2020年9月28日 (月)

中曽根元首相の合同葬に「1億円税金」 国民に自助求めながら~リテラ

中曽根元首相の合同葬に「1億円税金」はやっぱりおかしい! 関係者のみ参列なのに過去最高予算 国民に自助求めながら身内優遇


中曽根元首相の合同葬に「1億円税金」はやっぱりおかしい! 関係者のみ参列なのに過去最高予算 国民に自助求めながら身内優遇の画像1
首相官邸HPより


 菅政権が昨年11月に死去した中曽根康弘元首相の「内閣・自民党合同葬」の経費として、今年度予算の予備費から約9643万円を支出することを閣議決定したことに、ネット上で非難が殺到している。

〈#中曽根の葬式に税金出すな〉というハッシュタグがトレンド入り。〈正直、クラウドファンディングでもやってお金出したい人でやればいいと思う。 税金でやる意味どこにあるの?〉というツイートが1万リツイートされるなど、多くの批判や疑問の声がツイッターにあふれた。

 著名人もタレントのうじきつよしが〈自民党、アンタら、王族か貴族のつもりか!? 民主主義、税金をなんだと思ってるんだよ!! 狂ってる。本当に狂ってる。完全に狂ってる〉と怒りの投稿。ウーマンラッシュアワー村本大輔も、〈このお金のほんの少しのお金があれば誰かは店をたたまなくていい、店をたたんで自殺なんかしなくていい。とんかつ屋のおじさんは油をかぶらなくてよかった。政治家は見えないのか? 彼らが〉と、真っ向から批判した。

 当然だろう。コロナ禍で多くの国民が窮地に立たされている状況で、政治家個人の葬儀に1億円近い税金を出すなんてどうかしているとしか思えない。

 しかも、この金は「予備費」から支払われるのだ。周知のように、安倍政権国会を開かず、緊急的なコロナ対策に必要と称して国会の事前の議決を得ないで使える予備費を10兆円も計上した。ところが、コロナ対策でなく、元総理の葬儀に使うというのである。

 まさにそんな金があるなら、1円でも多く、コロナで苦しむ国民の支援や医療体制の強化に使え、という話だろう。

 ところが、こうした批判に対して、ネトウヨや訳知り顔の冷笑系がいつものごとくまぜっかえしを始めた。曰く「総理大臣が亡くなった時はこれまでも内閣・自民党合同葬を行なっていることを知らないのか」「民主党政権下でも宮澤喜一元総理大臣の葬儀が内閣との合同葬で行われている」……。

 いったい何をピント外れの反論をしているのか。たしかに在任1年以上の総理大臣がなくなった場合、これまでも内閣と自民党の合同葬が行われてきた(民主党政権下でも内閣葬が行われたというのはまるっきりのデマで、宮澤元総理の合同葬を行なったのは自民党政権だが)。しかし、今回、非難の声が上がっているのは、そういうこととは次元が違う。

「国民には自助だ共助だと自己責任押し付けて中曽根の葬式には公助か」の声

 

 今回の合同葬に強い非難が集まっている理由はもうひとつある。それは、故人と葬儀主催者が両方とも新自由主義の権化であるということとの矛盾だ。

 周知のように、中曽根元首相は、日本に弱肉強食の新自由主義政策をもちこんだ総理大臣で、在任中は国鉄や電電公社などさまざまな公共インフラを民営化した。それなのに、その張本人の葬儀だけは国営でやるのか、という批判が数多くあがっているのだ。たとえば、以下のようなツイートが1万以上リツイートされた。

〈新自由主義の女王サッチャーが亡くなった時、論敵だったケン・ローチは言った。「彼女の葬儀は民営化しよう。競争入札にして一番安い入札者に決めよう。彼女もそれを望んだだろう」 国鉄、電電公社、専売公社を民営化した中曽根氏の葬儀も、民営化と競争入札が相応しい。〉

 この矛盾は、合同葬を主催し、9600万円の税金の拠出を決めた菅内閣も同様だ。菅首相はまさに中曽根元首相や小泉純一郎元首相の流れをくむゴリゴリの新自由主義者で、総裁選でも「自助、共助、公助」と、国民に自己責任をうながすようなスローガンを掲げた。そして、就任後は、「規制改革」を連呼し、「既得権益の見直し」を繰り返し主張している。

 ところが、その一方で中曽根元首相という権力者の葬儀だけはコロナ禍の状況でも巨額の税金をつぎ込んで実施するというのだ。これはどう考えてもおかしいだろう。

 実際、今回の批判で、もっとも目立っていたのは、菅首相の掲げる「自助」を皮肉ったものだった。

〈これこそ『自助』でやって。〉
〈中曽根元首相の葬儀を「公助」する必要があるのか〉
〈これも「自助」でやればいいんじゃない? 税金から9千万て。〉
〈中曽根の葬式なんか自助か絆か分割民営化でやれや〉
〈中曽根さんは今の自己責任型社会の基礎を作った人。独裁国家みたいな大仰なやり方でなく、質素に自助でやれないのか。〉
〈国民には自助だ共助だと自己責任押し付けて中曽根の葬式には公助か。コロナ対策のはずの予備費使って大規模な葬式やるなんて、コロナで亡くなった人とは葬儀どころか骨になるまで会えないという遺族の苦しい現実なんて何とも思ってない証拠だよな。〉

つづきはリテラで

 

安倍継承の菅政権を撃つ! 今秋行動一覧

当面の行動日程(阪神社会運動情報センター掌握分)

定例行動

毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  辺野古大阪行
動:毎週土曜日15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 三宮マルイ前   

Img007_20200928004301 梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

 

928日(月) 世直し研究会 現代の変革主体をどこに求めるか~新左翼の「財産目録」を生かしつつ 18時半 大阪市中央会館(地下鉄「心斎橋」東12分) 講演:伊藤公雄(京都大名誉教授)

