« 党員投票見送りに異論 自民総裁選 | トップページ | 「病状」が矛盾だらけ!「潰瘍性大腸炎の兆候」「体調異変」と説明した時期に連日会食 »

2020年8月30日 (日)

「ポスト安倍」本命は菅か 政界大ハプニングは石破の離党

「ポスト安倍」本命は菅か 政界大ハプニングは石破の離党

公開日: 更新日:


 

党員、国民など眼中にない(C)日刊ゲンダイ
党員、国民など眼中にない(C)日刊ゲンダイ
拡大する

登場人物から漂う腐臭

 無慈悲なもので、権力からの退陣を表明すれば、政局は一気に流動化。自民党内は、安倍首相の2度目の途中退陣への同情より、「次」をにらんだ権力闘争が早速、勃発している。

 各派閥は緊急会合を開き、「ポスト安倍」への協議を本格化。これまでに総裁選出馬への意欲を示してきた石破茂元幹事長は「立候補しない選択肢はない」、岸田文雄政調会長は「考えは変わらない」と改めて表明。野田聖子元総務相も立候補の意向を示した。この3人だけではなく「俺も、私も」状態で、下村博文選対委員長は「推薦人が20人いれば出られる」と前のめり。稲田朋美幹事長代行も推薦人集めに走り出している。菅義偉官房長官、河野太郎防衛相、西村康稔経済再生相の名前も挙がっている。

 自民党は9月中に新政権を発足させる方針で、キーマンは二階幹事長だ。自民党は28日、臨時の役員会で総裁選のあり方と日程を二階氏に一任。9月1日の総務会で決定する予定だが、既に、国会議員票と党員票が同数となる正式な総裁選は行わず、国会議員394票に対し、47都道府県連に3票ずつ(141票)の両院議員総会での投票という緊急時の規定を使う方向が固まりつつある。投票は9月15日を軸に検討されている。

「党員に人気のある石破氏の目を潰すためでしょう。緊急時を大義名分にコロナ禍も利用しながら、安倍首相の意向に沿った後継選びにしようとしている。二階幹事長とも話ができているんじゃないかと見ています。安倍首相は麻生氏と会談した際、『残り任期は麻生氏で』と伝えたとされる。二階氏は幹事長に留任できるならそれでいい」(政治評論家・野上忠興氏)

 退陣にあたって、28日も閣議後に安倍首相と麻生財務相は2人で35分間密談した。

■また密室談合と派閥の事情で決まるのか

 今度の総裁の任期は安倍首相の残り1年。ただ、来月、80歳になるロートルかつ、暴言吐きまくりで世論の批判を呼んでいる麻生氏で党内がまとまるわけがない。麻生氏は派閥の会合で総裁選不出馬を表明したと報じられた。

 そこで“本命”に浮上しつつあるのが菅氏だ。このところキーマンの二階氏と菅氏はお互いを称え合い、連携する仲である。安倍政権の主流派を形成してきた細田派(安倍の出身派閥)、麻生派、二階派が組んで、1年後の後継含みで岸田派も取り込み、無派閥の菅氏を担げば、両院議員総会を制することは可能という計算だ。

「ここへきて岸田氏の目も再浮上してきた。安倍首相は28日、退陣表明の会見後、私邸に帰る前に、官邸に岸田氏を呼んだのです。『やはり後継は岸田氏なのか』と騒ぎになりました。岸田氏なら、細田派、麻生派、岸田派で議員票の半数を取り、流れをつくれる」(官邸関係者)

 いずれにしても、総裁選とは名ばかりの密室談合。20年前の2000年に当時の小渕恵三首相が脳梗塞で倒れた時と変わらない。

 森喜朗幹事長、青木幹雄官房長官、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長、村上正邦参院議員会長の“5人組”による協議で森氏を後継首相に決めたアレだ。

飼い殺しになるのか(C)日刊ゲンダイ
飼い殺しになるのか(C)日刊ゲンダイ
拡大する

後継争い巡る4人の思惑と勝算

 今回は、安倍首相、麻生氏、二階氏、菅氏が流れをつくろうとしている。「密室政治」だと国民からも散々、批判を浴びたのに、また同じことを繰り返し、派閥の事情で首相が決まるのか。登場人物からは腐臭が漂う。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。

「両院議員総会で総裁を決めるのは、まさに永田町の論理。各地方県連に3票あるといっても、国会議員の系列に地方票はどうしても左右される。党員投票がある正式な総裁選をやらない理由として、『政治空白をつくらないため』『党員投票をするには時間がかかる』などと説明しています。しかし、安倍首相は6月に国会を閉会し、閉会中審査にも出席せず、2カ月も政治空白をつくってきたのだから、党員投票の日程ぐらい取れるでしょう。コロナ禍で、国民のライフスタイルは変化を余儀なくされ、そこに少子高齢化や社会保障の問題もおしかかる。これからの日本をどう導くべきか、という大事な時だからこそ、派閥の論理ではなく、きちんと党員、つまり国民の声を聞くべきです」

■政界大ハプニングは石破氏の離党

 このままでは総裁選は安倍首相や麻生氏らの思惑通りに進み、石破氏が勝てる可能性は限りなく低い。自民党の中でくすぶり、飼い殺しになるくらいなら、石破氏は自民党を離党して野党の党首となって、国会の首班指名で首相を目指した方がいいんじゃないか。そうなれば、政界大ハプニングである。

« 党員投票見送りに異論 自民総裁選 | トップページ | 「病状」が矛盾だらけ!「潰瘍性大腸炎の兆候」「体調異変」と説明した時期に連日会食 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 党員投票見送りに異論 自民総裁選 | トップページ | 「病状」が矛盾だらけ!「潰瘍性大腸炎の兆候」「体調異変」と説明した時期に連日会食 »

2020年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村