくも何回かホームから落ちています。盲学校でアンケートをとったら、通学生の半数以上がホームから落ちた経験をもっていました。そこで72年か73年くらいに、目白駅と掛け合って、足で踏むと感じることができるテープを貼ってもらいました。必死になって声を上げただけではなく、何人もの方が転落して列車にひかれる犠牲があって、点字ブロックが一般化していったんです。それでも転落が続き、ホームドアをつけようということになってきました。

 松下)そういう積み重ねのうえに、今回もまた、「生きられる社会」をつくるために声を上げているのですね。コロナの大波に流され、社会が暗転しないよう、私も願っています。ありがとうございました。

2021年5月20日 (木)

コロナ禍のもとで障がい者、高齢者の命が軽視され、「命の選別」が進んでいる(上)~『論座』


コロナ禍のもとで障がい者、高齢者の命が軽視され、「命の選別」が進んでいる

選別を止め、生きられる社会をつくるために声を上げるふたりの訴え

松下秀雄 「論座」編集長



 古賀典夫(こが・のりお) 1959年生まれ。全盲、あんま鍼灸師。身体や精神に障がいのある人や難病患者らによる「『骨格提言』の完全実現を求める大フォーラム実行委員会」副委員長。「怒っているぞ! 障害者きりすて! 全国ネットワーク」世話人。

 鷹林茂男(たかばやし・しげお) 1952年生まれ。全盲、あんま鍼灸師。「『骨格提言』の完全実現を求める大フォーラム実行委員会」と「怒っているぞ! 障害者きりすて! 全国ネットワーク」のメンバー。


古賀典夫さん拡大古賀典夫さん

鷹林茂男さん拡大鷹林茂男さん

危険にさらされる高齢者・障がい者施設、精神科病院の人々

 松下)おふたりは、医療が逼迫するなかで命の選別が進むことを懸念し、自治体に抗議したり、話し合いを求めたりしています。いったいいま、何が起きているのでしょうか。

 古賀)新型コロナウイルスの感染によって、多くの人々の命が危険にさらされていますが、とりわけ高齢者施設、障がい者施設、精神科病院に入院・入所している人々は危険な状況にあります。

 たとえば、北海道の高齢者施設で昨年、クラスターが発生し、救急搬送を求めても保健所に断られ、施設内でなくなる方が相次ぎました。栃木県の障がい者施設でもクラスターが起き、同じように施設内でなくなったと報じられています。

 【注】 札幌市の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」では昨年春、入所者と職員あわせて92人が感染し、入所者17人が死亡。このうち12人が施設内でなくなった。栃木県佐野市の知的障がい者施設「とちのみ学園」では今年1月、53人が感染し、入所者2人がなくなった。ともに入院がかなわなかったことや、感染した人と、していない人が利用する区域をわけて接触を防ぐのが難しかったことなどが指摘されている。

 また、私立の精神科病院の団体である日本精神科病院協会が、会員の病院にアンケートを実施したところ、感染した人の6割以上が治療のため転院することができなかったと報道されています。回答の中には、保健所から「繰り返し転院を依頼されても困る」「貴院でおみとりしていただきたい」と言われたというものもありました。

 そして、精神科病院で感染した人の割合は、全国で感染した人の割合の約4倍、死亡した人の割合も約4倍に及ぶという試算もあります。

 


宮崎市の住宅型有料老人ホームでクラスターが発生した時の施設内の様子=岩切勝美さん提供拡大宮崎市の住宅型有料老人ホームでクラスターが発生した時の施設内の様子=岩切勝美さん提供

治療を望むか? 「意思確認」を求める行政

 松下)「命の選別」は、どのように進められているのでしょうか。

 古賀)大阪府の医療監が4月19日、各保健所あてに「年齢が高い方は入院の優先順位を下げざるを得ない」と記したメールを送ったことが明らかになりました。大阪府はこれを撤回し、謝罪しましたが、救う命と救わない命をふるい分ける動きは確実に進んでいます。そこで使われているのが「DNAR」(do not attempt resuscitation)という言葉です。

 日本救急医学会の医学用語解説集によると、DNARとは、患者本人または代理者の意思決定をうけて心肺蘇生法をおこなわないこと。つまり心肺停止した人に心臓マッサージや人工呼吸を施さないというのが本来の意味のはずです。

 しかし、神奈川県川崎市が1月22日付で出した通知には、高齢者や障がい者施設などで陽性者が出た場合、「DNAR(延命処置・人工呼吸器装着希望の有無)を必ず確認すること」と書かれていました。これはDNARを拡大解釈し、心肺停止状態でなくても、人工呼吸器やECMO(体外式膜型人工肺)を使った救命治療を施さないことがありうるといっているのです。

 


川崎市の「蔓延期における高齢者・障害者等施設内陽性者の入院対応について(協力要請)」から抜粋拡大川崎市の「蔓延期における高齢者・障害者等施設内陽性者の入院対応について(協力要請)」から抜粋

 

「尊厳死」のための事前指示と同じことに

 私たちは3月30日に川崎市を訪ねて担当者と面会し、公開質問状も提出しました。川崎市によれば、1月22日付の通知は2月に解除されましたが、それとは別に、高齢者、障がい者、あるいは障がい児の施設に対して、入所者がDNARを希望しているかどうかがわかる一覧表をつくるようお願いしているということでした。

 【注】 川崎市は公開質問状に対する4月20日付の回答の中で、「限りある病床や医療スタッフを最大限有効活用することを唯一最大の目的として、延命措置や人工呼吸器装着の希望の有無の確認を依頼した」「事前に希望の有無が確認できれば、望まない方に望まない治療を施すことがなくなる」「延命措置等を希望しない方については、概ね人工呼吸器管理を行わない病床に受け入れていただきました」などと説明した。
 施設での事前確認が難しい場合には、市の医療調整本部や医療機関で確認しており、「老若男女、障害の有無、施設・在宅の別に関わらず、すべての陽性患者に同様の対応を行わざるを得ない状態でありました」としている。

 


古賀典夫さん拡大古賀典夫さん
松下)こうした動きは、各地で進んでいるのでしょうか。

「希望しない」といわなければ、搬送してもらえない

 松下)自分の意思にもとづいて治療しないのであれば、それでよいという考え方もあると思います。どう考えますか。

 古賀)「延命を希望している」といったら入院先が決まらず、病院に運んでもらうためにやむなく「希望しない」と答えたという報道もあります。いろんな圧力の中で、治療を諦めざるを得ない人が出てくる可能性は非常に大きいと思います。

 意思確認の方法にも問題があります。川崎市の担当者に、どうやって意思確認をするのか聞くと、それぞれの施設に任せてあるというのです。厚生労働省は「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」で、本人が家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合うことを求めています。施設に任せているということは、おそらくそういう形式もとっていないでしょう。神奈川県のある精神科病院は入院者の家族に対して、「万が一重症化した場合は看取りに切り替えることがある」と記した同意書へのサインを求めたそうです。

「トリアージのガイドライン」を求めた杉並区長

 古賀)こういう事実上の命のふるい分けとともに、命をふるい分けるための制度のようなものをつくれという人たちがいます。中でも、行政の責任者である杉並区長が言い出したことに、私は強く危機感をもちました。

 【注】 田中良・杉並区長は小池百合子東京都知事に対し、「現場の限界を超える患者が医療機関に押し寄せた場合、このままでは現場医師に生命の選択を強いることになります。この状況を回避するためには、国・都が協力し、重症者に対する人工呼吸器をはじめとした医療機器の装着に関するトリアージガイドラインを策定する必要があります」とする緊急要望を1月8日付で提出した。
 さらに、1月11日公開の文春オンラインのインタビューでは、「『この人から人工呼吸器を外して、あの人に付けないといけない』という判断を現場の医者に押し付けていいのか」と語り、年齢ごとの「生還率」や「死亡率」、基礎疾患との関係などのデータをもとに、人工呼吸器などをつけても延命にしかならないケースや、救える患者の傾向を探り、ガイドライン化するという方法を例示した。

 


田中良・杉並区長=2018年5月21日、杉並区拡大田中良・杉並区長=2018年5月21日、杉並区

 鷹林)いままででも、医学界などでこうした動きがあるのは知っていましたけど、行政の長が公然と言い出した。これはたいへんだということで、議会を傍聴したりしてきました。区長の発言を聞くと、ぜったいに引っ込めないぞという姿勢がぐいぐい感じられるんですよね。ならばこっちも引っ込むわけにはいかない。その一環として、「杉並区長の『トリアージ』発言から命の大切さを考える」というシンポジウムを、5月23日に企画しています。

 古賀)そうだと思います。東京都八王子市が昨年12月18日付で、医療機関や高齢者施設などにあてた通知でも、「患者がDNARを希望されている場合、自院、自施設内で介護、看護し続けていただかざるを得ないケースが出てきました」として、準備を進めるよう求めています。

 これらは結局、本人や家族の意思を理由に、救う命と救わない命をふるい分けているということにほかなりません。それではDNARが「尊厳死」のための事前指示と同じものになってしまいます。

「命を切る」ことで、医療の逼迫を防ぐ矛盾

 松下)医療が逼迫しているのは事実です。子どもや若者の命を救えなくていいのかという声は、素朴な感情として出てきそうな気もします。こういう声をどう感じますか。

 古賀)政治や行政に責任を負う人がまずとりくむべきは、医療体制の拡充ですよ。それなのに、命を選別するための順位づけをしようと言い出し、命を切ることで医療の逼迫を避けようとする。これはほんとうに危ない。

 今度の変異ウイルスは、若者も重症化しやすいといわれています。子どもや若者の命を救うためにも、早く感染をみつけ、軽症者もふくめて医療を保障する体制を整備しなければならない。それによって、すべての人を助けることになっていくんじゃないでしょうか。

 松下)今回は突然、大地震が起きてトリアージを強いられるようなケースとは違います。すでにコロナ禍が始まって1年以上たっていて、その間に医療提供体制や検査の拡充など、いろんなことができたはずですね。

 古賀)そうです。このコロナの前から、医者はたいへんな状況におかれていました。32時間連続で勤務しても違法じゃないなんておかしいでしょう。もっと医者の数を増やし、ちゃんと休める条件をつくっておかなければならなかった。日本の感染者は、欧米に比べれば1桁も2桁も少ないのに医療崩壊が起きてしまう。そんな状況をつくったことがおかしいのです。

 

東京消防庁が実施した大規模テロ対策訓練で、トリアージエリアでけが人の状況確認をする消防職員ら=2018年10月27日、東京都品川区拡大東京消防庁が実施した大規模テロ対策訓練で、トリアージエリアでけが人の状況確認をする消防職員ら=2018年10月27日、東京都品川区

 

回復するかどうかは、年齢からはわからない

 松下)杉並区長の提案について、ほかにどんな問題を感じていますか。

 古賀)区長は、年齢や基礎疾患に応じた生還率や死亡率をもとに、ガイドラインをつくる考えを示しています。しかし、同じ年齢でも、同じ持病をもっていても一人ひとりの状態は違う。昨年、オランダで107歳の方がコロナに感染し、症状が出て回復されたという報道がありましたが、回復するかどうかは年齢からはわかりません。治療にあたる医師でなければ判断できないと思います。

 これが進むと、医者も関与しないまま、行政が決めた基準に基づいて、「この人はもう80歳だから」「この人は70代だけれど持病もあるから」、あるいは「障がい者だから」救命しないということになるんじゃないか。患者にとっては一回の人生であり、たったひとつの命です。機械的に振り分けるなんてことは許せません。

2021年5月19日 (水)

「勝ち取った法案取り下げ」 入管法、改正反対派が拍手

「勝ち取った法案取り下げ」 入管法、改正反対派が拍手

津田六平

 外国人の収容や送還のルールを見直す出入国管理法改正案の成立が見送られたことを受け、国会前で反対活動を続けていた人たちからは歓迎の声が上がった。ただ、収容のあり方や難民認定率の低さについては「状況は変わっていない。声を上げ続けていこう」と呼びかけあった。

 先月中旬から国会前に座り込んで反対活動をする人たちに18日正午前、「与党が今国会での採決を見送る方針」との報が伝わった。駆けつけた国会議員らが「みなさんが勝ち取った法案の取り下げだ」「声を上げたことで政治が動いた」などと呼びかけると、一つひとつに大きな拍手が沸いた。

 入管施設での面会活動を続けている大学生の女性(21)は「まずは率直にうれしい。でも、ひどい入管法はそのままある。これで活動が一気に冷めて、今も収容されている人たちを忘れることがあってはいけない」と訴えた。

 また、3月に名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が亡くなった問題についても、「これで彼女の死の真相を明らかにすることをうやむやにしてはいけない。遺族が求めているとおり、まずは(収容施設の)ビデオを出してほしい」と話した。