9月28日(月) 老朽原発うごかすな!美浜現地行動

10月3日(土) ニジノキセキ―「424」の未来へ、七色の架け橋―上映会 ①14時半~ ②18時~  尼崎女性センター・トレピエ(阪急「武庫之荘」南4分)

103日(土) みなせん野党協議 18時 神戸市産業振興会館(JR「神戸」南東7分)

103日(土) もっと安田真理と語ろう会!? 18時半 西宮市民交流センター(阪急「西宮北口」東南5分) お話し:大学院卒業論文「3月ジャーナリズムとは何か」

10月4日(日) 反戦・反貧困・反差別共同行動IN京都 プレ企画 14時 ひと・まち交流館 講師 鵜飼哲(一橋大名誉教授) 藤原辰史(京大准教授)

10月5日(月) 日本ドイツ現代史研究会 18時半 西宮市民交流センター(阪急「西宮北口」東南5分) テーマ「ガダルカナル」 報告:石塚健(元高校社会科教員)

106日(火) やっぱりデモだ!ロックアクション御堂筋デモ 18時半 新町北公園(地下鉄「本町」南西7分)

107日(水) 11219回さようなら原発1000人集会集会実行委 19時 いたみホール会議室

Img019 108日(木) 関生弾圧・大阪ストライキ裁判判決 座り込み行動 8時 大阪地裁前公園 9時 傍聴抽選 10時判決公判 大阪地裁

1010日(土) 芦屋九条の会集会 14時 リード芦屋(阪神「芦屋」北3分、阪急「芦屋川」南8分) 講演:羽柴修弁護士

10月10日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5前

10月11日(日) ハンセン病問題を考える市民の会学習会 13時半 西宮勤労会館(JR[西宮]南西5分、阪神「西宮」東7分)

1011日(日) 五輪・万博・都構想いらない1011集会・デモ 14時 大淀コミュニティセンター(地下鉄「天神橋筋6丁目」北西7分) 講演:原口剛(神戸大准教授)

10月11日(日) 福島原発事故を忘れない&老朽原発うごかすな!in加古川集会 15時 JR加古川駅南

10月12日(月) みなせん世話人会 18時 稲葉プラザ

10月13日(火) 能勢町長選・町議会補欠選挙告示 

1017日(土) 三池闘争60周年シンポジームIN関西 10時 阿倍野区民センター・小ホール (地下鉄「阿倍野」南2分)

10月17日(土) もっと安田真理と親しく語ろう会!? 18時 西宮鳴尾・ストーベリーフィールド(阪神「鳴尾」東5分)

10月18日(日) 能勢町長選・能勢町議会補欠選挙投開票日

Img002_20200827093501 1018日(日) 変えよう!日本と世界 ポストコロナ、ポストトランプ・安倍 14時 京都・円山野外音楽堂(地下鉄・阪急「四条河原町」東15分) 講演:白井聡 ほか

10月18日(日) 原発も核燃もいらん関西集会 1340分 ドーンセンター(「天満橋」東5分)講演:小出裕章

  1023日(金) 骨格提言第フォーラム 13時 東京:参議院会館 兵庫:兵庫区文化センター(JR「兵庫」北2分) ネット中継あり

  10月24日(土) 市民デモHYOGO世話人会 10時新長田・生活創造センター

10月24日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5前

1031日(土) 大逆事件を明らかにする兵庫の会 立ち上げ集会と講演会 14時 神戸学生青年センター・ホール(阪急「六甲」北東4分) 講演:山泉進明治大学名誉教授

 

111日(日)予定  大阪市消滅住民投票

113日(火・休) 兵庫県憲法集会 14時 神戸芸術文化センター 講演:寺脇研ほか      

11月8日(日) 浜矩子・石川宏康講演会 14時 川西商工会館(能勢電「絹延橋」西5分)

11月9日(月)  日本ドイツ現代史研究会 18時半 西宮市民交流センター(阪急「西宮北口」東南5分) テーマ「レイテ海戦」 報告:松田耕典(社会運動家)

11月14日(土) 平井奈津子さん講演会 14時 エルおおさか(地下鉄「天満橋」西5分、JR「大阪天満宮」南15分) 「沖縄戦を伝えるために」

Img010 1121日(土) 第9回さようなら原発1000人集会(@いたみホール) 14時 いたみホール  メインゲスト:せやろがいおじさん

 

1123日(月・休) 老朽原発うごかすな!大阪→若狭リレーデモ出発 大阪

1128日(土)  押しもどしてきた「危ない教科書」 2020報告会 14時 神戸市教育会館(JR・阪神「元町」北7分、 地下鉄「県庁前」北東4分)

11月28日(土)高作先生(関大教授)と学ぶ会「敵基地攻撃能力の保有と憲法論」: 14時 神戸学生青年センター(阪急六甲駅から北東へ4分)ホール

1212日(日) 育鵬社を激減に追い込んだ市民の闘い2020 18時半 エルおおさか南館5階ホール(地下鉄「天満橋」西5分、JR「大阪天満宮」南15分)

2020年9月27日 (日)

10・8羽田闘争、山﨑博昭プロジェクト 映画『きみが死んだあとで』上映会&集会

10月4日に東京集会、11月3日に関西集会

2020年秋の東京集会および関西集会の日程、会場などが決まりました。
 今回の東西のイベントは、代島治彦監督による長編ドキュメンタリー映画「きみが死んだあとで」の上映がメインとなります。

 「きみが死んだあとで」は、上下の二部構成です。上では、1948年生まれの山﨑博昭君が成長していく姿、中核派に入り、ベトナム反戦をたたかって、羽田・弁天橋で斃れるまでの彼の短かった一生が描かれます。下では、山﨑君が死んだ後、高校・大学の同期生・先輩たちが山﨑君の死を背負いながら、どのように生きてきたのかが映し出されます。14人の人々が登場し、10・8山﨑博昭プロジェクトの歩みが記録されます。
 「きみが死んだあとで」は、日本のベトナム反戦運動の時代の若者たちのさまざまな物語となるそうです。

