またまた映画案内 『三里塚の夏』
映画案内が多いが、それは今年が各種映画の当たり年からかもしれない。
しかし今回紹介の映画は、今から45年前の作で、当時まだほとんど無名だ
った小川プロを一気に社会に知らしめた映画で、また一連の三里塚映画の第一作『日本解放戦線ー三里塚の夏』である。
三里塚(成田空港反対)闘争の開始は66年の閣議決定体からだが、現在も闘う北原事務局長・萩原事務局次長をはじめ、映画に出てくる人は本当にみな若い。そして今は亡き戸村委員長を先頭に、婦人行動隊をはじめ多くの農民が次々と登場する。
かくいう筆者も1968年11月、地方都市の高校3年生だったが、クラスの何人かで見に行った。それから45年、三里塚現地に行くことは100回をこえる。
この時代、多くの青年・学生が三里塚闘争に参加することで活動家になり、人生を選択していった。
そして逮捕者は5000人を超すが、いまだに第二滑走路の市東さんの土地をはじめ、神社や共同墓地などは予定敷地内に残っており、空港は完成していない。このことはこの闘いが戦後日本階級闘争に燦然と輝く人民の闘いの根拠地であり、今も労農連帯の共同闘争の砦であることを示している。
45年前、国策に抗してなぜ農民は立ち上がったのか。日本人民の根底的決起の原点を示す映画だ。観たことのない人はぜひ見に行くことを勧めたい。
11月9日(土) 午後7時~9時
神戸学生青年センター・ホール(阪急「六甲」3分北)
参加費・資料代 200円
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