 外国人の支援活動を続けているという佐藤信行さん(72)は連日の座り込みに参加してきた。「結果が一つ出てうれしいが、ここが出発点。難民の認定率が1%未満という現実も変えていかなきゃならない」と訴えた。(津田六平)

「勝ち取った法案取り下げ」 入管法、改正反対派が拍手

「勝ち取った法案取り下げ」 入管法、改正反対派が拍手

津田六平

 外国人の収容や送還のルールを見直す出入国管理法改正案の成立が見送られたことを受け、国会前で反対活動を続けていた人たちからは歓迎の声が上がった。ただ、収容のあり方や難民認定率の低さについては「状況は変わっていない。声を上げ続けていこう」と呼びかけあった。

 先月中旬から国会前に座り込んで反対活動をする人たちに18日正午前、「与党が今国会での採決を見送る方針」との報が伝わった。駆けつけた国会議員らが「みなさんが勝ち取った法案の取り下げだ」「声を上げたことで政治が動いた」などと呼びかけると、一つひとつに大きな拍手が沸いた。

 入管施設での面会活動を続けている大学生の女性(21)は「まずは率直にうれしい。でも、ひどい入管法はそのままある。これで活動が一気に冷めて、今も収容されている人たちを忘れることがあってはいけない」と訴えた。

 また、3月に名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が亡くなった問題についても、「これで彼女の死の真相を明らかにすることをうやむやにしてはいけない。遺族が求めているとおり、まずは(収容施設の)ビデオを出してほしい」と話した。

 外国人の支援活動を続けているという佐藤信行さん(72)は連日の座り込みに参加してきた。「結果が一つ出てうれしいが、ここが出発点。難民の認定率が1%未満という現実も変えていかなきゃならない」と訴えた。(津田六平)

入管法改悪がとん挫 みんなの力が政治を動かした!~レイバーネット日本より

みんなの力が政治を動かした!〜入管法改悪を止めた国会前シットイン

 

動画(8分45秒)- 

 

 5月18日正午、国会議員会館前の「入管法改悪反対シットイン」の現場に「入管法案取り上げ」のニュースが伝わると、驚きと喜びが交差した。だれもが予想もしない出来事だったからだ。満面笑みの石川大我議員(立憲)、藤野保史議員(共産)が国会から到着する。「みんなの力が政治を動かした」「歴史的勝利」の言葉が飛び出した。みんな喜びをかみしめていた。

 リレートークで2人の学生がマイクを握った。「私は23歳。入管で収容者と面会をしたことはあるが、こうした実際の活動は初めて。私たちはZ世代でSNSは得意だが、顔をあわせる活動は慣れていなかった。でもシットインでたくさんの人と出会うことができた。今回のことで、小さな一人ひとりでも集まったら大きな声になって、実際に変化につながることができることを人生で初めて実感した」「これからもできることを続けていきたい。廃案にはなったが入管の現状は変わらない。収容されている友人の生活は変わらず苦しんでいる。今回はゴールでなくスタートだと思う」と。

 当該の外国人も「入管から私たちを守ってもらって心から感謝している。外国人を助けてよかったと思えるように、今後、行動といきざまで応えていきたい」と述べた。

 移住連代表の鳥井一平さん(写真下)は、「だれもが取り残されない社会をつくるために、いっそう力をあわせよう」と呼びかけた。

 4月中旬から1か月続いた議員会館前のシットインが「たたかいの場」をつくった。難民当事者、弁護士、国会議員、研究者、労働組合、NPO、市民、学生、ジャーナリスト、メディア、ほんとうにさまざまな人たちが集い、心をひとつにして行動し、政治を大きく動かした。今回の「勝利」はとても大きい。(M)

↓喜びを体いっぱいに表現する!(撮影=松本浩美)

2021年5月18日 (火)

「巷では五輪はすでにゴリンジュウ」

「巷では五輪はすでにゴリンジュウ」〜海外メディア注目のなか五輪反対デモ~レイバーネット日本より

 

動画(4分44秒)

 コロナ対策が遅れる中で、「オリンピックやってる場合か」の声は日増しに高まっている。5月17日に発表されたANN世論調査では「東京五輪の延期・中止」を求める人は8割以上に達した。17日はバッハ会長が来日する予定だったが延期になった。

 この日、反五輪の市民団体は東京・銀座デモを行い「即刻中止!」を訴えた。新橋SL広場の集会では、この間明らかになった「金まみれ・腐敗まみれ」の五輪の実態が暴露された。「復興五輪どころか復興をジャマしているのが五輪」「野宿者が公園から追い出されている」「ボッタクリは犯罪だ。ボッタクリ男爵は二度と来るな」「五輪はコロナ対策のジャマ、五輪が医療崩壊を進めている」など怒りの声が相次いだ。乱鬼龍氏が掲げた「巷では五輪はすでにゴリンジュウ」の川柳が注目を浴びていた。

 メディアがたくさん来ていた。とくに目立つのは海外メディア。CNNテレビはキャスターがその場でマイクを持って、中継していた(写真下)。東京五輪がどうなるかは、いま世界の注視を集めている。

 それにしても異常なのは警察の過剰警備。約100人の小さなデモにも関わらず、制服・私服を含めてざっと100人はいる。車道をデモ隊が歩き、歩道は私服警官が列をなしてメモをとっている(写真下)。主催者は「五輪は監視・弾圧体制を強化する」と訴えていたが、まさにそれを「可視化」していた。

 動画をみてもわかるが、デモ隊は平和的にフツーに歩いているだけなのに、警察指揮官は「遅足行進をしている。公安条例違反だ」とスピーカーでがなりたてデモ隊を威圧していた。4月1日、長野市内で行われた聖火リレーで、NHKが「五輪反対」を訴えた市民の声を画面から消去して配信するという音声中断事件があったが、オリンピックの名の下に「表現の自由」がいとも簡単に奪われてしまう。これでいいのだろうか?(M)

当面の行動

当面の行動日程     

定例行動     

毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅南

◎:重要行動 ※:阪神間の行動 ▽:原発関連行動 斜字:実行委員会など ●はリモート

 

522日(土) 市民デモHYOGO5月世話人会 10時 神戸市勤労会館(JR「三ノ宮」駅東南4分)

522日(土) 白井聡講演会 14時 尼崎アルカイックホール・ミニ(玉翔の間) 阪神「尼崎」北東4分
講演:白井聡(京都精華大教員) 『武器としての資本論』著者

5月23日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5前

523日(日) 大津留求伊丹市会議員 議会報告&意見交換会 10時 稲野センター(阪急「稲野」南西5分)  
          15
時 いたみホール 中和室(阪急「伊丹」北3分)

523日(日) 西宮ピースネット 11時 JR「西宮」駅南

523日(日) 輝け憲法、平和が一番!市民と野党の大集会IN川西  川西アステ歩道橋
12
45:歌 13時半:野党議員・候補者のアピール

523日(日) 石川一雄さん不当逮捕58か年 座り込み行動 10時~16時 JR神戸駅北側  カオリンズさんライブなど

 

528日(金)  連帯兵庫みなせん世話人会 14時 稲葉プラザ(JR「須磨海浜公園」北東5分)

530日(日) ミャンマーを思う集い 14時 尼崎小田南生涯学習プラザ・3階ホール(JR「尼崎」東南5分)
①在日ミャンマー人の訴え ②日本の多文化共生と介護の国際化

530日(日) 尼崎市議選 公示日

6月4日(金) 関電不正還流マネー第2回公判 14時 大阪地方裁判所

66日(日) 尼崎市議選 投開票

◎66日(日) 老朽原発うごかすな!大集会IN大阪 13時 大阪うつぼ公園(地下鉄「本町」北西5分)

 

620日(日) 改憲反対市民フォーラム集会 PLP会館(JR「天満」南7分) 講演:藤原辰史(京都大学准教授)
         集会終了後、デモ行進

6月26日(土) 市民デモHYOGO学習会 14時半 神戸市勤労会館(JR「三ノ宮」駅東南4分)

◎※627日(日) 連続市民講座・講演会「コロナ禍の社会運動を考える」 14時 尼崎総合文化センター・玉翔の間 (阪神「尼崎」北東4分)  講演:藤原辰史(京都大准教授)

2021年5月17日 (月)

入管法改悪反対で、300人が集会・デモ

 Img_2520 この火曜日にも強行採決かと言われている入管法改悪。昨日名古屋では、名古屋入管に収容中に死亡したスリランカ人ウイシュマさんの葬儀があるとともに、全国各地で入管法改悪反対の集会・デモ行進がおこなわれた。
 大阪では心配された雨も降ることなく、午後1時には約300人が扇町公園委集まり集会。
 Img_2519 この課題を持続的に取り上げている弁護士有志の会の弘川よしえ弁護士の司会進行で集会は始まった。冒頭、亡くなったウイシュマさんを悼んで1分間の黙とう。つづいてカトリック大阪管区司教会や、日本ビルマ救援センターなどの市民団体・宗教団体などから入管法改悪のアピール。政党・国会議員などから、立憲民主党の尾辻かなこ衆議院議員や社民党副党首の大椿ゆうこさんなどが挨拶。大椿さんは結婚相手がスペイン人のため、スペインに入国する時の外国人の扱いと、日本に入国Img_2557 する際の夫の扱いが大きく違い、日本への在留資格を取ることの難しさなどを体験に基づいて語り入管法の撤廃を求めた。また在日朝鮮・韓国人の代表からは、1070年代に至るまで「密入国」として扱われ、大村収容所への収容や、強制送還されての母国での処罰を受けたことを語り、今自分たちの祖先が受けたと同じ迫害を、アジア各国・全世界から日本で働こうとする人たちが受けていると、日本の入管体制の人権迫害性を語った。
 集会を2時過ぎに終えて、西梅田公園までのデモ行進。マスコミも関心が高く、多くの新聞Img_2563 社・テレビ局が取材に。
 デモ行進は、扇町公園から梅田方面へ向かい南下、国道1号線を西に進み、梅新から西梅田公園まで、プラカードを掲げて進んだ。300人のデモ行進は、昨今の大阪のデモでは多い方で、道行く人の注目を集めた。
 解散地の西梅田公園では、今日の行動の成功を喜ぶとともに、いよいよ18日・火曜日の強行採決を許さないために、全力で頑張ることを確認して行動を終えた。

大阪のコロナ失政の結末は、再び死者全国一

大阪の累計コロナ死者、東京上回る 「第4波」で急増

新型コロナウイルス

 新型コロナウイルスの死者が急増している大阪府は16日、新たに15人の死者が確認されたと発表した。計1958人となり、東京都の1951人を上回った。死者数が東京都を抜くのは今年2月3日以来となる。

 人口規模では、東京都の人口約1396万人に対して、大阪府は6割強の881万人にとどまるが、感染の急拡大に合わせて、死者が急増している。5月11日には最多となる55人が確認された。府が毎日発表する死者には、前日以前に死亡した人も含まれている。

 朝日新聞の集計では、大阪府が「第4波」とする3月以降、府内の死者数は全国の2割超を占め、4月以降では3割を超えている。

 府は死者増加の要因に、感染者の急増を挙げる。府の4月13日~5月2日の20日間で、1日あたりの新規感染者数は4月19、26日を除き、1千人を上回った。感染者数に占める死者数の割合(死亡率)は第4波は1・0%で、第3波の2・6%より低いが、感染者数の急増に伴い死者数が増える結果になっているという。

2021年5月16日 (日)

本日、13時から、大阪・扇町公園で入管法改悪反対集会・デモ


【拡散】
入管法改悪反対アクションvol2 ~ウィシュマさんに想いを寄せて~が大阪で行われます。
日時:5月16日(日)13時~
場所:扇町公園
※14時からデモスタート
#入管法案採決しないでください
#入管法改悪反対
#難民の送還ではなく保護を
#刑罰ではなく在留資格を
#JusticeForWishma

72年沖縄返還から49年目の、辺野古神戸行動 

 Img_2506 5月15日、沖縄が日本に復帰して49年。本日13:00~14:00、三宮マルイ前にて、辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動が取り組まれました。人通りはいつもと変わりませんでした。参加者は14名(先週15名)、署名は12筆(先週17筆)、チラシ配布は115枚(先週100枚)でした。
 署名に応じてくれた女子学生は、高校生の時に沖縄・辺野古に行かれたそうです。座り込みはできなかったがテントのなかで話をすることができたそうです。埋め立て工事の進捗状況に関心を持たれ、心を痛めておられました。マイクでのアピールは、基地の島、沖縄の、復帰しても変わらない現実を訴えていました。






2021年5月15日 (土)

入管法改悪反対18日採決阻止へ 16日大阪では13時扇町公園で集会・パレード

「根元から腐りきっている悪法」採決させず〜5.14入管法改悪反対シットイン

 