 映画はもう少しで完成するところまで来ており、代島監督は鋭意編集中です。乞うご期待です。

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2020年秋の東京集会
長編ドキュメンタリー映画「きみが死んだあとで」上映とトーク
◆日時:2020年10月4日(日)
 ◎午前の部=10:00開場/10:30開始(14:45終了)

 主催者あいさつ/「きみが死んだあとで(上)」上映/休憩/「同(下)」上映/トーク

 ◎午後の部=15:00開場/15:30開始(19:45終了)

 主催者あいさつ/「きみが死んだあとで(上)」上映/休憩/「同(下)」上映/トーク

※ 新型コロナウィルス感染防止のため、会場の定員(178席)を考慮し、同じプログラムを「午前の部」「午後の部」二回に分けて開催します。
◆会場:渋谷ユーロライブ
 http://eurolive.jp/access/

渋谷駅下車、Bunkamura前交差点左折
〒150-0044渋谷区円山町1-5KINOHAUS2F TEL:03-6675-5681

◆入場料金:1500円
◆参加申し込み:下記のフォームから〈午前の部〉〈午後の部〉を選んで、お申し込みください。
 http://yamazakiproject.com/application

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2020年秋の関西集会
長編ドキュメンタリー映画「きみが死んだあとで」上映とトーク
◆日時:2020年11月3日(火、休日)
  ◎12:00開場/12:30開始(17:00閉会)

主催者あいさつ/「きみが死んだあとで(上)」上映/休憩/「同(下)」上映/糟谷孝幸プロジェクトからのあいさつ、京大11月祭をめぐって/トーク

◆会場:エル・おおさか南館大ホール
 http://www.l-osaka.or.jp/access/

Osaka Metro谷町線・京阪電鉄「天満橋駅」より西へ300m、Osaka Metro堺筋線・京阪電鉄「北浜駅」より東へ500m
〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14 TEL:06-6942-0001

◆入場料金:1500円
◆終了後、懇親会
◆参加申し込み:下記のフォームからお申し込みください。
 http://yamazakiproject.com/application

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10・8山﨑博昭プロジェクト事務局

東京270人、大阪66人、全国で635人 未だ衰える兆しなしコロナ感染症

新たに635人の感染確認 東京都で270人 死者3人増え1560人に

国内の新型コロナウイルス感染者(9月26日)© 毎日新聞 提供 国内の新型コロナウイルス感染者(9月26日)

 新型コロナウイルスの感染者は26日、全国で新たに635人が確認された。クルーズ船の乗客乗員らを合わせた国内の感染者は8万2427人。死者は3人増えて1560人となった。

 東京都の新規感染者は270人で、16日ぶりに250人を超えた。都は感染者が増えた理由について「4連休明けに検査を受けた人が多く、その陽性者がカウントされたため」としている。沖縄県は9月19日と25日に陽性と公表した2人が陰性だったと訂正した。【まとめ・島田信幸】

2020年9月26日 (土)

解散総選挙遠のき、と構想粉砕へ全力を

当面の行動日程(阪神社会運動情報センター掌握分)

定例行動

毎週土曜日 辺野古の海に基地を作らせない神戸行動 13時 三宮マルイ前  辺野古大阪行
動:毎週土曜日15時半 JR大阪駅南   

木曜行動 15時~16時半 三宮マルイ前   

梅田解放区 隔週土曜日(第二、第四) 17時半 梅田ヘップ5前

関電抗議行動 本店、神戸支店、姫路支店、茨木金曜行動など

◎・ゴシック 重要集会 〇野党共闘・選挙関連 芦屋・西宮  斜字:実行委など

 

926日(土) 市民デモHYOGO世話人会 10時 新長田総合庁舎(JR「新長田」南8分)

9月26日(土) 弁護士9条の会講演会 14時 神戸市婦人会館(「高速神戸」北3分) 講演:半田滋(東京新聞編集委員)

9月26日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5前

9月26日(土) 立憲尼崎 街頭宣伝 14時 阪急園田駅前

9月27日(日)「そこが知りたい!尹美香・正義連バッシングの真相」 14時 長田区文化センター
(旧新長田勤労市民センター JR・地下鉄「新長田」から南西すぐ) 講演:梁澄子(日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表) 定員100人 完全予約制⇒出席希望者は http://ur0.work/y0vV から、予約は☎080-6107-8485に

927日(日) 三里塚全国集会 12時 千葉県成田市赤坂公園

 

928日(月) 世直し研究会 現代の変革主体をどこに求めるか~新左翼の「財産目録」を生かしつつ 18時半 大阪市中央会館(地下鉄「心斎橋」東12分) 講演:伊藤公雄(京都大名誉教授)

9月28日(月) 老朽原発うごかすな!美浜現地行動

10月3日(土) ニジノキセキ―「424」の未来へ、七色の架け橋―上映会 ①14時半~ ②18時~  尼崎女性センター・トレピエ(阪急「武庫之荘」南4分)

Img020 103日(土) みなせん野党協議 18時 神戸市産業振興会館(JR「神戸」南東7分)

103日(土) もっと安田真理と語ろう会!? 18時半 西宮市民交流センター(阪急「西宮北口」東南5分) お話し:大学院卒業論文「3月ジャーナリズムとは何か」

10月4日(日) 反戦・反貧困・反差別共同行動IN京都 プレ企画 14時 ひと・まち交流館 講師 鵜飼哲(一橋大名誉教授) 藤原辰史(京大准教授)

10月5日(月) 日本ドイツ現代史研究会 18時半 西宮市民交流センター(阪急「西宮北口」東南5分) テーマ「ガダルカナル」 報告:石塚健(元高校社会科教員)

106日(火) やっぱりデモだ!ロックアクション御堂筋デモ 18時半 新町北公園(地下鉄「本町」南西7分)

