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2014年3月29日 (土)

重ねて袴田さんの再審決定・釈放を喜ぶとともに、この国の司法の在り方を糺す

 袴田巌さんが3月27日(木)に釈放され、自由の身になった。48年間という気の遠くなるような拘束は彼の精神をむしばみ、最後は姉とも会わなくなり面会拒否が3年半になったという。「いつ執行されるかわからない死刑の恐怖」からのやっと解放され、好きなものを食べ、故郷に帰り、日一日と精神の自由を取り戻してほしいと願わずにはおられない。また、姉のひで子さんの献身的な支えには本当に頭が下がる。また無実を確信してボクシングの殿堂=後楽園ホールに「袴田シート」を設置していたボクサー仲間をはじめとする支援者たちの、本当に粘り強い闘いに心から敬意を表したい。
 そしてこの袴田さんに対する司法の非道さについて、司法が無実の人間を48年間も拘束してしたことについて、また改めて人が人を裁くことの恐ろしさを誰もが考えている。この国の捜査機関の手で幾多の冤罪が作られたが、これからも作られかねないことは狭山事件の石川さんの再審がまだかなっていないことをはじめ、多くの冤罪事件や公安事件で、人々は知っている。そして捜査機関・司法当局の根底的な反省の弁は聞かれない。改めてその責任を問うていかなくてはならない。
 

 そんなおり、元裁判官で明治大学教授の・瀬木比呂志さんの『絶望の裁判所』(講談社現代新書)が発刊されている。

Img006329警察・検察といった捜査機関だけではなく、裁判所もまた『絶望』の中にあることが、赤裸々につづられている。とくに最高裁事務総局という司法機関の人事をつかさどる機関の実態暴露と、司法改革の名で裁判員裁判制度が導入される過程で刑事司法が民事司法から裁判所内の権力を奪い返していく過程が暴かれている箇所は圧巻だ。
 これまで司法内部の権力構造は、反動一般で片づけられることが多かったが、矢口長官から竹﨑長官の過程で露骨に転換されていく過程は初めて暴露されるもので、改めて今日の裁判を考えていく上での出発点をなすと思う。
 
 関西のここ数年の一連の弾圧の過程でも、裁判所が捜索や勾留の令状をいとも簡単に発行することの問題点が多くの人から指摘されてきたが、ここらの転換も竹﨑体制確立の一環の地方裁判所支配の表れのようだ。
 
 改めて裁判所に対する武装を強めるため本書の購読をすすめるとともに、現在行われている関電前、ガレキ、大阪駅前街頭宣伝弾圧の裁判への取り組み強化と、狭山をはじめとする冤罪の再審をかちとっていくことを共通課題としたい。




 

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