◆5月14日10:00、衆議院議員会館前に移住連が主催したシットイン(座り込み)に、改悪法案に抗議する外国人労働者をはじめ、労働者、支援者が座り込みを始めた。

◆国会は、外国人の収容や送還のルールを見直す入管法改悪案を巡り、野党側が10項目にわたる修正案を示した。与党側は14日の採決を急ぐ。改悪案は外国人の入管施設での収容の長期化をやめさせるために、難民認定の申請を原則2回までに制限し、それ以降は送還を可能とするもの。野党側は送還後、本国で投獄される恐れなどに配慮し、この規定を削除することや強制退去命令違反への罰則を削除することなどを求めている。

◆指宿昭一弁護士は言葉を荒げて批判する。「与党が10項目要求全部を受け入れる可能性はない。部分的修正では、入管法改悪法案の問題はなくならない。この法案は、根元から腐りきっている悪法だから。野党は、絶対に部分的修正などという妥協を受け入れてはならない。徹底して抗戦して、与党が強行採決をすれば、与党が世論の批判にさらされるだけ。衆議院法務委員長である義家議員不信任案で対抗すればいい。野党に絶対に妥協しないで闘うことを求める」。

◆与党側は14日の採決を急ぎ法案の一部修正に応じる姿勢を見せているが、野党側と合意できるかは不透明で、14日も断続的に協議が続いた。

◆12:00からは、リレートークで改正法批判と野党議員にエールを送った。

【リレートーク】12:00

◆司会者(移住連事務局)
「今日の法務委員会で採決を急ぐ菅政権に反対の声を国会に届けましょう」。

◆主催者挨拶(鳥井一平移住連代表)「3月16日から座り込み広がっている。自民党はFAXは届かない。冗談じゃない、自民党に激励が届きますか?改悪法案に反対、Noは意味ある。誰しもが社会から取り残されることないように、外国人労働者が命の危険が無くなるように!メディアの扱わぬ過酷が多くある。改悪法案でもっと悪くする。外国人労働者が居なければ社会は続かない。国会は国民の声に応える審議を。こんな時に採決はダメ。入管法廃案!改悪反対!声を上げましょう」。

【議員挨拶】

◆堀越啓仁議員(立憲民主党)
「難民申請2回以降は強制送還。こんな法律は世界にない。難民は日本に無関係じゃない。気候変動で日本に難民来る。人権無視にオリンピックどころでない。入管法廃案に声を上げます」。

◆高木錬太郎議員(立憲民主党)
「クルド難民を支えることから入管法の欠陥をただしてきた。政府の法案はとんでもない非道なもの。立憲野党提出(参議院)の法案を可決改善させましょう」。

◆福島みずほ議員(社民党)
「6/21の会期末まで、参議院に来ないでと思っている。ウィシュマさんが亡くなった他にも死亡はある。来週の月曜日に名古屋入管を視察してくる。参議院に野党提出の法案こそ論議してほしい。入管改悪法案はダメ!頑張りどきです。国会、社会を変えましょう!」。

◆藤村全労協常任幹事
「今日にも採決を構える菅政権に怒り、外国人労働者、留学生に過酷な労働、切り捨てに容認できない。全労協は許せない。連帯します」。

◆東条弁護士
「対策有れば救われた命。そんな悲惨な事件が続いている。入管は人を助けない。具合悪く病院に搬送しない。入管の裁量判断でやられている」。

◆本田弁護士
「275名の弁護士で法案反対声明を出した。日本で子供と家族3人が強制送還された。小学生はタイ語を知らないそれでも強制送還した。改悪法案は廃案しかありません!」。

◆宮下弁護士
「座り込みで人が多くなっている。この法案は改悪です。難しく考えない修正案で妥協するなと訴える」。

◆諸岡弁護士
「収容されて監視員を先生と呼ばす。「国へ帰れ」全てそこから始まる。難民申請2回以上は叩き出す改正案は悪法殺人法案だ」。

◆学生から
「SNSや皆さんの力で運動が広まっている実感があります。私たちの力で人権を守る運動を進めます」。

◆「仮放免の子と会って強烈に感じた。人権が無視される。同じ人間で何故? こんなに違うの? 力はないが動き声をあげる」。

◆渡辺さん牧師

◆エリザベスさん
「改悪法案は差別の法案、悪魔の法案です。絶対反対です」。

◆山本平和フォーラム
「あらゆる手段を使い廃案求めましょう。皆さんと力を合わせて頑張りましょう」。

◆鳥井一平さん
「改悪法案反対に共感共有できてリレートークになった。午後の法務委員会で採決はさせない。私たちは、嘘と誤魔化しの入管審議をいろいろなツルーで全国に発信しましょう。15:30 法務委員会再会、法案を廃案に頑張りましょう。諦めない」。

◆座り込みは続いた。(報告=宮川敏一)

〔編集部注〕結局、この日の委員会採決は見送られた。19時すぎ、野党は委員長の解任動議を出した。5月18日(火)の本会議で解任動議が審議される予定。

2021年5月14日 (金)

緊急事態宣言下で木曜行動続く。

Img_2501 5月13日(木)15:00~15:45、三宮センター街東入口付近で市民デモHYOGOの有志による木曜行動に取り組みました。

雨を心配しましたが、それもなく、風が少しあることで山の緑がさえて、空気は澄んでいました。人通りは普段の半分弱。今日の参加者は11人(前回7人)。
チラシは4種類セットのを100枚用意し、85枚を撒きました(前回はチラシナシ)。スピーチはパーソナルマイクで2人がアピール。音楽はいつものようにアコーデオン演奏。
常連客とおぼしき人もいて、チラシがほぼ無くなったので、早めに切り上げました。

最後に4時前だよ、全員集合!で写真撮影。
来週木曜日も15時からやります。

前統幕長、菅首相による自衛隊の恣意的運用に激怒


前統幕長“ワクチン独断専行”に激怒!ポンコツ首相は猛省を

公開日: 更新日:



まっとうな指摘だ(前統合幕僚長の河野克俊氏=日本記者クラブチャンネルから)
まっとうな指摘だ(前統合幕僚長の河野克俊氏=日本記者クラブチャンネルから)
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「もっともっと早めに手を打つべきだった」

 新型コロナウイルスワクチン接種を巡り、そう苦言を呈したのは前統合幕僚長の河野克俊氏。自衛隊の元制服組トップによる政権批判は異例だ。

 河野氏は12日、日本記者クラブでオンライン会見。メインテーマは台湾海峡問題だったが、ワクチン接種に質問が及ぶと、「待ってました」とばかりに怒りを爆発。その矛先は、菅首相が「鶴の一声」で決めた、大規模接種センターへの医官・看護官の動員に向かった。

 河野氏は「政府側にいた人間なので、あまり言いたくなかったけど、コトここに至っては申し上げたい」と前置きしつつ、政権のワクチン対応を「最悪の事態を考え、そこに至らないようにするのが危機管理なのに、逆行している」「その場その場の後追いだ」――と喝破した。

 自衛隊活用を決めたプロセスについても「国家安全保障会議で協議してやるべきだ」と語気を強め、自衛隊を“好き勝手”に使う菅首相の独断専行を問題視。ワクチン接種について質問した元朝日新聞政治部次長でジャーナリストの脇正太郎氏がこう言う。

「制服組の元トップが真正面から政権を批判するとは想像だにしませんでした。自衛隊という、いわば『暴力装置』を動かすに当たって法秩序に基づくべきとの指摘は、極めてまっとうです。文民統制下にある制服組から自衛隊の運用について突っ込まれるほど、菅政権は法治主義から逸脱しているのです」

■「危機管理として失敗」

 河野氏は東京五輪開催と日本の接種率の低さにも言及。「(五輪)開催国が先進国で最下位、クーデターでゴタゴタしているミャンマーと同じだと。これでワクチン接種が順調とは、私には到底思われない」と呆れ気味に語り、「危機管理として失敗している」と指弾した。

「ずいぶん思い切ったなと思いましたが、それだけ怒りが大きいのでしょう。菅首相と河野ワクチン担当相の名前を挙げ、コロナ対応を批判していましたから。政権は猛省すべきです」(脇正太郎氏)

 制服組OBの極めて重い異例の抗議も、ポンコツ首相には馬耳東風か。

2021年5月13日 (木)

大阪の入院率10%のなか、維新所属の大阪府議が「コロナ感染、即、入院」

大阪の入院率10%のなか、維新所属の大阪府議が「コロナ感染、即、入院」は本当だった! 吉村知事や松井市長は入院経緯の説明を



 連日、恐ろしい数のコロナ死者数が発表されている大阪府だが、それもそのはず。5月4日、新型コロナ感染者の「入院率」が「10%」しかないことが明らかになった。これはつまり、コロナにかかっても、10人に1人しか病院に入院できていない(もしくは入院が決まっていない)ということだ。

 実際、4日時点の大阪府の入院患者は2051人だが、受け入れ先が決まらないため「調整中」の患者は約3300人、宿泊療養者は約1800人、自宅療養は約1万3000人に上っている。

 しかも、この中には重症、もしくは重症リスクがあるにもかかわらず、入院のめどが立たない人が数多く存在しており、3月以降、自宅で死亡した人はすでに17人にものぼっている。

 ところが、そんな府民の危機的状況の一方、維新の府議会議員がコロナに感染して「即、入院」したことで、大きな批判が巻き起こっている。

 入院した府議会議員というのは、「大阪維新の会」所属の府議会議員として、現在2期目を迎えている中谷恭典氏。4月30日、大阪府がコロナ感染を発表した。

 発表によると、感染確定日は〈令和3年4月27日〉、現在の状態は〈医師の所見により、5月2日まで入院予定〉だという。つまり、感染が確定して少なくとも3日後には、入院のめどが立っているということになる。また、発表には、〈5月2日まで入院予定〉と、退院予定が記されており、重篤な状態ではなかったような印象も受ける。

 実際、本日6日午前、府議会事務局に確認したところ、「27日に入院し予定通り2日に退院。現在は自宅療養中で、重篤な状態ではない」ということだった。また症状については「当初(26日夜か27日)は発熱症状があった」といい、「それ以外の症状や基礎疾患の有無については把握していない」ということだった。いずれにしても、この状況下で、感染確認当日に即日入院し、予定通り退院していたのは事実だ。

吉村洋文知事、松井一郎市長、大阪維新は維新議員入院について説明せず

 

 そんなところから、SNSやネットを中心に、「府民は10人に1人しか入院できないのに、なんで維新の議員は即、入院できるのか」と非難が巻き起こっているのだ。他にもこんな声が殺到している。

大阪では1万5000人以上の人が自宅待機しているそうですが、維新の議員だったら即、入院出来るのか。〉
〈維新議員は即入院、一般市民は10日間放置というルールでもあるんですか?〉
〈救急車呼んでも搬送先がない大阪のこの状況下で、維新の方はコロナになってすぐに入院ができるんですね 最近やたらと維新からコロナになる方が多いですね ふざけんなよ〉
〈お大事にとは思うけど、人工呼吸器が必須な重症な方まで自宅療養の状態で、維新議員やいうだけで入院出来るて、あまりに酷くないですか? 自宅療養で亡くなっている方が出ている現実で。 どういう利権トリアージやねん。〉
〈でも維新と肩書が付けば優先的に入院・治療してもらえます!それが今の大阪。どれだけ医療崩壊していても、「維新のセンセイ」というだけで、どんな能無しクズでも優先的に入院・治療してもらえて、一般人は下手すれば医者にすら診てもらえもせずに自宅で死んでいく。これが維新政治。〉
〈庶民は自宅で苦しみ自分達は直ぐ入院。さすが維新の国大阪。〉
〈維新の議員は自己責任を押しつけてる癖に、なんでコロナになったからって入院してるの? 自己責任なんだろ?自宅で療養しろよ〉
〈吉村君。病床が逼迫して、自宅待機者が、一万人以上ある大阪。近隣の府県。陽性の維新議員が、即入院出来る事。しっかり説明して下さい。悪性の腫瘍、ガンも治療後回しですよ!しっかり説明されよ!〉
〈維新の議員ならすんなり入院出来るのか。平熱パニック軍団のやる事は一味違うぜ。 これは説明してもらいたいね吉村さん。〉
〈吉村自身「高齢だからと言ってすぐ入院できる状況ではない」と明言してるのに、維新議員の即入院が追及されないのは何で?〉

 もちろん、中谷議員は67歳と高齢であり、基礎疾患があった可能性や当初は重症だった可能性もある。

 しかし、繰り返すが、いまの大阪は重い症状でも入院できず、自宅で亡くなっている人が多数出ているのだ。マスコミ報道でも、高齢者施設の感染者が入院できず亡くなったケース、呼吸不全でも入院できないケースなどが報道され、5月4日には入院待ちの人が2名死亡した。

