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2017年4月20日 (木)

辺野古の新基地建設ゼッタイ止める!4・23兵庫県集会に集まろう

 4・23集会の講師は安次富浩ヘリ対協共同代表。『未来』214号(1月5日)に知花昌一さんとの対談が掲載されている。一度乗せたが、4・23集会前に再掲する。少し長いが、じっくり読んでほしい。

基地はとめる 沖縄は自立する
安次富浩さん×知花昌一さん対談

安次富浩さん

昨年12月20日、最高裁は沖縄県の「辺野古埋立承認取り消し処分」を違法とする判決を下した。翁長雄志沖縄県知事は26日、「取り消し処分」を取り消したが、会見で今後も辺野古新基地建設をあらゆる手段で止める考えには変わりがないと改めて強調した。13日には、米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイが名護市安部の海岸に墜落した。米軍は19日にオスプレイの飛行を全面再開した。これからの沖縄の闘いについて、安次富浩さん(ヘリ基地反対協共同代表)と知花昌一さん(真宗大谷派僧侶)に語ってもらった。(インタビューは、昨年11月~12月読谷村で)

―辺野古の埋め立て承認を沖縄県が取り消したことをめぐる裁判で、12月20日、最高裁が県側の上告を退けました

安次富 代執行裁判では、三里塚の市東さんの農地取り上げの判決を出した多見谷裁判長が福岡高裁那覇支部で和解協議を始めたよね。代執行裁判を続けて行くと国は負ける。多見谷はそういう判決を出したくなかったのだな。それで「和解しなさい」となった。
国と地方自治体の関係は、2000年の地方自治法一括法案成立によって対等の関係になった。それまでは上下関係だった「機関委任事務制度」が廃止され「法定受託事務」にかわった。だから法律に則って判断すれば、代執行では国が負けるんだよ。それを避けるために和解勧告をやったわけだ。
違法確認裁判は代執行ではなく、国の是正指示に従うかどうかの裁判だから、多見谷は国の言うとおりの判決を下した。「沖縄はノドンの対象距離外だから、沖縄に基地をおくのは当たり前」と、国も言っていないことまで判決文に書いていた。
3月に和解協議が開始されて以降、海上のボーリング調査は止まった。海上のフロートは撤去したけど、40トンから50トンあるコンクリートの重石は海底に沈めたままで引き上げていない。
一方、6月の県議選挙ではオール沖縄会議が推薦する候補が圧勝し、7月の参議院選挙で伊波洋一さんが圧倒的な得票で現職の沖縄担当大臣(島尻安伊子)を引きずり下ろした。これは県民の民意であり、底力だ。ところがその翌日に高江に全国からの機動隊員800人をどっと入れて、ヘリパッド建設工事を始めた。政府は当初から「島尻は落ちる」と想定し、高江に全国から機動隊を投入する計画だったと思う。もう電光石火のごとくやったね。
もう一つは辺野古の陸上工事のための兵舎の解体。これは少し工事はやったが、高江に丸ごと機動隊を派遣したから、やりきれない。とりあえず高江の工事を至上命題にしているのがわかる。

―今後の動きをどう見ますか

安次富 最高裁の判決が出たから、辺野古埋め立て工事に戻る。弾圧しながら辺野古の工事を進めていく。翁長知事の苦しさもある。「高江のヘリパッドでオスプレイの運用はダメ」というのが公約で、ヘリパッド建設に反対とは言っていなかったからね。だけど高江は完全にオスプレイパッドだ。

―12月13日、名護市の海岸にオスプレイが墜落しました

Img005_351知花 オスプレイの墜落、最高裁の上告棄却、米軍北部訓練場の返還式典強行。とても認められないよ。
安次富 オスプレイが墜落した翌朝、現場に行った。怒りをおさえきれない。北部訓練場の半分返還で「負担軽減」と言いながら、オスプレイパッドの建設だ。政府は翁長知事の政治的な限界を突いている。県側も新たに騒音問題でのアセスメント調査をやるとか抵抗しているが、半分返還というのは県民の分断がねらいだ。それは間違いなくある。ぼくらは、そこを批判していく。
世界自然遺産候補にしようとしているヤンバルの森の側に、米軍の訓練場があるというのはおかしい。グランド・キャニオンの隣に米空軍基地がありますか。北部訓練場の一部が返還されても、ヤンバルの森でオスプレイの訓練をする。伊江島と高江と普天間がトライアングルで訓練が激しくなる。
F35やCV22オスプレイが来年から岩国や横田に配備される。その訓練はどこでやるのか。岩国から全部、伊江島にくるのだよ。この前、ハリアー戦闘機が沖縄の海で訓練中に落ちた。ハリアーは普天間から岩国に移転した。「負担軽減の一環」として移駐したけど、演習は沖縄の空でやっている。何も変わらないわけさ。
伊江島は反対運動が弱いから着陸帯を強固にし、駐機場、格納庫と新たな工事が始まっている。伊江島と高江の北部訓練場のヘリパッドとは連動します。いずれは辺野古とのトライアングル演習をねらっている。これからはそういうことも想定して闘う必要がある。
知花 知事との関係からいうと、行政は運動体ではない。だからいくら知事がみんなから支持され、知事として何かやろうとしても行政の長だからね。行政手続的な範囲でしか動けない面があるよ。確かにもどかしい面がいっぱいあるよね。安次富さんなども、そこをどう乗り越えようかと頑張っている。それが現場、現地の闘いだと思うわけさ。
それによって知事は激励され、発言もできるんだよ。現場がなければ言えないよ。お互いがそこを認識しながらやっていかないとね。翁長知事だって厳しいよ。そこを現場の闘い、そして沖縄の闘いがギリギリやっているわけよ。
安次富 県と運動体の連携を崩すために、高江ではものすごい弾圧がおこなわれています。高江の区民たちは反対なのです。高江の区民と、現場で闘っている人たちとの接点を強めることが大事だね。地域と結びついた運動しないと外からの運動になっちゃう。「反対派、支援者が区民の車を止めている」というようなキャンペーンもされる。
知花 されるんだよね。警察が「運動側がいるから区民に迷惑かけてる。警察はちゃんとやっている」と。じつは区民の車を全部警察が止めているのにね。
安次富 こちら側の行き過ぎたところを、うまく悪用されるわけさ。そこを注意しないといけないよ。現場の闘いでは状況次第で激しく抵抗するときもある。そこをリーダーがしっかりと見極め、引くときには引くのも大切。沖縄の闘いは非暴力と長期的にわたる抵抗運動が成功させてきている。それが翁長知事の発言力を高めていく。県民はこんなに反対しているんだと。内部に亀裂をつくってはいけないわけだ。イデオロギーじゃなく沖縄のアイデンティティーだというのは、そういうところにもあると思う。

