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2013年11月17日 (日)

年賀はがきが金券屋で48円 どうなっているの

 東京まで行く用があったので、少しでも安くと直前に金券屋で新幹線のチケットを買った。店によって少し値段が違うが正規より1000円くらい安く、ビールに軽食がいける。帰りに東京駅で正規の乗車券を求めている人を見たがが、正規に買ったことのないこちらとしては不思議な気分だ。
 その一方で、すでに年賀状が48円で売りに出されているのを見ると、今度は複雑な気分になった。100枚買っても200円の儲けだから、あまり年賀状を出さない身としては、慌てることもないと買う事はなかったが、一体だれが売りにくるのだろうか。
 と、今日の朝日新聞の朝刊に、「年賀はがき、ノルマ1万枚」とあって驚いた。友人・知人に買ってもらっても、一人100枚くらいだろうから、よっぽど顔が広くないと100人も友人・親せきがいることはないので、結局1枚42円で買い取りの金券屋に数千枚を売りにいくことになるという。6円差で5000枚を金券屋に売ると、3万円が自腹ということになるわけだ。一人3万円で、20万人の職員では、60億円が日本郵便社員の自己負担となる。何とも美味しいというか、自分の社員を大切にしない会社都いうべきか。
 民営化というものの郵便局の中は窓口が変に細分化されていて、決して便利がいいとは言えない。もともと銀行ほどのサービスを求めていたわけでもないのに、変にかしこまったサービスもなじまない。そしてその裏で、膨大な非正規社員と、「自爆営業」。
 かつてガソリンスタンドで働いていた時に、業界でも有名な某強欲会社はボーナスがガソリン券で、最後は8掛けで売ることになる、ということを聞いたことがあったが、日本郵便という全国津々浦々展開の巨大企業が、某有名強欲会社と同じことをやっていていいのだろうか。
  50枚=100円の利益を求める人々るかがいるから、このからくりが成り立つと考えると、今年の年賀状はこれまで通り郵便局で正規で買おうかとも思う。あまり事態を動かすことにはならないかもしれないが、ささやかな抵抗。でも経営者はこんなこと、屁とも思っていないのだろう。

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