 そんななかで、権力を握る維新の政治家が即、入院したとあっては、府民が怒るのは当然だろう。

 しかも、問題は、中谷議員の入院について、くだんの大阪府発表以外、一切説明がなされていないことだ。大阪維新の会のHPにもなんの報告もないし、代表の吉村洋文知事も松井一郎大阪市長もこれだけSNSで質問が飛んでいるのに、中谷議員の入院については説明していない。中谷議員の事務所に確認しても「府のHPで発表されていること以外はわからない」「入院しているかどうかもわからない」の一点張り。

 自民党石原伸晃衆院議員が重症でないにもかかわらず入院した際も、結局、まともな説明がないままうやむやにしてしまったが、同じことをやろうとしているのか。

 政治家だから入院は後回しにしろと言うつもりはないが、少なくとも維新は中谷議員はどういう容態で、どういう経緯で入院することになったのか、なぜ府民は入院できないのに中谷議員はそれが可能だったのか、納得できる説明をすべきだろう。

2021年5月12日 (水)

大阪 55人死亡確認にネット恐怖の声殺到「マジでヤバい」「完全に医療崩壊」

大阪 55人死亡確認にネット恐怖の声殺到「マジでヤバい」「完全に医療崩壊」

 大阪府は11日、新型コロナウイルスの新たな感染者が974人と発表した。これまでで最も多い55人の死亡が確認された。

 5月7日に50人の死亡が確認されたが、この時は、4月中に亡くなっていた人が11人含まれていた。保健所や病院の業務がひっ迫していること、大型連休明けということもあり、11日に発表された「55人」も報告遅れなどのケースがあるとみられる。

 午後5時すぎに大阪府の新規感染者と確認された死者数が発表され、テレビなどメディアが一斉に報道。ネット上には「え??」「えぐい」「めちゃくちゃ多い」「大阪だけで55人はやばい」「55人死亡 やばすぎる」「マジでヤバいです」「大阪、、、ひどい、、、」「本当に怖いです」と「ヤバい」「ヤバすぎる」というコメントがあふれた。

 また、5月10日時点で重症者が、確保している重症病床を大きく上回る407人に達していることから、「大阪は200人ぐらいまで感染者落とさないと医療崩壊が解消されない」「本当に医療崩壊が起きている」「大阪の医療崩壊が止まらない」「完全に医療崩壊している」と医療崩壊を心配する声が多数書き込まれている。

2021年5月11日 (火)

内閣官房参与の高橋洋一が日本のコロナ感染者数を「この程度のさざ波」「笑笑」と暴言ツイート

内閣官房参与の高橋洋一が日本のコロナ感染者数を「この程度のさざ波」「笑笑」と暴言ツイート…菅首相にも共通する棄民思想



高橋洋一Twitter


 国民の命と健康を軽視しているとしか思えないおざなりコロナ政策を連発している菅政権だが、その人命軽視ぶりを証明するようなとんでもないツイートを内閣官房参与がおこなっている。

 内閣官房参与を務める高橋洋一氏が、昨日5月9日ツイッターで、国別の100万人あたりのコロナ感染者数を示すグラフの画像とともに、こうツイートしたのだ。

〈日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑〉

 グラフは、インド、カナダ、ドイツ、イタリア、アメリカ、日本、イギリスを比較したもので、たしかにその比較では、日本は低水準で推移している。

 しかし、周知のとおり、日本でもすでにコロナによる死者は1万人を超えている。しかも、現在大阪では医療崩壊状態で、多くの人が適切な治療を受けられず、毎日のように数十人の死者が出ている。にもかかわらず「この程度のさざ波」などと評し、あげく「笑笑」と結び笑いネタのように扱うとは。言っておくが、高橋氏は菅政権の内閣官房参与だけでなく、大阪市の特別顧問も務めていた。

 人数の多寡にかかわらず、そもそも死者が出ている問題について「この程度のさざ波」とか「笑笑」とか平気で言えるのは、高橋氏が人命そのものを軽視しているからにほかならない。

 それに高橋氏のこのツイートは倫理的な問題だけでなく、現実認識としても誤っているだろう。このグラフにはない、ニュージーランド、オーストラリア、台湾などと比べれば、人口あたりの死者数は日本のほうが断然多い。また、このグラフの右端を見れば、日本の感染者数はイギリスを上回っている。ワクチン接種が進む欧米各国が低下傾向に入っているのに対して、ワクチン接種が遅れ変異株が猛威をふるっている日本では、これからまだ感染者数も死者数も増加していく途上にある可能性が高いのだ。

 高橋氏は財務省出身の経済評論家で、あの竹中平蔵氏とも関係が深いバリバリの新自由主義者。安倍政権時代から応援団として様々なメディアで政権擁護発言を繰り広げていたが、菅政権発足直後の昨年9月から内閣官房参与を務めている。菅政権の新自由主義路線を象徴する一人だ。

 コロナをめぐっては、日本のコロナ対応を成功と主張し、今年2月にも「6000人死んでると言うけど、たいした話じゃない」と発言したり(BS朝日『激論!クロスファイア』)、4月14日にも自身のYouTubeチャンネルにアップした動画で、大阪で新規感染者が超えていることについて「世界レベルから見ればさざ波」「ほとんど数字の誤差の範囲、世界から見ると」などと半笑いで語るなど、現実を見ず人命軽視の発言を繰り返してきた。

高橋洋一は内閣官房参与として、5月4日にも菅首相と会談 こんな人物が公職に就く恐怖

 

 高橋氏はつい先日5月4日にも菅首相と公邸で会談、「経済とコロナについて質問された」と明かしている。

 こんな人物を内閣官房参与に抜擢しアドバイスを求めるとはどうかしているが、しかし、これこそ菅首相の本質とも言える。菅首相は今年1月、「コロナはインフルエンザと変わらない」「普通の病気と同じように扱え」などと語ってきた大木隆生・東京慈恵会医科大学教授と会談。大木教授の「医療崩壊ということばが盛んに言われているが、97%、96%のベッドがコロナに使われず、一般の医療に使われており、余力が日本にはある。民間病院が、商売として『コロナをやりたい』と思うぐらいのインセンティブをつければ、日本の医療体制は瞬く間に強化される」などという話に、「久しぶりに明るい話を聞いた」とのんきな感想を語ったことがある。

 現実を直視せず、「コロナはたいしたことない」とトンデモ主張したり、1万人死者が出ても「さざ波」と笑うような人間を周囲に置く。こうした菅首相の姿勢が、菅政権のおざなりコロナ政策・棄民政策を生み出しているのではないか。

 高橋氏は2012年から橋下徹氏の肝いりで大阪市特別顧問も務めていたが、大阪の医療体制を脆弱化させた維新の新自由主義政策にも影響を与えてきた。

 今回の高橋氏のツイートは、当然ながら大きな批判を受けており、内閣官房参与更迭を求める声も上がっている。〈#高橋洋一内閣官房参与の更迭を求めます〉というハッシュタグは5万以上リツイートされている(10日未明2時現在)。前川喜平・元文科事務次官は〈高橋洋一内環官房参与を参考人で呼んで国会で真意を質すべきだ〉とツイートしていたが、その通りだろう。

 高橋洋一・内閣官房参与を追及するのはもちろん、この発言に関する菅首相の認識も問うべきだろう。

吉村知事に大阪府民の怒り沸騰 在阪メディアの「共犯関係」も問題

吉村知事に大阪府民の怒り沸騰 在阪メディアの「共犯関係」も問題


吉村洋文・府知事への厳しい声が相次ぐ(写真/共同通信社)

吉村洋文・府知事への厳しい声が相次ぐ(写真/共同通信社)

写真2枚

 

 

 新型コロナウイルスの感染爆発に歯止めがかからない大阪。3度目の緊急事態宣言を経て、吉村洋文・府知事に対する府民の怒りも沸騰している。

「この病院のコロナ病床は本来5床なのに、保健所や救急隊の強い要請でコロナ疑いを含めた患者11人が入院中です。1人が重症化したため調整役の『大阪府入院フォローアップセンター』に連絡したが、転院先も見つからない。友人が勤める小さな病院ではコロナ患者とそれ以外の患者の病床を分けることすらできていません。大阪の医療現場は最悪の状況です」

 大阪府内の中規模総合病院に勤務する看護師は悲鳴を上げた。重症病床使用率がついに100%を超えた大阪では医療崩壊が現実となっている。

「感染者のうち入院できるのは10人に1人で、それ以外は自宅やホテルで療養を強いられています。療養中に呼吸不全になっても入院できなかったり、搬送先が決まるまで8時間も救急車の車内で酸素吸入したケースもある。自宅待機中に亡くなる患者も相次いでいます」(在阪ジャーナリスト)

 限界を迎えている医療現場の怒りの矛先は吉村知事に向かっている。前出の看護師が憤る。

「最大の過ちは2度目の緊急事態宣言を1週間早めて解除したことやと思います。あの時点でも大阪で変異株の死亡例が出ていたのに、吉村知事は解除に舵を切った。多くの医療従事者は『火事がまだ燃えているところに油を注いだようなもんや』と唖然としていました。吉村知事のせいで、大阪はオシマイや!」

テレビも同罪

 第1波で矢継ぎ早に対策を打ち出し、「コロナ対策の若きリーダー」と称賛された吉村知事だが、今や聞こえるのは失望の声ばかりだ。

「吉村さん、北新地を潰すつもりですか」

 と呼びかけるのは、キタの歓楽街の飲食店を束ねる北新地社交飲料協会理事長の東司丘興一氏だ。

「ずっと吉村さんを応援していたけど、最近は考えが変わりました。1度目の緊急事態宣言の時は、我々北新地の仲間は、ほぼ100%自粛に従いました。ところが、その後は多くの人が“いいかげんにせい”と声を上げ始めた。コロナ前は470軒ほどあった協会加盟店も、儲けもなく会費を払うのがしんどいと、いまや400軒を切ろうとしています。

 規制をやるならやるで明確な期限や罰則を設けるなど徹底した対策を講じるべきだった。あらゆる対策が場当たり的なんです。このままでは、江戸時代から続く北新地が終わってしまいます」

 吉村知事は「見回り隊」や「給付金」などの対策を講じているが、それも有名無実化している。天王寺駅近くで営業する飲食店店主が言う。

「『見回り隊』はひどいもんや。2人1組で巡回して、店の外から換気の状態やアクリル板の設置をチラッと見て、あとは店の人間と立ち話をするだけ。店内に入らへんのに、何の取り締まりもできんでしょう。

 時短や休業に応じた店への協力金も、前回は申請から支給まで2か月かかった。今回もいつ給付されるかわからない。店が潰れるのが先か、入金が先かというギリギリの状態ですわ」

大阪コロナ重症センター(写真/共同通信社)

大阪コロナ重症センター(写真/共同通信社)

写真2枚

 

 

 観光業界からも厳しい声が飛ぶ。日本城タクシーの坂本篤紀社長が語る。

「インバウンドが激減したタクシー業界は2019年の6割程度の売り上げで壊滅状態や。それもこれも吉村はんが仕事をしとらんから。これまで大阪は何でも専決処分で決めて、府立病院の職員の給料を下げたり、第3波の後にすぐ病床を減らしてきたのやから、知事の権限で医療従事者の給料を上げればいいやんか。

 吉村はんは『コロナ対策のために個人の自由を制限すべき』と言ったが、まずは自分の権限でしっかりとした対策を打つべきです」

 府民の不満はテレビ局にも向かう。

「吉村知事は各テレビ局に順繰りに生出演していますが、最近は視聴者から『テレビに出る暇があるならコロナを何とかしろや』『パフォーマンスばかりの奴を出演させるな』とクレームが増えている」(在阪テレビ局員)

 ジャーナリストの大谷昭宏氏は、吉村知事と在阪メディアの「共犯関係」を断罪する。

「この期に及んでテレビに出続ける吉村知事もおかしいし、引っ張り出すテレビ局も間違っています。吉村知事は即刻テレビ出演をやめてコロナ対策に集中し、在阪テレビ局は専門家を呼んでその対策の是非を報じるべきです。

 先週、あるテレビに出演した後に吉村知事が『5月11日に緊急事態宣言解除なんて夢のまた夢ですよ』と弱々しくつぶやいたと関係者から聞きましたが、その通りになった。そして、それは自らの無策の結果であると自覚してほしい」

 顔面蒼白の知事に挽回の機会はあるだろうか。

※週刊ポスト2021年5月21日号

2021年5月10日 (月)

6月6日まで、当面の行動

当面の行動日程     

定例行動     

毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  
辺野古大阪行動 15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時 神戸・三宮マルイ前

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 毎週金曜日  本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

改憲反対市民フォーラム 毎月第3日曜日  12時 JR大阪駅南

◎:重要行動 ※:阪神間の行動 ▽:原発関連行動 斜字:実行委員会など ●はリモート

 

