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2019年1月27日 (日)

「嫁さん・主人」でない対等の関係を

 今更ながらであるがレイバーネットにいい記事があったので紹介する。夫婦間における呼称だが、最悪は「主人-嫁」だろう。「名は体を表す」というが、ここには平等・対等な男女関係はない。その上でレイバーネットの記事は「選択的別姓」の意義を改めて強調している。改めてその意義を確認したい。とともに、以下男女間・家族観の呼称について(のみ)少し言及してみたい。
 左翼・リベラル系統のチラシ・集会・会議ではさすがに「主人」という呼称はまずないが、あまり親しくない相手の伴侶を「お連れあい」と言いにくい時は「奥さん」という言葉が出る場面はあると思う。しかし「嫁」という表現は最悪だ。特に関西では芸能人を先頭に日常の会話でも「嫁」という言葉は頻繁に出てくるし、左派・リベラル系でも使う人がいる。これにはウンザリだ。
 そもそも用語として「嫁」というのはまさに「嫁いで家に入ってくる女(性労働力)」以外の何ものでもない。そして呼称的には義理の父母が、息子の連れあいに使う言葉なのだが、関西では「つれあい、伴侶、妻」のことを「嫁」という間違った呼称を平然と使う男性が多数いる。これは二重の意味で女性に対する差別ではなかろうか。言葉だけでその人の人格を疑うわけではないが、嫁という言葉を使う人には全く基本的人権の素養すらないのではとも思ってしまう。
 あと学校関係では、男女とも「さん」付け、混合名簿、「子ども」表記などが当たり前にってきているが、今だに「子供」表記や「父兄」などという言葉を使う人に会うとゾッとする。筆者は四国西南端のいまだに汽車(電車ではない)も通わない農村育ち。家族・親戚間でも長男(長たる男)、次男(長男に次ぐ男)の区別は厳然とあったし、父母や兄は(特に悪気はないのであろうが)二男、三男にそのようにふるまってきた。第一子(男)だけは農家の跡取り息子とし地域をあげての「凧あげ」「鯉のぼり」の風習があり、それらのない二男の筆者はその待遇の違いをひがんだものだ。その際たるものが学校での「父兄会」(もうこのような制度はないと思うが)、要するに決定権があるのは「父兄」ということだ。
 このように、日本の家制度・家族関係には「嫁」「父兄」「長男」などという言葉が厳然と存在しているように、男女・家族での対等な関係ではなく、天皇を頂点とする上下関係・差別関係を支える関係が今もあるということだろう。それを一朝一夕に変えることは簡単ではないかもしれないが、少なくとも「嫁」「父兄」などという用語は社会からからは一掃すべきと思う。

「嫁さん・主人」でない対等の関係を~夫婦別姓訴訟で山崎精一夫妻が陳述

   北穂さゆり

動画(2分半)

 1月24日、東京地裁立川支部(写真)「夫婦別姓国賠請求訴訟」の法廷でレイバーネット国際部で活躍している山崎精一さんが、長年連れ添う事実婚の妻ともに法廷に立ち、意見陳述しました。この日の陳述は、1984年に山崎さん夫妻が、150人の参列者を招いて「新しい旅立ち」と題した結婚式を挙げたときに参列者に配った、結婚への決意をつづった当時の栞をもとに、ご夫妻が過ごしてきた半生と現在の心境を交えて語りました。

 この夫婦別姓訴訟は各地で行われており、各原告の年代やライフスタイルもさまざまです。この立川支部の法廷に立ったこれまでの原告の主張は、苗字という名前の一部を変えることへのぬぐいきれない違和感、それによる自己喪失感、あるいは、苗字を変えることで仕事やキャリアに支障がでることを訴える内容でした。

 しかし山崎さん夫妻がそれまでの主張と一線を画すのは、あきらかに男女平等社会の実現へむけてのチャレンジとしての別姓結婚であるという、明確な意図が主張に見えることです。
*写真=山崎精一さん「陳述終えてほっとした」

 「女は男に服従すべきものという一貫した女性観」の父親に育てられた原告妻は、家庭では、父親の言うことを聞かない問題児あつかいでした。しかし女性解放運動や労働運動を通じて彼女は自分らしく自己を形成し、山崎さんと知り合って結婚するときには、既成の社会通念を打ち破るためには、社会の最小単位である男と女の関係を見直すべきだと考えるに至ります。そして女性の自分が男性の籍には入らない別姓結婚を実践しようとおもいました。

 この申し出を受けた、のちに伴侶となる山崎さんは、男性である自分の方が彼女の籍に入ることを提案します。しかし原告妻は「自分が嫌なことを好きな人にはさせられない」と、きっぱり断ったそうです。

 もともと「妻に嫁さんや奥さんになってほしくない。自分も主人や旦那になりたくない」と思っていた山崎さんは、男と女の家庭の中での地位と関係そのものを変えなければならないと考えました。そして子どものが生まれても書類上の認知せず、姓が違っても普通の父親以上の役割を果たそうと決意したのです。

 夫婦別姓の事実婚をはじめた夫妻は、3人の子どもに恵まれ「子育ては大変だったけれど、今となっては楽しい思い出」という現在、子どもの一人は最近結婚し、結婚式の場では両親の前で「一風変わった両親の元で育ち、小さいころは面倒だとおもったこともあったが、わたしは性格が個性的だと人に評価される大人に成長できたのも両親のおかげ。ふたりの息子でよかった」と、感謝の言葉を述べました。

 原告の山崎さんは陳述の最後に「世界各国には夫婦同姓の国も別姓の国もあるが、法律で夫婦が同姓であることを定めているのは日本だけ」だとして、「これは女性差別であると、国連女性差別撤廃委員会から是正勧告を受けている」と指摘しました。

 山崎さんはあくまでも「選択的夫婦別姓が実現することではじめて、家庭の中での、妻と夫の対等で自立した関係がスタートする」と主張しています。個人の尊厳と両性の本質的平等という憲法24条の精神を、まず家庭の中で実現するするべく、原告夫妻は本訴訟に原告として参加したのでした。

 なお、この裁判の次回期日は、3月14日10時30分東京地裁立川支部。

*山崎夫妻の意見陳述書(word)

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