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2020年2月 4日 (火)

京都市長選敗北、共産党は「大健闘」などというごまかしの総括はやめるべき

 昨日書いた京都市長選の総括だが、本日の『赤旗』では例によって「大健闘」なる総括が小池書記局長から発表されている。21万対16万、どこが大健闘なのか。勝てるかもしれないと期待し応援した人も多い。立憲や国民が向こう側なのは判っているわけで、それでも勝てるかもしれない、勝たねばならないと思って京都まで駆けつけた人も多い。結果は5万票という大差で、冷厳たる敗北である。
 肝心かなめの決戦において、高知県知事選、京都市長選とその最中心勢力の共産党が、敗北を敗北として認めないでは、この先も「接戦」「勝てるかもしれない」「山が動くかもしれない」と言っても、誰も信用しなくなるだろう。
 選挙戦を戦争に例えるのはおかしいという意見もあるかもしれないが、古来の日本の合戦でも、天王山も関ヶ原も、死力を尽くした決戦でその後の政権が決った。負ければ討ち死にで、そのため事前の調略や陣地配置、そして戦術も含めあらゆる創意工夫を凝らして戦う。
 高知県知事選も京都市長選も、同一候補がその前の選挙で獲得した票が基礎で、当選可能なラインであった。それを基礎に中間陣営を切り崩し勝利を手繰りよせるための政策・戦術を練るのは誰でもわかる選挙戦術だ。にもかかわらず、前回選挙の得票率にはるかに及ばなかった。これを敗北と言わずして何というのか。
 その辺を安易に「健闘」などと称してごまかすと、すべての選挙が「健闘」で終わってしまう。そういえば昨年9月の西宮革新懇の集会で、大阪革新懇代表委員のK大学T教授に参議院選の兵庫・大阪の選挙の敗北について質問したところ、「あなたは私の話を聞いていなかったのか」「今回の選挙は関ケ原のようなほろ苦い勝利で、あとは(安倍政権を倒す)大阪の陣で勝つことだ」というとんでもない総括を披瀝した。「大阪は共産党現職の巽に、兵庫は立憲の安田に、大阪の立憲、兵庫の共産候補は比例区に回る」が実現できていたら大阪・兵庫の自民は落選し、4議席が入れ替わり国政にも大きな影響を与えていた、と今日も多くの市民が考えている。7月参議院選を「全国的には勝利」と総括すると、地方のリーダーも自分の地元の敗北を掘り下げる責任から逃れ、安易に全国の聞きごたえの良い総括に流れる。敗北をしっかり総括しない延長上に11月の高知県知事選、2月京都市長選敗北があると言ったら、うがちすぎであろうか。
 11月高知県知事選も、2月京都市長選も、日本共産党が最中心の責任勢力である。負ければば後がない。負けても関ヶ原の島津のように敵中突破で血路を開けば、石田・宇喜多・長宗我部のように殲滅・領地没収、毛利や上杉のように大幅減封にならず、そのままの勢力を維持し生き延びることができる。「次につながる」とは、関ヶ原の島津のような戦いを指していうのだ。
 7月参議院選の兵庫・大阪、11月高知県知事選、2月京都市長選。勝てるべき闘いを勝てなかった。安易な「大健闘」なる総括をくり返すのでなく、自己の責任を掘り下げないと、日本共産党は安倍政権打倒の責任勢力として永遠に自己を形成できないだろう。今からでも遅くない、誤りを改めるにはばかることなかれ、である。


次のたたかいにつながる結果

京都市長選 小池書記局長が会見

写真

(写真)記者会見する小池晃書記局長=3日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は3日、国会内で記者会見し、2日投開票された京都市長選で福山和人候補(日本共産党・れいわ新選組推薦、新社会党・緑の党府本部支持)が現職市長を相手に大健闘したと述べ、「ご支持いただいた市民のみなさん、ご支援をいただいたすべてのみなさんに心から感謝したい」と表明しました。

 その上で、「福山和人さんという最良、最高の候補を擁立し、政策づくりでも、幅広い市民との共同という点でも最善のたたかいができたとあらためて確信を持っている」と述べました。

 また、福山候補のもとに市民から次々と寄せられる声から、「くらし応援すぐやるパッケージ」などさまざまな政策を発展させるなど、「文字通り『市民との共同の選挙』となった」と強調。京都新聞の出口調査でも、無党派層の投票先では福山氏が最多の38・7%と、現職市長の26・4%の1・5倍の支持を得たことになると指摘し、「これは次なるたたかいにつながる結果だ」と述べました。

 小池氏は、「日本共産党としても、福山候補が掲げた公約をこれから京都市議会などで実現していくために全力を尽くしていきたい」と表明しました。

 小池氏は、京都市長選最終盤の1月26日に現職市長陣営から、一部新聞に「共産党の市長は『NO』」という政策抜きのレッテル貼り、古色蒼然(そうぜん)たる反共ヘイト広告が出されたのは「断じて許されないことだ」と改めて批判。「この広告に対し、即座に広範な市民が反撃に立ち上がり怒りの声を上げた。そして相手陣営も、その後再び同じような宣伝ができなくなった。選挙を汚す時代遅れの反共攻撃はもはや通用しないということが示された」と指摘しました。

 さらに小池氏は、「国政では共闘している政党の府連組織が、このような広告に名を連ねたということは大変残念だ。わが党としては許容できないということを表明したい」と述べました。

 記者団から、問題の広告に名を連ねた政党への抗議などのアクションは取らないのかと問われたのに対し、小池氏は「記者会見の場で『許容できない』と表明することは、大きなアクションだ」「私たちは、市民と野党の共闘を前進させるという大方針のもとにいま取り組んでおり、この共闘をさらに前進、発展させるためにこういう態度表明を行った」と説明しました。

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