 

513日(木) 反原発関西訴訟 14時 大阪地裁 13時集合(地下鉄「淀屋橋」北東7分)

?※北上あきひと県政報告会 14時半 アステホール(阪急「川西能勢口」南1分)

5月16日(日) 憲法期悪に反対する市民フォーラム 12時 JR大阪駅南   13時半ミーテイング

5月16日(日) 自衛隊申し入れ行動 10時半 陸上自衛隊第3師団西門

? 5月22日(土) 市民デモHYOGO5月世話人会 10時 神戸市勤労会館

522日(土) 白井聡講演会 14時 尼崎アルカイックホール・ミニ(玉翔の間) 講演:白井聡(京都精華大教員) 『武器としての資本論』著者

523日(日) 大津留求伊丹市会議員 議会報告&意見交換会
         10
時 稲野センター(阪急「稲野」南西5分)  15時 いたみホール 中和室(阪急「伊丹」北3分)

523日(日) 西宮ピースネット 11時 JR「西宮」駅南

523日(日) 輝け憲法、平和が一番!市民と野党の大集会IN川西  川西アステ歩道橋     1245:歌 13時半:野党議員・候補者のアピール

523日(日) 石川一雄さん不当逮捕58か年 座り込み行動 10時 JR神戸駅北側 カオリンズさんライブ 

530日(日) ミャンマーを思う集い 14時 尼崎小田南生涯学習プラザ・3階ホール(JR「尼崎」東南5分)
①在日ミャンマー人の訴え ②日本の多文化共生と介護の国際化

530日(日) 尼崎市議選 公示日8時半

6月4日(金) 関電不正還流マネー第2回公判 14時 大阪地方裁判所

66日(日) 尼崎市議選 投開票

◎66日(日) 老朽原発うごかすな!大集会IN大阪 13時半 うつぼ公園

開催地国民に来ここまで嫌われるオリンピック~もう中止しかない

東京五輪】国立競技場周辺で大規模の反五輪デモ「中止しろ!」「誰のためにやるのか!」「貧乏人を殺す」

配信

東スポWeb

国立競技場周辺で大規模な抗議デモが展開された

 

 

 

 

東京スポーツ

見回り隊で血税が膨大に浪費

 大阪府は600人の見回り隊を歩かせている。飲食店を訪問して、営業時間やアルコール提供の監視、マスク・アクリル板の強制を行って

いるのだ。ところが方針もいい加減、隊員はアルバイト募集。つまり素人がずさんなマニュアルだけを頼りに歩いて時間給を稼ぐ(しかし、元請け企業はピンハネで大儲けの可能性大)ので全く頼りにはならない、そこで行政職員とセットで回る事にしたそうだ。血税のトリプル浪費である。
 市民には人流の抑制を呼びかけながら、600人以上の隊員が常時徘徊するなど、それだけでも感染促進としか言えない。吉村・松井・維新らしい愚策の極みになって来た。一方で、休業補償などはべた遅れで、すでに閉店してしまったお店も推定で万の単位であるようだ。極寒の海に放り出されて救助される事無く大部分が凍死してしまったタイタニックの乗客みたいな残酷物語。しかし、こちらは氷山との衝突と違い、維新の無策・愚策による人災だ。
 住民投票強行、そして広域一元化条例強行可決なんかしている場合ではなかったのだ。毎日のようにテレビに出て来て無内容な評論をしているだけの吉村・橋下の愚言に1%たりとも騙されてはならない! そもそも不要不急で無駄なカジノを早く断念せよ!!

2021年5月 9日 (日)

入管法改正案、小泉今日子さんらも批判 著名人に広がる反対

入管法改正案、小泉今日子さんらも批判 著名人に広がる反対

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俳優・小泉今日子さんが代表取締役を務める「株式会社明後日」の投稿=ツイッターから拡大
俳優・小泉今日子さんが代表取締役を務める「株式会社明後日」の投稿=ツイッターから

 国会で審議中の入管法改正案への批判が著名人の間に広まっている。7日には俳優の小泉今日子さんがツイッターで反対を表明。廃案を求める6日の記者会見には作家の中島京子さんや星野智幸さん、温又柔さんらが参加し、いとうせいこうさんらが連帯のメッセージを寄せた。反対世論が高まる中、与野党は7日、衆院法務委員会での採決を先送りした。審議の行方に厳しい世論の視線が注がれている。【和田浩明/デジタル報道センター】

 「#難民の送還ではなく保護を」。小泉さんは7日朝、そんなハッシュタグ(ラベル)をつけて、6日の記者会見に関するツイートをリツイートした。自らが代表取締役を務める「株式会社明後日」のアカウントでの発信だ。

 このツイートは、3月に名古屋出入国在留管理局で死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)の妹2人が「小さいころから日本が好きだった」などと記者会見で語ったとの内容だ。テレビの報道番組や映画、ドキュメンタリーを制作している有志による「Choose Life Project(チューズ・ライフ・プロジェクト、CLP)」が投稿。小泉さんの投稿は8日夕までに1500件以上リツイートされ、「いいね」も3300件を超えた。

 小泉さんは、政府が検察幹部の定年を延長できるようにする検察庁法改正案に対しても「もう一度言っておきます!#検察庁法改正案に抗議します」と2020年5月10日にツイート。その後、同案は廃案になった。入管法改正案に反対するある野党議員は「あのツイートが潮目を変えた」と振り返る。

 ちなみに「#検察庁法改正案に抗議します」と最初に投稿した東京都内の女性「笛美」さんも、入管法改正案への反対をツイートしている。

 6日の記者会見では、直木賞作家の中島京子さんが入管法改正案への反対を明言。星野智幸さんは「この法案は、法治主義、民主主義を信じる私には受け入れられない。みなが無関心でいる間に、権力が暴力に変質した」、温又柔さんは「今回の法案はよくない方向へ向かっている。私は反対です」とそれぞれ述べた。いとうせいこうさんは「孤立している人を助けないことで私たちが世界から孤立する。入管法改悪に反対します」とのメッセージを寄せた。

中島京子さん拡大
中島京子さん

 中島さんは毎日新聞のインタビューでも「入管施設に収容されている人に何をしてもいいとみなされているのではないか。一部のカテゴリーの人たちが死んでもいいとみなされる社会ではあってほしくないですし、そうした社会に生きていたくないと私は思います」と話している。

せやろがいおじさんらも「NO」

 同法案や収容の長期化、収容者の死亡や健康悪化が相次ぐ入管行政に対しては、「せやろがいおじさん」こと芸人の榎森耕助さんや、エッセイストの小島慶子さんも「NO」を突きつけている。

 榎森さんは動画サイト「ユーチューブ」で20年10月以降、複数回にわたり改正案や入管施設収容の長期化について「やばすぎ~」などと批判。小島さんも21年4月の記者会見で「法律で仲間じゃない人は死んでいいという仕組みを作っている国で、安心して暮らせるでしょうか」などと話していた。

日本の入管行政の問題などについてユーチューブで訴えるせやろがいおじさん=ワラしがみ提供拡大
日本の入管行政の問題などについてユーチューブで訴えるせやろがいおじさん=ワラしがみ提供

 入管法改正案は強制退去処分を受けた外国人の収容長期化の解消や送還の促進などを目指している。しかし、3回以上の難民認定申請者の強制送還を可能にし、送還拒否者を罪に問えるようにする内容などが問題視されている。国連難民高等弁務官事務所や国連人権理事会の特別報告者らは「国際的な難民保護の水準を満たしていない」と疑問視している。

 国会での審議日には、法案に反対する人たちの座り込みが続く。ある関係者は「支持してくれる世論の高まりを感じる。以前は法案を支持していた議員からも法案に批判的な声が聞こえるようになってきた」と話す。衆院法務委での審議は来週にも再開される予定だ。

【入管・難民問題】

時系列で見る

  • 入管法改正案、小泉今日子さんらも批判 著名人に広がる反対

    入管法改正案、小泉今日子さんらも批判 著名人に広がる反対

  • 国会議事堂=川田雅浩撮影

    入管法改正案、衆院委で採決見送り 自民、立憲両国対委員長合意

  • 「入管法改悪に反対する有志の会」の記者会見にオンラインで参加するウィシュマ・サンダマリさんの妹、ワユミさん(左)とポールニマさん=東京都千代田区で2021年5月6日午後4時56分、渡部直樹撮影

    入管法改正案、委員会で審議始まる スリランカ人女性死亡で質疑

  • 入管法改正に反対する市民たち=東京都千代田区の国会議事堂前で2021年4月15日20時20分、上東麻子撮影

    「帰ったら殺される」 入管法改正案、在日ミャンマー人の叫び

  • 集会で入管法改正案に抗議する人たち=大阪市北区で2021年5月5日午後1時12分、久保玲撮影

    「送還だと命が危ない」 大阪で弁護士らが入管法改正案反対デモ

  • 東日本大震災の避難所となった湊小学校にカレーの炊き出しにきたボランティアのパキスタン人男性とバスケットをする男の子=宮城県石巻市で2011年4月1日午後0時1分、小林努撮影

    「同じ日本に生きる」 作家・中島京子さんと入管法改正を考える

  • 成田空港で記者会見する(左から)ウィシュマさんの妹で三女のポールニマさん、次女のワユミさん、指宿昭一弁護士=2021年5月1日、和田浩明撮影

    「本当のこと教えて」 入管で死亡したスリランカ女性の遺族来日

  • 入管法改正案に反対して抗議活動をする人たち=東京都千代田区で2021年4月30日午後5時16分、小出洋平撮影

    「日本に住むチャンスを」 高校生ら、入管法改正案に抗議の訴え

  • 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)に収容され、死亡したスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)=家族提供

    死亡スリランカ人女性、CT画像に白い影 名古屋入管、不適切対応の疑い

  • ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って記者会見に臨む、名古屋入管で収容中に死亡したスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)の母親(中央)と妹2人=参院議員会館で2021年4月16日、後藤由耶撮影

    「うそで血吐けるのか」入管で死亡の女性家族「記録と映像確認したい」

  • 衆院本会議で入管法改正案について質問に答える上川陽子法相=国会内で2021年4月16日午後1時半、竹内幹撮影

    「これでいいのか」 元入管職員が打ち明けた出入国行政の”闇”

  • 申し入れ書提出後取材に応じるSTARTの松井保憲顧問(右)=名古屋市港区で2021年4月28日午前11時39分、川瀬慎一朗撮影

    「処遇悪化している」 入管に抗議文 スリランカ女性死亡受け

  • ウィシュマさんの遺影に手を合わせる真野明美さん=愛知県津島市の吉祥寺で2021年4月24日午後2時19分、川瀬慎一朗撮影

    入管死亡のスリランカ女性 四十九日法要 参列者、再発防止訴え

  • 記者会見で出産した双子への思いなどを語るベトナム人実習生の被告=熊本市で2021年4月24日午後2時18分、樋口岳大撮影

    「誰にも相談できず」双子遺棄で起訴 22歳ベトナム人女性の訴え

  • 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)に収容され、死亡したスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33際)=家族提供

    「仮放免で良くなる」 女性が死ぬ2日前、医師は入管に勧めていた

  • 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)に収容され、死亡したスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33際)=家族提供

    DVから逃れるはずが…なぜ入管に収容されて死亡したのか

  • 政府が今国会に提出した入管法改正案に反対するデモ行進の参加者たち=東京都千代田区で2021年4月21日、後藤由耶撮影

    入管法改正案で反対デモ 市民ら100人、東京都心を静かに行進

  • 「日本にいたい」「たすけて」と書かれたボードを掲げ、記者会見に臨むクルド人ら=埼玉県川口市で2021年4月18日午後2時50分、金志尚撮影

    クルド人が入管法案反対 難民申請3回で送還対象「人生終わる」

  • 被害状況を語るハルシャ・ルーパシンハさん=茨城県境町長井戸の事務所で2021年4月13日午後8時50分、森永亨撮影

    自分襲った強盗は同胞?「間違い犯すのが人間、支援続けたい」

宣言拡大延長なのに規制緩和の支離滅裂…スガ不況へ一直線


宣言拡大延長なのに規制緩和の支離滅裂…スガ不況へ一直線

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相変わらず舌かみかみ(C)日刊ゲンダイ
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 コロナ不況からスガ不況へまっしぐらだ。政府は3度目の緊急事態宣言の対象を6都府県に拡大し、5月31日までの延長を決定。宣言に準じる、まん延防止等重点措置の対象も3道県が追加され、解除される宮城県を除いて同様に期限は延長される。新型コロナウイルスの7日の新規感染者数は、およそ4カ月ぶりに6000人を超え、死者は過去最多の148人に達した。足元の感染状況からすれば宣言延長は当然だが、制限を一部緩和するというのだから支離滅裂だ。

