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2016年8月21日 (日)

7月24日の「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会~『未来』205号より

「日の丸・君が代」“強制は戦争への道”
大阪 全国学習交流集会開く

7月24日、『日の丸・君が代』問題等全国学習交流集会が大阪市内でひらかれ、全国から150人が集まった。毎年8月に開催されるこの交流集会は昨年まで東京で開かれてきたが、第6回目となる今回、はじめて大阪での開催となった。題して、「たたかいを全国から大阪へ、大阪から全国へ」。主催は集会実行委員会。

「たたかいを全国から大阪へ、大阪から全国へ」天神祭の中をデモ行進(7月24日 大阪市内)

停職6カ月を取り消し

午前中の第Ⅰ部は、各地からたたかいの報告がおこなわれた。
神奈川、千葉、東京、兵庫、福岡、宮城から報告。さらに、昨夏結成された〈許すな! 「日の丸・君が代」強制 止めよう! 安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(ひのきみ全国ネット)〉が発言。
東京からは6本の報告があった。根津公子さんは「6カ月停職処分を取り消した東京高裁判決」が最高裁で確定した画期的勝利を報告。昨年5月東京高裁(須藤典明裁判長)は、2007年「君が代」不起立処分取り消しと損害賠償を求めた事件で、河原井純子さんの停職3カ月処分取り消しだけでなく、根津さんの停職6カ月処分の取り消しと河原井・根津さんの損害賠償(各10万円)を認める判決をだした。敗訴した都は、根津さん停職6カ月処分(河原井さんの処分取り消しについては上告せず)と2人の損害賠償について、上告及び上告受理申し立てをしていたが、最高裁第3小法廷は今年5月31日付けで、都の上告を棄却し、上告審として受理しないことを裁判官全員一致の意見で決定した。

『オリンピック読本』

第Ⅰ部の最後は、特別報告「都教委『オリンピック読本』(以下、『読本』)と『君が代』強制教育」を高島伸欣さん(琉球大学名誉教授)がおこなった。
『読本(小学校編、中学校編、高校編)』は、公私を問わず都内のすべての生徒に配布され、費用は1億円かかっている。この『読本』にはウソが書いてある。IOC(国際オリンピック委員会)憲章は1980年に改正され、「日の丸・君が代」は、あくまでも「選手団の旗・曲」とされ、それまでの「国旗・国歌」としていた規定はオリンピック精神に反すると認識されている。したがって、世界の大半の選手団がそれぞれの国旗や国歌とほぼ同じものを組織委員会に登録したうえで使用していても、それらはオリンピックの場ではあくまでも「選手団の旗・曲」にすぎない。
ところが都教委作成の『読本』には「開会式で選手たちが自国の国旗を先頭に行進します。表彰式では、優勝した選手の国の国旗をかかげ、国歌を演奏します」と書いてある。さらに表彰式の写真説明でも「国歌とともに国旗がけいようされる。表彰式の国旗けいようでは、国歌が流されます」と繰り返し記述している。これらは一般の人びとが気づいていないのをいいことに、明らかにIOC憲章違反、オリンピックの基本精神を歪め、ウソの知識を児童・生徒に植え付けることで、「国旗・国歌」を強調し、誤った「愛国心」を植え付けるのに、オリンピックを利用するものだ。

憲法9条がなくても

午後のパネルディスカッションは、「『戦争法廃止』とむすび、地域・学校から『日の丸・君が代』強制に抗う」と題して、弁護士、高校教員、保護者、元高校生、元教員が登壇しおこなわれた。永嶋靖久弁護士は、裁判というものは、あくまで憲法・法律のわく内で争っている。「日の丸・君が代」強制は明らかに憲法違反であり、人権侵害であるが、憲法違反だから「君が代」不起立するわけではない。教え子を戦場へ送らないために、「日の丸・君が代」強制が戦争への道だからたたかっているのであり、仮に憲法9条がなくてもこのたたかいは重要であり正しいと提起した。
第Ⅲ部は、大阪からの報告。処分撤回をたたかう大阪市の教員、戒告処分撤回共同裁判(原告7人)、再任用拒否撤回裁判(原告3人)、処分撤回をたたかう府立支援学校教員・奥野泰孝さんら3人の教員、高槻市「日の丸」常時掲揚反対闘争、育鵬社教科書の不正採択(大阪市)撤回の取り組み、などが報告された。

運動が理論をつくる

「まとめと課題提起」として、以下5点が提起された。 1、たたかいの成果を全国にひろめる。特に、東京の須藤判決(河原井・根津裁判)と大阪の弁護士会の勧告書を。
2、大衆運動と裁判闘争の結合。大衆運動が、裁判闘争に勝ち人権を確立する新しい切り口や理論を創り出す回路である
3、慣例上の儀礼的所作は国家神道を引きずった宗教行為であり、憲法違反である。
4、東京都のオリンピック・パラリンピック副読本における国旗国歌の扱い方の批判
5、これからの課題
▽道徳の教科化、高校の「公民科」「総合歴史」問題
▽高校生らへの「政治教育・政治活動」と教師の「政治的中立性」、密告制度批判
▽陸上自衛隊の新しいエンブレムと高校生の自衛隊リクルート、経済的徴兵制批判
▽各地の課題の集約と文科省交渉
▽全国各地での生徒・教職員・住民へのビラまきと教育委員会交渉
▽情報と全国交流

天神祭の中をデモ

集会アピールを採択してデモへ。デモ行進は、会場(エルおおさか)から天神橋を渡り、米領事館を経て大阪市役所まで。沿道は天神祭の宵宮で多くの屋台・出店で人波ができ、家族連れや観光客の注目を浴びた。米領事館にたいしては「辺野古新基地、高江のヘリパッド建設強行をやめろ」とシュプレヒコールを浴びせた。

 

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