107日(水) 11219回さようなら原発1000人集会集会実行委 19時 いたみホール会議室

108日(木) 関生弾圧・大阪ストライキ裁判判決 座り込み行動 8時 大阪地裁前公園 9時 傍聴抽選 10時判決公判 大阪地裁

       関生弾圧を許さない全国連絡会結成集会

1010日(土) 芦屋九条の会集会 14時 リード芦屋(阪神「芦屋」北3分、阪急「芦屋川」南8分) 講演:羽柴修弁護士

10月10日(土) 梅田解放区 17時半 阪急ヘップ5

1011日(日) ハンセン病問題を考える市民の会学習会 13時半 西宮勤労会館(JR[西宮]南西5分、阪神「西宮」東7分)

1011日(日) 五輪・万博・都構想いらない1011集会・デモ 14時 大淀コミュニティセンター(地下鉄「天神橋筋6丁目」北西7分) 講演:原口剛(神戸大准教授)

10月11日(日) 福島原発事故を忘れない&老朽原発うごかすな!in加古川集会 15時 JR加古川駅南

都構想を粉砕し、松井、吉村を辞めさせ、維新政治を終わらせよう!

「ちょっとまてい!住民投票」集会



 9月21日、PLP会館大会議室で行われた「大阪都構想のごまかしを暴く!」9・21森裕之講演集会に参加してきた。13時頃、会場に赴き、資料のとじ込みや配布チラシの折り込みに参加する。14時に集会開始、司会は縮小社会研究会の難波希実子さんである。主催者あいさつとして、反戦・反差別共同行動in京都代表世話人の仲尾宏さんが「安倍政権は勝手に倒れたのであって、我々が倒したわけではない」と私たちのふがいなさを反省する弁も…ただしダラダラと長い。
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 森裕之さんが登壇して、講演が始まる。大量のパワーポイント資料が用意されている。最初に森さんはエレベータの中で都構想に賛成かもしれないと言う人がいたことに触れ、資料は全て大阪府や市が出した客観的なものを使っている、これを聞けば誰でも「反対」になると述べられた。そして大阪都構想にはそもそもの制度的欠陥があること、大阪市は先日、来年度の税収見込みが500憶円減少する見込みであることを公表したが、新型コロナ対策でどれだけお金が必要になってくるか分からない、将来の見通しが立たない中、不要不急の統治機構改革は政治的暴挙であると主張した。
 大阪都構想とは何か、それは
 ①大阪市の廃止
 ②大阪市の分割(解体)
 ③大阪市の従属団体化
 である。都構想で大阪市は解体され、4つの「特別区」となるわけだが、特別区は東京23区のものと同じで、市町村のように権限と財政は独立していない。大阪市が政令指定都市として持っている大きな権限、財政のほとんどが大阪府に持っていかれる。こどもの稼ぎを親がせしめているようなもので(このへんの例えも含め、森氏は非常にしゃべりが面白い!)子どもは夕食に何を食べるか、旅行にどこに行くかも決められない…それでも「都構想」がいいというのは、奴隷根性まる出しであると述べられた。

特別区はおこずかい制
 
 ちなみに上記イラストは、都構想反対運動のため出回っているもので、配られた大石あきこ氏のチラシにも掲載されている。「おこづかい制」とはなかなか考えたものだが、放蕩親がこどもの稼ぎをとりあげて自由に使い、こどもには自由も決定権もないというのが、都構想の正体である。
 財政的なお話…8月11日に都構想財政シミュレーションの「やり直し」が出てきたが、今後の財政的な影響について、適切な試算は現時点で困難だが、新型コロナウィルス感染症による影響は全国の地方自治体共通の課題であり、地方交付税や臨時の交付金等による相応の財源措置が想定されるとある。確実に国がコロナによる赤字財政を補填してくれる保証はないのに、そんなものを期待するとはなんという自治体なんでしょう!と批判された。9月9日に公表された2021年度の大阪市財政見通しは、637億円の赤字が見込まれ、仮に収支不足額を財政調整基金で全額補てんすれば2020年度末の半分程度の600億円になる。大阪市の財政調整基金は約1400億円あるが、それをほとんど使っていない…借金でつくることが出来ない万博に使うつもりでいるからだ…補てんしないとすれば住民サービスを削るしかないのである。これが来年度の状況だ。
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 都構想実施において特別区の新庁舎設置などのコストを240億円まで下げたが、新淀川区の本庁舎には80人しか職員を配置せず、880人が新北区の本庁舎(中之島)に間借りする。本庁舎には新天王寺区の職員580人も間借りすることになり、新天王寺区の本庁舎には150人しかいない。中央区は680人もの職員が南港のATCチ庁舎に行くことになっている…これで住民へのきめ細かなサービスが出来るのか、災害時に対応できるのか非常に疑問である。
 都構想の制度設計において2016年に大阪市と大阪府が持っている4,592事務事業の仕分けが行われた。このうち各特別区で行う2,245事務のうち、174事務はさらに地域自治区の事務ということになっている。この地域自治区とはこれまでの“区”を制度的に指定するもので、もともとは市町村合併を行う際につくるものだ。だがこの地域自治区もまちがいなく統合されていくだろう。また特別区が共同で行う167事務は、事務組合を作って行うことになるが、この事務組合は東京でも5つぐらいしかないものである。各区間の利害が対立して調整が難しく、議会が関与することもないため事務組合に係る予算を削ったりするのは難しいのだそうだ。

たたかうあるみさんのブログより援用

2020年9月25日 (金)

沖縄にとって悪夢の政権が始まった<沖縄タイムス編集委員・阿部岳氏>


沖縄にとって悪夢の政権が始まった<沖縄タイムス編集委員・阿部岳氏>





月刊日本
 バックナンバー

マスクもせずに視察する官房長官時代の菅氏御一行

3月29日、新型コロナウイルスの影響で観光客が減少した国際通りをマスクもせずに視察する官房長官時代の菅氏御一行(時事通信社)


沖縄に酷薄で無関心な長期政権


 

―― 沖縄にとって安倍長期政権はどのような政権でしたか。

 