 7日会見した菅首相は「人流の減少という所期の目的は達成できた」と自賛し、「大型連休というひとつのヤマを越えた今後は、通常の時期に合わせた、高い効果の見込まれる措置を、徹底して対策を講じていく」と力を込めた。具体的な中身はといえば、酒類持ち込みを認める飲食店も休業要請の対象とし、路上などでの集団飲みの自粛要請など。その一方で、百貨店などの大型商業施設への休業要請を解き、午後8時までの時短営業要請に切り替え。大規模イベントは午後9時まで開催OKで、定員によるが入場者は最大5000人まで認めるチグハグだ。

 経済評論家の斎藤満氏は言う。

「このGWの人の動きからすると、企業も個人も政府を無視し、要請に耳を貸さなくなっている。それ自体が問題な上、規制を緩めて感染拡大を抑え込めるのか。経済活動は感染状況の影響を大きく受けるため、感染をある程度まで収束させなければ縮こまったまま。今年の1~3月期に続き、4~6月期もマイナス成長に陥る懸念が高まっています」

 東大大学院経済学研究科の仲田泰祐准教授らが2日までのデータを基にシミュレーションしたところ、1年前の宣言と比べて効果薄と想定した場合、都内の新規感染者数は横ばいで推移し、1日500人を下回るには9月第1週まで要し、同200人未満になるのは10月第3週。それまで宣言が延長されると、経済損失は4.3兆円超になるという。東京商工リサーチによると、新型コロナ関連破綻は1445件(7日午後4時時点)に達している。

 東京と大阪は大型商業施設に、引き続き休業を求める方針だが、科学的知見と無縁の菅首相が政権に居座る限り、国民の暮らしも経済もメチャクチャ。お先真っ暗だ。

2021年5月 8日 (土)

入管法改悪を許さない  金曜日の採決は流れ、来週の攻防がヤマ場






入管法改正案、作家や俳優が反対訴え「さらに死者が出る可能性高まる」

2021年5月6日 22時27分




入管法改悪廃止を求め記者会見する作家の中島京子さん(左端)ら=6日、東京都千代田区で

入管法改悪廃止を求め記者会見する作家の中島京子さん(左端)ら=6日、東京都千代田区で

 名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が収容中に死亡した問題で、作家の中島京子さんらが6日、都内で記者会見を開き、今国会で審議中の入管難民法改正案に反対した。中島さんは「(改正案は)難民申請者を強制送還するのを容認する法案だ。さらに死者が出る可能性が高まる」と訴えた。
 会見は改正案に反対する有志の会が主催。中島さんのほか、作家の温又柔さん、星野智幸さん、俳優のラサール石井さん、大学生千種朋恵さんらが登壇し、ウィシュマさんの妹2人もオンラインで参加した。
 中島さんは、非正規滞在のスリランカ人男性と日本人女性の恋愛小説を新聞で連載し、その最終章を執筆時にウィシュマさんの訃報を知った。「入管収容の実態を取材したが、20年で24人が亡くなっている。これを止める改正案なら急ぐ意味もわかるが、そうではない」と批判した。
 星野さんは「改正案は、入管が人の生き死にを自由に決めるのにお墨付きを与えるもので、法の趣旨を逸脱している」と主張した。ウィシュマさんと2度面談したという千種さんは「面談時、食事も取れず嘔吐を繰り返した。支援者からみたら救えた命を入管は見殺しにした。改正案を認めない」と話した。(望月衣塑子)

2021年5月 7日 (金)

いよいよ追い込まれた!? 東京五輪:パラリンピック ~もはや中止しかない

緊急事態宣言延長で東京五輪アウト! 「ぼったくり男爵」バッハ会長に搾取されなくてよかった?(2)

J-CAST会社ウォッチ

新型コロナウイルスに対応した緊急事態宣言と「まん延防止等重点措置」について、東京、神奈川、千葉、埼玉の4都県の知事は2021年5月6日、11日までの期限を31日まで延長することを政府に要望した。大阪府も同日、緊急事態宣言の延長を政府に要望することを決めた。

政府も愛知県と福岡県を加えて延長する方向で調整しており、5月17日にIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長の来日イベントを大々的に行い、東京五輪開催を盛り上げようとした菅義偉人首相の目論見は完全に消えた。

そのバッハ会長は、米メディアによれば、「ぼったくり男爵」として知られ、日本は東京五輪で「搾取」されるから中止したほうがスッキリするという。米メディアに心配されてどうする。恥ずかしくないのか、ニッポン!

バッハ会長は開催国を食い物にする悪癖がある

コロナ禍に揺れる日本国内の状況に、海外の有力メディアが相次いで、「東京五輪は中止すべきだ」と報道した。米紙サンフランシスコ・クロニクル(電子版)が5月3日、「Tokyo Olympics should not be held in 2021 under COVID's long shadow」(新型コロナの長期的な大流行のもと、東京五輪は開催されるべきではない)という見出しで中止を訴えた。

同紙スポーツコラムニストのアン・キリオンさんは、

「パンデミックは終息しておらず、終わりに近づいてすらいない。ワクチン接種が順調に進む米国では改善しつつあるが、インドや欧州の一部、南米の多くの国では深刻な状況が続いている。安全な形で開催するのに、開会式までの3カ月弱では時間が足りなすぎる」

と訴えた。

パンデミックが収まらないのに五輪を開くべきではないと訴えたサンフランシスコ・クロニクル紙電子版(2021年5月3日付)

IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長を「ぼったくり男爵」(Von Ripper-off)とまで酷評し、「日本はIOCにだまされる」と東京五輪の中止を訴えたのが米有力紙ワシントン・ポスト(5月5日付電子版)だ。「Japan should cut its losses and tell the IOC to take its Olympic pillage somewhere else」(日本はこれ以上の負担を切り、IOCにオリンピックを略奪するなと言うべきだ)という見出しで、五輪の中止を訴えた。

同紙のコラムニスト、サリー・ジェンキンスさんは、

「バッハ会長は『ぼったくり男爵』として知られている男だ。地方行脚で小麦を食べ尽くす貴族のように開催国を食い物にする悪い癖がある。多額の大会経費を開催国に押しつけている。彼が五輪を強行開催する主な理由はカネだ」

として、日本の世論調査で7割以上が中止・再延期を求めている現状や、大会に向けて多くの医療従事者を必要とすることが非難をされていることを取り上げ、

「世界的大流行の中で国際的なメガイベントを主催することは不合理な決定だ。日本にとって五輪のキャンセルは苦痛だが、スッキリする」

とアドバイスしたのだった。

アジア人攻撃のため進化したインド型変異株

確かに、東京五輪の開催にこれまで以上の暗雲が立ち込めている。インドで1日に35万人の感染者を出すほど猛威を振るっているインド型変異ウイルスだ。これまで日本をはじめとするアジアの人々は欧米人に比べて、新型コロナの感染者が少ないとされてきた。

しかし、インド型変異ウイルスは、そうしたアジア人の免疫を突破するように新たに進化したタイプだというのだ。それが、東京五輪を契機に日本に広がったらどうする。

IOCに略奪される前に五輪中止を!と訴えたワシントン・ポスト電子版のツイッター(2021年5月5日付)

東京新聞(5月1日付)「新型コロナ、インド変異株の発現は『アジア人の免疫から逃れるため?』日本人の6割で免疫低下か」が、その恐ろしさをこう伝える。

「インド由来の新型コロナ変異株が、英国株に続く『脅威』となる。日本人に多い白血球の型による免疫が効きにくくなるからだ。インド株は既に国内の空港検疫で20人、都内では1人から見つかった。インド株には『L452R』と『E484Q』という2つの特徴的な変異がみられる。東京大や熊本大などの研究チームは4月、L452R変異は日本人の6割が持つ白血球の型がつくる免疫細胞から逃れる能力があるという実験結果を発表した。これは、6割の日本人がインド株に対して免疫低下の可能性があることを意味する」

しかも、厄介なことにL452R変異は人の細胞とくっつきやすく、感染力が高い。L452R変異は、米カリフォルニア州から全米に広がった変異株からも見つかっている。カリフォルニア州は米国で最もアジア人が多い。だから、研究チームは「L452R変異はアジア人の免疫から逃れるために発現したとも仮定できる」と指摘する。現にインドでは、インド株が英国株を凌駕し、置き換わりが猛烈な勢いで進んでいる。

東京新聞は、こう結んでいる。

「日本では関西圏で英国株による感染再拡大が起き、首都圏にも広がっている。インド株が英国株の感染力を上回れば、今後、国内でも拡大する可能性が出てくる。研究チームを主宰する東大医科学研究所の佐藤佳准教授は『日本はこれまで、欧米に比べて感染者数や死者は少なかったが、L452R変異が脅威となる可能性がある』と話し、徹底した調査を求めている」

山中伸弥教授「今冬までワクチン接種済まないと...」

いよいよ追い込まれた!? 東京五輪:パラリンピック(写真は、新国立競技場)

いったい、新型コロナはいつ収束するのだろうか。ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授は、朝日新聞(5月6日付)「『ワクチンが広がらないと来年の今ごろ...』山中教授の指摘」の取材に応じ、こう語っている。

「できるだけ早くワクチン接種できるような状況に、総力を挙げてもっていけるかどうかにかかっている。ここでワクチン接種が広がらないと、来年の今ごろまた同じことを繰り返している可能性がある。終息に向かわせようとすると、(今年冬までに)7000万、8000万人は接種を完了させないと、目に見えた効果はない。2回接種を想定すると、1億6千万回を感染が広がりやすい冬までに済ませる必要がある。ものすごい数が必要。それを本当にやる覚悟を持って、いま日本ができるかどうかっていうことが試されている」

とても、オリンピックなどやっている場合ではなさそうだ。

(福田和郎)

2021年5月 6日 (木)

入管法改悪反対江デモ~毎日新聞より

「送還だと命が危ない」 大阪で弁護士らが入管法改正案反対デモ

 

集会で入管法改正案に抗議する人たち=大阪市北区で2021年5月5日午後1時12分、久保玲撮影
集会で入管法改正案に抗議する人たち=大阪市北区で2021年5月5日午後1時12分、久保玲撮影

 在留資格がない外国人の帰国を徹底させる、国会審議中の入管法改正案に反対するデモ行進が5日、大阪市中心部であった。弁護士や支援者、難民申請者ら約150人が参加。新型コロナウイルス対策のため声は上げず、「入管法改悪反対」などと書かれたプラカードを手に静かに練り歩いた。

 この日は入管問題に詳しい大阪弁護士会の弁護士らの呼び掛けで、大阪市北区の中之島公園から西梅田公園までの約1・5キロを約30分かけて歩いた。

デモ行進して入管法改正案に抗議する人たち=大阪市北区で2021年5月5日午後1時44分、久保玲撮影
デモ行進して入管法改正案に抗議する人たち=大阪市北区で2021年5月5日午後1時44分、久保玲撮影

 改正案では、難民認定の手続き中は送還されない規定に条件がつけられた。申請は事実上2回に限られ、3回目以降は強制退去の対象となる。

 デモには、30年以上の長期政権が続く東アフリカのウガンダから逃れ、難民申請中の男性(36)も参加。入管での収容を一時的に解かれる「仮放免」が12年間続く。ウガンダでは長期政権に反対する活動をしてきたといい、「送還されると命が危ない、殺される。日本にいたい」と訴えた。【荻野公一】

入管法改悪反対大阪集会・パレード

 5月5日の子どもの日に企画された集会は、入管法に関心を持つ弁護士さん達のよびかけで行われた。一貫して降りしきる雨にも負けない人たちが中ノ島公園女神像前に150人も集まっていた。それだけ傘の花が咲くと壮観である。呼びかけの中井弁護士、そして我らが弘川よしえ弁護士はじめ次々とアピール。ミャンマーの人、ウガンダの人など当事者も発言。
 しかし実は当事者は日本人なのだ。それぞれのお国の事情などがあり日本を頼って来た人達、たまたま在留期限が切れてしまった人達。彼ら彼女らを日本政府・入管当局は「おもてなし」しなければならないのに犯罪者扱いに等しい「収容」を強制し、時にはその命まで奪うのが現実。その入管法をさらに改悪するなどとんでもない!

