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2020年10月21日 (水)

「汚染処理水を海に捨てるな」福島県内の女性市議らが怒り


「汚染処理水を海に捨てるな」福島県内の女性市議らが怒り

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衆院第二議員会館で行われた抗議集会(C)日刊ゲンダイ
衆院第二議員会館で行われた抗議集会(C)日刊ゲンダイ
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原発の汚染水(処理水)を勝手に海に捨てるな」「きちんと説明しろ」――。東電福島第一原発のタンクにたまり続けている汚染処理水について、政府が近く海洋放出を決めた、と報じられた事に対し、福島県民やNGOから怒りの声が上がっている。

 福島原発の建屋内で連日生じている汚染水は、高濃度の放射性物質が含まれており、東電は多核種除去設備(ALPS)を使ってトリチウム以外の濃度を下げた後の処理水をタンクにため続けている。だが、政府・東電は処理水を保管するタンクの設置場所が将来的に不足することを理由に、あらためて処理水の放射性物質の濃度を下げた後で海洋放出する方針を固めたという。

 汚染処理水の処分方法をめぐっては、政府の小委員会が2月、海洋放出と大気放出が現実的な選択肢としつつ、「海洋放出が優位」という報告書をまとめているが、全国漁業協同組合連合会(全漁連)などは強く反対している。それはそうだろう。全漁連や地元の漁業者らは福島原発事故後、長期間の禁漁を強いられ、さらに長い試験操業などを経て、ようやく今の状況になったからだ。

再び「汚染水放出」となれば悪夢に逆戻りになるのは間違いない。福島県内でも、59市町村のうち、41の市町村議会が海洋放出に反対あるいは慎重とする意見書、決議を可決している。

 20日、衆院第二議員会館で行われた抗議集会には、国際環境NGOのグリーンピース・ジャパンや福島県内在住の女性市議らが出席。郡山市議の蛇石郁子氏は「民意を得ておらず、結論ありきではないのか。国は一体、何を、誰を守ろうとしているのか」と政府の強硬姿勢を批判。別の出席者も「(国や東電から)きちんとした説明もなく、(県民の)意見も聞いてくれない」と話していた。

 菅首相は総理就任直後の9月26日、東電力福島第一原発を視察。直後の囲み取材で、「ALPS処理水についても、タンク等を視察してまいりました。今後できるだけ早く、政府として、責任をもって処分方針というものを決めたい、このように思っています」などと話していたが、一体、何を視察したのか。

「口先ばかりのやっているフリ」「住民無視」とは、これまた安倍政権の「負の継承」なのか。

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