阿部岳氏(以下、阿部): 安倍政権は沖縄に対して一貫して酷薄で、無関心でした。安倍首相は沖縄に米軍基地を集中させ、差別構造を強化してきた張本人なのに、沖縄について自分の言葉で語ることはありませんでした。そこに沖縄の人たちを説得しようという熱意はなく、ただ淡々と民意を踏みにじっているだけでした。沖縄のことを知ろうという姿勢さえ見られませんでした。
 それを象徴しているのが、第二次安倍政権が発足して半年も経たない4月28日に、政府主催の主権回復記念式典を開催したことです。確かに4月28日はサンフランシスコ講和条約の発効によって日本の主権が回復した日ですが、沖縄はそのまま米軍の占領下に置かれることになりました。この日は沖縄にとって日本から切り捨てられた日なのです。おそらく安倍首相はこのことが全く頭になかったのだと思います。

  また、同年11月に当時の石破茂自民党幹事長が沖縄関係の自民党国会議員たちをカメラの前に並べ、辺野古新基地建設容認を表明させましたが、あの記者会見も忘れることはできません。あの場にいた議員たちの中には、平気な顔をしている人もいましたが、うなだれている人もいました。沖縄の民意を力で組み伏せ、それを見せつける。あの会見は「平成の琉球処分」とも呼ばれており、沖縄の人たちはみな強烈に覚えているはずです。

―― RBC琉球放送が安倍総理辞任に関する沖縄県内の反応を報じていましたが、ある女性が「こんなに長い間この人にさせて、沖縄を馬鹿にして」と怒りの声をあげていたのが印象的でした。他方、いわゆる本土では安倍総理を労うムードが広がっています。

 

阿部:「総理、お疲れ様でした」というムードは沖縄では考えられません。安倍首相の辞任を受けて週末に行われた全国緊急世論調査では、内閣支持率が20ポイントも跳ね上がりましたが、本当に信じられません。
 私も本土出身ですから、本土の人間の一人として言いますが、日本は亡くなったり病気で辞めた人に対して非常に甘いところがあると思います。戦争犯罪人の処罰についてもそうですし、戦没者に対してもそうです。もちろん戦争で犠牲になったことは大変残念なことですが、亡くなった人たちの中には加害者もいたはずです。被害者が同時に加害者であることも決して珍しいことではありません。しかし、戦後の日本は、亡くなったからということで戦争犯罪をきちんと追及せず、蓋をしてきた。それが戦後75年の歴史だったと思います。

   私たちは同じ過ちを繰り返してはなりません。安倍首相が病気で辞めたかどうかに関係なく、安倍政権の責任を厳しく追及しなければなりません。

 


沖縄差別で利益を得る本土


 

―― 安倍政権の沖縄への差別的姿勢は、安倍政権だけの問題ではなく、本土の問題でもあります。本土の中に沖縄への差別感情があるから、それが安倍政権の姿勢に反映されたのだと思います。

 

阿部:そうですね。安倍政権がここまで沖縄の民意を踏みにじることができたのは、選挙で勝ち続けてきたからです。安倍政権は沖縄の国政選挙では負けが込んでいますが、全国では連戦連勝です。もし本土の有権者たちが安倍政権の沖縄への対応を問題だと考えていれば、ここまで信任を与えることはなかったはずです。

  もともと本土には沖縄への差別感情が根深く存在します。1903年に大阪で開催された内国勧業博覧会では、沖縄の人たちが「展示」され、見世物にされるという事件が起こっています。いわゆる人類館事件です。沖縄と本土の言葉や生活習慣などが違ったことが、差別のきっかけになったのだと思います。

   しかし、これはあくまできっかけであって、沖縄差別が今日まで長く続いてきた背景には、沖縄を差別することによって本土の人たちが利益を得ているという事実があると思います。沖縄に基地を押しつければ、本土の人たちは自分たちが基地を負担せずに済みます。それは本土にとって大変な利益です。だから沖縄差別をなくすのは難しいわけですが、だからこそなくさなければならないと思います。

―― マスコミやアカデミズムの世界にも沖縄差別が見られます。先日アメリカのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」が発表した報告書には、中国政府が沖縄の新聞に資金を提供し、影響力を及ぼしているという誤った記述がありました。これは慶応大の細谷雄一教授の発言として引用されたものです。

阿部:CSISの報告書については、沖縄タイムス紙上でも取り上げました。私たちが細谷氏に取材したところ、細谷氏は自分の真意がCSISにきちんと伝わっていないと考えていたそうで、すぐにCSISに修正を求めています。その後、CSISも修正に応じ、記述を撤回しています。

 私たちがCSISのデマに即座に対応したのは、過去に産経新聞の誤報にすぐに対応せず、失敗した経験があるからです。

  この誤報は2017年末に沖縄自動車道で起きた多重事故に関するものです。産経新聞はこのとき沖縄の海兵隊員が日本人運転手を救出し、事故にあったと伝え、このことを報じない沖縄2紙は「報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ」と批判していました。

   しかし、私たちは事故後に県警に取材し、海兵隊員が日本人運転手を救出した事実は確認できないというコメントを得ていました。また、産経の記者が県警に取材せずに記事を書いたことも把握していました。

  私たちはすぐに産経に反論することもできましたが、事故にあった米兵が意識不明に陥っている中で、「米兵による救助はなかった」と報じれば、ただでさえ大変な状況にあるご本人や家族を傷つけるのではないかと二の足を踏みました。そうしているうちに琉球新報が産経新聞に反論する記事を書いたのは立派な報道でした。沖縄タイムスの私たちもすぐに追いかけました。

   いちいちデマを相手にするのはバカバカしいですし、面倒くさいのですが、デマを放っておくとどんどん拡散し、差別の燃料になってしまいます。そのため、デマは気づいた段階で一つ一つ否定していくことが重要だと考えています。

菅総理は沖縄にとって悪夢

 

―― 次期総裁候補として名前があがっているのは菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏です(取材は8月31日)。彼らは沖縄にとってどのような政治家ですか。

