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2019年12月20日 (金)

「景色が違う。生きててよかった」~12.18 伊藤詩織さん裁判報告会~レイバーネット日本

「景色が違う。生きててよかった」~12.18 伊藤詩織さん裁判報告会

 

 12月18日午後7時半、東京新宿の柏木教会の礼拝堂に入ってきた伊藤詩織さんに、大きな拍手が贈られました。「2017年に損害賠償を求めて提訴し、今日まで闘い抜いてきました。伊藤さんは自分一人の問題ではない、性暴力にあった被害者が声を上げられる社会をつくりたいと、そんな思いで歩んでこられました」という司会者のあいさつで始まった裁判報告会。

 弁護士の村田智子さんから判決要旨が報告されました。判決は被告山口敬之に330万円の支払いを命じ、山口がおこなった反訴請求(慰謝料1億3000万円)を棄却するという、原告伊藤詩織さん勝訴の内容。裁判所は伊藤さんの供述は一貫していて信用できると事実認定をおこなっています。

 伊藤詩織さんは2015年4月、TBSワシントン支局長の山口敬之から性暴力を受け、準強姦容疑で被害届を提出。しかし高輪署は山口を逮捕せず、2016年7月には東京地検が不起訴処分にしています。この山口敬之という人と、安倍首相がお友達であったことはよく知られています。

 伊藤さんはこの2年間を振り返り「#Me Too」運動で性暴力の被害者たちの声が聞こえ始めたことなど、「今日のこの景色は以前と違う」と話しました。そして、多くの人たちが集まって問題に目を向け、サバイバーの声に耳をかたむけ、このようなことが起こらなくするために考えてくれていると話し、「この2年間、死ななくてよかった。生きててよかった」と涙で声を詰まらせました。会場からはあたたかな拍手が沸き起こりました。

 その後、会場からの質問に答え「Me Tooというのは、だれも被害者にさせない、加害者にさせない、傍観者にさせない、というメッセージを込めていた」ということや、刑事事件については「届けを受理しない門前払いもよくある。検察からのプレッシャーもあるようだ。起訴にしたがらない。東京地検の不起訴処分の後、検察審査会に審査を申し立てたが、そこでどんな証拠が使われたのか、どの証言が採用されたのか、全くわからない。実際私は証人として呼ばれなかった。『不起訴相当』となったがそれ以外の情報は全くなかった。問い合わせたが、全て黒塗りでブラックボックスだった」と話しました。

 職場でのパンプスやヒール着用を強制しないでほしいと「#Ku Too」の署名活動をおこなってきた石川優実さん(写真上)が駆けつけて発言。「今日の判決を聞いて詩織さんも、多くの性被害にあった方も少し救われたと思います。でも、こんなことが起きないような社会になっていかないといけないと思います」と涙ぐみながら話していました。

 伊藤さんと共にOpen the BlackBoxの活動をおこなってきたヤン・チンジャさんが最後にあいさつし「苦しみの声を上げ続けている被害者がいるということ、その声に耳を傾ける社会をつくるということを、詩織さんと共にOpen the BlackBoxで続けていきたい。山口さんは控訴するそうです。詩織さんの裁判はこれからも続きます」と話し、支援を訴えました。〔尾澤邦子〕

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