麻生氏のナチス礼賛発言の全文が手に入ったので紹介する。
護憲と叫んでいれば平和が来ると思っているのは大間違いだし、改憲できても『世の中すべて円満に』と、全然違う。改憲は単なる手段だ。目的は国家の安全
と安寧と国土、我々の生命、財産の保全、国家の誇り。狂騒、狂乱のなかで決めてほしくない。落ち着いて、我々を取り巻く環境は何なのか、この状況をよく見
てください、という世論の上に憲法改正は成し遂げるべきだ。そうしないと間違ったものになりかねない。
ヒトラーは民主主義によって、議会で多数を握って出てきた。いかにも軍事力で政権をとったように思われる。全然違う。ヒトラーは選挙で選ばれた。ドイツ国民はヒトラーを選んだ。ワイマール憲法という当時欧州で最も進んだ憲法下にヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくてもそういうことはありうる。
今回の憲法の話も狂騒のなかでやってほしくない。靖国 も
静かに参拝すべきだ。お国のために命を投げ出してくれた人に敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。いつからか騒ぎになった。騒がれたら中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから静かにやろうや、と。憲法はある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気
づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね。わーわー騒がないで。本当にみんないい憲法と、みんな納得してあの憲法変わっているからね。ぼくは民主
主義を否定するつもりはまったくありませんが、私どもは重ねていいますが、喧噪のなかで決めてほしくない。
3分の2という話がよく出ていますが、ヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ドイツ 国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。
そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありう
るということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、そ
の上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、矜持(きょうじ)であったり、
そうしたものが最終的に決めていく。
私どもは、周りに置かれている状況は、極めて厳しい状況になっていると認識していますから、それなりに予算で対応しておりますし、事実、若い人の意識は、今回の世論調査 で
も、20代、30代の方が、極めて前向き。一番足りないのは50代、60代。ここに一番多いけど。ここが一番問題なんです。私らから言ったら。なんとなく
いい思いをした世代。バブルの時代でいい思いをした世代が、ところが、今の20代、30代は、バブルでいい思いなんて一つもしていないですから。記憶ある
ときから就職難。記憶のあるときから不況ですよ。 この人たちの方が、よほどしゃべっていて現実的。50代、60代、一番頼りないと思う。しゃべっていて。おれたちの世代になると、戦前、戦後の不況を知っているから、結構しゃべる。しかし、そうじゃない。
しつこく言いますけど、そういった意味で、憲法改正 は静かに、みんなでもう一度考えてください。どこが問題なのか。きちっと、書いて、おれたちは自民党憲法改正案を作ったよ。べちゃべちゃ、べちゃべちゃ、いろんな意見を何十時間もかけて、作り上げた。そういった思いが、我々にある。
そのときにけんけんがくがく、やりあった。30人いようと、40人いようと、極めて静かに対応してきた。自民党の部会で怒鳴りあいもなく。『ちょっと待ってください、違うんじゃないですか』と言うと、『そうか』と。偉い人が『ちょっと待て』と。『しかし、君ね』と、
偉かったというべきか、元大臣が、30代の若い当選2回ぐらいの若い国会議員に、『そうか、そういう考え方もあるんだな』ということを聞けるところが、自民党 のすごいところだなと。何回か参加してそう思いました。ぜひ、そういう中で作られた。ぜひ、今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない。
靖国神社 の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。
何も、戦争に負けた日だけ行くこ
とはない。いろんな日がある。大祭の日だってある。8月15日だけに限っていくから、また話が込み入る。日露戦争 に勝った日でも行けって。といったおかげで、えらい物議をかもしたこともありますが。
僕は4月28日、昭和27年 、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社 に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社 に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1 回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。
昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。
憲法は、ある日気づいたら 、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんです
よ。だれ も気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。 わーわー騒がない で。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているか らね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまった くありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。
こりゃ、やっぱり、ヒトラー、ナチスを、大日本帝国の戦犯を、中国・朝鮮を侵略した戦争である日露戦争を、そして国民の自由を奪い、再び戦争へと突撃する自民党改憲案を手放しで礼賛する内容にあふれている。靖国問題も騒ぐマスコミや中国・韓国が悪いのだそうだ。
あんのじょう、ユダヤ人人権団体から「静かに」批判が来た。ナチスのようなことをしてはいけないというのが世界の教訓であり、麻生発言はそれに反するものだ、と。
ナチスの礼賛を法律で禁止している現在のドイツなら、麻生さんは逮捕される。
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