阿部:菅官房長官は安倍政権の沖縄対策を一手に取り仕切ってきました。安倍首相が沖縄に関心がなかったので、菅氏が代わりに沖縄対策を取り仕切っていました。全国の機動隊員を沖縄に投入したのも、海上保安官を辺野古に投入したのも菅氏です。様々な権謀術数をめぐらして沖縄の選挙に介入したのも菅氏です。

  もちろんこれらは安倍首相の承認のもとに行われたことですが、菅氏にも大きな責任があります。彼が最高権力者になることは沖縄にとって悪夢です。安倍政権より沖縄への対応がひどくなる可能性もあります。

   岸田氏に関しては、全く印象がありません。沖縄担当大臣を歴任したようですが、記憶にありません。ただ、岸田氏も外務大臣や政調会長として安倍政権の路線に従ってきたのだから、彼が首相になったとしても、安倍政権と同じような政策を続けると思います。

  石破氏については、最初に述べた「平成の琉球処分」の印象が強烈に残っています。世論調査によると、石破氏の支持率は高く、リベラルな人たちの間でも期待されているようですが、沖縄では歓迎されないと思います。最近、石破氏は辺野古の見直しに言及していますが、過去の言動を見る限り、石破氏が本気で辺野古の見直しに踏み込むかどうかにはきわめて懐疑的です。

   そういう意味では、3人のうち誰が首相になろうとも、沖縄にとっては大した違いはありません。安倍政権が終わっても、安倍政権的な政治は終わらないということです。米軍基地は命に関わる問題ですし、民主主義も懸かっていますから、沖縄は今後も妥協することなく「安倍的なもの」と戦っていかざるを得ないのだと思います。
(8月31日、聞き手・構成 中村友哉)

 

<提供元/月刊日本2020年10月号

2020年9月24日 (木)

伊藤詩織さんが「TIME」誌の100人に…一方で菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼していた疑惑

伊藤詩織さんが「TIME」誌の100人に…一方で菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼していた疑惑

本日、アメリカの「TIME」誌が、毎年恒例となっている「世界で最も影響力のある100人」(TIME100)を発表し、日本からはジャーナリストの伊藤詩織さんとテニス大坂なおみ選手が選ばれた。

周知のとおり、伊藤さんは2017年に「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれていた元TBS記者・山口敬之氏からの性暴力を告発、民事訴訟では一審の東京地裁で山口氏に全面勝訴(山口氏は東京高裁に控訴)。同時に、伊藤さんは世界的な「#MeToo」運動の流れのなかで海外メディアの取材にも応じ、抑圧や沈黙を強いられがちな性暴力被害について声をあげつづけてきた。

そして、今回の「TIME100」への選出──。「TIME」では伊藤さんの紹介文を上野千鶴子・東京大学名誉教授が執筆し、「性的暴力を勇気をもって告発したことで、日本人女性の人生を一変させた。政権に近い被告人は刑事訴追を免れたが、伊藤さんは12月に民事訴訟を勝ち取った」などと綴っている。

 だが、この栄えある選出とともにいま一度、確認することが必要なのは、この山口氏の性暴力を隠蔽しようと逮捕状のもみ消しを命じた人物が、あろうことか現首相である菅義偉氏だとみられていることだろう。

 あらためて振り返ると、伊藤さんからの相談を受けて、当初、捜査を担当していた高輪署の捜査員は山口氏の逮捕状をとり、2015年6月8日、山口氏を逮捕すべく複数の捜査員が成田空港で山口氏の帰国を待ち構えていた。ところが、この逮捕直前に上層部からストップがかかった。そして、この逮捕取りやめを指示したのが、第二次安倍政権発足時に菅官房長官の秘書官を務め、報道に圧力をかけるなどの実働部隊として暗躍し“菅氏の懐刀”と呼ばれてきた当時の中村格警視庁刑事部長(現・警察庁次長)だった。事実、中村氏は「週刊新潮」(新潮社)の直撃に対し、自ら「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と認めているのだ。

 結果的に事件は2015年8月に書類送検され、山口氏は翌2016年7月22日付けで嫌疑不十分で不起訴処分に。逮捕寸前まで行った事件が、菅氏の子飼いである中村氏の逮捕取りやめ指示によって“ブラックボックス”のなかに押し込められてしまったのである。

 しかし、菅氏と山口氏の接点は、これだけではない。山口氏はある企業から「毎月42万円の顧問料」や「交通費その他の経費」を受け取っていたのだが、じつは、その企業の会長と菅首相が親しい関係にあり、山口氏への資金援助を依頼したのも菅首相ではないかとみられているのだ。

山口氏がTBSを辞めた後に、菅氏が”山口にカネを払ってやってくれないか”と

 

 この問題を最初に報じたのは、「週刊新潮」2019年7月18日号。同誌によれば、山口氏に「顧問料月額42万円」等を支払っていたのは、東京都の「NKB」という電車の中吊りなどを扱う交通広告の広告代理店だ。

 そして、この広告代理店の会長というのが、「ぐるなび」の創業者で現会長の滝久雄氏。「ぐるなび」といえば「GoToイート」事業を受託している1社だが、先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)が「菅義偉「親密企業」が〈469億〉GoToイート受注」と題して報道したように、じつは菅氏が初当選した1996年から2012年にかけて、「NKB」や同社の子会社は菅氏の政治団体に多額の寄付をおこなってきたのだ。

「週刊文春」でも菅首相と滝会長の関係について「菅氏が困った時に頼るのが滝氏」と語られているが、問題は山口氏への顧問料だ。前出「週刊新潮」によると、山口氏がTBSを退社したあとの2016年11月に「NKB」の子会社と顧問契約を結んだといい、広告代理店関係者がこんな証言をおこなっている。

「この滝会長と菅さんが仲良しなんです。山口がTBSを辞めた後に、菅さんが”山口にカネを払ってやってくれないか”と滝会長に依頼したそうです。具体的には月42万円で、実際に払っているのは横浜にあるNKBの子会社。本体の方が業績がよくないので、そうなったということですが、子会社の経営陣は不満を抱えていたようです。“会社と何の関係もない山口に、ちゃんとした人を一人雇える額をなんで払わなきゃいけないのか”と」