その熱気で雨など吹き飛ばす勢いとなった。無情にも雨は集会中もパレード中も降りしきった。しかし、負けない意思を全員で表明した行動となった。

パレードは女神像から西梅田公園まで。5月6日にも強行されようとする改憲手続法採決と並んで、入管法改悪に怒りの声を集めよう。

2021年5月 5日 (水)

緊急事態宣言下、5・2ミャンマー連帯集会(神戸)、5・3憲法記念日梅田解放区などに参加

 Img_2454 5月になり大阪の感染者は連日1000人規模、兵庫も3~500人とそれぞれ感染者は最大数。
 身近な所にも感染者・濃厚接触者が迫っているが、なか、5月1日は中之島メーデー、5月2日は神戸でのミャンマー連帯西日本集会、5月3日は関西でほぼ唯一(たぶん)行われた尼崎での憲法集会、そして夕刻は憲法記念日&国民投票法連休明け審議・採決許すな!梅田解放区緊急行動に取り組んだ。
 2日のミャンマー連帯集会は、4月には参加できなかったが、この日初めて参加。黒い服で勢ぞろいの若者たちが神戸の東遊園地に集合。日本人もなぜか西宮から10人近く、尼崎・大阪などからも顔見知りの仲間が結構参加、「大阪でもやらねば」と言っていた。で日本人も50人くらいが参加し、総計で350人となった。コロナ禍と雨天でデモ行進は中止となったが、1時間余り元気なシュプレヒコールが続いた。と言ってもミャンマー(ビルマ)語はまったく判らず、参加の誰に聞いても「判らん」。新聞記者の取材に応える日本人がいて、横で耳をそばだててImg_2450 聞く。大筋は「国軍の軍事クーデターを許さない」「国軍の暴力と虐殺を国際社会は止めてほしい」「私たちのリーダーを解放せよ」「新たな憲法と、統一政府を認めろ」などいう内容のようだった。
 日本語が少しできる参加の若い女性に、紙に書いてもっている仲間もいたが、「ちゃんと勉強せんと」。
 それでも虐殺抗議の3本の指を赤く塗った手袋と、メッセージボードを受け取り、指を3本立てて、「フリー・フリー・スーチー」などと一緒に叫んだ。
 この日は名古屋などや、全世界17か国40都市で集会がなされたという。
 国軍のこれ以上の虐殺を許さず、日本政府の国軍への支援をやめさせルために、もっと運動を広げていこうという声と、介護労働現場のミャンマーの人たちと繋がっていこうという声が、参加日本人の共通の思いだったようだ。

 3日は同じ神戸東遊園地の憲法集会は11月3日に「延期」(ガダルカナルの「転戦」のようで表現自体が恥ずかしい)。5月連休明けに憲法審査会が開かれようとしており、国会前の集会や、大阪でもリモートの集会があり、前日ある種「命をかけて、自由を求めて、国に帰ることが出来なくなるかもしれない」ミャンマーの人々が「新憲法を制定」と言っているのに、この国のImg_2474 護憲派のリーダーはやすやすと「延期」とは「気楽」なものだ。その程度の気持ちで護るにしか値しない憲法なのだろうか。
 で、兵庫県で唯一おこなわれた尼崎憲法集会に参加。と言っても6月市議選に向けた決起集会のようなもので(それはそれで重要なのだが)、プログラムのチラシもメッセージボードもない。こちらは「反維新」のチラシや、夕方からの梅田解放区・緊急行動などをとじたチラシを配った。主催者挨拶は旧知の人なので、週明けにも憲法審査会で採決がおこなわれるかもしれないという「梅田解放区」のチラシを見せると、あいさつでこのことに時間をとって触れてくれた。言ってみるものである。
 その後は、梅田解放区のImg_2482 宣伝に来た人、反戦タイガース、川西から来てくれた人などが誘い合って梅田解放区へ。阪神間からの7人もいれて、40人ほどが参加し、音楽あり、辺野古あり、天皇制は要らないなど、それぞれのアピールが続いた。
 緊急事態宣言下で普段の人通りは無かったが、ビラまき、アピールには手頃な数で、音響も良く、アピールを聞く人もかなりいて、久々の梅田解放区の成功となった。

2021年5月 4日 (火)

国民投票法案強行やめろ!〜国会前で「平和といのちと人権を5・3憲法大行動」

国民投票法案強行やめろ!〜国会前で「平和といのちと人権を5・3憲法大行動」

 

 5月3日13:30、国会正門前で憲法大行動(憲法集会)が行われた。コロナ禍で有明臨海公園で開催が不可能となったことで、昨年に引き続き同場所になった。今国会では衆院で憲法審査会が開会され、菅政権は「改憲手続法(国民投票法)7項目修正案」を5月7日にも強行採決する構えでいる。私たちは憲法改悪は絶対に認めない思いを強く持ち「国会正門前憲法大行動」に臨んだ。国会議事堂を背に舞台に立つ菱山南帆子さんの「憲法変えるな!」「国民投票法案強行採決ヤメロ!」の声が国会周辺に響く中、憲法大行動が開会した。(宮川敏一)

【開会】13:30
◆司会者:松村真澄さん(国際交流NGOピースボード)
「平和といのちと人権を5・3憲法大行動」をスタートします。取るのはフィジカルディスタンスです。皆さんとコロナ禍での健康を気遣い進めて行きたいと思います。よろしくお願いします」。

◆主催者5・3実行委員会代表挨拶(小森陽一さん)
「かつてない緊迫したなか、74回目の憲法施行日を迎えています。安倍首相の改憲政治を受け継いだ菅政権は連休明けの国会で、国民投票案の採決を狙っています。また、菅政権の無錫によって新型コロナウィルスは拡大するばかりです。多くの方が働く場所を失い貧困に追いやられています。とりわけ多くの女性たちにしわ寄せがいっています。国は社会福祉など公衆衛生の増進に努めなければならない。そのように規定した憲法25条に菅政権の政治は全く違反をしています。だからこそ憲法25条、男女平等を規定した24条をちゃんと政治の場で実現しろと主張していかなければならない。個人の尊厳さえ奪われようとしている。憲法13条に真っ向から違反するものです。生命、自由、幸福追及に対する権利が私たち一人ひとりにあるんだと言うことを明確にしたい。皆さんと力を合わせて憲法を守りましょう」。

◆雨宮処凛さん(反貧困ネットワーク世話人)
「今日もこの後、3時から大人食堂に行くので最初に話させていただきました。この1年間の困窮者支援は野戦病院で、去年4月に反貧困緊急アクションSOSを立ち上げた。連日の対応が続いた。1年1ヵ月で700件以上のSOSが来た。家賃が払えない、アパート追い出された。5日間何も食べていない。路上生活がきつくなんとかしてほしい。自殺するつもりで荷物を捨てた等々、深刻になっている。国が困窮者を救済する手立てが全くないのがこの国です。生活保護が増えない。増えるのは女性の自殺です。私は憲法25条を便利グッズのように使い救済運動を続けています」。

◆政党連帯挨拶

●立憲民主党(枝野幸男代表)リモート
「菅政権下でコロナ対策の不備から、救えた命が救えない状況が続いている。景気悪化は、国民の困窮を増やしている。特に女性が多く、憲法25条の保障されていない。これは課された大きな課題です。菅政権は、このようなときに緊急事態条項を突きつけてくる。憲法の制約を受けない独裁政治を目指している。決して許してはいけない。憲法は国民のものです。国民が自由と権利を保持するために努力を続け、皆さんと頑張ります」。

●日本共産党(志位和夫委員長) リモート
「2年連続のコロナ危機での憲法記念日になりました。深刻な感染拡大が広がっています。これが憲法に関係があるような方便を政府は流します。全くの誤りです。後手後手のコロナ対策をしてきた菅政権の誤りです。まさに人災です。憲法25条は国民の生存権を保障しています。社会保障と公衆衛生を義務づけています。この義務を果たしていない。PCR検査数は世界144位、ワクチン摂取数は118位です。政府は国民の命を守れと強く訴えます。ジェンダー平等についても政府は避けている。当たり前の政治をしないで憲法改正など言語道断です。5月6日にも国民投票法の強行採決のかまえがある。コロナ禍で大変な状況にあるにも関わらず自衛隊明記と緊急事態条項を早急に進める恐ろし火事場泥棒の菅政権を断じてストップをかけましょう」。

●社会民主党(福島瑞穂党首)
「憲法を守り、憲法を活かして行きましょう。74回目の施行日、私は日本国憲法が大好きです。女性は選挙権を持つことができました。憲法があって基本的人権、平和主義そして国民主権が活かされてきた。74年間を更に充実したものにする。コロナ禍で暮らしは大変。生きたいけれど生きられない。死にたくないけど死んでしまう。憲法25条が全く保障されていない。25条の保障がむなしくされている。憲法を守らない菅政権は退陣させましょう。みんな力で75年の平和憲法をまり抜く決意です。全国で頑張る国民と平和憲法を守りましょう!政府が進める緊急事態条項は、国会を無用にする無用論です。戒厳令です。危険な菅政権は終わらせましょう!」。

●沖縄の風(伊波洋一議員)
 沖縄からリモートで参加します。かつての沖縄戦では県民が戦争に巻き込まれ多く亡くなった。76年前の4月9日の未明から嘉数高地の戦闘が始まり、沖縄戦最大の激戦になりました。1日の先頭で日本軍死亡者420名、米軍(戦死者負傷者)326名がありました。このとき日本軍は県民を恫喝して逃げることを許しませんでした。悲劇が広がりました。この地と普天間飛行場の間に川があり、戦後に戦死者を川沿いに埋葬されました。それでも多くの遺骨が私の子ども時代まで川地に残っていました。2度と沖縄戦のような戦争を起こしてはいけません。沖縄は12万人もの戦死者を出しました。沖縄は米軍基地が残り爆音と危険のなかで過ごしています。沖縄を苦しめているのは日本政府です。南西諸島の緊張を戦争へ導く菅政権にNO!を突きつけましょう。憲法を守りましょう」。

◆れいわ新選組(山本太郎代表)メッセージ
「憲法を守らない政治が憲法を変えることは詐欺師の行為! ドロボーが窃盗罪をすること同じ意味だ。それが菅政権の正体。コロナ終息まで毎月10万円、消費税廃止、財政出動で憲法25条を今こそ守らせよう」。

◆羽場久美子さん(神奈川大教授)
「コロナ禍は世界に広がり多くの感染者、多くの人が亡くなっている。その中で、ワクチン接種は世界レベルで最低。とても先進国といえない。政府は平和の大切さを軽視しています。それが原発再稼働です。原発事故の悲惨さを忘れる政府の責任は重大です。歴史的に、日本はアジアの国から多くを学び今日の発展もある。憲法の理念は、『自由は強い者より弱い者に与えられる』。それが民主主義であり、人々を守るための自由です」。

◆清水雅彦日体大教授
◆田中優子法政大学前学長
◆山口二郎法政大学教授

◆行動提起(菱山南帆子さん)
5月6日12:00~12:30 国民投票案反対集会 衆議院第2議員会館前
5月6日12:30〜13:00 デジタル調設置等6法案反対集会 衆議院第2議員会館前

リコール不正、事務局長(元県議、維新)が自供 「署名が集まらず、高須に恥をかかせないため」

【独自】一転、事務局長が書き写し依頼認める「署名集まらず焦り 高須院長に恥かかせられなかった」 愛知県知事リコール不正

2021年5月3日 06時00分
リコール活動団体の田中孝博事務局長

リコール活動団体の田中孝博事務局長

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名事件で、活動団体事務局長の田中孝博・元愛知県議(59)が、名古屋市の広告関連会社が佐賀市で行ったアルバイトによる大量の署名の書き写し作業を、自ら「依頼した」と明らかにした。違法性の認識は「無かった」とした。田中氏は公の場ではこれまで、一貫して否定か「答えられない」と話してきた。
 田中氏は依頼した理由を「予定通り署名が集まっておらず、焦っていた」と説明。活動団体会長で美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が、会員制交流サイト(SNS)などで署名集めの順調さを発信していたことなどから「恥をかかせるわけにはいかなかった」とも語った。

2021年5月 2日 (日)

コロナ感染爆発の大阪で、中之島メーデーに300人

 Img_2409 コロナ感染が爆発的に拡大し、多くの都市でメーデーや憲法集会が中止に追い込まれる中、第92回中之島メーデーだけは、中之島公園剣先ひろばで通例に近い形でおこなわれた。全日建連帯関西生コン支部の開会宣言ののち、争議組合が演壇に勢ぞろい。東リの解雇・雇い止めと闘う仲間や、大阪教育合同、なかまユニオン、全港湾大阪支部、郵政ユニオン、関西合同労組などが勢ぞろい。関西合同労組からは職場で資本が「反社会的団体と関係したら解雇」という、この間の関西生コン弾圧とならぶ、逮捕されたらいつでも解雇という許しがたい攻撃がなされていることが報告された。郵政ユニImg_2398 オンからは「20条裁判」での奮闘と勝利の報告が詳しくなされた。そのほかの組合も職場での闘い・争議報告をおこない、改めて中之島メーデーが闘うメーデーであることを実感させた。
 続いて、川口真由美さんの歌。川口さんの歌はいつもながら会場一杯に響く力強い歌唱で、参加者を励まし奮い立たせた。
 友誼団体・政党などからは今年中にある衆議院選挙で大阪5区Img_2391 から出る予定の大石あきこさんと、8区からの大椿ゆうこさんが力強く挨拶。参加の自治体議員もあいさつした。閉会宣言は全港湾大阪支部から。
 コロナ禍でデモ行進は中止となったが、参加者は例年の半分ほどのの300人であった。
 また会場の一角では、学生たち20人ほどが集会。数人のヘルメット参加者もあり注目をあびた。またれいわ新選組のショッキングピンクのハッピでの登場は一番目立った。

