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2020年8月 5日 (水)

コロナ禍での全国学力テストは必要か 伊丹市教育長に議会3会派が緊急申し入れ~おおつる求ブログより


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木下教育長へ申し入れをする3会派代表者

 

7月29日午後、私の所属する会派「フォーラム伊丹」及び創政会、共産党の3会派で、教育長へ「全国学力・学習状況調査の中止について」緊急申し入れをおこなった。

 

 

全国学力・学習状況調査とは、

毎年4月に小学6年・中学3年を対象に、

全国一斉に行われるテスト。

 

様々な問題点が指摘され、

常にその是非が議論されている。

 

全国学力・学習状況調査の概要(文科省)


 

4月16日に予定されていたが、

新型コロナウイルス感染症対策のため、

一斉臨時休校の措置が取られたことから、

今年度は実施しないと文科省は発表。

 

問題などは出来ているため配布します、

とのこと。

 

令和2年度全国学力・学習状況調査について(通知)(3月17日)

 

令和2年度全国学力・学習状況調査について(通知)(4月17日)

 

「2020年度全国学力・学習状況調査」の中止に対する書記長談話(日本教職員組合)

 

 

市内学校園は

6月15日から通常授業開始。

 

授業時間確保の為、

長期休暇を大幅短縮。

 

中でも小学6年・中学3年は、

夏休みは8月8日~16日のみ。

 

また感染拡大防止の観点もあり、

修学旅行や運動会など行事も中止。

 

それでも授業時間は十分ではなく、

現場の先生方は工夫を凝らしている。

 

再び全国的に感染が拡大傾向であり、

確保予定の授業時間でさえ不透明。

 

そんな非常事態の中、

子どもの学びが行われている。

 

 

近隣他市では

配布されたテスト問題は、

夏休みの宿題などにされると聞く。

 

 

 

そんな中、市教育委員会は、

小学6年、中学3年に対し、

8月末までに各校でテストを実施し、

結果や学習向上プラン提出を求める

通知を7月21日付で学校長へ発出。

 

学校現場から悲鳴が噴出していることが

月曜日に判明した。

 

 

教育委員会担当者と話し合った後、

会派で議論し、申し入れをすることに。

 

急きょ他会派にも呼びかけ、

教育長へ申し入れた。

 

その内容は以下の通り。

 

 

*****

 

2020年7月29日

伊丹市教育長

木下 誠 様

 

全国学力・学習状況調査の中止について

(申し入れ)

 

 

貴職におかれましては伊丹市の教育環境改善に向けて日々ご尽力いただき誠にありがとうございます。

 

さて頭書の件ですが、今年度の全国学力・学習状況調査を国は中止を決めました。

 

しかし伊丹市教育委員会は、各学校で教職員監督のもと実施し、採点し、分析し、報告せよという指示を出しました。

 

この件につきまして、以下のような多くの問題点があると考えますので中止を申し入れます。

 

 

①調査の対象学年である小6と中3は夏休みが実質1週間に短縮され、授業時間を確保しようとしているのに、授業を3時間つぶして学力調査をするのは矛盾している。

 

②長期間のステイホームによって児童生徒は大きなストレスをため込んでいる。

 長時間のテストによって、さらにストレスを与えるのは時期的に不適切。

 

③学校は今年度、プール学習、宿泊学習、体育大会などの楽しい行事がなくなり、調理実習や合唱などの学習もなくなっている状態で息が詰まるような時間が多い。

 そんな状況下の児童生徒に3時間のテストは負担が大きい。

 

④3か月の休校があり、本格的な授業再開から約1か月である。

 現場の教職員からは、児童生徒がなかなか本調子に戻らないという声を聞く。

 保護者からも、家でイライラしているという声をよく聞く。

 そんな状況で「例年と同じ条件で実施」しても実力が発揮できるとは思えない。

 

⑤調査実施後は、各校の教職員で採点することになるが、

ア、記述式問題等は採点基準統一が難しい。

イ、新型コロナ対応で多忙化している現場には負担が大きい。

 

⑥さらに採点後は弱点の分析をして市教委に報告せよとの指示だが、

ア、教職員は個々の弱点を普段の授業やテストで把握している。

イ、分析にかかる時間が教職員の多忙化に追い打ちをかける。

 

⑦実施、採点、分析による教職員の多忙化は、授業準備やノート点検の時間を奪う。

ア、それは児童生徒の利益にならない。

 

⑤昨年は時間切れの児童が多かったので、本番通りの状況下でやらせたいとのこと。

ア、それは逆に難問に対して粘り強くとりくんだ結果ではないか。

イ、今年の小6にシミュレーションさせても来年は調査対象ではない。

 

⑥出題内容は「思考力」「表現力」を求めているので教職員への啓発にもなるとのこと。

ア、それなら各校で研修会を開いた方が効果的ではないか。

 

 

提出者

伊丹市議会議員

フォーラム伊丹 保田憲司

 

伊丹市議会議員

創政会 新内竜一郎

 

伊丹市議会議員

日本共産党伊丹市議会議員団 上原秀樹

 

*****

 

 

木下教育長は、申し入れ趣旨を

しっかり受け止めてくれたようだった。

 

教育長の英断に期待する。

 

子どものために。

そして

教育労働者のために。

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