« いよいよ明日は、沖縄県議選投開票とともに、朝日・沖縄2紙に「意見広告」が掲載 | トップページ | 7月10日=参議院選投票日までの行動 »

2016年6月 5日 (日)

参議院選挙への『未来』(200号)の主張

 このところ、革命的共産主義者同盟再建協議会(いわゆる「中核派の関西派」)の機関紙『未来』の論文・記事を転載している。それは当ブログがこの団体を支持しているかどうかより、掲載された論文・記事が、現下の階級闘争・社会運動にとって、有用であるからだという単純な理由に他ならない。特に199号の高作正博関大教授の「みっともない政権の改憲論」などは、今のアベ政治に対する的確な批判となっている。(当然にも高作さんは中核派関西派の同盟員でもなんでもなく、自分の主張をこの新聞で発表しただけのこと。岩波の『世界』に載ってもいいと思うのだが)また元自衛隊員の小田基実夫さんの「自衛隊の南西諸島配備問題」は、沖縄闘争を安倍政権が分断・破壊しようとする最も鋭い攻撃として南西諸島への自衛隊配備問題を論じたもので、元自衛隊員の彼しか書けない代物。これなども『週刊金曜日』に載ってもいいくらいだと思う。
 その上で政治党派の新聞だから、当然にもその政治主張も掲げる。
 今回引用の参議院選挙への主張は、関西派の参議院選挙方針のようだが、いわゆる基調報告や政治報告ということで、党員・支持者を拘束する(程度はいろいろあろうが)という形式をとらないのが、この党派の在り方のようである。それでも昨年来の戦争法反対闘争の高揚や、その続きとしての今年の野党共闘と参議院選挙を、外在的に批判するのではなく、沖縄の闘いや共闘項目の拡大、さらに「政権交代」(あくまで、カッコつき)まで論じており、大いに参考・批判の対象にしたらよいと思うので、掲載する。
 他方、革共同全国委(機関紙『前進』・中央派)は、参議院選挙では独自の候補を東京選挙区に立てるらしい。もちろん当選など度外視して、2万票くらいとれば「大勝利」と総括すのだろうが、中央派と関西派ではまったくスタンスが違うことが判る。「鉄の団結」で分裂など無い(分裂派は「解体」される)と思われていた中核派だが、分裂以降10年、関西派もしぶとく残り、その主張・闘い方はまったく違ってしまった。そこらもふくめ、新左翼の最近の動向に一つとして掲載する。『未来』そのものを呼んでみたい人は、『未来』で検索すればたどり着けると思う。

主張
7月参院選 野党に投票を
安倍を2/3にはさせない
(『未来』200号)

 安倍は「選挙で選ばれた最高権力者」を自称し、立憲主義を破壊、解釈改憲を強行し、圧倒的民意(原発再稼働反対、辺野古新基地反対)を無視している。2014年末の総選挙で自民党の比例区得票率は全有権者の17%でしかないのに、小選挙区制という制度のため、圧倒的多数の議席を占め、公約にもない秘密保護法制定を皮切りに、つぎつぎと強権政治を発動してきた。
 今次参議院選挙では、憲法改悪の具体的項目は提示せず、改憲に必要な3分の2以上の議席獲得を目指している。選挙の前には争点にせず、「選挙が終われば全権委任」という手法をまたも使おうとしている。30年代・ヒトラーの使ったクーデタ手法が、この国で繰り返されようとしているのである。

格差・貧困、生活破綻

 安倍政権の3年半、「アベノミクス」のかけ声で向上したのは株価だけである(ただし、初めの1~2年)。利益を得たのは大企業と株保有者のみで、中小企業や人民には生活破壊が襲いかかっている。「大企業の利益が、下まで滴り落ちて来る」という「トリクルダウン」理論はウソだった。非正規職はますます拡大し、年金は削減され、子どもの貧困は6人に1人となり、奨学金という名の数百万の教育ローンを抱えた大学生が膨大にいる。今春大問題になった保育士の賃金は「財源不足」を理由に改善されなかった。
 7月参議院選挙はこの3年半の安倍政権への是非が最大の争点だ。
 2012年に自民党が決定した『日本国憲法改正草案』こそこの時代を乗り切る彼らの「綱領的文書」だ。そこには近代立憲主義を否定し、資本の収奪の自由を謳歌する反人民的な思想が満展開されている。とりわけ緊急事態条項導入による現憲法体系の破壊は、重大な攻撃だ。自公に3分の2以上の議席を与えてはならない。
また、5月19日に公表された沖縄での米軍属による強姦殺人事件と、それにたいする安倍政権の対応は、安倍政治が沖縄の民意を顧みず、沖縄の人々の尊厳と生命をふみにじっていることを暴露した。

安倍政治の打倒へ

 野党共闘は当初困難を極めたが、2月19日の野党共闘成立以来、2000万人署名運動の推進などと連携し、1人区では全選挙区で野党共闘が成立した。さらに戦争法だけの「1点共闘」にとどまらぬ、沖縄、原発、TPP、格差解消、反貧困、最低賃金などの共闘の中身の充実が迫られている。
 7月参議院選挙は15年安保闘争の継続として、参議院選挙という場で安倍の改憲の野望を粉砕するたたかいである。3分の2以上の議席を与えないため、1人区での野党共闘に投票を集中しよう。複数区(東京・大阪など)でも、空論的でない勝てるたたかいをわれわれがたぐり寄せよう。
 さらにこのたたかいは今次参議院選にとどまらず、ここ数年のたたかいの中で再度の政権交代を目指すものとなる。15年安保闘争や沖縄の島ぐるみ共闘をひきつぐ100万人民のデモを背景とした「政権交代」である。そのためには新自由主義を拒否し社会を変革していく思想が必要だ。 (城戸雄二)

世直し・社会変革 - 政治ブログ村

 愛読ありがとうございます。スマホ、アイフォンからも応援していただくことができます。(画面をPC設定、デスクトップ設定などにしたら順位がわかります。)
上 の
ークを強く押してくださいせ。

« いよいよ明日は、沖縄県議選投開票とともに、朝日・沖縄2紙に「意見広告」が掲載 | トップページ | 7月10日=参議院選投票日までの行動 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1545696/65852903

この記事へのトラックバック一覧です: 参議院選挙への『未来』(200号)の主張:

« いよいよ明日は、沖縄県議選投開票とともに、朝日・沖縄2紙に「意見広告」が掲載 | トップページ | 7月10日=参議院選投票日までの行動 »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