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2020年2月27日 (木)

新型コロナウィルス肺炎の感染対応で疑う安倍政権の本気度~坂本茂雄高知県議のブログより

 

2月26日「新型コロナウィルス肺炎の感染対応で疑う安倍政権の本気度」

 28日の議会質問の準備をしながら、一方で、新型コロナウィルス肺炎の感染拡大の問題が気にかかって仕方ありません。
 とりわけ、日本政府の後手後手の対応に対して国民の不安と不信が増幅している状況に対して、国の内外から批判が高まっている危機管理のできない安倍政権の本質が暴露されているように思えます。

 昨日も、専門家会議は「これから1から2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」と言われる中で、開催された安倍首相が本部長を務める「新型コロナウイルス感染症対策本部」が決定した感染対策の基本方針にもとづいて、国民に呼びかけられたのが次のようなことなのです。
 「感染の不安から適切な相談をせずに医療機関を受診すること、感染しやすい環境に行くことを避けて」「手洗い、せきエチケット等を徹底」「風邪症状があれば外出を控え、やむを得ず外出される場合にはマスクを着用して」などという初動期ならまだしもと言えるような内容なのです。

 そして、今後の感染状況の把握や医療体制についても、患者集団が発生している地域以外、どうしたらいいのか何も言及しておらず、さらに患者集団が発生している地域でも軽症者は状態が変化するまで受診できないのであれば、そのあいだに感染を広げる可能性もあるし、受診段階で重症になっている場合も十分考えられるなど、その態勢も極めて不十分なままです。
 さらに、PCR検査の対応も民間活用もされないまま、中国から国立感染症研究所に対して無償提供された12500人分のPCR検査キットが、活かされていないことも判明しています。

 萩生田文科相は「市町村単位で複数の感染者が出ている場合、思い切って、市、町の学校ごと休むことも選択肢に入れてほしい」などと述べているが、休校措置がとられた際の保護者に対する支援策や補償策は示されないままです。それは、国民や企業、自治体に責任を丸投げする政府の責任放棄ではないかとの声もあがっています。
 そして、この対策の先頭に立つ安倍首相は、国民に対して「不要不急の集まりは控えろ」「飲み会や立食パーティを控えろ」と言いながら、自分は都内の宴会場で開かれた自民党と各種団体の懇談会に出席して挨拶をしているという無責任さに、呆れるばかりです。
 様々なイベントの中止、受験生の将来を左右するような入学試験対応、進学の節目である卒業式・入学式の縮小・中止、感染症拡大による影響での営業停止などあらゆる影響が出ている時に、改めて危機管理のできない安倍政権は願い下げです。


 

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コメント

まったく この通りだと思います。 今まで無策で通しながら、安倍一派は連日グルメ。「1~2週間」の根拠も乏しい。4月までとか5月までとか延長になる可能性も強い。庶民には自粛を求めて総選挙準備をさせない邪悪な意図さえ感じます。だまされないで、どんどん集会やりましょう。

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