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2016年10月 6日 (木)

原発をめぐる反動と、原発ゼロへの闘い~10・8集会は決定的

 依然として国民の7割が原発はいらないと言っているのに、原発をめぐる反動の動きがくり返されている。
 ①一つは東電福島第一原子力発電所の廃炉をめぐり、その負担を新電力購入者に求めるというものである。電力自由化になり、原発が嫌だから新電力を選択しているのに、その人々に原発維持の「税金」を課すなどとんでもない。その理由たるや、廃炉費用が従来の設定額の12兆円では無理であり、この先さらに7兆円、いやどれほどの費用がかかるかわからないと言う。東京電力の現在の資産総額は2・2兆円と言われているのだから、とうの昔に破産しており、この先またたかが一私企業のため国民にどれだけの負担を課すのか。そもそも一度事故を起こしたら総資産をはるかに超える被害が出る産業など、資本主義社会のルール下でも成立しないのは自明のことではないか。
 延命のためには柏崎原発の再稼働の動きもあるというから、またまた時計を逆回りさせようとしている東電・政府のたくらみを許してはならない。

 ②柏崎原発のある新潟県では、再稼働反対の泉田知事が立候補辞退に追い込まれた。県民紙『新潟日報』の泉田知事への個人的批判は激しく、立候補を辞め、ゼロベースで原発の可・不可を争ってほしいというのが泉田知事の辞退理由のようだ。泉田知事が100%立派な知事かどうかは知らないが、ただ再稼働に反対だったことだけはよく知られており、これを憎む勢力があったっことも事実だ。
 現職経産省官僚がペンネームで書いた小説に『原発ホワイトアウト』という本があり、新潟県・泉田知事と想定される人物に、あらゆる裏工作がなされるさまが描かれている。具体的に何があったかは小説だから置くとしても、かつて関西電力の芦原社長の右腕として内藤副社長があらゆる政治工作を行ったことは、内藤自身が告白して世間を「やっぱりそうなんだ」と思わしめた。
 この小説もどきの政治工作が謀略的手段を使って行われていたことは想像にかたくない。

 ③さらにひどいのは、原子力規制員会がその名とは違い、今や完全に政府の原発推進政策の手先となっていることだ。そして次々と再稼働を承認するとともに、40年を超えた老朽原発の再稼働さえ承認していく。福島原発事故から何も学ばない「愚者の園」と言わねばならない。

 しかし、この無責任で伏間殿の原子力マフィアというべき政界・官僚機構・財界・学者・言論機関一体で福島事故をなかったことにし、再稼働をめざす動きも、科学と反省的洞察力を持った人々を黙らせることはできない。
 ①一つはもんじゅの廃炉決定だ。今を時めく稲田朋美のおひざ元、原子力銀座の福井で、この国の原子力政策の出口が塞がれたのだから、原子力マフィアの打撃は大きい。
 ②は、川内原発が検査停止に入った。原発反対で知事になった三反園訓は、泉田と違い就任間もなく、まだまだスキャンダルや原子力マフィアに付け込まれるところはない。鹿児島ではこの10月にも全国集会が開かれ、再度三反園と一体となって、川内停止を持続させる闘いとなる。
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 ③16日投開票の新潟県知事選も、当初自公候補が圧勝と言われてきたが、ここにきて原発反対の候補が猛然と追い上げているという。
 ④そして政治の世界ではタブーとなりつつあるが、政府の原子力政策に真っ向から反対して、小泉元首相が4日夜に「ニュース23」に登場した。原発推進勢力も東京都庁も誰も責任をとらない同じ無責任体質と一刀両断し、残る人生を原発反対にかけると明言した。マスコミもアベの完全制圧かと思われたが、岸井成挌降板後のTBSニュース23の、久々の大ヒットとなった。

 とは言え、原発ゼロの道を小泉などに頼っていては、実現は出来ないのも自明だ。核心は3・11を経験した人々が、核=原発と人類は共存できないことを、社会的に実現していく粘り強い闘いを持続させることだ。
 この点で、10月8日、いたみホールで行われる「さようなら原発1000人集会」は、そういう市民が地域においても圧倒的多数であることと、どこまでも原発ゼロを求める市民の意気ごみを示す重大な集会だ。多くの人の参加を求めたい。

 

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