オール沖縄の強さ

知花昌一さん

安次富 今こんなに機動隊が沖縄に弾圧に来て、沖縄の声を聞こうともしない。かつての琉球処分、琉球併合のときと変わらないよ。こんなことを許していくと沖縄の未来はない、政府やその政策に翻弄される未来しか残されない。だから団結して闘っていく必要がありますね。それがみんなの共通認識です。細かい運動の違いを表に出す必要はない。
保守系の議員と私たちとやっぱり違うところはあるわけだ。「翁長支持」と言っていても根本的に違うところもあるよ。だけどいまは「どう一緒にやっていくか」だよ。「新しい基地を作らせない」ということで大同団結してやっているからね。
企業だって辺野古の座り込みに職員研修で来るんだよ。ヤマトでそんな例があるかな。金秀グループは4月以降の職員研修に、毎日、那覇から島ぐるみ会議のバスに乗ってくる。彼らはゲート前の激しい抵抗運動には参加できないさ。それでいいんだ。それが大衆運動の強みだよ。
知花 やっぱりイデオロギーよりアイデンティティーということだな。沖縄の将来どうするかということを考えると、「基地を止めよう」という当たり前のことが出てくると思うんだよ。あいつらは200年耐用の基地を作ろうとしている。沖縄は基地の中でずっと暮せというのかよ。いまやらんと、どうするんだ。保守の人たちも沖縄の生きざまを考えるよ。金秀、かりゆしグループ、オキハム(沖縄ハム総合食品)、あと建築関係もある。
安次富 あまり表に名前を出さない大きな企業もある。それでなけりゃ翁長知事が、あれだけ強気でできないさ。ぼくらがオール沖縄でつながっていることを大事にしないとだめなんだ。知花さんは村議だったし、ぼくは県職員だったから行政の限界はわかってるわけだよ。その限界を現場の闘いと沖縄の大衆の熱意で動かす。知事を動かしていく。それが大事なんだ。
知事のブレーンもしっかりしているね。例えば、県民に「埋め立てしたら公有水面というのは国有地になる。民有地と国有地が混在したら二度と返してもらえませんよ。国有地になる前に今止めないといけない」と説明するんだね。本当にわかりやすい。
知花 わかりやすかったね。選挙のとき、翁長知事は言っていたよ。「埋め立てする土地は全部国有地になる。県は一言も口をはさめなくなる」とね。だから止めないといけないと。みんなそうだと思ったよ。
安次富 翁長知事の強みは、経済界もバックにして「基地こそ沖縄経済発展の阻害物だ」と言いきるところだね。
知花 まともに言っているよね。「基地は沖縄発展の阻害物だ」と。
安次富 いままでの保守系の知事には言えなかったことだ。革新系もそこまで言わなかった。そこは経済界で事業展開して成功している部分が翁長知事をバックアップしているからね。将来は「東アジア共同体」みたいに。「東アジアが沖縄の経済発展を広げていく大きな基盤になる」と彼らは見据えているよ。だから簡単に腰くだけになるような企業連合体じゃない。そこは従来の保守層とのちがいだと思う。
知花 沖縄は日本政府による威圧的な弾圧のもとで、「保守とか革新とか隔たりを作ってどうするんだ」と、それをとっぱらった形で進んでいるわけ。それがオール沖縄という形だ。全国でそういう形にしないと、安倍の動きを変えることはできないよ。
やっと沖縄で少し道筋がわかってきた気がする。敵は誰か一目瞭然なのに、仲間内や地域住民で喧嘩したりさ。「何をしているんだ。もっと大きな敵は誰か」とぼくは思う。 (つづく)

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