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2020年7月 7日 (火)

敗北を大健闘とする『赤旗』~いつまでたっても勝てない大本営総括

  都知事選惨敗とその責任については昨日簡単に書いたが、日本共産党機関紙『しんぶん赤旗』が、例によって「大健闘」なる愚にもつかない総括をしている。宇都宮氏の人柄についてはともかく、選挙は勝敗以外なく、宇都宮氏の得票は小池百合子の4分の1以下、宇都宮氏自身これまでの最低だったのだから、敗北・惨敗以外の何ものでもない。4年前からこの日の選挙は判っていたわけで、その前にも野党は乱立、知名度の高い候補に統一と、市民の願いと無縁の所で選挙をしてきて、今回も直前に宇都宮氏になり、3日前に山本太郎氏が乱入。ええ加減にせよ!ということで、共産党支持者、立憲民主党支持者も小池百合子に流れる始末。それを大健闘などと発表していては、好意的な人々の中にも「大本営発表かよ、信用できないね」となることが判らないのか。
 戦前の軍部もそうだが、そして今の左翼・リベラル勢力も、今年に入っての京都市長選と言い、今回の都知事選といい、都合の悪い事には「政治的総括」でごまかし、どんどん信用を失っていく。その愚をくり返してはならない。京都市長選の直後に尼崎に講演に来た東京の30歳の市民運動のリーダーが「勝利であった」と報告したので、「そんなええ加減なことを、若い新たなリーダーのあなたのような人が言ってはダメだ」と終ってから抗議すると、言い訳をしながらも「判りません、ゴメンなさい」と答えた。せっかく全身全霊を傾けこれからのために頑張っている人に、政党の幹部は勝利に向かう総括ではなくて、政治的総括をする人間にしてはならない、とその時思った。
 今一度立憲野党は都知事選惨敗の前に、市民の願いと野党の乖離を見すえ、反省と再出発をおこなわないと、安倍政治と亜流政治が永遠に続くことを、野党が国民に強制していくことになるだろう。野党の転落の道は市民運動側からも断じて許しはしない。この権利は当然にもあると考える。

宇都宮候補84万票獲得

都知事選 「私たちの候補」 共感よぶ~『しんぶん赤旗』

 5日投開票の東京都知事選で、日本弁護士連合会元会長の宇都宮健児候補は84万4151票(得票率13・8%)を獲得し、大健闘しました。「自己責任よりも社会的連帯、支え合いが重視される社会を一緒につくろう」との訴えは共感を呼び、市民と野党の共闘が大きく前進しました。

 宇都宮さんは選挙戦で「新型コロナ危機から命と暮らしを守り抜く」として、PCR検査の拡充、保健所、医療体制の強化などを主張。コロナの影響で店を閉める決断をしたライブハウス経営者ら当事者と一緒に街頭に立ち、仕事や住まいを失い、営業継続が困難となった人への支援策の実現を訴えてきました。

 宇都宮さんの演説を聞いた人は「私たちの側にいる人だ」「私もコロナの影響があり仕事が見つからない状況。訴えが心に響いた」と話すなど、日に日に共感は広がりました。NHKの投票日の出口調査では無党派層の約20%が宇都宮さんを支持。10代・20代の宇都宮さん支持は、当選した小池百合子都知事に次ぐ2番手でした。

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(写真)宇都宮健児都知事候補の訴えを聞く人たち=6月30日、東京都世田谷区

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(写真)聴衆の激励を受ける宇都宮健児都知事候補=6月30日、東京都世田谷区

都政転換の旗示した

野党共闘も前進

 コロナ以外の問題でも宇都宮さんは、保健所やカジノ誘致候補地などの現場を視察したり、さまざまな運動に取り組む市民団体の人と対話したりして、都政の課題を明らかにしてきました。

 「宇都宮さんは公約で、東京都でパートナーシップ制度をやると言っている。宇都宮さんが都知事になれば変わるんです」

 4日の江戸川区・西葛西駅前。「LGBTコミュニティ江戸川」代表の七崎良輔さんが力を込めて訴えました。子どもの頃「女の子っぽい」といじめられ、おとなからも理解されず、自分を責めてきた過去を紹介し、東京都で同性カップルの婚姻に当たる関係を行政が認める「パートナーシップ制度」の導入を求めたのです。

 宇都宮さんが得た84万票は、単に候補者を支持する票が合わさっただけではありません。社会を変えようと自らの選挙としてたたかう人の思いが込められた1票が積み重なっているのです。

広がる野党支援

 宇都宮さんが都知事選への立候補を決めると、日本共産党、立憲民主党、社民党、新社会党、緑の党が支援を表明。自主投票とした国民民主党の平野博文幹事長や原口一博衆院議員らも激励・応援に入りました。

 応援演説で立民・枝野幸男代表は「コロナ危機では、自己責任、新自由主義社会の下で、必要な検査も受けられず守れたかもしれない命が失われた。この流れを変え、困った時に支えてくれる都政をつくるのが宇都宮さんだ」と語り、新自由主義社会からの転換をストレートに訴え。野田佳彦前首相は「困っている人のためにトコトン仕事をしようと思っている本物の志を持っているのは宇都宮さんだ」「“右バッター”として最後まで応援する」と演説するなど、共闘は深く、そして幅広いものとなりました。

 都内の各地域でも25ある衆院小選挙区単位で宇都宮選対がつくられ、市民と野党の共闘の絆が深まっています。

 選挙戦最終日(4日)の午前8時から江東区・東陽町駅前で、地域の市民連合のメンバーや共産党の赤羽目民雄区議と一緒に宣伝した立民の甚野謙区議。甚野区議は、2016年都知事選やその後に地域の市民連合とのかかわりがあったことに触れた上で「こういう積み重ねがあるから、今回の選挙は少しも違和感なく、自然に手をつないでやれた」と話します。宇都宮さんが掲げた「自己責任よりも社会的連帯を重視する社会」などの政策についても「私たちと向かっている方向は同じだし、市民の声が土台にある政策だから、まとまれる」と語りました。

共闘が原動力

 海外での武力行使を可能にした安保法制=戦争法に反対する市民の声から生まれた「市民と野党の共闘」は、コロナ危機で新自由主義社会の弊害があらわになる中でたたかわれた今回の都知事選で、社会のあり方を根本から問い直す共闘へと発展しました。

 宇都宮さんは記者会見の最後に「選挙は勝利が目標ですが1回で終わりじゃない。私は、選挙は運動だと思っており(今回の選挙が)次につながる運動になればと思っています」と発言。「経済効率性ばかり重視して命や暮らしを後回しにする政治の転換を求める勢力が私を応援していただいた。こういう団体の活動が次の新しい社会をつくる原動力になっていくと期待しています。私もその中で運動の一翼を担えたらと思っています」と語りました。(前野哲朗)




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