 さらに、この関係者は、山口氏は滝会長の子会社に一度も出社したことがなく、「週刊新潮」が2017年5月に伊藤詩織さんへの準強姦疑惑の告発記事を出すと支払いを止めたことから、山口氏との顧問契約は「どうしても断れない特別な案件だったからと考えるのが自然」とも述べている。

 一方、「週刊新潮」は滝会長への“山口氏支援の依頼”にかんして菅氏を直撃しているが、言葉少なに関与を否定するだけで、「それ以上は言えない」などと、事実上、説明を拒絶したという。

 山口氏に逮捕状が出され、捜査員がいまかいまかと待ち構えるという局面まで進んだにもかかわらず、菅首相の片腕の警察官僚が直前で逮捕取りやめを指示したという事実。そして、山口氏がTBSを退社すると、初当選のころからの昵懇の関係にある企業が山口氏の資金援助をおこなっていたという事実──。これらを突き合わせれば、菅首相もまた山口氏と深い関係にあったことがよくわかる。

菅首相と山口敬之氏のただならぬ関係 安倍首相の返り咲きも2人の連携プレーだった

 

 実際、山口氏はTBS時代から“安倍の太鼓持ち”と呼ばれるほど安倍首相と個人的に親しい関係を築いてきたが、その一方で山口氏は安倍首相の右腕である菅氏ともかなり前から“運命共同体”とも言えるような関係になっていた。

 山口氏のデビュー作である“安倍ヨイショ本”『総理』(幻冬舎)では、当初、安倍氏が出馬を迷っていた2012年自民党総裁選をめぐって、菅との直接的やりとりをしていたことを自慢げに記している。

 同書によると、山口氏は安倍と代々木のレストランで食事をし、その席で「出馬見送り」の話を聞かされるのだが、山口氏はそのあと〈すぐに菅に電話を掛けた〉のだという。この電話を受けて、菅が安倍の私邸へ向かい、出馬するよう説得。安倍は心変わりして総裁選に出馬し、総裁に返り咲いたというわけだ。山口氏は安倍が総裁に決まったあと、菅とこんな会話をかわしたことを明かしている。

〈決選投票で総裁の座を射止めた直後、自民党本部4階で私と遭遇した菅は、満面の笑みで握手を求めてきた。
「○○だけは誤算だったな。あとはパーフェクトだったでしょ?」
不適な笑みの最後に、こう付け加えた。
「あの夜の山口君の電話がなければ、今日という日はなかった。ありがとう」〉(『総理』より)

 いわば、山口氏は菅氏をして「山口君がいなければ安倍総裁はなかった」と言わしめた存在なのだ。そして、この“第二次安倍政権誕生の陰の立役者”が性暴力事件で逮捕されそうになった直前、その菅氏の右腕と言われた警察官僚が逮捕を止めた──。これを偶然だと片付けられるだろうか。

 さらに、この件をめぐっては、「週刊新潮」に告発記事の第一弾を出された直後、山口氏が“官邸のアイヒマン”の異名を持つ北村滋・内閣情報官(当時)とおぼしき「北村さま」へメールを送り、記事を巡る対応を相談していたことも判明している。ちなみに、菅内閣発足でおこなわれた官邸人事では、今井尚哉首相秘書官が内閣官房参与へと“事実上の退任”となった一方で、国家安全保障局長まで登り詰めた北村氏はそのまま再任となっている。

 伊藤詩織さんの告発によって、性暴力被害者を取り巻く環境がいかに過酷であるか、警察・司法がいかに異常な状態にあるかということにスポットが当たるようになったが、同時に、これは権力によって性犯罪の加害者の逮捕が取り消されたのではないかという法治国家の根幹を揺るがす重大事でもある。そして、国際的にも注目されるこの問題への関与が濃厚な人物が、またも総理大臣の座に就いてしまったという現実……。この深刻な事実は、絶対にこのまま放置してはならない。

「聞く耳持たずで有言不実」海外メディアが報じた菅新政権への厳しすぎる評価


「聞く耳持たずで有言不実」海外メディアが報じた菅新政権への厳しすぎる評価





林泰人
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Yoshihide Suga confirmed as Japan's new PM

(Photo by Carl Court / Pool/Anadolu Agency via Getty Images)

 歴代最長となった安倍政権を引き継いだ菅義偉総理大臣。日本国内では「苦労人」か、はたまた「金持ちの道楽息子」かと議論がなされているが、海外ではどのように報じられているのだろう?

 


報道規制を進めた張本人


 

 まず注目したいのは、安倍政権の「レガシー」を継ぐ首相として、さっそく「国境なき記者団」(RSF)から釘を刺されている点だ。(参照:RSF

 RSFは「先日指名された菅義偉首相に対し、2012年には22位でありながら、現在は『報道の自由度ランキング』で180か国中66位の位置にいる日本が、再び報道の自由の模範になるよう要請」している。

 この発表は予想どおりというか、これまで幾度となく記者会見で記者の質問に答えない、質問を制限していることからも、容易に想像できる反応だ。

 「しばしば安倍の右腕と称される菅は、ジャーナリストに対する憎悪メディアへ介入しようとする環境が生まれたことに対して責任を負っている

 2019年の記者会見の際、菅は『あなたに答える必要はありません』と、繰り返し『東京新聞』の記者の質問に答えることを拒否し、ジャーナリストたちの抗議を巻き起こした。また、菅はコロナウイルスによるパンデミック下での政府の記者会見の制限にも関わっている」

 歴代最長政権下では、「教育への公的支出」は38か国中37位「相対的貧困率」はG7で2番目などなど、さまざまな記録が打ち立てられてきたが、これらは「前政権が残した負の遺産」ではなく、菅首相が積極的に後押ししてきたものとして見られている。

