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2016年11月29日 (火)

いま松尾匡(立命館大教授)が面白い~「レフト3・0へ」

 27日にImg004_11291神戸で「ひょうご社会主義ゼミナール2016」があった。講演名は「最近のヨーロッパ左翼」であったが、内容は「レフト3・0へ」。

 松尾匡の講演は9月にも灘区の講演会で聞いたが、アベノミクス批判をこの国の左翼は緊縮財政の点から批判するが、野党はヨーロッパ左翼なみに「反緊縮財政を提唱すべき」という、これまでの多くの左翼の主張と真逆のもの。
 その続きとして今回はヨーロッパ左翼(ドイツ左翼党、スペインポデモスなど)の主張を紹介し成功しているのとを例証を行うとともに、Img005_11292その上で、70年代左翼のレフト1・0(窮乏化革命・万年危機論・生産力第一主義など)が破産し、90年代は階級的見地を伏せてのエコロジーやアイデンティティーに依拠した運動。これも今トランプやヨーロッパ極右や橋下や小池などの台頭を見る時、大きくは破産した。
 Img006_11293
 そして2010年代の今Img007_11294に求められるのは、1と2の破産を主体化し、階級的見地を基礎に、国際連帯・反緊縮財政、左派の再生ではないかというもの。(大雑把なまとめ) その上で70年代左翼に典型の前衛主義・党至上主義の破産も目を覆うばかりで、このことの主体的掘り下げも必要というもの。
 これらはすでに『これからのマルクス経済学入門』(ちくま選書・2016年3月)や、『新しい左翼入門』(72012年7月・講談社現代新書)などで展開されてきたが、昨今の反緊縮経済政策の提唱は『世界』11月号などにも掲載され、多方面から注目を集めているところ。

 この1・0と2・0の破産は、政治的には7月都知事選の鳥越候補の主張と、それを担いだ野党共闘の中に典型的に凝縮的に示された。中途半端な総括ではなく、橋下や小池やトランプに勝つに左翼陣営は、レフト3・0へ踏み出す必要があるのだろう。私の中でもこの間描いていた将来模様が、ジグゾーパズルの輪郭が繋がってきたように思えて、なかなか為になる講演であった。
 

 そんな感想を抱いていると、昨日会った地域ユニオンのリーダーと、市民運動のリーダーがそれぞれ別個に、「松尾匡を呼びたい」と言ったので、思わず「考えている所は同じだな」、とこれまた我が意を得たりの思いを強くした。
 松尾匡の著作・論文にあたることをぜひ勧めたい。

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