世界40都市のミャンマー人、一斉デモ  神戸で西日本集会 300人が参加

「毎日心が痛い」世界40都市のミャンマー人、一斉デモ

ミャンマーはいま

福山亜希=バンコク、笠原真、鈴木春香、東谷晃平

 ミャンマーの軍事クーデターから3カ月が過ぎた2日、世界各地に住むミャンマー人らが一斉に国軍への抗議活動をし、拘束されたアウンサンスーチー氏らの解放や、民主派が樹立を宣言した「統一政府(NUG)」への支持などを訴えた。日本でも東京、名古屋、神戸など各地で行われ、東京では約3千人(主催者発表)が参加した。

 日本の主催者によると、各地に住むミャンマー人の若者らがSNSを通じて、ミャンマーのほか、米国、英国、豪州、台湾など17の国・地域の計40都市でデモの実施を呼びかけた。参加者は抵抗の意思を示す3本指を掲げて抗議した。

 ミャンマーでは最大都市ヤンゴン、第2の都市マンダレーなど各地でデモがあった。ヤンゴンでは朝から通りに大勢の若者らが集まり、行進した。弾圧の強化で最近は目立ったデモが見られなくなっていたが、この日は一斉行動の呼びかけに応じ、多くの市民が危険を覚悟で街頭に出た。

 ロイター通信によると、治安部隊の発砲で少なくとも7人が死亡した。SNSには、治安部隊に拘束されたとする市民の写真などが流れている。現地の人権団体「政治犯支援協会」によるとクーデター以降、1日までに殺害された市民は759人に上る。

日本各地で広がる抗議

 都内のデモに参加した飲食業のインマートェーさん(29)には「ミャンマー国民が軍から暴力を受けているのは許せない」との思いがある。ヤンゴンに住む家族は収入が減り、生活が苦しくなったという。「今日は世界中の仲間が一緒にデモをして心強いし、うれしい。私も日本から声をあげ続ける」と話した。

 日本のデモの主催者の一人、スェイさん(28)は「世界のミャンマー人が一丸となって国軍を認めない意思を示すためにデモをした。日本政府には国軍の暴力や人権侵害を止めさせ、軍に流れる公的資金の停止など具体的な行動を求めたい」と話した。

 神戸市では、関西に住むミャンマー人ら約350人(主催者発表)が集まって国軍に抗議の声を上げた。支援団体などでつくる「ミャンマークーデター抗議西日本実行委員会」が主催した。

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言下のため、予定していたデモ行進は取りやめに。雨が降るなか、参加者は神戸市中央区の公園で間隔をあけて並び、抗議を示す3本指を赤く塗った手袋をはめて「私たちのリーダーを解放せよ」などと叫んだ。日本政府には、スーチー氏の支持派が樹立を宣言した統一政府を正式なミャンマー政府として認めることなどを求めた。

 参加した大阪市の留学生パパトゥンさん(28)は、2月に2年間の留学期間を終えて帰国する予定だったが、混乱が長引いているため留学を延長しているという。「毎日心が痛い。自分の将来やミャンマーにいる家族、市民、全てが心配です」と話した。

 名古屋市でも東海地方在住のミャンマー人ら約300人が集会を開き、国軍に抗議した。新型コロナウイルス感染対策で距離をとって整列。黒っぽい服装で国軍の弾圧で犠牲になった多くの人を追悼し、3本の指を赤く染めた手袋で抵抗の意を示した。

 集会では、1988年の民主化運動の際に市民らの抵抗の象徴になっていたという歌を歌った。「軍事政権を許さない」との意味が込められているという。主催者の一人、シトゥサンさん(26)は集会の目的を民主派が新たに結成した統一政府への支援だとし、「日本の人、名古屋の人にミャンマーのことをもっと知ってほしい。国際社会が支援し、弾圧をやめさせてほしい」と語った。(福山亜希=バンコク、笠原真、鈴木春香、東谷晃平)

大阪府で“命の選別”か「高齢者治療は後回し」メールの戦慄


大阪府で“命の選別”か「高齢者治療は後回し」メールの戦慄

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大阪府が整備した「大阪コロナ重症センター」の集中治療室(代表撮影)
大阪府が整備した「大阪コロナ重症センター」の集中治療室(代表撮影)
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 新型コロナウイルスの感染者が急増している大阪府で、いよいよ「命の選別」が始まったのか、と衝撃が走っている。

 30日付の読売新聞が、大阪府が府内の全18保健所に対し、<府の方針として、高齢者は入院の優先順位を下げざるを得ない>とするメールを送信していたことがわかった――と報じたからだ。

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 送信日は19日付で、府健康医療部は「府の方針とは全く異なる」として、内容の撤回と謝罪する旨を連絡したというのだが、メール発信者が同部の医療監(次長級)というから話は深刻だ。なぜなら、府の医療系技術職のトップが新型コロナが感染拡大する状況に対し、災害などの救急現場で実施されている(患者の治療順位を決める)トリアージをせざるを得ないと判断したわけで、それだけ府の医療体制が切迫した事態に追い込まれていると言えるからだ。

 振り返れば昨年3月、日本では英国デーリー・テレグラフ紙の報道に騒然となった。同紙は新型コロナで医療崩壊したイタリア北部ピエモンテ州の市民保護局が作成した治療の実施要綱案を報じたのだが、その内容が<80歳以上の患者は受け入れを拒否して集中治療を受けさせない>などとする内容だったからだ。

 当時の日本国内では、この報道について、<現代の姥捨て策が始まった><イタリア国民じゃなくてよかった>などと対岸の火事のようにとらえていたが、他人事では済まなくなってきわけだ。

 もっとも、日本でも医療崩壊の危険性は昨春から叫ばれていた。大阪府が当時のテレグラフ紙の報道を真剣に受け止め、早くから医療体制の拡充に努めていれば、<高齢者は入院の優先順位を下げざるを得ない>といったメールを送信する必要もなかっただろう。吉村知事も、不要不急の都構想の住民投票を強行したり、うがい薬を特効薬にように並べて会見したりするのではなく、やるべきことはたくさんあったはずだ。

 パフォーマンスではなく、地に足の着いた政治、政策でしかコロナの感染は止められない。大阪以外に「命の選別」が広がらないよう祈るばかりだ。

2021年5月 1日 (土)

明石市長激白!吉村知事批判の真意とワクチン供給の問題点

明石市長激白!吉村知事批判の真意とワクチン供給の問題点

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持論を述べる兵庫県明石市の泉房穂市長(C)共同通信社
持論を述べる兵庫県明石市の泉房穂市長(C)共同通信社
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「病床が確保できていないのに、私権制限はやってはいけない。政治家の責任放棄で失格だ。吉村知事は有害だ。辞めてほしい」

 兵庫県明石市の泉房穂市長(57)が、26日の記者会見で大阪府の吉村洋文知事(45)を痛烈に批判した。吉村は23日、現行制度では新型コロナウイルス対策に十分対応できないとして、「個人の自由に義務を課す法令が必要だ」と訴えていた。泉市長に発言の真意を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 府民はすでに十分なほど協力し、我慢してきた。これ以上、何をせえっちゅうねんというのが発言のベースにある。効果があるか分からないのに、映画館を閉める必要があったのか。かつてはパチンコ屋を悪者にし、今度は酒。閉めやすいからいうて百貨店や映画館などを狙い撃ちにする。やっていることに一貫性もないし、見せしめのような思い付きで、府民サイドに負担を押し付けてくる。それ自体、政治や行政のやることちゃうでと。府民との信頼関係も崩れるから、これまで協力した府民もシラけてくる。そんな状況では、効果のある対策にならんからね。

テレビに出まくりよりも人が死なない政策を打つべき(大阪の吉村府知事)/(C)日刊ゲンダイ
テレビに出まくりよりも人が死なない政策を打つべき(大阪の吉村府知事)/(C)日刊ゲンダイ
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「緊急事態宣言」を早期解除言うたんはダレやねん

 大阪府が政府とつながっていて、大きな影響とか流れをつくっているわけだけど、「緊急事態宣言」を早期解除言うたんはダレやねん。重症病床の確保を優先し、人が死なん政策を打つべきであって、1年前と何ら変わらん政策を続けている。冷房と暖房をつけたり消したりするだけ。この間、「都構想」の住民投票をやったけど、コロナに向き合ってきたんかと。それを全部棚に上げ、吉村知事はテレビに出まくっている。

 重症病床の確保は府や県の責任と権限でやるべきことなのに「逼迫しました」いうて。逼迫の分母って、知事がつくる分母やないかと。大阪なんか使用率100%でしょう。自分が病床つくってこなかっただけの100%であって、倍つくっていたら……。逼迫なんていうのは府民の責任じゃなくて知事の責任やないか。その仕事をしっかりやってきたかどうかは問われてしかるべき。それが不十分だと自覚するんであれば、まずはそれをしっかりと今からでもやる。それから府民に何らかの我慢を求めるべきであって、同じ弁護士資格を持つ者として、いわんや「私権制限」なんて4文字を軽々しく持ち出すことには納得いかない。

■「吉村知事は有害だ」発言の真意

 政治、行政が責任を果たしていない状況で府民に罰則を科したり、私権制限みたいな発想が許せない。自分の責任逃れなり、責任転嫁に過ぎん。日本の場合、法的根拠がなくても、皆、マスクをし、補償ももらわれへんのに我慢しとるわけです。政治家、行政が無能であっても、生真面目な国民性に支えられて何とか今の状況がある。頑張っている府民に感謝こそすれ、この段階で私権制限の発想を持ち出す怖さやね。

 ただ強い思いがあったからといって、「有害」とは言ってはいけない言葉だから、吉村知事には撤回してお詫び申し上げたい。過去に暴言があったにもかかわらず言葉が過ぎてしまったことはすみません。反省しています。 

明石市役所で記者会見する泉房穂市長(C)共同通信社
明石市役所で記者会見する泉房穂市長(C)共同通信社
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国は段ボール1箱分のワクチンを送ってきて「やったフリ」

 ―ー菅政権の新型コロナの「ワクチン供給」の問題点は?

 訪米してアメリカに媚を売っとる暇があったら、ちょっとぐらいワクチンもらってこいっていう話です。ワクチンは全然、現場には届いていないわけですよ。明石市だって医療従事者の半分ぐらいしか打ててない。高齢者の分も来ていない。ワクチンは国の責任なのに、やるべきことをやってなくて、ムチャクチャ遅いわけですよ。にもかかわらず「やったフリ」をしたいから、市に段ボール1箱だけ送ってきた。

 段ボール1箱だけ送ってこられたって、200人、300人が接種したところで何の意味もない。それって現場に混乱をもたらすだけなんですよ。国が「皆さん始まりますよ」って言っちゃうから、各自治体はとりあえず200人でも500人でもって、高齢者の予約を取ろうとするから混乱が起こる。

■現場の責任にしている

 それで「あとは地方の問題です」って現場の責任にするわけですよ。1箱だけ送られてきたって、どないせえっていう話です。あえて混乱をもたらすような情報発信をしている。それって、国はちゃんとしてますよっていう「アリバイづくり」なんです。もっとマジメに政治をやれと。こんな国難の状況の中で、いつまで自分の保身とアリバイづくりに走ってんねんと。

 感染拡大からもう1年も経って、国民は本当に十分過ぎるぐらい協力し、我慢も重ねてきた。それに対し、国はワクチンを確保してきたのか。都道府県は病床を確保してきたのか。

「そない言うなら、おまえがやれ」って言われるけど、残念ながらワクチンの確保と権限は、国の管轄なんです。病床確保の責任は、都道府県の知事。例外的に政令市は、都道府県に準ずることになっているから、政令市は一応できるんです。

 なので、都道府県と政令市は病床確保は可能なんだけど、明石市のような普通の市では権限すらないわけです。

 とはいえ、この非常事態の中、このまま放っておいたら大変な事態になりかねないので、権限はないが、民間病院に病床確保を働きかけ、28日から受け入れが始まりました。

 さらに権限があれば、安定的に病床確保ができることから、連休明けに国と県に病床確保を含めた医療に関する権限を求めます。市民の命を守るために、有言実行でやってみせます。

(聞き手=滝口豊/日刊ゲンダイ)

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