「日本は基本的に報道の自由やメディアの多元主義が尊重されているが、しばしば伝統や経済的影響が、ジャーナリストたちが民主主義の番犬として完璧に機能することを阻んでいる。ソーシャルメディアでは、極端な国家主義者たちが福島の原子力災害や沖縄の在日米軍基地など国にとって“恥ずかしい”とみなされる内容を追うジャーナリストたちに嫌がらせをしている
 こういった状況を生み出した張本人と目される菅新首相は、はたして汚名返上できるのだろうか。


さっそく指摘されたチグハグさ


 続いては「AP通信」。菅首相が外交や経済政策などを安倍政権から引き継ぎ、デジタル化を推し進めることを紹介したうえで、次のように報じている。(参照:AP通信

 「彼(菅首相)は規則改革を徹底し、既得権益を打ち倒すと述べた。しかし、新たな党内人事では、主要なポストに各派閥から均等に人員を配置しており、これは総裁選での助力に報いる動きであると見られている」

 日本国内では実際に「やったこと」よりも、「言ったこと」ばかりが右から左に報道されがちだが、海外メディアからは就任したそばから、そのチグハグさが指摘されている

 また、日本でも注目されている外交についても、懐疑的なトーンがにじみ出ている。

 「国内での政治手腕と比べ、菅はほとんど外遊をしておらず、その外交力は未知数だが、概ね安倍政権の優先事項を踏襲するのではないかと考えられている」

お先真っ暗な「女性躍進」

 菅新政権を5つのポイントにまとめて報じたのは「ブルームバーグ」だ。各ポイントは次のとおり。(参照:Bloomberg

 

 1・「アベノミクス」は続く
 
2・「ウーマノミクス」は失速
 
3・官僚よ用心しろ
 
4・外交はお預け
 
5・台湾コネクション

 

 「アベノミクス」の継承と外交手腕については説明するまでもないだろう。
 
「ウーマノミクス」については、安倍政権が掲げた女性を主要ポストの30%に就ける、「SHINE」させるという謳い文句とは裏腹に、その数値が10%にまで低下したことが報じられている。さらに閣僚の平均年齢が約61歳で、うち3人は70代その一人が菅首相自身であることも指摘されている。

 官僚との関係については、菅首相がたびたび官僚主義を打破すると発言してきたことと併せ、河野太郎氏が行政改革・規制改革担当相、平井卓也氏がデジタル改革担当相に就任したことが取り上げられている。

 そして、台湾コネクションについては、菅首相が安倍前首相の弟、岸信夫氏を防衛大臣に就けたことが紹介されている。岸氏が台湾と密接な関係にあり、これが中国への牽制であるとの見方だ。

 

ミスを待ち構える若手議員たち

 最後はアメリカ「CNN」とイギリス「BBC」の英米2大メディア。CNNは菅首相が「前日本首脳の右腕」であるため、総理大臣就任は驚くべきことではないとしている。(参照:CNNBBC

 「8月、日本は世界的パンデミックの影響で記録的なGDPの下降が報じられ、2020年4〜6月期、経済は7.8%縮小した。東京ではいまだに延期された2020年夏季五輪を2021年に開催する予定だが、そのころまでに世界的なパンデミックが収まっているかには疑問がつきまとう。

 また、日本は巨額の公債高齢化といった長期的な経済、社会的問題に直面している。安倍が社会に呼びかけた職場での男女平等とは反対に、評論家は彼の政権時に十分な進捗はなかったと語る」

 一方、BBCは「菅義偉:予想外の日本国新首相の台頭」という見出しで、上智大学の中野晃一教授のコメントを引用しつつ、次のように報じている。

「『彼はどの派閥にも属していません。彼が権力に登りつめたのは安倍氏のお気に入りだったからです。緊急時には彼の背後にいる党の重鎮たちが奔走するでしょう。しかし、ひとたび危機が去り、重鎮たちが求めているものが手に入らないとわかれば、間違いなく権力争いが起きるはずです』(中略)

 多くの“王位を狙う若き者たち”は菅氏がミスを犯すのを待っている。そして、多くの問題が悪しき方向に向かいかねない。安倍首相が辞任を発表する前、主にコロナ対策への不満から支持率は30%まで落ち込んだ」

 就任してからまだ何も行なっていないにも関わらず、高い支持率を集めている菅新政権だが、相変わらずコロナウイルスは猛威を振るい続け、経済は低調なままだ。

 たいした要因もないまま上下高を繰り返す支持率については、おそらく本人もそれほど気にしていないだろうが、記事中でも紹介した数値(もしかしたら国内では破棄・改ざんすればすむのかもしれないが)、そして国民が肌で感じる生活苦は誤魔化しの効かないものだ。

 唯一変えられるとすれば、それは菅首相の「行動」にかかっている。海外メディアに指摘されるような「聞く耳持たず」な姿勢ではなく、総理大臣の職に恥じないような活躍を期待したい

 

<取材・文・訳/林 泰人>

林泰人
ライター・編集者。日本人の父、ポーランド人の母を持つ。日本語、英語、ポーランド語のトライリンガルで西武ライオンズファン

大阪と構想否決し、維新の親分=松井大阪市長 を退陣させよう

大阪都構想否決なら「引退」 住民投票で松井大阪市長

 

記者会見する吉村洋文大阪府知事(右)と松井一郎大阪市長=23日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ© KYODONEWS 記者会見する吉村洋文大阪府知事(右)と松井一郎大阪市長=23日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ

 松井一郎大阪市長は23日、日本記者クラブで会見し、「大阪都構想」が11月1日の市民対象の住民投票で否決された場合、2023年4月までの任期を終えた上で政治家を引退すると明言した。「任期はしっかり務める。勝つためにやっているが、負けたら政治家として終了だ」と述べた。

 一方、同席した吉村洋文大阪府知事は「否決されたから辞めるとは考えていない。進退を絡めるとある意味、信任投票になる。冷静に大阪の未来を考えて投票していただくのが適切ではないかと思う」と述べた。

 都構想の住民投票は15年に続いて2度目。

«育央社教科書、全国で採択激減~しんぶん赤旗より

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